上野伊三郎とリチの企画展に行ってきた。
目黒区美術館でやってる「上野伊三郎+リチ コレクション 展
ウィーンから京都へ、建築から工芸へ」を見に行きました。
この人たちのこと全然知らなかったんだけど、どこかでもらったチラシ(画像のやつね)がキレイだったので春先から行こうと思ってたのです。
これが素晴らしかった・・・。600円のチケットは安すぎるだろ、っつくらい。ほんとよかった。
上野伊三郎は大正から昭和前半に活躍した近代建築家ですが、建築に留まらない「生活空間プロデューサー」です。そして上野リチはオーストリア人で伊三郎留学時代に知り合って結婚した奥さん。こちらはテキスタイルをはじめとした図案デザイナー。
伊三郎が中心になって起こした「インターナショナル建築」という団体もすごい(展示されてる機関誌がすげえ出来)。この設立の理念がカッコいいわけです。引用はしませんが。
それもいいんだけど、ど真ん中のツボは奥さんのリチの作品でした。なんともいえない線と色彩で描かれた図案はどれも「かわいい。欲しい」と思わせる作品。リチのデザインで焼かれた七宝焼きの灰皿が最高でした。画像で紹介できないのが残念。
きっとこの「展覧会企画」自体が素晴らしいんだろうなあ。見せ方や会場構成も上手。拍手モノです。
見終えた後は、思わず企画展の公式ガイドブック2000円を購入。さらに、「日本の近代建築を体系的に学びたい」思いがふつふつと湧いてきて関連の岩波新書をゲットしてしまいました・・・。
伊三郎さんは大阪の弊社関西支社が入ってるビルの設計もしたそうで、それもなんか親近感がわいてきましたw。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
最近のコメント