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暗渠ハンター 田園調布区境リベンジマッチ

 

以前、『暗渠ハンター 田園調布に湧く「せせらぎ公園支流」とその他のこと』と題して
田園調布駅の南から東側をぐるっと囲む暗渠・川跡のことを書きました。
その時のコメント欄でhikadaさん、misaki810さんに
「その支流の支流が、田園調布中学校の横にある」ということを教えていただきました。

そんで先日やっと行ってきました、というご報告の記事です。

前回「多摩川 せせらぎ公園支流(仮)」としたのがこちら。
Imgp8258

谷のできかたから、このまままっすぐ東急東横線方面に続いている、
と現場では読みましたが、ここに横から被さってくる支流があるよ、ということなんです。
その支流を確認した今では、もしかしたら東横線方面には川跡はなくて、
元来の川跡は今回のところなのでは…?なんて思ってしまっています。

まあそれはさておき現地をご紹介。
前回の、「暗渠出現」と書いた地点から、田園調布中の崖下の線に沿って世田谷区と大田区の区境がありますが、まさにここ!それが見える地点を探していくと。
ありました。
Imgp8262

ここを左右に川跡が通っているはず。
まず右。つまり下流方向。
Imgp8263

まばらなはしご式開渠が続いていました!
開渠といってもどうやら二重構造になっているようです。
表面は開渠風ですが、底は浅く、さらにこれが蓋になってその下に暗渠が通されているような感じ。
アップで見てみると、私の足元あたりでさらにコンクリ蓋暗渠に変態しているようです。
Imgp8265 

そして上流方向。
Imgp8266

こちらはもう完全な、ハードタイプのコンクリ蓋暗渠になって上流に向かっていました。
ここを上流に遡ってみます。
奥の車止めまで来ました。振り返ってみましょう。
Imgp8267

さらに上流は…。
すたれた感じの川跡。
Imgp8268

みることができるのはここまで。
この先は、環8の盛り土でスパッとゴールになってしまいます。
環8からこの谷を見ろしてみました。
Imgp8269

なるほど…。

この先、環8の内側にもこの谷が続いているのかなと環8内側をうろついてみましたが、
もう谷の痕跡はありません。
ぺったんこ。
Imgp8271

まさに谷頭をつぶす感じで環8が造成されたようです。
ここ以外にも、たくさんの谷頭を断絶して環8ができたんだろうなあ。環8に限らず環7、環6もこういうケース、結構ありますよね。
業の深い道路なんですね、都心の環状線って。

再訪のきっかけを作ってくださったhikadaさん、misaki810さんに改めて感謝申し上げます。

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2051 ・・・多摩川水系」カテゴリの記事

コメント

ロータスさん、ご無沙汰しています。
ちぃと他の事に忙しかったものでこちらに遊びにくるのが時間が空いてしまいすみません。田園調布中学の裏は私も偵察にいきました。最後のマンションの隙間と環八との段差、何とも言えない変な感じです。環八の向こう側には何の痕跡もなく、環八ができる前の地図でもコンタが出てないのでよく判りません。明治13年の陸地測量部の東京近傍図で等々力方面から石川台方向へ行く道と、その道が分かれて御嶽山方向にいく道があり鈍角のT字路があった様です。その別れ道の所の内側まで谷戸が迫っていることがわかります。この辺りは「中丸」といった様です。

今の環八はカーブになっており、かなり谷戸側に入り込んでおり、この道幅30メートルの中で谷頭が終わっていたのだと想像しますが、環八ができる前には既に田園調布の区画整理が終わっていますのでその段階で埋められた可能性が高いです。22年の航空写真で道の向こう側は跡形もない事がわかります。

ではでは。

投稿: たつお | 2012年7月 3日 (火) 17時22分

たつおさん、コメントありがとうございます。
この段差の深さは、「ほんとはもっと奥行があったのに埋められて、今こんな崖になってるんだい!」と訴えているかのようですよねw
(「コンタ」=等高線ですね。今初めて知りましたw)
なるほどこの崖はきっと続きがあって、きっとそれは田園調布の宅地開発時(1922年・大正11年の分譲開始から、駅名が田園調布となった1926年・大正15年くらいでしょうか)に埋められた可能性が高いと。
その上を戦後~高度成長期を経てできた環八が通り抜けている、ということですね。2重にレイヤーが掛かった谷…。
ははーなるほど、勉強になりますー。
ところで中丸。調べてみたら、ちょっと田園調布寄りに「中丸産業」という企業がありますね。これも昔の土地名なのかもと妙にそそられましたw

投稿: lotus62 | 2012年7月 3日 (火) 18時54分

ロータスさん、今晩は。おひさしぶりです。
本日ちょいと買い物ついでに久しぶりに田園調布へいってきました。残念ながら車で行ったので、詳しいリポートができないんですが、田園調布駅東口から一本北側の下り坂の一方通行の道を下って行くその真正面の辺りが、全て取り壊されてマンションでも建つのでしょうか、工事をしていました。まだ、解体撤去と造成の中間ぐらいだったので、地面の様子が見て取れました。

ひとこと、敷地は水浸し。そして、その敷地の南側になんと開渠がバス道までとどいており、田園調布中学体育館裏から道路までの水路の様子がほぼ見えました。参考でグーグルマップを作りましたので見ていただければと思います。
http://goo.gl/maps/MrRT
その他の探索した水路も地図に入れてあります。

投稿: たつお | 2012年7月14日 (土) 23時48分

ロータスさん
こんにちは。今朝田園調布の水路現場写真取ってきました。以下リンクです。

https://plus.google.com/photos/103987362637451166456/albums/5765226102690943857

まさに、ピーリングの現場です。道路からではまったくわからなかった、奥の世界が白日の下にさらされた瞬間のような感じです。しかし、宅地造成工事は地下の水をどうやって逃がすかが課題ですね。ちょうど谷間ですから水はけも悪そうで、住宅地としてはあまりおすすめじゃありません。
ではでは。

投稿: たつお | 2012年7月15日 (日) 12時21分

たつおさん
感激です。いまこんな工事をしているんですね。そこに現れたハシゴ式開渠!! これはものすごいものを見せていただきました。どうもありがとうございます。ちかくならすぐにでも行きたいところですね!
こはまさに手元の時層地図では池があったところです。いまでもこんなじゃばじゃばになるとは…。

未確認田園調布水路支線もなるほどなあと思いました。私は適当に道沿いだとしか思ってませんでしたが、たしかにここに線が引けそうです!
たつおさんもよく御調べになってらっしゃいますね!貴重な情報、感謝いたします。

投稿: lotus62 | 2012年7月16日 (月) 09時44分

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» きっかけかぁ [まさぼうの「つれづれてます」]
この前のシマッポ散策のあとに、川仲間の1人、lotusさんに聞かれたのね。 「まさぼうさんが暗渠歩きを始めたきっかけって、なんだったんですか?」と。 これ、前にも誰かに似たようなことを聞かれたと思うんだけど。 実は、自分で自覚できる「きっかけ」が思いつかないんだよねぇ。 なんていうか、気がついたら突っ込み始めてた、というか。 小さい頃からその片鱗はあって、それがだんだんはっきりとここに移行して行った、という。 そういう部分では、こんな下地がいくつかあったのは事実で。 ○地図を見るのが好きだった。... [続きを読む]

受信: 2012年5月 7日 (月) 17時16分

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