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暗渠ハンター 目黒区中根2丁目湧水疑惑を追え!Act.2

いつになるか自分でもわからなかった
「目黒区中根2丁目湧水疑惑を追え!」の続編ですが、
意外と早く書くことになりました。
前々回でも活躍した柴田化学の水質調査キットを持って、
比較対象とする地点の調査に乗り出しましたよー。

つまり、あらかじめ「湧水」だとわかっている・言われている地点の水質と比べてみることで、
このまえの中根2丁目の湧水の真偽性を確認しようかと。

で、今回選んだのはまずここ。
泉岳寺から歩いてすぐの成覚寺。以前namaさんがレポートしてたところ。
Img_0002_2

平日の昼休みだったので、境内出店するお弁当屋さん(たぶんお寺とは無関係)の
長い行列ができていました。
(本文に関係ないけど、私にとっては今日はやっと取れた夏休み!
頭の中では「♪8月も終わり近くに取れたー短い休みから帰ってきたらー♪」
ピチカート・ファイブの曲が流れておりました。
さらに関係なくなるけど、カラオケでピチカートの初期の曲揃えてるところ少ないんだよなあ…)

お寺の奥さまにごあいさつをして、裏手の崖の湧水を測定させていただきます。
奥様に感謝。

Img_0013_2

この樋から崖の湧水が流れてきます。
Img_0011_2
先のnamaさんブログ時代とはずいぶん変わってしまいました…。
奥さまのお話では、最近まためっきり水量が減ったとのこと。
確かに、湧水のたまりの水槽(使い古しの風呂桶やシンク)の水は、
残念ながら以前よりバスクリン色になってしまっているようです。

調査はここの「第一たまり」的なところの水を使用。
こんなふうに。
Img_0008_2

結果は、もうすこしあとでまとめてご紹介します。

実は、近所でもう一か所測定を実施しました。
以前当ブログで「目黒川 上大崎猫顔支流(仮)」
(ふざけた名前だなあwこれを機会に上大崎支流と改名しようっと…)のさらに支流として
ご紹介した一本の湧水的な流れ。

これもついでに測定してきました。
もともと、中根2丁目のように「湧水みたいだけどほんとかどうかわかんない」位置付けでのトライアルでしたが、
ちょうどお隣に家を構える御宅の奥さまがいらしたのでたずねてみたところ、
間違いなく湧水、とのこと。御宅の裏の崖から湧いてこの側溝を流れているそうです。
この湧水は、昔はお宅の前にあった川(ここでいう上大崎支流)に合流して下流(五反田方面)にながれていたんですって。
因みに、さらに100mほど下流では(西からの、もう一本の上大崎支流と合流するあたり)には
米屋さんがあるのですが、そこには水車があったというお話も聞かせていただきました。
こちらの奥さまにも感謝。

さて第二調査現場はここ。
Img_0143_2

見てください、この清冽な流れ。塀伝いに奥の崖から細流が続いています。
Img_0136_2

ここから取水して、こんなぐあいに。
Img_0141_2

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では今回2か所および過去の中根2丁目の結果をまとめます。
Photo_2

●今回は「ph」も測定。
成覚寺は8.5、上大崎は6.5となっています。7が中性ですから、
成覚寺はややアルカリ性、上大崎はやや酸性といえます。
両地点は地図上ではこんな位置にあります。
(google earthさん・東京地形地図さんどうもありがとうございます)
Photo_3
右上が成覚寺、左下が上大崎。
両者でこんなphが違うのがおもしろいですね。

●続いて「亜硝酸」、機材の都合のため成覚寺では測定していません。
上大崎での数値は中根よりも小さい0.02。
一般的に「きれい」な数字とされている、優等生的な結果となりました。

●次は「COD」。
中根ではこれが大きく出てしまい、
一気に「湧水じゃねんじゃね?」疑惑の元となってしまった項目です。
上大崎では0.0。素晴らしい。文句なしです。
一方成覚寺では6.0。「きれい」の基準2.0を大きく上回り、中根の数字に近い「怪しい数値」となっていますね。
でも成覚寺、まちがいなく湧水ですから!

●お次、「アンモニウム」です。どちらも0.00。これまた文句なし。
ちなみに中根でも同様に0.00でした。

●最後は「リン酸」。
成覚寺は0.0でしたが、上大崎では0.5となりました。
これは中根よりも大きな数字ですね…。
でもここも、れっきとした湧水ですから!!
(「これ大豆ですから!」って田中麗奈が言うSOYJOYのCM、結構好きでした)

さあ、数値だけだと直感的にわかりずらいので、前回にならって
「汚れている」とされる数値を100として、それぞれの結果を%表示にしてみましょう。

Photo_4

なるほどねえ…。

今回の「れっきとした湧水」と比べてみると、
中根2丁目の数字はそんなに「湧水とは間違ってもいえまい!」
というものではないことがわかります。
イケるじゃん、中根2丁目!

中根2丁目も「湧水である」とした場合、現時点で言えるのは、
①亜硝酸・アンモニウムはどこも極小値を示している。
②COD、リン酸は場所によってバラつきがある。

ことですね。

今後も測定をしていきますが、見どころとしては
①の低さは、湧水の必要条件となるのかもしれんな。
②はどのみちバラつきそうだ。どのくらいばらつくか楽しみだぜ。

ということでした。

ということで、Act.2での結論。
Act.1では「かなりの確率で湧水的な流れが存在している!」としましたが、
さらに確実性が上がって
『中根2丁目に流れているのはおそらく湧水ですわ』と言わせていただきます。

※参考ですがこんなデータ、おもしろそうです:港区による利水関連の調査レポート

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