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暗渠ハンター 明神様と龍神様。明神池のこと。

前回の終わりに
>この先は元・池。竜神池という池があったエリア。
といけしゃあしゃあと書いてしまいましたが、
この先にあるのは「龍神様を祀った、明神池」という池です。
(前回記事修正済み)
ごめんなさい、ほんとに重みのかけらもない記事で…。

というわけで、この先に行くとその池跡が。
Imgp8154

暗渠道が続いたあとに、小さな祠が出現。
Imgp8158

その横にこの明神池と龍神様の由来が書かれています。
ちょっとあらましを抜き書きさせていただきますと…。
・その昔多摩川は大きく蛇行し氾濫も繰り返していた。
・そのエリアの中に今のここもあって、200m×80m、深さ4mほどの瓢箪型の池ができていた。
・ほとりに明神様が祀られていたので「明神池」と呼ばれていた。
・S36年ころから宅地化の波にのまれて明神池も祠も埋没。
・当時周辺で火災等の被害が相次いだのだが、ちょうどそのころ、ある老人が夢で(?)髪を垂らした女性の姿をして池の水面を渡る明神様から「小さな祠に祀ってほしい」とお告げを受ける。
・それをきいた地元の方々4名が祠の再建を発起、蛇の神である龍神様としてS50年に祭祀した。

とあります。
明神様、龍神様…。ここはよく違いを理解しないと冒頭の私のような間違いを繰り返すことになりそうですね。
ざっと私なりに整理するとと、
明神様…神格をもつ何かに対する呼び方の一つ。八百万の神、つまり森羅万象に宿る神が、何らかの姿をして明らかになっているの状態。
龍神様…神様のなかのひとつ。水を司る神で龍や蛇の姿をとる。
名前は似てるけど全然ちがいますな。
この池では、もともとの明神様という広い神概念からリスタートを機にさらに具体的に水にフォーカスして龍神様をお祀りした、という解釈でよいのかしらん。

この由来解説板には、ご寄贈主さんのお名前と、かつての池の地図が描かれています。S4年ごろとあります。
Imgp8161

へえー。現在地と、これから続いていく暗渠道と、それにかつての池の範囲が図示されていて分かり易し。
ところどころ解説も入っています。
記事冒頭の車止めのあたりは土橋が掛っていたようです。
「道路より水面まで約三米の崖でした」 これは、池の東側の端のことでしょう。
「建設業者ブルでこのあたりを埋める」と池の南のほうに書かれていますね。開発に対する地元の方々の考え方がほのかにここで顕れているようです。この記述が一番心に残りました。

ではかつての池のエリアを歩いていくことにしましょう。

「池の中」から東の岸・丸子川方面を眺めます。
Imgp8164

おお、向こうで盛り上がってるのがわかります。埋められたとはいえ(ところによってはブルで。他は何で埋められたんでしょうw)まだ窪みは健在。
そして逆サイド、多摩川方面。
Imgp8165

奥に注目!見事な段差が残っています。

「池の中」の空き地も蕗や草がびっしり。
Imgp8166

まだ土には湿り気が記憶として残っているかのようです。

明神池を過ぎてもまだ暗渠は続きます。呑気なことに、ここまで来て確信しましたが、これも六郷用水の「かけら」なんだと思います。
国分寺崖線直下を流れる丸子川とそれに並行する多摩川の間を、
まるで「川の字」の真ん中を書き入れるように。
もっとも丸子川と多摩川の間には六郷用水を中心として縦横に水路があったんだと思いますが。
Imgp8167

この道をまっすぐ進んで見えてくるのは、第三京浜。
Imgp8168
環八から、溝の口~横浜港北ニュータウンあたり~保土ヶ谷を通って横浜に通じる自動車道です。昔港北区に住んでいたことがありますが、そこから都心に向かうのにこれを使うとめっぽう早くて感動したことあり。
信号がない道ってほんと早いんですよねえ。

橋をくぐるとなれば、当然このショット。
Imgp8171

六郷用水に架かる橋の橋裏です。
黒ずんだ豪傑が仁王のように二人並んでいるかんじの。<よくわからんて。

橋の下には、小さな雨水路。
Imgp8172

暗渠道はさらに続きます。
Imgp8176

このあとかくかくっと曲がったところの道端に、はしご式開渠がありました。
次回はそこの話と、木村ぶどう園さんあたりの暗渠のことを。

より大きな地図で 玉川台あたり を表示

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