暗渠ハンター 宇田川湯のまわりで。
今回もちょっともろもろ準備のため、いつもより手を抜きます(笑)。
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今朝の朝日新聞に作家・辺見庸氏の投稿が載ってました。死刑というしくみについて。
ざっと斜め読みだったのでアレですけど、充分自分自身の「死刑制度は必要か撤廃か」という問題意識に火をつけるような興味深い内容でした。
結論のない私の死刑観をざらっと箇条書きにすると
・死刑という極刑はひとつの抑止力になっているのではないか。
・身内が誰かに殺されたら、きっと私自身も犯人に死を以って償うことを感情的に求めるのではないか。
・一方で、「死に対し死を要求すること」で果たして償いになるのか疑問。
・ところで私は憲法9条擁護派である。
・「武力には武力」という考えではいつまでも人類は戦争という愚行から逃れられないし。
・武力行使に対し武力以外で対抗するという考えは日本にしか持てない「最先端」の思想だから。
・おっと、実はこの考えは死刑についても同じことなのではないか。(これは辺見氏も以前から言及しているらしい)
・ならば死刑はなくすべきなのでは?他の償い方もあるのでは?
・でもでも、自分の「感情」は死刑廃止を容認できるのか?
あー、最初にもどってきちゃった。
どうも自分の中では、「感情的に犯人に死を求める」気持ちと、「武力の連鎖・死の連鎖では物事は前に進まない」という行動スタンスが拮抗しているようです。
ここで参考となるのが死刑を廃止した欧州各国の基本スタンス「罪を犯した人であれ、生きるという人権は保障されなければならない」ということです。
そこでまた考えること。
・死ぬことが本当に償いになりえるのか?
・死刑以外に償える方法があるのではないか?犯人はホントの無期懲役にして、一生をかけて自分の罪と向かい合って生きることって償いになるんじゃないのか?
・そんな風にして生かされる犯人って、「人権(生命)は保証されてる」という状態ながら、実はすごくつらい生なのではないか?
昨日免許の書き換えに行って「交通事故で相手を死なせてしまったひとの事例」など見てきたこともあって、ちょっと考えさせられました。
普段こんなことを真剣に考えなくても生きていけている自分の環境をちょっと戒める必要があるのかな・・・。ないのかな。あるんだろうな。
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5月20日の18時を回ったくらいに、東京都中央区から見た西北西方面。
陸上トラックのコーナーみたいな雲が出てものすごくファンタジック。
空が大きな地面になったみたいでした。
近隣にビルがなかったらもっとすごい眺めだったろうな。
この日朝にコーネリアスの「センシュアス シンクロナイズド・ショウ」DVD入手。
内容についてはあんまりにも素晴らしいんでまだ後日。
しかしこの雲はセンシュアスのジャケットに似ていなくもないなw。
コーネリアスのアンプラグドライブパーティが5/18に東京都現代美術館であったそうです。行きたかったー;;;。
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先の土日は東京は桜満開でしたが、みなさんもどこかにお花見行かれました?
私は、3月の末に上野で、ブルーシートを敷いてのオーソドックスな「滞留型」花見は済ませたので(会社の若い衆諸君、お世話さまでした♪)、この週末は一箇所に留まらずあちこちの桜を見て歩く「流浪型」花見をしてきました。
これは近くの都立国際高校前の桜並木。井の頭線からも間近に眺めることが出来ます。それから北沢遊歩道、ちょっと遠かったけど目黒区山手通りからちょっと外側に入るかむろ坂
(ここは桜のトンネル状態!写真参照)、碑文谷サレジオ教会あたりは人も多くはなく、ゆっくり桜が楽しめます。
中目黒を中心にした目黒川も・・・確かに桜は見事!岸に立つ桜の木が枝を深い川面までにょきにょき伸ばしているところにぶわっと花が咲いてる景色は素晴らしい!!! これは人もやや少なくなった夜桜でどうぞ。
でも人出が尋常じゃないんですよ。ここ数年でぐんと人が増えました。特に20代くらいのワカモノたちが。なんか客層が渋谷みたいです。きっと渋谷でワカモノに「今年の花見はどこでした?」とインタビューすると5割くらいは「目黒川!」って答えるかもしれないw。
さて、今年初めて訪れてみたのは駒沢公園近くの呑川支流遊歩道です。こじんまりした道ですがもう桜がびっしり(<ってこの表現だとキモチ悪そうですね)。さっそく近くのコンビニでビール買ってきてさくっと愛でた次第ですが、桜に混じって一本だけ写真のような花を咲かす木がありました。
・・・花梨(かりん)ですって。あの喉にいいといわれるごつごつした実の花梨。また意外にも可憐な花を咲かすもんです。見直しました花梨。花のつくりも桜に似てると思って調べると、果たして花梨も桜と同じバラ科でした。
さて話は桜に戻って。
中目黒の桜に代表されるように、このごろ「花見の参加率」って上がっているのではないかと思ってます。根拠はないけど、余暇開発センター発行の「レジャー白書」には「花見」という項目はなかったっけな・・・。
花見参加率上昇の背景(テキトーな仮説)は以下です。
・「東京」が見直され「街であそぶ」ことが注目されてきている
・「自然とのふれあい」にみんなの興味が集まっている
・コンビニや惣菜店の使い方を含め、食を楽しむスタイルが多様化している
・メール文化の反動によるリアルコミュニケーション欲求が増大している
・人々の嗜好は「量」から「質」へと変わったが、さらに「質」から「粋」へと変化しはじめている
・かつての「ジベタリアン」世代が大人になり、地べたで宴会すること対する抵抗感が全体に薄れている(笑)
などなど。
まあとにかく本当に花見参加率が上がっているかどうかを検証するほうが先ですねw。調べておきます・・・。
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新国立美術館とサントリー美術館でやってる「ピカソ展」を初日に観てきました。
学生時代に箱根の彫刻の森美術館でピカソの陶芸作品を観て以来のピカソファンなんです。
だって観てると笑っちゃうくらい楽しいから。このときは本当に、不謹慎なくらい美術館で笑い転げました。
今回のピカソ展は2つの美術館で同時開催。新国立美術館では、「付き合ってる女の人の変遷と作風の変化」を追いかけ、サントリー美術館では「ピカソの自画像の変遷と内面の変化」みたいなテーマで展示構成されています。この企画切り口も見事。
特にボリュームがあって面白いのは新国立美術館ですね。笑えたw。
しかし、笑ってるだけでなくてピカソの魅力についても改めて考えてみました。
一つは、前から感じていた『作品そのものの直感的なたのしさ』です。
そしてもう一つは・・・。
ピカソといえばキュビスムが有名ですが、そもそもキュビスムってのは4次元的な視点で対象を分析しそれを2次元の絵として解釈しなおして再構築する(lotus独自解釈)芸術技法。
つまり4次元の素材なんて変数が多すぎるから、どうしても2次元に再構築させる時には「とうてい人にはわかんないようなやりかた」になっちゃうわけですよ。
でも、すぐれた芸術はコミュニケーションである(lotus独自解釈)限り、すぐれた芸術家は「観てもらう人にある意図を伝える」ことをひとつの使命にしているわけです。また、「コミュニケーションは前者(送り手)責任」というコミュニケーション理論(lotus独自解釈)が常識的にあるわけですが、逆にいうと「コミュニケーションは後者(受け手)無責任」でよし!これは私の芸術を楽しむときの基本姿勢です。
一方ピカソに代表されるキュビスムは、この「分析→解釈・再構築」が複雑すぎて・・・。
だからこそ、『解釈のたのしさ』が生まれてくるわけですよね。「抽象画ってわかんないから難しい・・・」なんてよく聞きますけど、「後者無責任」原則によってそもそも正解を当てる必要なんてないんだから!
という前提に立つと、とたんにキュビスムがたのしくなってきます。わははは。
ピカソはこの二つ、『作品そのものの直感的なたのしさ』&『解釈のたのしさ』が揃ってるから面白い!
サントリー美術館のほうは、この2つとも希薄でイマイチだったかな。むしろこちらだけ観るとするとちょっとイタいかも。一緒に観て正解です。
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夏休み最後の日(本当はもう一日あるけど未定)は、やっぱ公園でビール!
朝早くから自転車で動き回り、見つけたのが目黒区と品川区の境にある「碑文谷ベーカリー」。なんだかパンも弁当もならべてで売ってるB級さが気になり立ち寄って無意識のうちに激辛カレーパン購入。
これが午前8時 半。(あ、意外と有名店だった;;;;)
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その後通りかかったのが世田谷公園!
よーしとビールも買って朝から一人宴会です。
世田谷公園は噴水が綺麗で、芝生にねっころがって噴水を見てると、たまに風にのって水しぶきがこちらまで。
トンボもたくさん飛んでました。
ビール飲んでタバコ吸って、気の向くままごろん・・・。
そろそろみんなは会社の時間かー、なんて考えてると、至福の時間でした♪
そのままたまたま晴れてたので、30分くらい朝の日光浴。噴水の向こうでは若者が三線の練習してたりして、これがまたいい雰囲気!
いい休日でした!!!
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アグネス・チャンの「ひなげしの花」はもう30年以上前のヒット曲ですが。
「占うのあの人の心」と続く歌詞から、ひなげしとはてっきり雛菊とかコスモスみたいな花びらがたくさんある花だとずーっと思ってきました。
さて、話は変わって。最近春先から今頃の時期まで、関東一円ではこんな花がよく道端に咲いているのはみなさんお気づきでしょうか?ほとんど雑草の如く。
結構可憐な花で、何て名前なんだろうとすごく気になってたのですが、最近行きつけの飲み屋のお客さんに教わったところによるとその名がなんと「ひなげし」(正確に言うと「ナガミヒナゲシ」)!!!
そうだったのかー。アグネスの歌に出てくるのはこれだっったんだー。
そうなると「ひなげしの花」で頭に思い浮かべる情景がいっぺんに変わってしまうのでした。
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「自分にそっくりな人」に会ったことってありますか?
私は職場のすぐ近くで、そんな人に会いました。
先日、花粉症が辛くて、近くの診療所に行ったんです。
診療所ってくらいだから、狭くて診察室と待合の椅子を隔てるのもツイタテ程度。
当然耳鼻科の先生と患者の話も筒抜けです。
「では3週間分薬を出しておきます」
「先生、途中で症状が軽くなったら飲むのやめていいんですか?それとも飲みきらなくては?」
「当たり前でしょう(多少語気荒く)!オーストラリアにあなたが行ったとします。オーストラリアでは今秋ですよね?それでも飲まなければならないと思いますか?」
というやりとり。
なんかそんなに攻撃的に患者にモノいわなくったっていいでしょうに。
なんか感じ悪い先生だなー。なんて思っていました。
次は私の番。
診察室に入って椅子に座る時に「こいつどんな生意気な顔してるんだ?」と嫌な興味で顔を見ました。
思ったより若い。まあ30代半ばくらいか?
しかしそう確認した瞬間、なぜか数秒間私と先生とお互い目を逸らせなくなってしまったのです。
私に似てる・・・。どこかのパーツが似てるんじゃなくて、雰囲気が。
きっとこいつもそう思ってるに違いない・・・。
以下は診察中の会話。
「点鼻薬が欲しいとのことですが、飲み薬はいらないんですか?」
「はい。眠くなってしまうので」
「飲み薬が要らない理由はそれだけですか?」
といっていま医家向けの花粉症の飲み薬は眠くならないものがある&その理由を聞かされました。
「点鼻薬は、いやではなかったら2種類1本づつ出します」
といって2種類出す理由とそれぞれの効き目の違いについて聞かせれました。
でも不思議と待ってるときみたいな不快感は全くありませんでした。
なんというか、ほら、生き物の進化って、ある特定の方向に進化し始めるともうそれが止まらないでしょう?
ちょっと首を長くしようかなーなんて進化してたらキリンみたいな首になっちゃうとか、
ちょっと牙伸ばしてみっかとか思ってたらぐるぐるととぐろ巻くくらい伸びちゃったりとか。
この先生は、たぶん私と同じ・似ている「あるもの」を持っている。
その「あるもの」の「ある部分」だけが環境とかいろんな要因でカリカチュアライズされるように極端におおきくなっちゃって、いまこんな人になってるような気がする。
明らかに今の私は、人にこんな言い方や説明のしかたはしないけど、
もしかしたら何かのタガが緩んだらこんな話し方するかもしれない。きっと私も種を持ってる。
そこも、似てると思った理由です。
しかし・・・。たかが4、5日前のことなんだけど、
残念なことにその先生の顔さえ思い出せないんです。
でも「雰囲気似てる」ことだけはしっかりと憶えてます。
ほんとはどういうキャラクターなのか、どんな育ち方をしてきたのか、なんか興味が湧いてくるんですよね。
遠い親戚だったりして。あるいは前世での兄弟とかw?
点鼻薬がきれたら、もういちど行ってみようと思います。
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