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暗渠ハンター 彩の国 藤右衛門捕物帳④逆向き野郎(支流)を追いかけて

不定期連載、浦和は藤右衛門川のシリーズに戻ります。
前回までは藤右衛門川の本流支流をご紹介しましたが、
いよいよ今回からは藤右衛門川最大の支流、「天王川」。

Photo
google earthさん東京地形地図さんいつもありがとうございます。

天王川は、駒場運動場の手前で藤右衛門川に合流するのですが、
最遠の水源(JR与野駅のすぐ近く)までの間に
非常にたくさんの支流が合わさる大変な(辿って歩くのが)川です。

しかし。私は土地勘のない初訪だったのでアレですが、
ご近所に暮らす方にとっては「あ?こう繋がってたのね!」的な
楽しさを感じていただける川なのではないでしょうか。

そもそも天王川の「天王」ってなんでだろ?
と疑問もわきましてちらほらと調べたところ、
「レファレンス協同データベース」にこんな記述がありました

なるほど、「天王さま」と呼ばれる信仰対象(牛頭天王もしくは天王社
が近くにあったから、というわけのようです。
さらにこんな記述もありますね。
「この付近から本太中学校の横をへて流れていた川と天王川と呼んでいましたが、その前は大堀と言っていました。」
「水源は上木崎四丁目から湧きでた水が…」

どれどれ、これらを現調を振り返って紐解いていくことにしましょう。

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まず今回は地図中「緑の1」から行くです。

ここが、藤右衛門川と天王川の合流点です。
Img_0071
写真の足元から前に向かって、そして左へと流れていくのが藤右衛門川。背後には幹線道路越しに駒場運動場の広い敷地が控えています。
右に見える車止めが天王川。ここに向かって流れ込んでいます。
こんなふうに。
Img_0072

数歩歩くといきなりこんな「小川」も合流してくるけど、

Img_0073
先が長いし開渠なので(笑)ばっさりカット。
上流に向かいます。

おお、さっそく支流暗渠が出現。
Img_0076
これは上の地形図での「緑の2」です。
(ちょっと合流点のプロットが間違えてるのに今気づきました;;;
詳細は文末に貼るgoogle地図を参照願います;;;;)

しかしこの地点から左に振り返ると…
もう一本の暗渠がっこに合流してきています。つまりここは3つの暗渠の交錯地点!
Img_0077

こちらを追いかけてみるのが今回です。
南下して先を見に行きましょう。

Img_0078

お。行く手に車止めが見えます。近づくと。
Img_0080

すらっとした暗渠。
ここから180度回転すると
Img_0079
あ、続いてる。しっかりと。
こちらが「緑の1」の水路です。

冒頭のスタート地点、
「天王川と藤右衛門川が合流するところ」に向かって
しっかりとした流れがあったようです。
4枚前&3枚前の暗渠はどうやら「連絡水路」のようなものだったようです。
きっと昔はずらーっと田んぼが拡がる光景だったのでしょうね。

上流に進む前に、少し下流を辿ってみます。
Img_0082
ここで国道463号線にぶつかり、国道に沿って
「天王川と藤右衛門川が合流するところ」
で合流するのだと思います。
かなり合流点はじゅくじゅくした土地だったのでしょうね。
まあ先の「連絡水路」もあることだし、
ここでは便宜上天王川の水系として扱うことにします。
また、国道463号線と仲良く流れているので
「天王川 463支流(仮)」と名付けることにします。

ではいよいよ463支流(仮)の上流を探す旅に出ることとします。

国道463号線の北側を並行するように暗渠が続きます。
Img_0084

Img_0085

そして突然左に曲がり、国道463号線にぶつかります。
Img_0087

もしかしたら国道を横切って向こう側に続いているかも知れません。
天王川本流とは全く反対方向となりますが、
冒頭地形図でもわかる通りこの一帯の谷はあちこちに入り組んでいるので
十分にあり得ることです。
しかし道路を渡って463号沿い対岸をきょろきょろしましたが
接続場所はわかりません。
形跡ゼロ。

見失ったかなと思いつつさらに一本南の裏道路に入ってみたら、
お!あそこがうっすら谷になっている!
Img_0090
近寄ってみると果たして!
国道方面から続くように細い開渠が始まっていました。
Img_0091
やった!嬉しい瞬間!!やめられまへんで。

コの字ウォークで先に進むと、
駐車場の間を小気味よく削る谷が現れます。
Img_0092
そのどんつきがこちら。
Img_0093

そのどんつき手前でさらに細い暗渠が右手(左岸)から合流。
Img_0094

ここを数歩下がって撮ってみたのがこれ。
Img_0095
左がどんつきです。
右から合流する細い暗渠は数メートルで終わってしまします。
Img_0096
ここが本太4-7
どうもどんつき含めてのこのあたりで水が湧いていたようですね。
さらに上流方向は小高い台地になっていました。
Img_0098

久々の更新ができてほっとしとります。この時期はなかなかにいそがしくって。

より大きな地図で 浦和 を表示

よっしゃ次回は「緑の2」行ってみましょう。

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コメント

はい、来ましたねー。
このシリーズにはもはや定期ポスト的にお邪魔しますよw

どんつき手前の左岸から合流する流れはよく気がつかれましたねー。
私はこの記事を拝見するまでは完全スルーしてしまいました。

で、lotusさんの地図を参考にしたりして後付けで見つけたことを補足させてもらいますと、

藤右衛門川と天王川の合流点近くで右から合流している流れは、「駒場湧水」由来のものではないでしょうか。
駒場運動公園の手前の道から暗渠が始まっていますよ。
この辺はごちゃごちゃといろいろな流れがありそうですね。

そして、「463支流(仮)」の流れは、国道463線の歩道沿いにも進んでいるらしく、もう少し先で南に曲がっています。
本太保育園の北側に痕跡がありましたよ。
こちらの方が若干遠くまで続いているので、この支流の本線と言っていいかと思います。
うっすら谷地形にもなっています。
冒頭のGoogleEarthの地形図では、「1」の文字の下になっていて分かりにくいようですが。
今は平らになっている保育園の敷地のどこかが源流だったのかも知れません。

後でツイッターに写真アップしときましょうかね。

投稿: 猫またぎ | 2014年3月 9日 (日) 15時05分

むわーありがとうございます!
>駒場運動公園の手前の道から暗渠が始まっていますよ。
あの暗渠はそう考えると合点がいきますね!なるほどー‼

>国道463線の歩道沿いにも進んでいるらしく、もう少し先で南に曲がっています。
これは痛恨‼こんごいったら確かめます。さすが猫またぎさん・・・
写真楽しみにしています!

投稿: lotus62 | 2014年3月 9日 (日) 15時22分

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