暗渠ハンター 「車止め」を構造と機能で分類する。
暗渠サインのうちでも愛好者の多い「車止め」。
バリエーションもいろいろで、
誰もがお気に入りの車止めを持っているはず!
でも人からお気に入りを聞かれて誰かに伝えるときに、
なんて言っていいかわかんなかったりしますよね。
(「推しメン」にならって言うと、「推しドメ」ですかね)
というわけで、いろいろある車止め、試みに分類と命名をしてみました。
今回は、簡単にその概要をご紹介しましょう。
1 分類軸
分類の基本方針は
・構造や意匠の度合い(簡素なのか、作りこみが激しいのか)
・機能性、主にメッセージ性の度合い(物理的に「止める」だけか呼びかけ等もするのか)
の二軸によって、
【車止めを、その構造と機能で分けてみる】
こととしました。
2 具体例の名づけ
並行し、いろいろなタイプの車止めに、その特徴があらわせるよう
名前を付けてみました。
まずはその形状から、
「Iの字」
「逆U字」
「かしげコの字」
「Aの字」。
ほとんどの車止めの基本形状はこれにあてはめられると思います。
これに、看板を組み合わせることで『金太郎』や『橋の名』などの
情報を付加しているタイプがありますよね。これらはまとめて
「面掛●●(形状名)」
と呼ぶことにしました。
また、基本形状から発展していろいろ装飾などが加えられる物件がありますが、
その方向によって
「網掛●●(形状名)」
や、
「らんま」
「置物」
と名付けました。
3 クラスタのまとめ
さらにこれらをそれぞれクラスタとしてまとめ3つに大別します。
それぞれを、
「【ホネだけ】クラスタ」
「【看板】クラスタ」
「【装飾】クラスタ」
と名付けました。これで新たな亜種が出てきても、
クラスタまでの分類名は変えずに済むと思います。
では、ここまでのものをプロットしたものをご覧ください。
4 具体例のプロット
さあ、それぞれの形状名に対応する写真を載せてみたのがこちら。
どうしても分類できなかった例外、というか
(そもそもこれって車止めかよ)というたぐいのものは、
端っこに「障害物」として寄せておきましたw
さて、改めて伺います。
あなたの推しドメはどのタイプ?
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