暗渠ハンター 「川区境データ 2.0」(『暗渠マニアック!』P88更新版)
本日、twitterのフォロワー様からこのようなご指摘を頂戴しました。
本所両国🌊旧水路ラボ (@ashibenobuyoshi) さま、
ご指摘まことにありがとうございます。心から感謝申し上げます。
さっそく私からは以下のお返事をいたしました。
(初回ツイートのみ画像で)
*以下連ツイ*
細かいことだなんてとんでもないです!本当にご指摘嬉しかったです(誰かの役に立ってる感が薄かったので;;;)。そこまで御覧になっていただき感謝、なのです。
それなのにご贔屓の暗渠に対しての間違い、まことに失礼いたしました。
恥ずかしながらこれ以外にも細かい間違いや漏れもあり、出版以降手元データをちょこちょこと修正を重ねておりました(さらに、本数よりも長さが重要と方針転換し長さでデータを取り直しました)。
第二版にこぎつけられたら本数を修正し、
『暗マニ2』が書けるなら長さ版データを元に起稿しようかと目論んでおりましたが、
ご指摘を受けて「次の原稿のネタにしようなどとケチな考えはやめて、
まずはブログか何かで日々修正版を公開せねば」と決心がつきました。
これに関しても感謝申し上げます。
あまりお時間を開けずにどこかでご覧いただけるようにすること、お約束します!
*
というわけで、『暗渠マニアック!』の重版までの間は、こちらで修正版を公開することにしました。
永い間誤データを晒しご迷惑をおかけしましたこと、みなさまにお詫び申し上げます。
お詫びのしるしとして、ここでは
「川の本数データ」だけではなく「川の長さデータ」、すなわち
『川区境データ Ver.2.0』を掲載させていただきます。…リツイートやシェアは歓迎です。
…転載などの際はご相談に応じます。お声掛けください。
※『暗渠マニアック!』出版以来、ちまちまと加筆修正っを繰り返してきましたが、このデータさえ完全、とは言い切れません。お気づきの点あればぜひ、ご教示くださいませ。
みなさんのご指摘で、より精緻なデータとして行きたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。■まずは『暗渠マニアック!』と同じ本数版の最新データです。
■そしてこちらが「川区境率」(区境の長さに占める川区境の%)ランキング。
…本数でひろってもあまり意味がない気がしてきたので、長さを測って集計し直しています。■その中でも特に「暗渠区境率」(区境の長さに占める暗渠区境の%)ランキング。
■最後に、ベースにした本数と長さ集計表です。細かいです。
<計測と集計ににあたって>
・計測は、川区境はweb上の「Google マップ」のマイマップ機能を使って、区境外周はやはりweb上の「キョリ測」を使って行った。
・区境外周は、区で公式に発表しているデータがあればそちらを採用した(新宿区・文京区・墨田区)。
・千葉県市川市と江戸川区間の一部、千代田区と中央区間の一部など、まれに境界線が定められていない場所もあるが、そのような場所では「マピオン」での色分けなどを参考にしながら、途切れた境界線の両端を結ぶようにして暫定的にそこに境界があるものとして計測した。
・海にかかる区境については計測しなかった。川の下流をどこまで計測するか(川と海との境目)については、Google マップによる区境表記に倣った。
・神田川における新宿区と豊島区間の一部など、河川付け替え以前の川跡を境界としたと思われるものについても、川区境として計測した。
・一本の川で暗渠と開渠の両方の状態をとるものについては、長い方の状態の川区境として計測した。ただし渋谷川と古川だけはそれぞれの呼称が定着しており、状態もそれぞれ異なっているためそれぞれ別にカウントした。また渋谷川上流、新宿御苑内の区境は、現在の池の位置と区境の位置が必ずしも同じでないので暗渠扱いとした。
・暗渠と開渠両方の状態となる川は、目測で区境区間の長いほうに分類した。
・渋谷川と古川は同一の川だが、適用する区間が別々であったためそれぞれ別にカウントした。
・新宿御苑内の区境は、現在の池の位置と区境の位置が必ずしも同じでないので暗渠扱いとした。
・(仮)とは仮称で、筆者が便宜上つけたもの。
・表では有効数字を小数点第一位として表記している。このため「0.0」と表記されているものは100m未満の川を示す。同じ理由で、表中の数字を足し上げた数値が合計値と若干ずれているものもある。■最後の最後に、おまけ。 これらをマッピングしたものも置いておきますね。
緑が開渠で赤が暗渠です。閲覧専用のURLはこちら。レイヤーの数が足らないので区ごとになってないのは見逃してください。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
最近のコメント