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2014年11月

暗渠ハンター 【脱・構築版】 初沢川上流の「自然の暗渠」

【おしらせ】

11/28(金)の夜、吉村生さんを中心に「西荻暗渠探検 報告会」という暗渠イベントを行います。(事前申込制)

私もここで「暗渠サイン」のお話をスライド芸人として少々させていただく予定です。

暗渠話を肴に美味しいお酒を飲みましょう!
お食事とドリンク1杯付なんですが、ドリンクには「飛騨のどぶ」というどぶろくも
選べますw 「どぶ」ですよどぶ。

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【今回は、以前フェイスブックでのみ公開した短い記事の再掲です】
(はい、そうです記事書く時間が取れなかったのです…)

 高尾駅前付近で暗渠となって南浅川へと合流する初沢川。
開渠である上流を道の途絶えた山奥まで辿っていくと、「水面」は写真のようになる。
そう、川の水はこの礫層の下に浸み込み伏流水となって流れているのだ。
まあ多少強引だが「見えないが流れが存在している」という意味では、これも暗渠と呼べなくもない、いわば「自然の暗渠」か。

 蓋をされた暗渠ではなく、自分からもぐりこんでいく暗渠。隠されてしまった流れでなく、しぜんに隠れていった流れ。
前者には人為があり、その背景になんらかの「事情」がある。
そしてその結果誰かが我慢を強いられ、代わりに誰かが救われているかもしれない。
 「自然の暗渠」もいいけれど、私はそんな「人為の暗渠」により強く心惹かれてしまう。
それは私の「心の中の暗渠」も折り重なる人為によってできたから、
なのであろうと思ったり。

Img_0578

…以下はここでだけ公開するおまけ画像です…

さらに奥。もう人が分け入るところではないな…笑
Img_0586

…さらにさらに奥まで行ってみました。
なんと、上流なのに水の流れが地表に!開渠です。
Img_0617

…さらに上流には開けた場所があったので、座って持って行った酒を飲みゆっくり休憩してきました…
Img_0609


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暗渠ハンター 田園調布に玉堤、櫛の歯暗渠地帯をゆく。

【おしらせ】
おかげさまをもちまして、「G空間EXPO」でのシンポ「都市冒険と地図的好奇心」
無事終了いたしました。
ご来場いただいたみなさま、お声がけくださった遠藤さま、準備に携わってくださったみなさま、
当日登壇されたみなさま、どうもありがとうございました。
みなさまのおかげで、拙い話ですが本人にとっては思う存分お話させていただくことができました。
こころから感謝申し上げます。
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まあまずは地図を見てください。
この赤いところが今回の暗渠。

横にまっすぐ伸びているのは「田園調布商栄会」という商店街がある通り。
そこに何本もの直線暗渠が直交しています。
パッと見あたかも「櫛(くし)」みたいよねー。
ということで、この
丸子川(上)と多摩川(下)の開渠の間に固まっている、
櫛の歯暗渠地帯のビジュアルを今日はご紹介いたします。

1

(いつものように地図の埋め込みができなかったので画像で。
しかしGoogle マップはどんどん使い勝手が悪くなっていくなあ…)

まずは田園調布商栄会の入口。
上の地図では右のはしっこですね。
つまり丸子川との交点(背中)から延びる暗渠(奥)です。
Img_1327

この道路の右側の歩道が暗渠のようですね。
では直交する暗渠たちを見ていきましょう。
ここね。
Img_1329

奥の奥まで、多摩堤通りまでまっしぐら。
Img_1331

そしてその隣の隣。
(隣の道も暗渠っぽいんですが、手元の東京時層地図では水路なし表記)
クリーニング屋さんの横を入っていきます。
Img_1340

そしてすぐに都立田園調布特別支援学校の校庭にぶち当たる。
Img_1342

その先は…
すげえ、どうやら開渠で続いているようですね。
Img_1344

さらに校庭を貫いた後も暗渠路地となって続くようですが、
(延長線上にプールが乗っかってくるのが興味深いですね)
時間(と体力)の関係で割愛させていただきます。

次は田園調布5丁目38と39の間の路地。こんな。
Img_1345

ここも田園調布商栄会の通りを挟んで北側(丸子川側)に
暗渠が伸びているようです。が、写真割愛。

多摩川方向に入って歩いていると、頭に何かがこつんと落ちてきた。
…さくらんぼでした。
Img_1351
(実はここを訪問したのは5月のはじめだったのです)

さてこのあたりは同じような暗渠が続くので次は飛ばしちゃって、
今回のハイライト行ってみましょう。
…それは東京都市大学(旧武蔵工業大学)の東端を商栄会の通りを挟んで
南北に延びる暗渠。

これが多摩川、南に向かうやつ。
Img_1357

そしてこれが北の丸子川に向かうやつ。
Img_1358

なんと未舗装ですよ!両方とも!!
M・I・H・O・SO!

どっちからたどろうか目移りして、真剣に悩んでしまいました。
よし、と。心落ち着けて多摩川側から行ってみよう。

すごいですよ、草ぼうぼう。
Img_1360

花も咲き乱れて。
Img_1362

出口なんか花壇だか菜園だかのようです。
Img_1364
正直いうとちょっと通るのに勇気が要りましたw

この先も続きますがカット。
では丸子川側行ってみましょう。
こちらもなかなかです。
Img_1367

右側に圧迫感がなくなるとちょっと物足りませんね。
Img_1368

ですがまたキタ、このかんじ。これで道のアップダウンがあったなら
まるでテーマパークのジェットコースター的なやつだなー。
Img_1369

このあとすぐに丸子川に出て、短いアトラクションは終了。

で、この「櫛」の根本の左端は
玉堤小学校の敷地へと消えて行ってしまいます。
Img_1379

川というより単なる連絡水路でイマイチ面白みに欠けはしましたが、
未舗装の暗渠があったことがmaxハイテンションでしたねえ。

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暗渠ハンター 『都市冒険と地図的好奇心』でのなかみチラ見せ

【お知らせ】//////////////////
MIZBERINGの「
水のない水辺から…『暗渠』の愉しみ方 第3回」が公開されました。
今回から暗渠者たちの輪番記事です。
まずはUnderdrain explorer・本田創さんの手による「和泉川」。
お楽しみください!
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お台場の日本科学未来館にて
G空間EXPO2014 地理空間情報フォーラム」が開催されます。
このうち、11/14の『都市冒険と地図的好奇心』シンポ
出演させていただくことになりました。

もうすぐ!
なのですが、平日の昼間なので
この読者の方では来られる方もあまりいらっしゃらないかな、
と想像しております。
そこで、私がお話する内容をここで先行チラ見せしちゃおうと思います。

30分の駆け足レクチャーとなってしまうので、
いらっしゃる方への「いい予習」になれば、という思いも込めまして。

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タイトルは
「ぼくら(私)が暗渠に行く理由」または
「私を暗渠に連れてって」のいずれかにして、
地図ビジネスや地図研究に携わるエキスパートの皆さまに
<暗渠のおもしろさ>をわかっていただこうという目論見です。

構成は以下のようなかんじ。


1 「暗渠」とは何か
●これから論ずる「暗渠」が何を指すのか、明確にしておきます。
「下に水が流れているかどうかは別にして、広い意味で暗渠をとらえるよ」
と定義します。

●その上で、よくある「暗渠の佇まい」を紹介します。

●ここで、「私が暗渠に夢中になったわけ」をお話します。
もしかしたらポエム全開になるかもしれません;;;。
これはこの今回の記事末に再度述べますね。

●そんな風にハマった暗渠道ですが、
それからの私自身の活動について少々触れ、自己紹介とします。

前半はここまで。
某かのアトラクション(笑)を挟んで後半行きます。

2 「暗渠」の何が楽しいのか
●当ブログやMIZBERING等でもご紹介した
「暗渠の愉しみ3大要素」を多少ブラッシュアップしてお話します。

●その①として「暗渠のネットワーク」。
まあ今回の客層ではここが一番共感性が高いのではと思っています。

●その②が「暗渠の歴史」。
暗渠化を進めたいくつかの出来事を紹介します。

●その③として「暗渠の景色」。
今回は、これを
③-1 暗渠の付帯物(
暗渠サイン
③-2 暗渠そのもの
③-3 暗渠の見立て
3つにカテゴライズし、
暗渠ANGLE」も③-2に含めてお話しようと思います。

とまあこんなかんじ。
リハの結果によっては割愛するパートもありますので
あらかじめご了承ください。

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さて、「1」の3つ目のクロマルで挙げた
「私が暗渠に夢中になったわけ」的な内容ですが、
ここだけは多分に主観的なお話です。
ですのでこれまであまり言語化しようとしませんでした。
それに初めて触れようと思っています。
かねがね私が唱えている
「私の心の中の暗渠に気がついてしまった」とか
「誰もが心の中に暗渠を抱えている」
というやつですね。

もちろん中身はまだひみつですが…w。
2

この部分はほんとに主観でしかないので、
このほかのお話はできるだけ客観的・体系的に進めていくつもりですw
どうぞお楽しみに!

では、行ってまいりまーす!!

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暗渠ハンター ニワトリと湧水とぶどう。

*****【今回も告知から】********************************************
お台場の日本科学未来館にて
「G空間EXPO2014 地理空間情報フォーラム」が開催されますが、
11/14のシンポに出演させていただくことになりました
テーマは『都市冒険と地図的好奇心』。
ここに暗渠界から殴り込みでぃ!
ですがあまりにアウェイな感じなので殴るどころか実際は揉み手してると思います。
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/////【もういっちょ】//////////////////////////////////////////////
MIZBERINGの「
水のない水辺から…『暗渠』の愉しみ方 第3回」が公開されました。
今回から暗渠者たちの輪番記事です。
まずはUnderdrain explorer・本田創さんの手による「和泉川」。
お楽しみください!
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2012年の7月に、こんな記事を書きました
ここの後半で「この谷頭を包むような敷地には湧水があるかも」的なことを書いた
『木村ぶどう園』さんに触れています。

その木村ぶどう園さんに、
8月も終わりの初秋の日にたまたま前を通りかかってみると
なんと
「ぶどう狩り」真っ盛りで開園中ではないですか!!!
Img_3857

すわ!(ってこういう時に使うんでいいですか)
湧水の有無を確認するチャンスに巡り合いました。
入口で園の方に尋ねると、
「あ、湧水ありますよ。ぶどう園の奥を流れてます」と。
入園は無料ですが「よしぶどう買うぞ」と心で握りこぶしを作って
中に入らせていただきました。

ぶどう園の中にはウコッケイ的な(←適当)ニワトリも放し飼いにされています。
Img_3851
この写真の奥が敷地の奥でもあり、谷戸地形になっています。
そこで湧いた水がこのニワトリの向こうにある敷地の端を通って
小川を作っているのでした。

Img_3832
左が谷頭方向、右が下流方向です。
ぶどう園とお隣との境界は低い崖になっており、
この崖下を伝ってぶどう園のはしっこを流れているのですね。

少し下流はこれ。
Img_3839

崖下に水が流れています。
Img_3841
写真では水面の多くが水草に埋もれてしまいましたが、
流れる水はきーんと清冽です。
Img_3842

敷地の端っこで、丸い土管に入って暗渠となって流れ出ていました。
Img_3843

美しいです。やっと見られて感激もひとしお。
幸運でした。

おっと、ここでたわわになっているぶどうも見てみましょう。
10種類くらいのぶどうを狩ることができます。
私はこんなのと
Img_3848_2 

こんなのを狩って買って帰りました。
Img_3850
もちろん、たいへんおいしかったです!

以下はおまけ。
やはりこの記事で、一番最後に書いた暗渠ですが。
2年前と同様に「工事中」…。
しかし仕切りの「もじゃ塀」は撤去されたようです。
Img_3828

おかげでその先まで入れるようになりました。
Img_3831

もじゃ塀を壊した時に暗渠自体も改修したようなテイですね。

より大きな地図で 玉川台から大蔵 を表示

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