カテゴリー「9000 その他のピーリングポイント」の記事

暗渠ハンター 「街道」を、暗渠目線で見てみたら…。

またまた新機軸イベントのお知らせです!

■タイトル
『街道暗渠ナイト!!』…街道と暗渠のまじわるところ
(KAIDO books&coffee ×『暗渠マニアック!』コラボ企画)

■日時
2016年6月18日(土)18時~20時

■場所
北品川 KAIDO books&coffee

■なかみ
たくさんの旅好き・散歩好き・街道好き、そして本好きの方々が集まる北品川のカフェ、KAIDO books&coffeeさん。
そんな場所で、『暗渠マニアック!』著者の二人が、新たな街の見かたをご提案。
「俯瞰分析型」の高山と「歴史深堀型」の吉村が、縦軸×横軸を駆使してそれぞれの「街道と暗渠」トークを繰り広げます。そのあとはお時間のゆるす限り、街道と暗渠を肴にみなさんで語り尽くしましょう。

ちなみに私たち著者二人は街道に関しては全くの素人…。
その素人が、どんなふうに街道を掴んでくるかも含めてお楽しみいただければと思います。

■だしもの(予定)
①高山英男によるスライドトーク(45分)
 『23区五街道暗渠バトル!暗渠的ナンバーワン決定戦‼』
②吉村生によるスライドトーク(45分)
 『街道沿いを流れていた水路たちのものがたり』
③質疑応答をしながら会場とフリートーク

■料金
入場無料、ワンドリンク以上のオーダーをお願いします。

■お席
着席で25名様ほどお席があり、予約は不要です。
っていうか申し訳ありませんがお席の予約はできませんので、万が一(ないと思うけど)満員になってしまったら先着順となりますので、あらかじめご了承ください!

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境界ハンター 千葉の市境ミルフィーユ地帯をゆく

今日は久々に暗渠の話ではないやつなので、タイトルをちょっと変えました。
とは言っても最近湧水のことだけで暗渠のこと書いてない時も
「暗渠ハンター」って使ってますが。
まあ都会の場合湧水は湧き出た直後から暗渠に入ることがおおいですからね、大目に見てください。

今回はどこに行ってきたかというと、まずはこの地図をご覧くださいまし。

Photo

(スマホ版「Mapion」から転記)

あいほんで千葉の地図を見ていると、
千葉は結構入り組んだ市境が多いことに気がつきます。
たとえば馬込沢あたり(namaさん記事参照)。
こりゃおもしろいなとその周辺も見てみたら、
最も印象的でミステリアスなところが上の市境でした。

ところで、
行政区の境界というのはいろんなタイプがありますね。尾根とか、川とか。
やっぱ暗渠者としては、こういう地図を見ると
「ここに沢(川)があるのではないか?すなわち暗渠があるのでは?」
と思ってしまうのはもう性のようなもんです。
だから、タイトルは「境界ハンター」にしましたが
書き進むうちに事実上「暗渠ハンター」になってしまう可能性も大。

えと、話を戻します。
上記の地図は、四街道市と佐倉市と千葉市、
さらに千葉市は花見川区と稲毛区が映り込んでいるもの。
つまり5つの行政区が入り乱れる境界銀座!
それがあちこちでミルフィーユ状に重なってたりするからなお面白い!
のであります。

いったい現地はどんな様相を呈しているのでしょう。
ひとつの谷戸を行政区が入り乱れて奪い合っているのでしょうか。
それとも。ここに参加している行政の数だけ谷戸があるのでしょうか。
実物が見たくてたまらなくなって、
とうとう遠征してきました。

アプローチはまずJR総武線の稲毛駅から。
久々にこの駅に降り立ちました。
学生の頃友人がこの駅にある寮に住んでいたのでけっこう遊びに来たっけなあ。
駅前でパチンコ打って二人とも勝った夜は、
これで小旅行にいこうぜと千倉の民宿を公衆電話から予約して、
その足で内房線に乗っていったっけ。
それが初めての千倉だったなあ…。
勝ったとはいえ電車賃と宿代くらいしかないので、
せっかく海の街に来たというのにサシミとか食べられなかったなあ…。
そのとき「いつか千倉でたらふくサシミを食えるような人に…」と決意したものです。
その1年後。
友人から「私の実家は千倉で民宿をやっているのですが、8月末になるともう暇となるので遊びにきませんか」
と誘いを受けて押しかけ、
漁師をやってるお父様が獲ったサシミをたらふく食べることができました。
というわけでわずか数年で何の努力も苦労もなく千倉で誓った夢を叶えてしまうことになりました。
諸君。夢は叶う。…時がある。

千倉の話ではないのでした。稲毛です稲毛。
そっからバスに乗り移動、地図でいうと「上の方の境目銀座」あたりから
探索を始めることに。

「こてはし台」というバス停からそこに歩いて行くまでが結構大変でした。
畑の中を歩いて行く景色は北海道かよ、と。
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こんな大草原を歩いて歩いて、そしてとうとう目的地。
この地図の

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宇那谷町という文字の左にある信号、このちょっと上の市境です。
宇那谷町は千葉市花見川区。
上の上志津原は佐倉市。
境目はこんな風になってます。
果たして川がその境を刻んでいます。
Img_0021

その横には鉄塔。花見川線No6。
Img_0022

ここから地図右下に下っていきましょう。
といっても川端に道がないので
宇那谷町(千葉市花見川区)とその下の四街道市の市境の道を歩いていきます。
Img_0026_2

市境には不法投棄のゴミがよく見られますが、
ここにもクルマがゴミとして打ち捨てられています。
近くの解体屋さんが置いているだけなのかな。

さてここはこのあたり。

2
矢印のすぐ下は千葉市花見川区、その下が四街道市。
矢印の上は佐倉市、そしてその上にまた四街道市。
ここがいわゆる「市境ミルフィーユ」!
最も今回見てみたかった場所。

これが真ん中の市境、つまり千葉市花見川区と佐倉市を分かつ川。
Img_0035
左側が花見川区、右は佐倉市です。
写真には写ってないけどもっともっと左は四街道市。
さらにもっともっと左も四街道市。
四街道市が、ひょろひょろ延びてきた千葉市花見川区と佐倉市の
触手を包み込んでいる格好になっています。

そして少し進んでこちら。
Img_0050

場所はこんなかんじです。青いポイントが私の位置。
Img_0051

つまり、私の背後は四街道市。
道の向こうの田圃は佐倉市で、
その向こうに川が流れていてそっから先の田圃は千葉市花見川区。
向こうに見える山(林のことね)は四街道市と。

写真だけみると単なる「一面田圃」な風景ですが、
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地方行政的にはたいへん入りくんだややこしい事態になっているわけです。

佐倉市の市境のはしっこまで来ました。
Img_0061
そこで見える光景がこれ。
Img_0060
ARで市境が出てくるアプリとかで見たらえらいことになってるはず。

この先は、東関東道によってさえぎられる形で
四街道―千葉市花見川区―四街道のミルフィーユが終わります。
3

しかし川沿いにさらに南下すると、
また盲腸みたいな市境が現れます。
小ミルフィーユ、つうかんじですね。
小深町と書かれているところは千葉市稲毛区。

またどうしてこんな市境になったんでしょうか。
そんなことには全く意に介さぬかのように市境を刻む川。
Img_0092

この地図の、「スタジオノースフェイス」の左のほうにある
突き当たりの道は
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こんなふうになってます。
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私が立ってるのは千葉市稲毛区。
ガードレールの向こうは四街道市。

このへんまで来ると、とうとう暗渠登場。
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奥に入ってみると、縦方向にコンクリ蓋を敷いたタイプ。
珍しいですね。
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いい暗渠です。
タイトルを暗渠ハンターに変えたくなってきました。
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じつはこの暗渠、ミルフィーユ地帯を抜けてもどんどん続いてて、
これはこれで大変興味深いのですが、
Img_0157
今回の主題ではないのでバッサリ割愛。
行ったのは8月。
けっこう歩いたのでバテバテです。
四街道駅に戻る途中にあった「一丁目食堂」でヒルメシ休憩。

ビールと一緒に出てきたのは茹で落花生。さすが千葉。
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今日歩いてきた、川で割られた境界に住む方々って、
どんな暮らしをしているんだろうなと
落花生の皮を割りつつ
うぐうぐビールを飲んで帰りました。

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暗渠ハンター 不入斗新井宿村用水・平和島あたりで暗渠とボートレース場と昼ビール

前回に続いて平和島近辺を。
この辺りは縦横にたくさんの用水の水路跡を見ることができます。
中でもこのへんの代表格、と個人的に思うのがまずはここ。
京急平和島駅の南ガード下から西に抜けていく細長い暗渠。
ここは以前「こたたん山通信」のろっちさんに教えていただいたところ。

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この道をずんずん行くと、
こんなすばる座状マンホールも見ることができます。
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さらには「真性おしくらマンホール」も。
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見事にお互いの外周を浸食しあってますね。

この先には、ろっちさんも触れてらっしゃいましたが、
こんなヤサグレ気味の支流も見ることができます。
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下の地図のとおり、この辺りは行くところ行くところ
暗渠道に出会うことができます。

より大きな地図で 内川と不入斗新井宿村用水など を表示

これら暗渠はほとんどが車止めがある舗装道となっていて、暗渠ANGLEで言えば
こんなポジションのエリアとなります。

Photo

そんなふうな、ある意味「同じような暗渠」wがあちこちにあるのですが、
平和島駅の北のほうではちょっとだけ変化のある暗渠を見ることができます。
駅の北の大森神社から、線路を挟んで西がわに。
大森北6丁目の、6、7、10のあたり。
金網で囲った侵入を拒絶する頑なな暗渠。
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このへんに見られる暗渠アプリケーションは、前述のとおり「車止め」
ばっかりなんですが、新たに「金網フェンス」も加わっている地点です。

それにここは金網ばかりか、
左右を塀にも囲まれだれも通らない道。
どこかもの哀しいかつての水の路。
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ところどころ、遺跡のように人の暮らしのあとが見られるけど。
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それが却って寂寥感を増幅してますね。

さて、ちょっと別な楽しいこともお話しましょう。
日を改めて、夏の暑い日曜日に平和島駅を訪れました。
海辺で潮風にあたりながら、美味い昼ビールをするためです。

そこで選んだのが平和島ボートレース場
ここは勝島南運河のはしっこを使って、ボートレース場が作られているところ。

「平和島駅から無料送迎バスが出てる」ことは聞いていたんですが、
バス停の場所までは事前に調べませんでした。
駅に降りてから、ちょっとバス停見つけるまで迷うかなあ…と心配でしたが、
駅前に「それっぽい」行列ができていたのですぐにバス停のありかがわかりましたw
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程なくバスが来て、いざボートレース場へと乗り込みます。

公営ギャンブル場に来たのは、
競輪競馬など含めて一切初めて。想像以上の綺麗さにびっくりです。
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ほぉー!
ほんのり潮の匂いがして、昼ビールには最高のロケーション。
さすが勝島南運河。

水面を覗くとボラみたいな小魚、ハゼ、カニなどが見えて
これまたおかし。
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そしてレース場を見渡すスタンドはこちら。
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昼頃に行ったのですが、まだ人も少ない感じです。
全部で12レースくらいあるのかな、今日は。
その3レースめくらいがこの状態。
この後、14時ころにはこの倍くらいになったかな…。
そんなに混んでなくてそれもまた快適。
それと、昼を過ぎると結構若い客層も目立ち始めます。
カップルとか、女子二人連れなんかもいますよ!

ざっと会場のようすを眺めて全体像を掴んだら、
早速昼ビの準備です。
場内にはこんな風な売店がたくさんあります。
こちらは煮込みが美味いと評判の「はまかぜ」。
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ここでもつ煮、串カツ、カレーライスとビール購入。
こういう風情の売店がたくさんあるだけでもう超楽しいんですけど。
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ぜーんぶ美味かった!!!

特筆すべきはもつ煮でしょう。
これは墨東地域における煮込みみたいな味わい深いもので、
所謂「東京3大もつ煮」とも堂々勝負できるほどの味です。
当然酒類にもばっちり会うのですが、
あまりのうまさにこのカレーライスのごはんを
少々もつ煮のお皿に移してもつ煮ゴハンを楽しみました。
それでもさらにビールに合う、という代物です。
これはほんとにうまい。
いろんな部位が入ってるのですがそれぞれにしっかり味が滲みていて、
というかそれぞれの部位のうまみがじゅわっと出されていて、
少々とろみがかったオツユはたいへん複雑な
うまみのカタマリとなっているわけです。
これだけでもここに来た価値があったかもしれない!

まわりの様子から、舟券の買い方も何となく理解できたので、
200円くらいずつちょこまか買って楽しみます。
いやいやでもレースよか酒がマジ楽しめますよ。
ってことでその後レモンサワーを数杯堪能w
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いやいや、いい昼ビでしたー。
で、舟券は当たったかって?
わはは。合計3000円ほど買って、
一回だけ当たって1000円ほど帰ってきましたw

ってどうも後半は何のレポートだかわかんなくなってきちゃいましたねw
平和島近辺で暗渠を楽しみつつ
運河を見ながら美味しいもの食べた、というお話でした。

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暗渠ハンター 蓋暗渠としての貨物ターミナル駅

矢上川。
川崎市から横浜市を流れる鶴見川の支流で、
全長は7キロ弱。
宮前区、タカツク♪もとい高津区、幸区と流れてきて
横浜市港北区で鶴見川に合流する川です。

この川で注目すべきは、
とてもスケールの大きな暗渠として流れる区間があるという点。
なにしろ、
梶ヶ谷貨物ターミナル駅の敷地の下を
暗渠として流れているのですから。
(貨物ターミナルを蓋にした暗渠ってこと?)

貨物線や貨物ターミナル駅は、
最近とても興味が湧いてきた物件です。
4月には数回シリーズで、
貨物ターミナルの隅田川駅をとりあげたことがありました


貨物線って我々の普段の生活とはあまり直接の接点がないですよね。
都心ではトンネルを通る区間がほとんどですし、
貨物駅にもあまり用事はないし。
しかしりんかい鉄道なんかも元は貨物線だったわけだし、
隅田川駅みたいにぽこっと、
広大な敷地のターミナルにでっくわすことがあるし、
思わぬところでその存在に気づかされたりします。
貨物線っていうのは、暗渠と同じテイストの
「かくれネットワーク」要素があるのではないか。
そう思うようになってからたいへん気になる存在になってきました。

そう。今回は、「巨大重厚暗渠」としての
梶ヶ谷貨物ターミナル駅を取り上げます。

梶ヶ谷貨物ターミナル駅とは・・・。(一部Wikiより)
JR貨物の貨物駅で、
トンネル区間の続く府中方面から鶴見方面の間の
一部地上に出るところに設けられた広大な敷地(あたりまえだけど)を有します。
もちっと詳しくいうと、生田トンネルと小杉トンネルの間。
開業は1976年。
現在駅業務は神奈川臨海鉄道に委託されているそうです。
貨物線だから物資を運ぶわけですが、
なんと川崎市で発生するゴミも川崎の先っちょの
浮島(工場夜景でも有名!)までせっせと運んでいるそうです。

周辺の地形をまずはさらっとご紹介。
Photo
真ん中の平らなところが駅です。
その上から下に、矢上川が交差。
そもそもこの線路自体旧陸軍が作ったといわれていますが
この広大な駅敷地も戦前から確保されていたとの説もあります。
現在、確たる資料にはまだ行き当たっておりません。

さて、では実際にこの梶ヶ谷貨物ターミナル駅にいってみましょう!
まずは敷地の下、つまり南に矢上川が出てくるところからアプローチ。
これがその矢上川の出口だ!
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私はこのタイプの暗渠口をみるたび、
小さい頃に見たゲゲゲの鬼太郎にできてた「野づち」という妖怪を思い出します。
今回はスケールからいっても「野づち」そのもの。なにしろデカイっす;;;。

この野づち口からはこのように矢上川が
その出口のある種の恐ろしさと対照的に、
たおやかに流れ出て下流へと向かいます。
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ちなみにこの野づち口に横からも合流する小さな蓋暗渠も確認。
川崎は蓋暗渠があちこちにあるから、
もうこれくらいでは取り乱さないぞw
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この蓋暗渠は西から坂を下ってこの矢上川に注ぎます。

ちょっと上流を追いかけてみましょう。
結構な坂を登ります。
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あ、右側が貨物ターミナルの敷地なんですが、
なんか高いところに来たから敷地が覗き見できるかも!
ってんでガードレールに登って目一杯背伸びして撮ったのがこれ。
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んはー。もうすこしまわりを見て廻ったら、
中の様子を伺いにいくかんねー、貨物基地さん。

そのまえにもう少し周辺をうろうろ。
駅の南西には、おそらく矢上川の支流と思しき
こんな暗渠もありました。
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ちょっと踏み込んでみましょう。
まっすぐに長く延びる蓋暗渠です。
途中、横の御宅が設営したであろうキウイ棚まで掛かっています。
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おお!なんかたくさんなってるーW!
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誰か盗っていかないのかな・・・。
この先柚子みたいな柑橘なんかもなってるところがあって、
さしずめここはフルーツ暗渠。

両端はきっちりクルマ止めで締めくくられています。
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さて徐々に近づいていきましょう。
次は、ターミナル駅を潜る前の矢上川をご覧いただきます。
ちょっと上流も開渠。
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川の向こう側の家々には、
それぞれパーソナル橋が架けられています。
ちょっとだけニコタマ付近の丸子川に似ていますね。
向こうに見えるのは246の高架です。

高架を越えればターミナル駅の敷地の西端に。
敷地に沿って矢上川が北端に回りこんでいきます。
Imgp6901
右側絶壁のコンクリ護岸の上に築かれているのが
ターミナル駅の敷地。

なにしろ過去、貨物ターミナル駅に入ろうとして
きっぱりと拒絶されたことがありますからね

もう私にとって貨物ターミナル駅は「ヒミツの要塞」的な、
非常にハードルの高い存在なわけです。
今回も
「ハードル高いけど、隙あらば入ったる!」的な意気込みで来たのですが、
その気分がいやでも盛り上がる風景です。

上の写真で奥に入口が見えるように、
矢上川は一旦暗渠になりますが、
そのすぐ先で再び開渠がもうすこし続きます。

その間に、金山橋という橋が架けられ
敷地の向こう側とこっち側がトンネル道路で結ばれています。
あまりに広いので、近隣に住まれる方にとっては
こういう「連絡通路」がないとちょっと不便ですもんね。
その、ターミナル駅の敷地の下に通るトンネルがこれ
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上に超幅広な線路群が通っている、ある意味橋裏w 

さっきの金山橋の先で、矢上川がターミナル駅の下に潜って
冒頭の「野づち」からでてくる、ということになります。

さあこのへんで綿密な周辺調査は終了。
いよいよ本丸に向かいます!
どこまで見えるかな・・・。

とはらはらする思いで「入口」に向かいますが、
なんか道なりにするっと奥まではいれちゃいますね・・・。
なんだなんだいったいこの円滑具合ったらなんだ?
と思ったらまさかの展開。
なんと貨物ターミナル駅の入口の先には、
ロイヤルホームセンター」という
ホームセンターが堂々営業中ではないですか!!!

必要以上にびくびくと緊張してしまいましたね。
でも入口にもっとデカデカと「ホームセンターこちら」って
書いといたほうが絶対いいと思う。
ここ来ようと思ったら絶対迷う!

さらに幸いなことに、
ホームセンターの駐車場が屋上にもあるのでここに登ると
隣接の梶ヶ谷貨物ターミナル駅が一望できるのです!!!!
おおーなんてすばらしい!!!
鉄分の高い暗渠モノのみなさま、お待たせしました!
ではしばらく屋上からの眺望をお楽しみください!
これが「蓋暗渠としての貨物ターミナル駅」ですよー!!!!

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おお。よく見たらコンテナが塔屋看板のモチーフになってた。
かわいいぞ。
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クライマックスも終えて敷地からでようとしたとき。
屋上でなく店前にも駐車場があるのですが、
その駐車場と貨物ターミナル駅敷地の境目にも
コンテナモチーフ(っつかコンテナの現物ですわw)で
仕切られていました。
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写真ではわかりづらいかもしれませんが、
このコンテナ、区画の仕切りのためだけに並べられています。
粗野ともいえるし合理的ともいえる。
だってこのコンテナとコンテナの間は1mくらい空いていて、
その気になればフツーにターミナル駅の敷地に入れちゃうんですから。
なんか緩くねw?
なんかこういうところが川崎っぽい感じがしますw

より大きな地図で 梶ヶ谷貨物ターミナル を表示

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鉄塔萌え 三鷹のシャコ鉄塔

久々の「鉄塔萌え」、行きまーす!
三鷹市で私の目の前に現れた鉄塔に、
目が釘付けになりました。
まるで巨大シャコですがなー!!!

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これ、まだ午前中なんですが曇天がこの鉄塔と馴染みすぎて
また異形っぷりを引き立てていますねー。

ちょっとパーツも見てみましょう。
まずは上の、突端部。
うーん、巨大な姿を誇らしげにさらすこの大胆さがイイです!

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そして裾近くの部分。
なんでしょうこの造形はw
こんな形にする必要あんのか?ってあたりが萌えです。
なんか過剰感あるよなー。
間違った方向に進んだ進化を止められないんだもはや!
みたいなw
「間違った進化」が間違いだったらゴメンナサイw

Imgp6548

ちょっと引いて改めてみると。
背後にはちょっとスリムでカラフルなお仲間が行列しておりましたw

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さらに反対となる送電線のゆくえを見ると・・・
この果てしない行列が素敵!!!
いったいどこまで続くんだろう・・・としばし呆然としてしまう感覚が好き。

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せっかく久々の(ってか初めての、かなw)鉄塔特集なので、
オマケでもう一つ。
鉄塔でなく給水塔なのですが、
夕方に撮ったらちょうどいい塩梅に沈む三日月がレイアウトされましたw

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高円寺駅付近の給水塔。
給水塔本体もスキですが、横の階段を護る縦のスチールのラインがまた美しいです。

さて、GW特別鉄塔特集はこれまで。
次回はまた「暗渠ハンター」でお会いしましょう!

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暗渠みたいなトンネル

前回の記事は鮫河でしたが、これを見下ろすような東側の崖上に、

総武線・首都高速線を跨ぐ朝日橋という橋が架かっています。

ここから下の線路を見たのがこれ。

なんかトンネルが暗渠に見えてきませんかw。

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ちなみに反対っかわしはこんな風景です。

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ちょっとびっくりした建物。堀質店。

暗渠ハンティングの際に偶然目の前に立ちはだかったのがこの物件。

浮いてます、ってかこの威容です。

正直目の前に現れたときにはびっくりしました。

堀質店。しっかり営業なさっているようです。
Imgp1556









より大きな地図で 堀質店 を表示

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東京銭湯お遍路キャンペーン

蛇崩の寿湯という銭湯。ファサード(と言ってしまうとなんか違う気もするけど)があまりに「銭湯然」としてて、たまに自転車で前を通るたび気になってましたが、とうとう入ってきました。
ウチの風呂が超狭いので、たまに銭湯でゆっくり湯船に浸かることがちょっとしたレジャー化しております。遅い午後から銭湯に浸かって、薄暮の帰り道にビール、なんてステキじゃあありませんか。
というわけで寿湯。うーん、ストロングタイプの銭湯!
天井が高くて、富士山がどーんとあって、洗い場も広々。ちょっと驚いたのは、湯船の側壁が水槽になってて、そこにデカい鯉が5~6匹ほど泳いでいること。
みなさんも素裸でデカい鯉を間近に見るなんて経験は比較的少ないことと思います・・・。
一番デカいヤツなんて、アタマは子どもの頭くらいあるのね。そいつが口をパクパクさせてる様は、なんかちょっとグロでした。
湯上りに気がついたのですが、番台に貼ってあったポスターには「東京銭湯MAP発売中!300円」とありまして。地図好きの私はもうすぐに番台でお買い上げ。
Stamp 別冊でスタンプラリー台紙が付いてるというプロモーションツールなわけでございますね(そういえばマイミク芝浜さんが過去の魯研でコレのこと言ってたなあ)。
昭和の半ばから内風呂化が激しく進み、銭湯を日常的に使う人が激減している中、もう銭湯を支える利用者の殆どはある種「好事家」でしょう。だから必ずしも「近所のいつもの銭湯」だけでなく、潜在需要として「いろんな銭湯」市場があるんでしょうね。そこに目をつけたいいプロモーションだなあと思います。いまいち破壊力ないけどw。

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