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暗渠ハンター 隧道のそば、大井町線をくぐる暗渠

もう一か月以上前のことになってしまうんですが、
ぶらっと玉川台から田園調布あたりまで散歩してきたことがありました。
この辺りは国分寺崖線が続き、またその下を六郷用水が交錯するいわば水の名所でもありますが、特に下調べもせずふらっと行ってしまったので、あまり体系的な記事にはなりません;;;。ですが、見てきた断片を数回にわたってご紹介して行きたいと思います。
五島美術館の湧水や田園調布雙葉付近の川などなど「名所中の名所」はあとでみっちり行こうと思ってあえて外して歩き回ったので、割と地味な報告が続くかと思います(笑)。

瀬田のあたりから、環八を外れて多摩川がわに分け入っていきます。
瀬田中の前の5叉路にて、南東に延びる暗渠歩道が現れました。
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ずーっとまっすぐ辿っていくと、
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この写真の奥で駒沢通りにぶつかります。
今まで知ってた駒沢通りは「ひたすら(だいたい)まっすぐ」なイメージでしたが、
環8の「多摩美大前」交差点を過ぎると国分寺崖線を下りながら大きくカーブを描きます。いわば駒沢通りのはしっこ。
そんな駒沢通りのはしっこは意外にも立派な暗渠道になっていて、今辿ってきた暗渠はここに合流して多摩川方面に下っていきます。
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がっしりした蓋暗渠。蓋部分が上にでっぱって、「車道より一段高い歩道」になっています。
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いまはこうして蓋暗渠兼歩道となっていますが、開渠時代はここを歩けなかったでしょうからね、車道も狭いし歩行者としてはけっこうな危険にさらされていたんじゃないかと思います。

しかしすごい崖…。
なんかどっかの山奥の温泉地にでも来ているような気分です。
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と、不意に「瀬田隧道」出口(入口?)が現れました。
おお!駒沢通り沿いにあったんだ!
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よっしゃ、反対側にまわって入口(出口?)を見てみましょう。

坂を降りて隧道の先に回り込むと、すぐに六郷用水に出くわします。
東急大井町線の下をくぐって橋の裏側を鑑賞しつつ(のっぺりした裏面にトラスの一部だけむき出しになってる、って橋裏はあまり見たことないかも。この中途半端さがいい!)、
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そのちょっと先にもう片方の隧道出入り口。
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しっかりとフェンスで閉ざされて中にはもちろん入れませんが、なんかフェンスの意匠がどこか水っぽいですね。
門の右側のは水車モチーフ?
門の奥に目を凝らすとほんとの出入り口がちょとだけ見えます。
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へえーと明確な意味もなく感心してみたあとは、さっき頭上を越えていった大井町線に近づいてみます。
盛り土され、とても高いところを通って二子玉川に向かう大井町線。そういや大井町線二子玉の手前って眺めがよかったもんなあ。
で、その大井町線の下はなんと縁石付の蓋暗渠でした!
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しばらく大井町線と伴走するように続く蓋暗渠。
ああ、この事実を知ると、こんど大井町線のこの区間乗ったらゼッタイ楽しそう。

美しい素材でできた蓋暗渠です。
(ところでこのバイクはナンバープレートが付いていないので所謂不法投棄物なんですな…)

おなじような蓋素材は、玉川台での谷沢川の瀬田支流でもありましたし、
並べ方は違うけどたぶんおんなじものが九品仏・尾山台間の暗渠にも使われていた!? と思って確認しましたが、この九品仏・尾山台間のはもっと進んだ新製品ぽいですね。表面がざたっと加工してあるっぽいし、縁石は蓋と一体型でなくセパレートのようです。うわー、結構ちがうもんだなw

川崎一帯で見られるものとも微妙にちがいますね。
ここでディテールを徹底的に比較するのも面白そうなんですが、先に進みます。

じつはこの線路下暗渠は、さっき写真を撮ったところで線路の土手にもぐっちゃうんです。
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うはは。ここも「隧道様式」ですかw。
もぐり口はしっかりゴミ置き場になってますし。

ではでは、今度はここの反対側の出口(入口?)を探りに行きましょう!

あ、これですね。
この正面の、花に埋もれてるところ。
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近寄って見ても構造がよくわからないけど、間違いなさそうです。
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そしてここからまっすぐに、マンションの敷地の横をコンクリ蓋暗渠が伸びているではありませんか。この日は4月下旬、八重桜の花びらがコンクリ蓋に舞い落ちていて風情がありますね。

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ちなみに線路をくぐって蓋暗渠になるところでは、線路下の雨水管が横から接続されていました。
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さてこの暗渠はマンション敷地のブロックを出るところでまっすぐと右側とどうも二手に別れるようですが、今回はまっすぐ行ってみます。
ここね。
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まっすぐ進むと一度突き当たりになりますが、
Imgp8137
右、左とクランク状に進んでいきます。

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上の写真ではね、「どこが暗渠やねん」なんて突っ込み入れたくなるくらいよそよそしい感じですが、これを進んでいくと
すっきりさらっとしていた歩道に、まるでむだ毛をすっかり剃ってつるっとした顔に剃り残された眉毛の端っこのように、不自然で過剰な植え込みスペースが現れてきます。
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これですね。かなり強い主張が聞こえてくるようです。
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またクランク状に進み、日本菓子専門学校の前の道。
歩道に注目。
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ガードレールの内側に、網状のガードレール。怪しいですね。
しかも内側の網状ガードレールは、世田谷目黒あたりではよく水路廻りに使われているものですね。この、ガードレールに挟まれたところが水路?

先に進むと、こんな場所に行きつきます。
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なんと、水路はガードレールの間ではなく網状ガードレールの向こう側でした!
草が生い茂って、水面(地面?)の確認もできませんね…。
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その先の交差点近く。
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おお、ここでは蓋が掛っている様子が確認できます。

付近にはこんなところも。水路はもう消えちゃってるけど、この「護衛体制」が面白いw
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この先はこう続きます。
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この先は元・池。竜神池(<2012.7.7訂正。「明神池」です)という池があったエリア。
次回でレポートします。

より大きな地図で 玉川台あたり を表示

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コメント

カップヌードルお届けできるくらいのご近所にいらっしゃいませ。

ここ十年くらいで一気にきれいになったこの周辺です。
こうして「別の目」で見てみると、すごい変わりよう・・・。
ずっと変わらないのは、大井町線沿いの縁石のついた蓋暗渠かな。

次回も楽しみです(^^)

投稿: Bake | 2012年7月 5日 (木) 20時40分

あ、やっぱりwこのご近所なのではないかとうすうす思っていましたw
龍神池のあとは木村ぶどう園さん前に行ったりしてこのあたりの崖と暗渠を楽しんできましたー。至る所川跡で、もうクラクラしました…。
そうですか、一昔前はずいぶん違った風景だったんですね(暗渠が開渠だったり?)。
もうほとんどこのあたりで「暗渠酔い」になってしまったので、いろいろ間違い記述もあるかもしれません、お気づきの点あればぜひご指摘くださいー。

投稿: lotus62 | 2012年7月 5日 (木) 23時02分

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