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暗渠ハンター 暗渠に咲く初夏の花たち

拙いこのブログも、気がつけばこれで499エントリー目でした。
いちおうこのブログの大きなコンセプトは
「東京Peeling」
ということになっていて、ふだん見慣れた東京のフィールドにかぶさったレイヤーを、一皮ぴりりっと剥いてみよう、的なものなんですが、まあそうポジショニングする以前に、書き散らかした音楽の話とか大衆酒場の話とか日記めいたものとか数エントリーも混ざってますんで、厳密に「東京Peeling」としては400くらいのエントリーになると思います。
…しかも「東京peeling」と大風呂敷を広げた割にはその殆どが「暗渠ハンター」というサブタイトルなっており、もういいかげんブログタイトルも「暗渠ハンター」にしたほうがSEO対策上とかよくね?みたいな雰囲気も漂ってはいるのですが…。ちなみに取り上げた暗渠・川跡・川についての一覧はこちらです。

最近は、暗渠上に作られた緑道などだとあまりに「あからさま」すぎていまひとつテンションが上がらないのですが(ぜいたく言ってますね 笑)、暗渠歩きを始めた当時は、そんな緑道を見つけて辿るのさえ「新しい地図のレイヤーが頭の中に出来上がる」ようで楽しかったのを想い出します。
なにはともあれ、ここまで続けてこれたのはひとえに読んで下さる方々、コメントをくださる皆々様、いつもたくさんのお教えを頂戴する暗渠の友の皆様のおかげです。
ほんとうにどうもありがとうございます。

そんな節目的な今回は、ちょっとだけ趣向を変えて
「暗渠を辿りながらそこに咲く季節の花にスポットを当てる」
といったオトメ切り口でいってみます。
(いつだったか@aquira07さんも「暗渠植物図鑑みたいなの面白そう」的なツイートをされてましたよね、たしか)
季節の花といってもすでに1か月も前の初夏的な季節になっちゃうんですけどね(取材日は2012年5月13日)。そこんとこごめんなさい。

辿った暗渠は初夏の善福寺川・堀ノ内支流。
梅雨入りはるか前の気持ちのいい朝のことでした。

まずはナガミヒナゲシ。大好きな花です。
桜の花が終わり葉桜が茂るころには街角至る所に群生して咲き始めます。

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外来種ですが、いまではすっかり東京の路地に馴染んでしまいましたね。
縦に据え付けられた車止めの足元に咲いていました。
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そしてここには…。
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写真左はしの、小さな小さな黄色い花。

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オニタビラコ

咲き終わるとタンポポみたいな綿毛になります。

そしてこの支流と言えば、おそらく岸辺の人が手入れをされているのでしょう、クリスマスローズが延々と続く美しい名所があります。和名は「雪起こし」っていうんだって初めて知りました。
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さあ暗渠では超メジャーな存在、ドクダミも。
白い小さな花が咲くのはちょうど今頃ですね。

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そして大・アブラナ群生地帯。
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空き地によくこれだけ咲きましたなー。
しっかりお手入れしてるのかもしれませんね。

そしてハハコグサ
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これもよく目にしますが、春の七草のゴギョウのことですね。
七草粥にするくらいですから、成長具合によってはもちろん食えます。

水道道路を越えたところには、ハルジオン
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ヒメジョオンと間違えやすいですね。名前もね。
ハルジョオンとかヒメジオンとかもどっちかわかんなくなることありますよね。
まずは咲く時期が違うらしいです。ハルが先で、ハルが咲き終わるころヒメが来るそうです。
また、ハルはピンク色が混じりやすいけど、ヒメは全て真っ白なんですって。
葉っぱの付き方も見分けるポイントとのこと。
小さいころはビンボウグサなんて呼んでたりしましたが、明らかに混同してたなあ。

ムラサキカタバミ(オキザリス)はつぼみでした。

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ミツバみたいなクローバーみたいな葉っぱ。これも繁殖力がすごい「雑草」らしいです。
まあ暗渠にひっそりと、放っとかれつつも花を咲かすくらいですから、
暗渠沿いに見られる草花たちは押しなべて繁殖力レベルが高いのかもしれませんね。

そしてヒメツルソバ
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この金平糖みたいなのは、たぶん一年中見られるかな。
群生してるとかわいいっす。
2006年にヒメツルソバのことを書いた記事があったっけ。
タイトルを「東京Peeling!」にする前です。後日、当初記事に暗渠のことを加筆して、その時「世田谷の川探検隊」さんにリンクを張らせていただきました。

そしてこれは…
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うーむ。
これだけはわかんない…。
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ニワゼキショウにも似てるんですがね…。
花びらがもうちょっと丸っこいですもんね。
どなたかご存知の方がいらしたら、ぜひ教えてくださいませ。

さて、そんなこんなで善福寺川に着いちゃいました。
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もうちょっと善福寺川沿いのあげ堀暗渠を歩いて、
持ってきた朝ごはんを川沿いで食べるとしますかね。

お、おしべの黄色にパンチがありますね。オオムラサキツユクサです。
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花びらが3枚、ってなんか中途半端な気がする…。オオムラサキツユクサさんにはスマンが。

あげ堀の車止めを越えてもう少し。
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アカバナユウゲショウ
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これも前からけっこう好きなんです。いかにも野草、って感じが。
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さて、そろそろ川沿いの芝生を見つけて、朝ごはんっす。

より大きな地図で 杉並以北でまとめてみよう を表示

記事数も切りのいいところなんですが、たまたま「東京Peeling!」として立ち上げてから、だいたい丸3年。
みなさまどうぞ今後とも、よろしくおつきあいのほどお願い申し上げます。

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2055 ・・・神田川水系」カテゴリの記事

コメント

植物いいですね!
ビンボー草、ドクダミあたりはイメージぴったり。
暗渠脇って、自家製花壇率が高いので、
園芸種も多くて、調べていくのも面白いです。
ピンクの花、ヒメフウロで検索してみてくださいな~。

投稿: Bake | 2012年6月16日 (土) 22時39分

この趣向、面白いですね。ご紹介いただいた植物のうち、ヒメツルソバは開渠の護岸に密生して垂れ下がっていることが多くて、ドブ川的に気になっています。ハハコグサは食べられるんですか。今度調理してみます。

投稿: 大石俊六 | 2012年6月17日 (日) 18時11分

■Bakeさん
ああ、本当だ「ヒメフウロ」!!これですこれです!初めて聞く名前でした;;;どうもありがとうございます。
「自家製花壇率」、高いですねw それでも熱心に工夫をされている積極派と、もうほったらかしでもっさもさの放任派と両極がいるかもしれませんねw

■俊六さん
ハハコグサ、若いやつがいいらしいのでよく吟味してくださいねー。採取と調理は自己責任でお願いしますw でも旨かったらぜひ教えてくださいww

投稿: lotus62 | 2012年6月18日 (月) 10時26分

500エントリ目前ですか。おめでとうございます!
わたしは殆ど同じ時期に始めたのにもかかわらず、まだ280エントリ(未公開分含む)ですよ・・・。
コツコツ続けられてる感じが伝わってきますね。

これ読んでて「暗渠沿いの植物」で思い出したのが、シマッポの日に見たイチゴでした。
「自由に食べてください」ってあったから、食べられる時期に行ってみたいと思ったのでした。
あと、玉川上水余水吐にいっぱいあったフキノトウ、食べてみたいなあ。
・・・やっぱり思考がそっちに行ってしまうのか。

いやいやほんと、乙女らしくて素敵な記事でした。
花の名前とか全然憶えてないですけど、いつかは覚えたいです・・・

投稿: nama | 2012年6月19日 (火) 12時31分

ありがとうございますー。
まあ、多けりゃいいってもんでもないんで;;;。
>シマッポの日に見たイチゴでした。「自由に食べてください」…
太っ腹ですよねえ。でもショッカーなどはそういう所に催眠薬等を仕掛けて世界征服を企んだりしがちなので、慎重に様子を見たほうがいいかもしれません。

暗渠沿いの花→暗渠沿いの植物→暗渠沿いの食える植物…ときて、私は暗渠上のツナ巻http://kaeru.moe-nifty.com/ankyo/2011/08/post-2f8c.htmlを想い出しました。これも同種のワナ?w

投稿: lotus62 | 2012年6月19日 (火) 16時16分

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