暗渠ハンター 大田区楓谷・崖を下る暗渠
前回の「暗渠の愉しみバランスシート」からいうと、今回の記事はこんな内容です。
では本文、行ってみます。
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南馬込に行きました。そう、例の谷あたりに。
街角ねこさん写真家(でいいんでしょうかw)のろっちさんが、
「楓谷」と名付けたところ。
猫またぎさんをして「V字谷の聖地」と呼ばしめた馬込の地形ですが、
楓谷はこの猫またぎさんが取り上げたエリアのもうちょっと南の方に位置します。
私もこの近辺は何度か断片的に記事にしました。
環七を両脇から囲む池尻掘りの東と西。
そして池尻堀東の奥から来る大仏支流(仮)。
さらに池尻堀西の奥の奥から来る池尻掘り南馬込1丁目支流(仮)。
その手前のするすみ支流群(仮)。
そんなに家から近いわけじゃないのに、我ながらよく通ったものです。
会社で「住まいは馬込なんです」というひとがなぜか結構いるんですが、もうその一人一人に、「で、何丁目何番地?谷の底のほう?そばに坂はない?」と問い詰めたくなることが多いのですが、ずっと我慢してます。
で、今回はその楓谷エリアで、たぶんあまり知られていない(と思います;;;)暗渠を見てきたので、2回にわけてご報告します。
まずは全体の地形図をどうぞ。(GoogleEarthさん東京地形地図さんありがとうございます)
■序章代わりの「1」
では地形図の「1」とした矢印。これは、さきにご紹介した「楓谷」の命名者ろっちさんにすでにご紹介されてますので、軽く。
バスが行き来する南馬込1-60-5の尾根道からぽっかりとした暗渠が見えます。
ここからこの流れに階段で降りていきます。振り返るとこんな景色。
すでに秘境感満載ですね…。この先はこんなふうに続きます。
その先はいったん右に曲がって、左に曲がり、するすみ支流群(仮)の中心となる支流となって流れていくようです。
■するすみ支流群・南馬込2丁目崖支流(仮) 「2」
次は、今回新たに見つけたするすみ支流(仮)の副支流のひとつ。
それが地形図の矢印「2」。
南馬込2-23から唐突に始まる支流です。
ここ。
進むと、崖です。というか階段です。ものすごい落差を走る暗渠です。
これは、夏だと入れなかっただろうな…。
なんとか無事に降りていくと、側溝蓋が現れます。
この大きな草を乗り越えて進むと、なんだか秘密の花園的な暗渠風景が現れます。
いやー、なんとかマウンテン級の崖を下ってきた気がします。
出口の住所は、南馬込2-23。
このあとはこんな舗道に擬態して続くようです。
右に左に回り込んで、これまたするすみ支流の中心の流れに合流。
あたりまえですが、「つながった感」が爽快です。
次回は、もうひとつ南の谷の暗渠を。
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