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暗渠ハンター 「はじめての暗散歩」こぼれ話4

はじめての暗渠散歩』こぼれ話5は、

「暗渠がつなぐ彼岸の縁」

です。

副題にもあるとおり、さいたま市をながれる藤右衛門川を扱ったもの。

こちらも初出はMIZBERING 、連載の最終回を飾らせてもらいました。



初出のあとの大きな変化と言えば、

2016年の11月に、劇作家の高野さんとのコラボレーション・イベントができたこと、ですね。これは本文にも書いた通りです。

高野さんの劇(藤右衛門川を舞台とした『一輪の書』)を松庵川暗渠沿いの銭湯・天狗湯で上演できたこと、

その後の「地形解説トーク」を俳優さんたちとできたこと、

これはたいへんエキサイティングでした。

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高い天井から漏れてくる光。

開店を前に浴槽に注がれ続けるお湯のせせらぎ(っていうんかな?)。

ステージ(脱衣所)から時折下がり、浴室で吐かれる役者さんの台詞のエコー。

あんな芝居、たぶんもう観られないだろうな、と思います。

 

そうだ、実は私が藤右衛門川に通いはじめたころからMIZBERINGの初出の頃って、

実はわりと頻繁に実家である栃木に宇都宮線で通っていたんですよね。

年老いた母が施設や病院で臥せっていたので、まあ見舞いのようなもので。

2016年の4月に寿命を全うしたのですが、

やはりその後は宇都宮線を使う事もがくっと減ったので、

往復の途中にある藤右衛門川の横顔もあまり見なくなってしまいました。

今考えると、見舞いの行き帰りに感じるいろんな気持ちと、

藤右衛門川を眺めるときの気持ちって、

いつの間にか私のこころのなかに細いリンクが張られていたような気がします。

 

 

さて内容はと言えば、

前半でこの暗渠の魅力について解説しています。

その後、「川は分かつものでもあるけれど、異世界が出会う場でもある」、

という見立てからのエピソードを二つご紹介する、という建付け。

結構ご好評を博してきたMIZBERINGの最終回でもあったので、

なんかこう未来につながる明るい希望、みたいなトーンにしたかったんでしょうねえ。

 

そんなわけで、この本でもなんとなくしんがりの収録になってしまいましたね。

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