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暗渠ハンター なんで護岸は大谷石なんだろう。

暗渠に残る護岸の跡。コンクリート構造物も多いですが、
大谷石の護岸もよく見ますね。
私は栃木の出身なので、特産品である大谷石の味方です。
はい、大谷石の採石場にも何度も行っております。

でも、なんで護岸に大谷石なのでしょう。
軽くて加工しやすいのがメリットである大谷石は、
違う見方をすれば「穴だらけですっかすかの脆い石」ということでしょう。
それをなんでまた護岸になど使っていたのでしょうか。
こんなサイトもあります。
水に触れ続けることで大谷石はこんなに劣化するよ、って。

いっぽう採石場のある宇都宮のサイトにはこんな風にも書いてある。
「用途」欄に堂々と護岸と書いてあり、また
このその下のほうには、水処理、公害物質処理の役割もあるよ、と。

むーん。昔からこんな研究結果があったのかははなはだ疑問ですが、
経験値的にその効果をしていたのかもしれない…。
多少脆くても安いしなんだか水質にはいいかも、なんて。

結局答えは見つけられないのですが、
最近見た素敵な「大谷石の護岸」遺構を二つほどご紹介しましょう。

ひとつはこちら。
藍染川古河庭園支流(仮)。namaさん記事はこちら
この春、桜の散る頃に見に行ってきました。

Img_9065

敷地の間にかろうじて残った片側の護岸。

もうひとつはこちら。
蛇崩川弦巻住宅支流(仮)。
こちらは、谷戸ラブさんのブログで「傍流支流」と書かれているところ。
ここは行ったことがなかったので、先日行ってきました。
(けっこう蛇崩川には行ったのだけど、こんな支流があったとはなー…)
こちらも敷地の間にかろうじて片側の護岸が残ってる。

Img_9409

なんだか、両者どこか似ているような気がしますね。

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コメント

ご紹介ありがとうございます。
護岸護岸といつも大騒ぎして小躍りするわりには、そのマテリアル面というか、材質や機能についてあまり突き詰めて考えたことがありませんでした。
挙げておられた石材のサイトも思わず見入ってしまいました。吸着性があるのはあの穴みたいなのが沢山開いている面が寄与しているのかな?と考えてみたり。
浄水器のような役割もあったかもしれないなんて、改めて大谷石に開眼した感じです。栃木から切り出されて、縁あって東京の水路に設置され、時を経て各地の水路跡で暗渠者たちを歓喜の渦に巻き込む存在ですね。
古河庭園近くの護岸も細いながらに並びが整然として息をのむ美しさですね。確か古地図でもこの辺りに水路筋があったような記憶がありますが実物はまだ見ていないです。

水路跡探訪の引き出しがまた一つ豊かになりました。

投稿: 谷戸ラブ | 2015年5月 4日 (月) 23時41分

谷戸ラブさんにそう仰って頂けると、大変嬉しゅうございます。
私も、小さいころから慣れ親しんでいた(採石場には遠足とか、近場レジャーwでなんとなくとか、帰省中のバイトでアセチレンや酸素ボンベを配達したりとか何度も行ってましたし、近辺は町のあちこちに大谷石が使われていました)この石が、東京の小河川の護岸にこんなに使われているとはほんと意外でした。このへんの需要も支えてたんだなあって。
古河庭園支流の護岸は、きっと谷戸ラブさんに見てもらうのを待ってるはずですから、
お近くお通りの際はぜひー。

投稿: lotus62 | 2015年5月 6日 (水) 13時04分

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