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暗渠ハンター 田園調布に玉堤、櫛の歯暗渠地帯をゆく。

【おしらせ】
おかげさまをもちまして、「G空間EXPO」でのシンポ「都市冒険と地図的好奇心」
無事終了いたしました。
ご来場いただいたみなさま、お声がけくださった遠藤さま、準備に携わってくださったみなさま、
当日登壇されたみなさま、どうもありがとうございました。
みなさまのおかげで、拙い話ですが本人にとっては思う存分お話させていただくことができました。
こころから感謝申し上げます。
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まあまずは地図を見てください。
この赤いところが今回の暗渠。

横にまっすぐ伸びているのは「田園調布商栄会」という商店街がある通り。
そこに何本もの直線暗渠が直交しています。
パッと見あたかも「櫛(くし)」みたいよねー。
ということで、この
丸子川(上)と多摩川(下)の開渠の間に固まっている、
櫛の歯暗渠地帯のビジュアルを今日はご紹介いたします。

1

(いつものように地図の埋め込みができなかったので画像で。
しかしGoogle マップはどんどん使い勝手が悪くなっていくなあ…)

まずは田園調布商栄会の入口。
上の地図では右のはしっこですね。
つまり丸子川との交点(背中)から延びる暗渠(奥)です。
Img_1327

この道路の右側の歩道が暗渠のようですね。
では直交する暗渠たちを見ていきましょう。
ここね。
Img_1329

奥の奥まで、多摩堤通りまでまっしぐら。
Img_1331

そしてその隣の隣。
(隣の道も暗渠っぽいんですが、手元の東京時層地図では水路なし表記)
クリーニング屋さんの横を入っていきます。
Img_1340

そしてすぐに都立田園調布特別支援学校の校庭にぶち当たる。
Img_1342

その先は…
すげえ、どうやら開渠で続いているようですね。
Img_1344

さらに校庭を貫いた後も暗渠路地となって続くようですが、
(延長線上にプールが乗っかってくるのが興味深いですね)
時間(と体力)の関係で割愛させていただきます。

次は田園調布5丁目38と39の間の路地。こんな。
Img_1345

ここも田園調布商栄会の通りを挟んで北側(丸子川側)に
暗渠が伸びているようです。が、写真割愛。

多摩川方向に入って歩いていると、頭に何かがこつんと落ちてきた。
…さくらんぼでした。
Img_1351
(実はここを訪問したのは5月のはじめだったのです)

さてこのあたりは同じような暗渠が続くので次は飛ばしちゃって、
今回のハイライト行ってみましょう。
…それは東京都市大学(旧武蔵工業大学)の東端を商栄会の通りを挟んで
南北に延びる暗渠。

これが多摩川、南に向かうやつ。
Img_1357

そしてこれが北の丸子川に向かうやつ。
Img_1358

なんと未舗装ですよ!両方とも!!
M・I・H・O・SO!

どっちからたどろうか目移りして、真剣に悩んでしまいました。
よし、と。心落ち着けて多摩川側から行ってみよう。

すごいですよ、草ぼうぼう。
Img_1360

花も咲き乱れて。
Img_1362

出口なんか花壇だか菜園だかのようです。
Img_1364
正直いうとちょっと通るのに勇気が要りましたw

この先も続きますがカット。
では丸子川側行ってみましょう。
こちらもなかなかです。
Img_1367

右側に圧迫感がなくなるとちょっと物足りませんね。
Img_1368

ですがまたキタ、このかんじ。これで道のアップダウンがあったなら
まるでテーマパークのジェットコースター的なやつだなー。
Img_1369

このあとすぐに丸子川に出て、短いアトラクションは終了。

で、この「櫛」の根本の左端は
玉堤小学校の敷地へと消えて行ってしまいます。
Img_1379

川というより単なる連絡水路でイマイチ面白みに欠けはしましたが、
未舗装の暗渠があったことがmaxハイテンションでしたねえ。

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2051 ・・・多摩川水系」カテゴリの記事

コメント

連絡水路・・・というよりは、モロに用水路ですけどもね(笑)^^

僕らが良く勘違いしてしまうのは、多摩川=六郷川のかつての流れです。

世田谷区の等々力と、川崎市の等々力は、かつては多摩川で二分されてなかったように、この付近の多摩川は、かつてもっと南西を流れていました。地理的には、鶴見川にかけては多摩川流域だった痕跡があるようです。

ぼくが昔疑問に思ったのは、何故こんなに多摩川がすぐそばにあるのに丸子川(用水)を開削して付ける必要があったのか?ということでした。九品仏川の水利地区とは、現在の環八が通る高台で断絶されていますが、あまりに丸子川の標高は低く多摩川からの引水で困らないんですよ。

かつての多摩川は、宿川原付近から、ほぼ府中街道沿いを流れていたようで、二子新地はもともと二子玉川付近の湿地で多摩川が現在の位置に流れを変えたので新しく作られた土地で、川崎市の瀬田は環八と246の瀬田交差点の瀬田ですし、川崎市の下野毛は上野毛と地続きでした。

だから、丸子用水を引いて、潅漑しても充分意味がある農地が拡がっていたんですよね^^

そう考えると、この用水跡の暗渠こそ、暴れ六郷の名残とも言えそうです。

投稿: hoboking | 2014年11月22日 (土) 07時58分

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