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2016年1月

暗渠ハンター 発表します、2015マイベスト暗渠アンケート結果‼

去年の暮も押し詰まった頃に、@yatoloveさんのツイートに触発されて
(まだ回答は可能です)
33名のかたのご協力いただいた結果(1/23現在)をここに発表いたします。
じゃん!みんなが選ぶ、2015マイベスト暗渠!!!!
(ご回答いただいたみなさま、どうもありがとうございました!)
201533
桃園川が4票、北沢川と宮本川がそれぞれ2票で上位となりました。やはり桃園ちゃん強し。
北沢川は組織票でしょうかw
そして宮本川。東京にお住まいのみなさんにはあまりなじみがないかと思いますが、
『暗渠マニアック!』でも取り上げた船橋の川で、
昨年11月に購入者特典として吉村・髙山で暗渠ツアーを実施したところです。
しかし、ここではあえて票数よりも…。
これら含めて、33人中26種類もの「マイベスト暗渠」が挙げられたこと。
全国各地から。私なんかが知らないものまで。
これが私はとても嬉しく、感慨深いものがあるのです。
有名な暗渠ももちろんいいのですが、
身近な街角にある暗渠、自分が見つけた暗渠、自分のモノサシで見た暗渠が
それぞれ挙げられている…。
まさに暗渠ダイバシティ。
人民の人民による人民のための暗渠。
十人十渠。
みなさんなりの暗渠モノサシが現れていて、とても嬉しく思いました。
この他にも設問はいくつか設けましたが、
そこで面白かったものも3つだけご紹介いたしましょう。
●「桃園川の(仮称)たかはら支流がだいぶキレイになっててショックをうけたりしたが、北沢川代田支流(だいだらぼっち川)の小田急線の地上線を越える所が将来公園に整備される計画が発表されて、暗渠ロケーションが変わるんじゃ無いかと思ったりと、変化が期待にも不安にもなる一年だった。」Pepper博士(@Pepperlife)
さん
そうですよねえ。たかはら支流の変わりようはショックでした。
諸行無常、っていっつも思ってないとやってられませんね。
今を大事に暗渠ライフを送りましょう!
●「すみません。渋谷陽一が毎年ベストにツェッペリンを選んでたような感じです。
」柳山努さん
柳山さんが推したのは「水窪川」。いいんですよ、渋谷陽一ばりに一貫した暗渠感で、今年もいっしょに暗渠を愛でていきましょう。
●「暗渠のように魅力的な男になるのが今年の目標です」昼行灯万太郎さん。
いいですねえ。このコメントには意味を越えて共感してしまいます。
そのほか、たくさんのコメント、そして励ましのメッセージも頂戴いたしました。
すべて、著者2名で共有したうえで、こころから感謝申し上げます。
ほんとうにどうもありがとうございました。
みなさま、ご協力ありがとうございました。
2016年もよい暗渠との出会いがありますように。

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暗渠ハンター 仙川なかほどみぎひだり

仙川の中流域、京王線と交差する付近。
本流の右左(東西)に1本ずつあげ堀のような支流がありまして。
ここはどちらもきっちりと蓋暗渠が残っていたりして
(左岸のやつは開渠や鉄橋まであります)

なかなかいい暗渠景色なのです。
最近別調査をしていて通りかかり見つけたものなのですが、
数年前すでに本田創さんがブログに書かれていました。

こちら右岸の記事

まあこの記事以上にもう書くことはないのですが、 私が心奪われたのはここ。
木の成長(もう止まってると思うけど)とともに盛り上がる蓋暗渠。
植物の生命力と人類の知恵との拮抗…。新たな景観…。

Img_5208

そして左岸の支流に関する本田さんの記事

この下流にも短い支流があったので、そこをご紹介しましょう。
最上流はここのようです。

Img_5173
川からの引き込み口的な。 このあとは住宅を縫うように。

Img_5188
でも閉ざされています。

暗渠区間は短く、すぐに開渠。

Img_5178

ここは絶景。途中で廃墟のように終わる蓋暗渠。

Img_5194    
最後はまた暗渠になって、仙川へ。

Img_5195

…2015マイベスト暗渠とか下野市の暗渠とか、
積み残しがいろいろありますがゆっくりやっていきますね。

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暗渠ハンター 暗タクはじめましたPart2

もっと簡単にできる「乾式」もあります。
その時に使うのは、これ。
「釣鐘墨」。
(これ、もしかしたらクレヨンとかでも代用できるかも、というのが初めてやった後の正直な感想ですが)
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これを、ここで試してみました。
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横浜市神奈川区の「滝の川」に掛かっていた平川橋。
東横線の白楽駅付近ですね。
この川については「ここはもう猫またぎが書いている」の箴言どおりw、
こんなかんじの仕上がりに。
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この時は専用の紙を持ってなかったので、
A4のコピー用紙の裏側を使ってしかも二枚張り合わせ。
張るときちょっと曲がっちゃったかも。
これは「文字の凹み」を写し取るパターンでしたね。
もいっこやってみました。
その下流、支流の合流する地点。
JR東神奈川駅のスケート場あたりに架かる境橋。
こちらは昭和2年に復興庁によって架けられた橋だそうです。
年季が入っていい銘板ですね。
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こちらは「文字のでっぱり」を写し取るパターン。
こっちのほうがはっきり出て、
乾式には適してるかも。
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いずれにしても必要装備は、
・釣鐘墨(もしくはそれに代わるもの)
・紙(たぶんなんでも大丈夫)
・マスキングテープ(おさえとく用に)
そんだけ。
湿式は「7つ道具」だったけど、こちらは3点セットで済む手軽さがいいです。
しかし、ご覧の通りやっぱり精密に写し取るなら、
やっぱし湿式なのかなあ。

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