暗渠ハンター 浜田山で見つけた木とミゾの話・神田川 浜田山支流(仮)
もうずいぶん前のことです。
神田川のむつみ橋(杉並区浜田山1-1)あたりを通った時に、
あ!と思ったことがありました。
こんなモノがあったので。
ダークダックスみたいにハスに立ってる車止め。
私の背中方面がむつみ橋です。
ダークの向こう側からもう一枚。
暗渠は撮影地点の足元を通っています。
この日、上流はどこだろうとうろうろしてみましたが、
どうも見失ってしまいました。
うーん、あげ堀かなんかかな、と
「困った時の『あげ堀』扱い」で自分をごまかし、他の目的地へと急ぎました。
道の真ん中にでん、と生えている木。
何か特別な歴史を語っているような、いないような。
あるいは何か昔の秘密を知っているような。いないような。
そして約2年の時が流れるわけです。
浜田山付近を、なんも考えずに歩いていた時、
(いや実際は何か考えていましたよ)
家と家の間に川跡らしきものがあることに突然気づきました。
なんだこれ!
(いやそう思った時にはもう川跡だろうとは思いましたよ)
浜田山1-28-21です。
さっそく東京時層地図を立ち上げてチェックしてみましたが
川の記載はナシ。
ただし地形図をチェックするとうっすら浅い谷があるこがわかりました。
よっしゃ、上流下流を探してみよう!
果たして、延長線上にはこんな川跡を見つけることができました。
こんなところに流れがあったのかあ…。
ちなみに後日詳細な地形を調べてみるとこんな。
GoogleEarth様&東京地形地図様のお力をお借りしています。
楕円の中の浅い谷がここでした。
しかしまさかこうして川(ミゾ??w)がしっかり残っているなんて!
さてこいつはどこに流れていくんだろうと
辿って行くと…。
そういうことか。やっとつながった。
便宜上「神田川 浜田山支流(仮)」と名付けておくことにします。
より大きな地図で 神田川西永福付近の短い暗渠 を表示
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