暗渠ハンター 本屋さんの店先で。
発売から10日ほどたって、
都内ではようやく店頭に行きわたってきた感のある「暗渠マニアック!」です。
いや、正直に言うと、「あるところにはある。ないところにはない」状態なのですがw
「あるお店」ではどんな風に売っていただいているか
とても気になるので、
週末はいくつか本屋さんをまわっての現場視察をしております。
そこでまず気づいたのは、
「どの売場に並べるかは本屋さんの考え方次第」
だということ。
特にこの本は、いろんなジャンルのキワに位置するような本なので、
若干扱いづらいのかもしれませんね。
旅行カテゴリーの、特に東京とかの街歩き系に並ぶことが多いようですが、
写真集カテゴリーやサブカルチャーカテゴリーに並ぶケースもあるようです。
これはこれで読者の「新規開拓」にはいいのかもしれませんが、
目的買いでいらしたお客様はちょっと見つけづらいかも…。
というわけで、どうぞ本屋さんでお求めの時は、
思い切って店員さんに
「6/25発売の、柏書房の暗渠マニアックはどこですか」
と聞いちゃうことをお勧めします!
もうひとつ肌身にしみたのは、
店頭で一定程度の陳列スペースを確保するかどうかも、
本屋さん次第、特に本屋さんのご担当者次第なんだなあということ。
まあベストセラーはちょっと置いといて、
こんな海のものとも山のものともわからない新刊本なんかは、
ご担当者さまが興味を持ってくださらないと仕入れもしてくださらないでしょう。
反対に、ご担当者さまが「!」と思えば、
思い切った大量陳列もしてくださいます。
そしてそのご担当者さまに「本の情報を届け、提案する」版元の営業力が、
大きく作用するようです。
版元である柏書房さんのおかげで今回は、
何店かの書店さまで
POPや数枚のパネルをご提供しての大量陳列も実施していただいていますし、
千駄木の往来堂書店さまや船橋近辺のくまさわ書店さまでは
購入者向けの「オリジナル暗渠解説ツアー」キャンペーンも展開させていただきました。
詳しくはこちらをどうぞ。
※往来堂書店さまでの企画は、ご好評いただきすでに締め切らせていただいています。
柏書店の営業さん、すごい!
それにしても、大量陳列されたいくつかの様子をみてると、
やっぱり店頭って、特に書店さんの店頭って、
力のある「メディア」なんだなあって改めて感じます。
写真は西荻窪の颯爽堂書店さん。
入口すぐの、話題の本的コーナーに、表紙を見せて陳列をしてくださってます。
柏書房の編集さん手づくりPOP付!
お店の許可を得て撮影させていただきました。
*
さて最後にちょっとほかの本のお知らせも。
実は「暗渠マニアック!」とほとんど同時期に、
お友達の本も発売になっておりました。
ジャンルは全然違うんですけどね。
地形友達のツテでSNSで巡り合ったフードライター、
白央篤司さんの「にっぽんのおにぎり」です。
47都道府県をべんきょうしながらその県「じまんのおにぎり」を知っていく、
という絵本(写真ですけどね)みたなかわいい作り。
楽しい本ですよ。
おにぎりの製作は「病気になったバーテンダーの罪ほろぼしレシピ」を書いた
藤村公洋さん。
藤村さんの握ったおにぎりの表情もいいです。
別冊による作り方ワンポイント、みたいなのもついてるから再現も可!
よろしかったらご覧になってみてください。
| 固定リンク
「2080 ・・・暗渠・川筋で拾ったかけら」カテゴリの記事
- あらためて、引っ越しのおしらせ。(2020.08.30)
- ブログ、引っ越しします!(2018.03.16)
- 暗渠ハンター いよいよ土曜、杉並区「観光まちづくりシンポジウム」(2018.03.14)
- 暗渠ハンター 朝日新聞で「へび道」(2018.03.03)
- 暗渠ハンター 世田谷線沿線の凸凸凹凹トーク終了!(2018.02.18)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
初めてコメントさせていただきます。私はさいたま市立道祖土小学校で理科を担当しているものです。
7月下旬に東京ビッグサイトで行われる下水道展にて、道祖土小の高学年児童が、校庭内の湧き水をテーマに発表を行うことになりました。その準備の中で、こちらのブログと最近上梓されました「暗渠マニアック」にたどり着きました。早速、学校図書として購入が決まり、先ほど注文させていただきました。
お時間のあるときでかまいませんので、ご連絡をいただけましたら幸いに存じます。
本の到着を楽しみにしております。
投稿: さいたま市立道祖土小学校 理科担当 | 2015年7月 7日 (火) 21時08分
さいたま市立道祖土小学校 理科担当さま
コメントいただきまして、また拙著をお手配いただきまして、まことにありがとうございます。
私の大好きな藤右衛門川上の学校のかたからお便りいただきまして、
実は嬉しくてたまりません。ほんとうにどうもありがとうございます。
このたびは下水道展でもご発表なさるとのこと、素晴らしいですね!
日程さえあえば拝見と応援に伺いたいところです。
後ほどメールさせていただきます!
投稿: lotus62 | 2015年7月 7日 (火) 22時50分
妖怪ハンターと暗渠ハンターが一緒の棚に!
さぞかし感涙されたことでしょう!
投稿: ろっち | 2015年7月 8日 (水) 00時20分
ろっちさん、そうなのですよ。
幼少の砌に読んだ諸星大二郎さんの「妖怪ハンター」の、そして当時深夜バンバン流れていたレコード中古専門店「ハンター」のいかがわしさ・胡散臭さ(いい意味で)に憧れていたことでこう名付けたものですから、なんだか少しだけ階段を登ったような気持ちになりましたw
投稿: lotus62 | 2015年7月 8日 (水) 08時18分