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暗渠ハンター 蛸の手まで行かなくても至る所蛸の手状態。

さて9月になった瞬間に、<脱構築版>でなくて久々の本編うぷです。

お暑うございますね。
社会人になって数年の頃の夏。仕事である会社に電話したんです。
担当の方でなく、他の知らない方が電話を取ってくれました。
「もしもし。○○株式会社のlotusと申します。いつもお世話になっております」と切り出したら、
「どうもお世話さまです。いやー、お暑うございますー。」
と、ビジネス電話では想定外なことを返されたことがありました。
次に繰り出すべく用意していたこちらの「△△さんいらっしゃいますか?」という紋きり文句にうまく繋げなくなってしまってあわあわした憶えはあるんですが、実際この後何と答えたかは憶えていません。

それ以来こういう状況に遭遇したことはないんですが、
今の私ならなんて返すだろう。
「そうですねー、もう早く帰っちゃいたい気分ですねー」とお互い心和む程度に膨らますこともできるし、
「そうですねー。△△さんいらっしゃいますか?」
と目的まっしぐらに何も厭わずスルーできるような気もする。

さて自分で振ったマクラですが、そんな話と全く関係なく暗渠の話に移ることにします。

今回は六郷用水も末端に近い、京急線の六郷土手(おおまさにその名の通り!)や雑色あたりをご紹介していきます。
もうね、この辺はですね、「こっちが上流であっちが下流」とか、「ここの流れがこういってああいって」とかっていうのはもう殆ど意味がないというか…。
もちろん非常にこだわって、研究している方はいらっしゃるでしょうし、そういう方から見たらわたしなんぞはかなりの不届き者となることでしょう…。
しかし一見さんにはもう時間と空間が溶けてなくなってしまうような所でして、クラインの壺みたいというかバターになったちびくろサンポの虎状態というか…。
田柄川田柄4丁目あたりも至る所暗渠だらけでしたが、あそこはまだそこはかとなく方形のグリッドが感じられるでしょう?ここはそのようなグリッド感が弱い点で、かなり攪乱されてしまうような感覚があります。

そんな素敵なところですからたくさん見どころはあるんですが、今回は要所要所をかいつまんでご報告。

暗渠に向かう前に、東海道本線の橋裏を眺めましょう。
ここは同じ色でも全くテクスチャの違う橋裏が並んで見られるある意味名所。
東海道線その1
Imgp9463

そしてちょっと離れてその2
Imgp9464

ね、ちょと面白いでしょ?

というわけでようやく暗渠に。
まずは西六郷4-9と10の間。熊野神社横から始まって、
まっすぐ南北に高畑小まで続く暗渠。
Imgp9472

まあここは序の口です。まだまだ沢山タマは控えています。

次は西六郷2-43と44の境。こんな暗渠路地が始まります。
Imgp9516_2

これを追っていくと、どうやら白山神社の前を通って
東海道本線を東に越えて行くようです。
越えた先はマンションの前の敷地をワイルドに流れて行きます。
Imgp9536

そのあとまっすぐ続いて、雑色駅近くの米屋さんの横。
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じつはこの米屋さんの横を貫いているようです。
裏側に廻ると…。この物置みたいなのの下が怪しいですね。
Imgp9551

さらにその裏のマンションの敷地を抜け、
線路(京急線)の手前で線路に沿って南に曲がり、
マンション敷地を外れ、ここで京急線を渡る、と。
Imgp9570

その先はお約束のくさぼうぼうの「なんでもない土地」を抜けて
Imgp9568

国道15号線・第一京浜にこんな姿でぶちあたります。
Imgp9564

これは作業着屋さんの横。
Imgp9566

へえーえ、こんなところに出てきたか。
っつかこんな大通りの隣に堂々と存在してたのか!

このあとは仲六郷1-39あたりに移動。
このあたりも野趣あふれる暗渠が見られますが、それは今回スルーしましょう。
(最近こういう間というか休符をあえて差し込むことを憶えました)

その先では整備された六郷用水跡の緑道が現れます。
Imgp9603

ここをまっすぐこえて東海道線を越えると、JR東日本蒲田電車区。
電車区の周囲には明らかに異彩を放つスペースが見られます。
Imgp9621_3

あやしいよねここ。なんかありそうだよね。

それもそのはず。ここが名高い「六郷用水・蛸の手」。
矢口渡方面から流れてきた六郷用水が、この地で3分割されほうぼうに流れて行くところ。

付近にあった説明板です。
Imgp9625

ここからの分水の様子。(左が北、上が東でちょっと見ずらいですね)
Imgp9626

そしてこの先が蛸の手。たぶん。
Imgp9627

上流も整備された緑道。イマイチ面白みに欠けますね。
Imgp9629

ここいらへんは大田区も六郷用水イチ押しで、あちこちで六郷用水がアピールされています。
Imgp9639

わかりやすくていいけど、もっとほったらかしでもいいなあ。
探す楽しみがなくなっちゃうから。

その先にはさらに詳しい六郷用水マップも。
(その一部がこの写真)
Imgp9649

探す楽しみが…とか思いつつも、もう相当くたびれてたのでこの地図を参考に
武蔵新田まで辿ってみましたんですが…ね。くねくねと。
Imgp9654  54

今回は語らなかったところが多かったですが、途中で見た暗渠マップはこちら。
あ、この日は大鳥居あたりからぐるぐるっと歩いてみました。
蛸の手に行かなくてもぜんぶ蛸です、この辺りは。
さすが六郷用水の末端。地図にも書ききれません。

より大きな地図で 大田区の南のほう を表示

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2051 ・・・多摩川水系」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。ご無沙汰しております。
ようこそ、東京特俵へ!(南の端なので、小生はそう呼んでいます)

このエリア、小生も迷路散策がしたくなった時に利用(?)しますよ。
旧呑川緑道周辺も何度も行っています~

投稿: Weekend Outdoors | 2012年9月 2日 (日) 08時42分

Weekend Outdoorsさん
コメントありがとうございます。
(ずっとWeekend Outdoorsさんのブログは楽しく拝見しておりますが、私こそご無沙汰しておりまして申し訳ありません;;;;)
特俵なんてそんなw 十分メイン張れますよww
でも確かにこのかわいらしい出っ張り具合はは特俵っぽいかもしれませんねww
ほんとにあちこち水路跡が残ってるので、寄り道ばかりでまっすぐ歩けない危険なエリアですよねえ…。

投稿: lotus62 | 2012年9月 6日 (木) 09時47分

お久しぶりです。ご無沙汰していて申し訳ないです。
しかも久しぶりのコメントが宣伝のようで更に申し訳ないのですが、六郷用水繋がりでこちらに書かせて頂きます。
六郷用水支流で現在は埋め立てられた逆川。現在は旧逆川道路という道になっているのですが、その道路の電線地中化工事に伴い、埋め立てられた護岸が9/20に一部公開されたので見学に行って参りました。
その様子、猫ブログに間借りして隠しページでアップしましたので見て頂けたら幸いです。
http://nekophoto.kumax.net/sakasagawa/
ここに残されている蒲田橋跡は、道路整備後は壊されるかもしれないとのことです。
六郷用水跡を整備している大田区が何とか残してくれると良いのですが…。

投稿: ろっち | 2012年9月21日 (金) 00時29分

ろっちさん、アップ早っw!!!
つい昨日のやつですね、暗渠繋がりの諸氏がこの現場から幾つかツイートしてくださってたので、この催しを知りました。
今朝のの朝日とか読売にも出てるし、大々的なイベントだったんですね。お陰さまで概要がよーく解るページでした、ご紹介どうもありがとうございます。
蒲田橋の親柱も立派!なんとか残してほしいものですね…。

投稿: lotus62 | 2012年9月21日 (金) 09時18分

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