暗渠ハンター 衆楽園の上と下。
まずは告知です。
NPO法人東京まち歩き倶楽部さんによって、
「東京てくてく」という、東京の街歩きイベントが毎週のごとく催されています。
真冬や真夏は寒すぎ・暑すぎのため春と秋に集中して行われているのですが、
まあ真夏で暑んだったら、インドアで座学みたいなことをやればいいんでない?
テーマは「水」。
丸一日、何人かの講師がいろんな角度から「水」に関わるお話をします。
僭越ながらこの「てくてく大学」の1時間目と2時間目、
私が暗渠のお話をさせていただくことになりました。
まあ暗渠初心者向けの内容となるかと思いますが、
もしご興味ありましたらぜひお誘いあわせの上、お申込みくださいませ。
では、私もしっかり準備を開始いたします!
・・・ということもあって、今週はちょっと手を抜きますw
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広尾のはずれに昔からある釣堀、衆楽園。
仙台坂下の真南の方角、
南麻布三丁目にぼこんと凹みをつくるのがこの釣堀の池。
ここからの流れは暗渠となって古川(渋谷川)に四の橋付近で合流します。
この暗渠についてはもう何人もの先達が書かれているので
ここでは詳しく取り上ませんが(記事末参照)、
その衆楽園の池のすぐ下に、小さく短い開渠が。
ちなみにこの水を持っていたリトマス試験紙でphを測ったところ、
おおむね「5」。私がこれまで測ってきた都心の湧水の傾向通り、
少しだけ酸性寄りですね。
その他COD等データも取りたかったところですが、
計測セットを持っていなかったことを激しく悔いました。
この場所、池のすぐ裏。
しかしこの水は池から流れ出ているのか、
しかしこの水は池から流れ出ているのか、
違うところから滲み出しているのはわかりません。
ただ、この日までの数日間は雨は降っていないので、
雨水でないことは明らか。
さて真相は・・・如何に?(<手抜き)
また衆楽園の池も、地形的にはもうちょっと上流の流れがあったのかもしれません。
本村幼稚園のあたりまで遡れそう。
こんな道もあるし、
さて、こちらも真相は・・・如何に?(<手抜き)
より大きな地図で 広尾 を表示
ちなみにさらに詳しいご参考ブログとしては以下をお勧めいたします。
★2014.6.17追記。
この貧弱な記事を見て、暗渠界の星HONDAさんがこんなことを教えてくださいました。
オラクル来る。
HONDAさんの許可を頂いて以下転記します。
なるほど。上流は水が湧いていたというよりは
こんな原理て遡っていくタイプの水路なのですね。
そして下流は以前からも健在、と。
池でなくここで湧いているんでしょうね。
それは嬉しいお話です。
そういえばずっと前衆楽園の方に「これは湧いてるのですか」と聞いたら、
もう枯れてしまって汲み上げているのです、と仰っていました。
HONDAさん、どうもありがとうございました!
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