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暗渠ハンター 小平J-walk①萩山に出水川水源を探る

小平を含む多摩方面に出向く用事があり、
ちょっとまとまった空き時間があったので小平の(勝手な)名所をいくつか回ってまいりました。
一本の川にスポットを当てるという形式ではありませんがその断片報告を。

1 出水川の水源は…
まずは出水川。
東村山市の端っこから流れ出し、小平霊園(小平霊園とはいえこの霊園の中を東村山と小平の市境が通っています)の北の隅・新青梅街道を越えたところで開渠となり、そのまま北東に流れ黒目川に合流する短い川です。
川の地図辞典 多摩東部編」によると、源流はさらにその正反対南西方面に延びて西武新宿線を越えた辺りにある的な記述があったので、まずはそこから歩いてみることにしました。

西武多摩湖線・萩山駅からてくてくと北上し、萩山小学校の裏手の辺りまでくると、うっすらと谷が東西にわたっている様子が確認できます。
この写真の前方に、その横たわる谷。
Img_4526

谷に下りてからは左に、つまり西の谷頭に向かって歩くことにしました。
まっすぐ突き当たるのは萩山町3-7。このあたりでうっすら谷頭も高低差がなくなります。しかしその横の3-5のこの辺が水源容疑が最もかけられて然るべき場所のような気がします。
公共の空き地然とした場所。おまけに隣にはクリーニング店がありました。
Img_4529

しかーし。この「萩山町立坑」という表札?に注目してください。
この時は全くスルーしていましたが、帰ってから調べてみると
「立坑」とは文字通り縦に通した坑道のこと。
そしてこの辺りの地下には武蔵野線が通っております。すなわちこれは、武蔵野線に通じる縦穴が通されているところなんですって!

まあそんなとこ水源でなないわな…。
しかしこれはこれでかなり萌える物件ではあります。
この下、鉄道の暗渠(<そんな風に言わねーよw単なるトンネルなんだから)ですからねー。

どうも谷が続いていたからというだけでここを水源として特定するのは無理がありますね。
そこで帰宅してこの事情を理解したあと、水源特定のエビデンスとして急浮上したのがこれです。
Img_4533

これは、この東西の浅い谷の途中で南から接続する車止めのある緩い坂道。
萩山町4-15辺りです。
この坂を上ると、萩山小学校の裏手に突き当たります。
Img_4534

上の写真が萩山小学校。
学校の敷地にちょっとわくわくするような段差があります。
この学校敷地の隅っこが水源だった、という可能性も出てきました。
あとで「萩山小学校○○年史」的な資料を漁らねばなりません。
ちょっとこの段階では保留とします。

改めて先の車止めの道を下ると、
Img_4537

出水川となる西武新宿線の下のトンネルにスムーズに出くわすことができます。これがその、西武新宿線を潜る道。
Img_4538

くぐったところでは左右に、出水川の本流を護衛するかのような車止め。
Img_4539

Img_4540

ここからは非常にわかりやすく緩い蛇行道が続き、
Img_4542

新青梅街道を越えたところではいきなり!という体で開渠の出水川と出会うことができます。
この金網の向こう…。
Img_4546

こうなります。殆ど水が流れてませんね。でも川底はじゅうぶんな湿り気があります。
Img_4547

反対から今来た道の方を見るとこうなっています。
Img_4562

上流に向かって暗渠が続いているのがわかります。

まあせっかくなので、この開渠の出水川をちょっとだけ、
ほんのちょっとだけ下ってみることにしました。

川筋は、護岸工事がされているものの川面と護岸に適度な距離があり、しかもわりとほったらかしっぽくされているのでかなりワイルドです。
草葉に囲まれたところに五右衛門風呂のような「飛び出しすぎるマンホール」(byろっちさん)が見えていたりします。

Img_4550

しかし、草に覆われているせいかどうも水面が見えません…。
少し下流の橋から見ても、もうこれはいつの間にか枯れ川ですね。からっから。
Img_4553

伏流水として地下に滲みてしまったのか、それともある程度の水量はバイパスとなって暗渠化されているのかも知れません。
ここでまた「川の地図辞典 多摩東部編」登場。
帰宅してからこれでおさらいしてみると、確かに開渠となった出水川はわずかに下った地点でバイパス暗渠となっているように表記されていました。なるほど。

次の目的地に向かうためある程度のところで引き返し、来た道の対岸・左岸を見ながら戻ります。
こちら側は川沿いに歩くことができませんでしたが、一ヵ所だけ川沿いの小さな公園から川面を覗くことができました。
しかもちょうど市の職員さんらが「川面の草刈り」をしている現場!
Img_4560

トリミング後のイヌみたいにすっかり雑草を刈られた出水川は、やはり水がありませんでした。

さて次行ってみましょう。
新青梅街道沿いで出水川の開渠部分が見られましたが、
この通りを少々南下すればこの出水川がやがて合流することになる黒目川の水源近くをさぐることができます。
ではこの続きは次回で!

より大きな地図で 小平あたりの事情 を表示

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2070 ・・・その他水系」カテゴリの記事

コメント

はじめまして。
出水川で検索してたどり着きました。
興味深い内容でした。ありがとうございます。
わたしは、出水川の源流は萩山小よりもっと上流の拝島線あたりかと考えています。
武蔵野線は確実に源流を遮断して、集水してますな。

投稿: 武蔵野台地調査隊 | 2016年10月24日 (月) 19時50分

武蔵野台地調査隊さま
はじめまして。コメントいただき、大変光栄に存じます。
実はですね、一昨年でしたか、拙ブログでアンケートをとったことがありまして、その中で「いつも読んでいるブログ」という設問にある回答者の方が貴ブログを挙げてらっしゃいました。
ですので、私は以前から貴ブログを興味深く読ませていただいておりました。
落合川や黒目川、楊柳川が湧き出すあのあたり、遠いのでなかなか行けないのですが、私もとても好きです。
どうぞ今後とも、よろしくお願い申し上げます。

出水川の源流に関するご教示、ありがとうございます。
なるほどうっすら谷が続いているようですね。しかも拝島線のあたりまでとは!
次回行けた時に、じんわりと楽しんで来ようと思います。

投稿: lotus62 | 2016年10月25日 (火) 12時42分

拙ブログを読んで頂いてるとは大変恐縮です。
また、光栄です。最近もオオカミ窪がどこだったのか、古い航空写真にはまりこんでいました。
近々報告させていただきます。

投稿: 武蔵野台地調査隊 | 2016年10月26日 (水) 15時29分

武蔵野台地調査隊さま
ご報告、楽しみにしております!
(リンクの件もありがとうございました。さっそく張らせていただきました)

投稿: lotus62 | 2016年10月26日 (水) 16時54分

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