« 暗渠ハンター 道場にみちくさ蓋暗渠 | トップページ | 暗渠ハンター ニワトリと湧水とぶどう。 »

暗渠ハンター 崖線下の短い暗渠群

*****【まずは告知です】********************************************

来月お台場の日本科学未来館にて「G空間EXPO2014 地理空間情報フォーラム」が開催されます。
ここに出展する日本地図学会が『都市冒険と地図的好奇心』というシンポジウムを実施。
…これの末席を汚すことになりました。

【開催日時】2014年11月14日(金) 13:45~16:30
     
【司会】
遠藤宏之さん ~地図エンタメ&防災のエキスパート
  (あの「地べたで再発見!『東京』の凸凹地図」などを作っている方ですね)

【講演者&パネリスト】
・林 幹雄さん ~NHKエデュケーショナル
  (「ブラタモリ」の総合演出家の方だそうです)
・伊藤香織さん ~東京理科大准教授・建築家
  (「東京ピクニッククラブ」代表でもある方だそうです)
・わたくしlotus62
   …以上3名が30分ずつプレゼンします。私は「ぼくらが暗渠に行く理由」(仮)にしよかどうしようか考え中。

【パネリスト】
・竹村和広さん ~日本地図センター
   (…拙ブログで多用させて頂いている「東京地形地図」や「川だけ地図」の方ですよ!いつもありがとうございます)
・有川正俊さん ~東京大学空間情報科学研究センター准教授

私以外は錚々たるメンバーがずらり。なんてったって日本地図学会ですから。
(だいじょぶかオレw)
ぜひおいでくださいまし!!

***************************************************************

国分寺崖線が続く成城学園前あたり。
野川沿いをちょっと散歩しただけでも、
崖線下から野川につながる短いきれっぱしのような暗渠がいくつかあります。
それはナントカ支流とか言えないくらいに短いやつ。
そんな細切れの暗渠をいくつかまとめてご紹介していくのが今回です。

さてひとつ目はこれ。
世田谷通り近くにある「成城三丁目緑地の湧水」、
さらにそこから崖線沿いに北上した成城3丁目22番あたり。
道の横に突然蓋暗渠が出現します。
Img_1785

これ、知らないで遭遇するとちょっとぎょっとしますよ。
まさかここに蓋暗渠があるとは思わないし。
ってか蓋暗渠に遭遇するときはいつもぎょっとしてるかw
金網に囲まれているし、蓋面まで結構落差もあるので
残念ながら近づくこと能わず。

この上は急坂だし、どこを流れてくるのか
ちょっと明確な証拠が見つけられません。

回り込んで先を探りましょう。

あった。右に90度曲がってここに出てきます。
Img_1791

がっちり金網にガードされてます。
奥はやっぱりプチ廃墟。
Img_1792

これがこんな風に続いています。
奥に見える金網が上の写真の暗渠。
そこから手前の車止めまで流れてきます。
撮影地点のすぐ後はもう野川。
Img_1794

対岸から合流口が見えます。
Img_1798

短い…この短い蓋暗渠ですぐに思い出したのが
「生コマしおり」です。
あるでしょう、こういうの
アニメのフイルムを数コマずつ端切れにして、
それをしおりとして商品化するやつ。
蓋がまるでコマのよう。

そうそう、遥か昔、通販チャネルでしか売らない
「宇宙戦艦ヤマト」の特別編集本を申し込んだのですが、
その時の「予約特典」が生コマしおりでした。

まあ当時生コマしおりなんであまり出回ってなかったので
これがとっても魅力的!
これ目当てに申し込んだと言っても過言ではなかった。
申込み後到着をとても楽しみに待っていたのですが、
ある日気が付いてしまったのです。
…ヤマトって、宇宙空間を飛んでるシーンも多いよな。
航行中の宇宙風景の生コマだったらどうしよう…
…「単なる闇と星の点々」はよしんば逃れることができても、
誰もいない船内の廊下とか、
波動砲打つ前のタキオン粒子がピコピコする船首とか、
ビーメラ星人の行進とか
藪が反乱起こしてるところとか、そういうのだったらどうしよう…
そんなリスクが存在することに…

ずいぶん心配したり悩んだりしましたが、
数か月後に本体とともに送られてきたのは
見事!宇宙空間をバックにした森雪が
バストショットで映っているコマでした。
はあー……。よかった…。

**************************************************

元に戻ります。上流に進みます。
この生コマしおり暗渠の合流口のすぐ上流の橋の下には、
もっとはるかにデカい合流口がありました。
Img_1800

(橋の奥、橋下部分の四角いやつ)

これは、
まったく痕跡が残っていませんが、
位置関係から言っておそらくすぐ近くの喜多見不動尊の湧水池からの
流れなのではないかと思います。

Img_1803

これね。
Img_1806

ちなみに洞窟フェチの方には階段を上がった不動尊境内に
こんな洞もありますのでご参考ください。
Img_1810

*************************************************
最後にご紹介するのはさらに上流。
「神明の森みつ池」のすぐ下流にある暗渠です。
もしかしたらみつ池の豊かな湧水がここを流れていたのかもな、
という場所に。

この黒いクルマが止まっているところ。
Img_1820

クルマの収まりがいいので一見単なる駐車場かと思いますが、
奥にこんな道が続いています。
Img_1821

Img_1822

下流(といってももうすぐそこが野川ですが)には
車止めも出現して確からしさアップ。
Img_1823

合流口まで辿ることができます。

Img_1824

ワンブロック先にはこんな加工度が高い&主張の大きい暗渠も。
Img_1828

Img_1829

国分寺崖線下から野川までの短い緑道があり、
「水路出入口」と書かれております。

さきの暗渠でなくこここそが「みつ池の水の出口なのである」と
主張されていますね。
Img_1830 30

さて、どっちがほんとの出入り口なのかな。

|

« 暗渠ハンター 道場にみちくさ蓋暗渠 | トップページ | 暗渠ハンター ニワトリと湧水とぶどう。 »

2051 ・・・多摩川水系」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。

G空間EXPO、面白そうですね。
11/14は平日....、なので、今から調整して出かけてみようかな :-)

投稿: Weekend Outdoors | 2014年10月30日 (木) 21時17分

Weekend Outdoorsさま、この催し自体おもしろそうですし、土曜日はスリバチの皆川会長の企画があるようですね。
もちろんこの日本地図学会のシンポも気合入ってます(平日ですがw)!
どうぞご無理のない範囲で是非(←矛盾してる)、いらしてくださいねー。

投稿: lotus62 | 2014年10月31日 (金) 09時16分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 暗渠ハンター 崖線下の短い暗渠群:

« 暗渠ハンター 道場にみちくさ蓋暗渠 | トップページ | 暗渠ハンター ニワトリと湧水とぶどう。 »