暗渠ハンター 大田区楓谷・こんどは断崖絶壁暗渠
■池尻堀西・馬込支流「3」
前回からの続きです。
今回の記事も、趣としてはこんな感じの「暗渠の愉しみバランスシート」となります。
まずは前回の地形図を再掲します。
(GoogleEarthさん東京地形地図さんありがとうございます)
今回は上地図の「3」という矢印のところ。
前回のするすみ支流群とは谷を異にするところですね。
「2」の場所から「3」へと移動する途中、
尾根道のT字路に井戸(サンタイガー式)がありました。なんか岬に立つ防人みたいな風情で。
うっわーすっげえ高低差!とついつい「ですます調」が乱れてしまいます。
おわっ。
この先は崖になっていて、その崖を下る一筋の暗渠があるのです。
望遠で奥の方を見てみましょう。
大谷石で築かれた家の土台の高さを見ても、この谷の深さがわかるかと思います。
ただ、行く先がよくわかりません…。
下流をなんとか確認するため、一つ先のブロックに回り込んでみましょう。
ブロックを囲む道は、こんな急階段になっていました。
そりゃそうだよなあ、あんな崖だったんだもんなあ…。
そして。
この階段を下りたところがまさに暗渠の出口だったのです。
右側に見えるお宅と階段とのスキマが暗渠。
半分プライベートな空間っぽかったので、
ちょっと覗き込んで写真を撮るのは自粛いたします。
この先すぐには池尻堀西が流れています。
おそらくそこに合流していたものと思います。
地理的にも時間的にも断片的にこの楓谷を巡ってきましたが、
ようやここへきて全体像を掴みかけたような気がしました。
より大きな地図で 池尻掘・六郷用水北堀・内川 を表示
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