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暗渠ハンター 彩の国 藤右衛門捕物帳⑩これで終いのふりけぇり、でい。

半年以上にわたって不定期連載してきました藤右衛門川。
合計11本の支流をご紹介してきました。

いちおうこのブログのタイトルは「東京Peeling!」なんだけど、
もう「東京」ですらないところに来て、
っさらに11本ってのはちょっと多かったわなあ…。
そうは言ってもせっかくなのでまあ最後に全体をまとめてみますか、
というのが今回の記事です。

各支流にはその場しのぎで支流に名前を付けてきましたが
まずはそれから振り返りましょう。
自分でも忘れてるのあるし…。

Photo

***以下全て仮称***
青の1…藤右衛門川 原山支流
青の2…(なし・藤右衛門川本流)
青の3…藤右衛門川 大東支流
青の4…藤右衛門川 神花レッズ支流

緑の1…天王川 463支流
緑の2…天王川 浦和球場支流
緑・番号ナシ…天王川 ルーテル湧水支流
緑の3…天王川 浦和高校支流
緑の4…天王川 元町緑道ドリブル支流
緑の5…(なし・天王川本流)

紫の1…日の出川 浦和駅前支流
紫の2…(なし・日の出川本流

なるほど。こうしてみると名付けのテンションがバラバラですなw。
ごめんなさい。
各記事にはリンクを張っておきました。

まあ全体を振り返ると、
何しろいろんな様態の暗渠が見られて面白かったなあと。
久しぶりに「暗渠ANGLE」を使って、11本を俯瞰してみましょう。
(「暗渠ANGLE」についてはこちらをご参照ください)

Angle

縦軸は上流(上)から下流(下)への進行度、
横軸は暗渠の加工度の高い(右)、低い(左)を表しています。
本数も多いので、各支流は非常にばっくりとプロットしてあります。
こうして見ると、
青は比較的加工度が低い左がわに振れており、
紫は加工度が高い右がわに振れているのがわかります。
つまり
青<緑<紫の順で「都市化が進行している」と言えそうです。
あたりまえの話ですが、それぞれの位置からすると概ね
「駅からの距離と『都市化』の進行は反比例する」
ということが伺えます。

では次に、特に各支流の
「ここだ!と特定できる水源の有無」と
「暗渠でない状態(つまり開渠)の有無」を整理してみましょう。
下表をご覧ください。

Photo_3 

「水源が特定できる」のは
・青の2…藤右衛門川本流のみ。
Img_0061
しかもかなり危うい状態で、
先達の過去ブログを参考にしながらやっと特定ができるレベルです。

そして惜しいのが
・緑の1…天王川 463支流
Img_0093
地形的にもこの辺りに間違いなさそうと推測できるので△としました。

一方「開渠」が見られたのは
・青の1…藤右衛門川 原山支流
・青の2…藤右衛門川本流

・緑の1…天王川 463支流
・緑の5…天王川本流

のみ。
青の2…藤右衛門川本流」は上流端でかなり長い区間開渠状態だったので
◎としました。
また、幾つかの支流が合わさる駒場運動場裏の開渠は
各支流の個性を表すものではないと考えここでは対象外としました。

水源および開渠を表すこれらのブルーのセルはつまり、
「都市化に抗っているしるし」
とも言い換えることができるでしょう。
まあここでもざっくり
「駅からの距離と『都市化』の進行は反比例する」
といえないこともないですが、多少ムラもありそうです。
「駅からの距離」以外で都市化のばらつきを生む要因としては、
・行政管轄の違い
・開発時期の違い
・元来の土地条件(湿気や地盤等)の違い
・鉄道以外の交通インフラの違い
などが挙げられると思いますが、
ここではそこまで調べ上げて究明はしておりません。

ところで
今回の11本のなかでやっぱり一番の逆ハイライト(←大いなる落胆、の意)は、
「青の2…藤右衛門川本流」の上流でしたねー。
水源がすっかり整備され、近くにあった釣堀もまさに目の前で埋められて…
この衝撃がなければ藤右衛門川シリーズは
もっと手短に済ませていたのではないかと思います。

諸行無常。川も移り変わりは止められません。
せめて、何年後かに藤右衛門川の昔の姿に興味を持たれた方に、
2013年(撮影当時)のその姿を見てもらえる機会があるならば
私はとても幸せです。

みなさま。長期間にわたって藤右衛門川におつきあい頂きまして、
どうもありがとうございました。

※数個前の記事に書きました「暗渠一般やこのサイトについてのアンケート 」、
もうちょっと回収可能サンプル数に余裕がありますので、もうしばらくご回答を受付いたします。未回答の方、よろしければご協力くださいませ。
・・・というわけですので集計・結果のお知らせは気長にお待ちいただければと思いますw

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2070 ・・・その他水系」カテゴリの記事

コメント

ここまで来たら最後までコメントをお入れすることにしましょう。

もう半年もやってたんですか!?
えらい長期連載でしたね。

やはり「青の2…藤右衛門川本流」が今回のシリーズのクライマックスでしたね。
川が姿を変える最後の現場を見届けられたのはうらやましい限りです。
私はぎりぎりで間に合いませんでしたからね。

投稿: 猫またぎ | 2014年6月10日 (火) 20時52分

猫またぎさん、最後までお付き合いありがとうございますw
軽い気持ちで浦和競馬場に呑みに行ったのがきっかけでこんなになっちゃいましたw
でもこの辺りの台地の切れ込みようはエキサイティングでしたねー。
猫またぎさんのような「サポーター」がいてくださったおかげで続けることができました。改めてお礼申し上げます!

投稿: lotus62 | 2014年6月10日 (火) 21時48分

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