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暗渠ハンター<脱構築版> 大田区六郷用水の末路から

【前口上】
かつて取り上げた場所(や、書こうと思って放っておいたと場所)も、語り口やスタイル次第でリサイクルできるのでは? と思ったわけでもないですが、他所で「暗渠なんて殆ど興味ない人たちに向けて暗渠や川跡のことを書いてみたらどんな反応が来るか」という実験のために書いた文章を、暗渠ハンターの夏休み特別企画として、不連続で載せていくことにします。

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大田区・大鳥居。
京急線の駅の北東には、六郷用水の末端である南前堀、北前堀、六間堀がそれぞれ海老取川に合流していた。いまはどの堀も埋め立てられ、緑地公園となっている。
写真は南前堀と六間堀の合流地点。上を通るのは首都高羽田線。堀の埋め立ては比較的新しく、昭和50年代だ。
Imgp9317
合流先の海老取川とは、羽田空港を隔てる短い区間を流れるものでもう殆ど海、運河といっていい。

...
埋められた3つの川の地下はおそらく下水道として使われているであろうが、こういう河口近くではどんな敷設状況になっているのかと東京都下水道台帳を確認してみる。もしかしたら川の流れと同様に、埋められた下水道は海老取川に垂れ流し…?

なわけはなかった。
河口付近では下水道は川と反対方向に流れており、ある地点から六郷川幹線という大きな流れにに合流。
さてこのあとはどこに行くのかと追っていくと、なんと開渠である呑川の下をくぐって(おそらくここには麻雀牌が横に連なったようなマンホールがあり、サイフォン式で下水が流されているであろう)、その北東にある森ヶ崎水再生センターまで繋がっていた。
なるほど、当たり前だがこういうことか。改めて、下水道は処理場をちゃんと通過していて、垂れ流しではないよという事実を認識。

では何世帯分の処理が可能なのだろうか、と思って森ヶ崎水再生センターをググってみる。


なんと処理範囲は大田区に留まらず、品川・目黒・世田谷の殆どと渋谷・杉並まで及んでおり、日本最大規模を誇る施設とのこと。

結構ここにお世話になってんだなあ…いろいろと

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