« 暗渠ハンター 南馬込の谷の、ミッシングリンク「池尻堀 南馬込1丁目支流(仮)」 | トップページ | 暗渠ハンター 谷戸川、環8の陰の開渠 »

暗渠ハンター 練馬の谷一気攻め②宿湿化味の谷

2 羽沢支流のまた支流

シリーズ2回目の今日は、前回の羽沢支流のさらに支流(猫またぎさんのブログから引用)を。
この地形図では、「2」と番号がふってあるところです。
ちなみにこのシリーズは、毎回のボリュームが少な目なんですが、
それは「一日に何本も同じ川の支流を観すぎて、記憶が少々混濁気味」だからです。
ごめんなさい。

Photo

このあたりの昔の字の名は「宿湿化味(しゅくしっけみ)」。
古い地図を見ていてこの奇妙な名前がとても印象に残りました。
初めてこの字を見た時は「シャグジ」「ミシャグジ」と関係があるのかと思いましたよ。
(たぶんないw)
それにしてもなんでこんな名前が付いたんだろう。
前湿化味なんて所もあったようだし、湿化味橋という橋もあったらしいです
ってなことでググっていたら、HONDAさんのブログ
谷戸ラブさんがコメントで宿湿化味のことをさらっと書かれているのを発見。
この土地の名前にもへえー、ですが、それを知ってた谷戸ラブさんにもへえー!です。

さてでは現地の話を。
まずは上流端(谷のはじまり)の見当をつけ、
そっから下っていくことにします。
地形から言ってこあたりか、というところにちょうど銭湯がありました。
久松湯。
Imgp7953

久松湯の前を通る大きな車道を斜めに横切り、他には北北東に向かいます。
微かな谷底を進んでいくと、住宅ブロックの間に川跡らしきものが確認できます。
Imgp7957

この延長線上を辿って住宅ブロックを進むと、このバイクの向こうにある金網に行きつきます。
Imgp7959

金網を覗き込んでみると、
Imgp7958

キタ!はしご式開渠の登場です。
練馬区では珍しい存在、なのではないでしょうか。

この後流路は、蒼い水路敷きあり、
Imgp7962

暗渠路地あり、
Imgp7964

ガードレールに護られた川跡あり
Imgp7967
と、この辺りでは比較的変化の多い暗渠ですね。
途中では、水田耕作地帯によく見られるように、流路は二本に分かれたりもします。

そして流末に近づくと、おそらくこの広い駐車場の真ん中を通っていくようです。
Imgp7978

ここから石神井川までは目と鼻の先。
ですがどこで合流するかがはっきり掴めません。

前出の猫またぎさんのブログでは、
「羽沢支流の支流」として扱っているくらいですから、流れはここからさらに北東に向かって前回の羽沢支流と合流したあとすぐさま石神井川に注ぐ格好になっています。

いっぽう、とある地図では羽沢支流とは合流せずこの駐車場の先の道路に沿うようにすぐ左に曲がって石神井川に注ぐ水路も表されていたり。

ですがですが、水田地帯の、本流に合流する手前の支流同士がくっついていたかいなかったか、ということは「どっちもあり得ること」ですよね。
そういう意味で、この川の名は、冒頭の「羽沢支流の支流」でもいいし「羽沢支流Ⅱ」でもいいかも知れません。
また、宿湿化味というどうも何度も使いたくなるような不思議な地名を冠して「宿湿化味支流」でもいいかもしれませんねw

より大きな地図で 杉並以北でまとめてみよう を表示

|

« 暗渠ハンター 南馬込の谷の、ミッシングリンク「池尻堀 南馬込1丁目支流(仮)」 | トップページ | 暗渠ハンター 谷戸川、環8の陰の開渠 »

2056 ・・・石神井川水系」カテゴリの記事

コメント

おおっ!開渠が残っていたとは!
この流れの流末は、以前地図を調べた限りでは石神井川に並行して東進し、
羽沢支流をあわせて大山高校付近で石神井川に合流していたようです。
そして途中で何ヶ所か、石神井川に注ぐ分流もあったようですから、
くっついていたとも、離れている川を結ぶ水路があったともいえるでしょうね。

投稿: HONDA | 2012年5月23日 (水) 22時21分

この開渠は猫またぎさんに教えてもらいました。
http://ankyoneko.exblog.jp/14119174/
なるほど(流末のこと)-。そうですねぇ。
なんだか大きな川への合流ポイントについては、「まあどこでもいい」的なおおらかさを持てるようになってきましたw
ちなみに私が参照したのは「練馬区文化財マップ」(昭和末のバージョンで、水路記載あり)でした。

投稿: lotus62 | 2012年5月24日 (木) 08時53分

一気シリーズ、改めて驚いたのですが地図凄いですね。何か付録釣りみたいにぶら下がってる谷達が。

この辺りの支流群、私も混濁していて明確な場所は思い出せないのですが、源頭部のどこからへんで隣の谷が見えて面白いな~と思った記憶があります。

同じく流末が判然としなくて悶々としていました。皆様の説を意識してまた歩いてみたいです。
(ps・開渠、前に行った時もたぶん同じバイクが門番していました)

投稿: 谷戸ラブ  | 2012年5月24日 (木) 09時17分

「付録釣り」、ほんとですねw
確かに谷どうしの距離が近くて、群生状態ですね。
私は、ここいら全てが「初めて足を踏み入れる土地」だったので土地勘がまるでなく、さらに輪をかけて「混濁」していますw
(地図で眺めてはいましたが真面目に見てはいませんでした)
実はこの地形図に支流をプロットした時でさえ訳わからなかったですしw 地元のかたにとってはきっと個性豊かな支流群なんでしょうね。
支流は、いっぺんに巡らずにじっくり歩いた方がいいのかも。っていうかあとでちゃんと再訪しようと思います。いやいっそもう何回かまた「いっぺんに」回ってみようかしらんw

投稿: lotus62 | 2012年5月24日 (木) 17時10分

「宿湿化味支流」はいい感じの名前ですねえ。
ここは住んでいた場所とそんなに近くはなかったんですが、「しっけみばし」は割と馴染みのある地名でしたね。
板橋区の小豆沢(あずさわ)も7~15歳を過ごした所で、当たり前の地名と思っていましたが、読めない人が多いですね。

投稿: 猫またぎ | 2012年5月25日 (金) 18時06分

おお、馴染みのある地名でしたか!これも、小豆沢も読めませんよねえ…。
でも確かに元から知ってると(音から知ってると)普通に読めるけど、
馴染みのない方にとっては読みづらいっていりますよね。
郷里の近くだと、上三川(かみのかわ)、真岡(もうかだけどよくまおかと読む方多し)、
小山(おやまだけどこやまといわれること多し)。
そうそう、一昨日まで「羽沢」を「はねざわ」かと思っていましたよ私。

投稿: lotus62 | 2012年5月28日 (月) 09時30分

一昨日までですか。
そりゃあ最近だなあw

練馬区で言うと、石神井川のとしまえんのあたりの地名「向山」は「こうやま」。
あと、板橋区の「東新町」は「とうしんちょう」なのに、その隣の「東山町」は「ひがしやまちょう」だったりします。

投稿: 猫またぎ | 2012年5月28日 (月) 17時27分

ほらあの、広尾のほうに「羽澤(はねざわ)ガーデン」ってあったでしょ、あと昔「羽根木(はねぎ)」に住んでたことがありましてね…その…(以下略)。
「向山」は、ジモティは「う」を略して「こやま」と発音してるって、なんかで読みましたねw
それと、「町」の読みが「ちょう」だったり「まち」だったりさまざまなのも不思議でおります。

投稿: lotus62 | 2012年5月29日 (火) 09時23分

小豆沢に縁のある暗渠人がいたよなあ、と思ってたんですが、猫またぎさんでしたっけ。
いつか「小豆沢でお汁粉を食べる」をやってみたいんですよねぇ。
小豆系だったらなんでもいいんですが・・・。
牧場跡で牛乳飲んだり焼肉食べたりするのと同じノリです。
もし小豆沢に良い甘味処などあったら、ぜひ教えてくださいまし。

・・・しょうもないコメントしてすいませんlotusさん。

投稿: nama | 2012年5月30日 (水) 17時19分

わははは!しょーもなくないですよ、楽しそうw
それっていろいろ広がりますねえ。
田端で炉端焼き、板橋で板わさ、馬喰町で馬刺し…私の想像力ではあんまり広かんないか…w

投稿: lotus62 | 2012年5月30日 (水) 17時47分

↑えー、それはなんかちょっと違う・・・w

投稿: nama | 2012年6月 5日 (火) 13時24分

「小豆沢に縁のある暗渠人」はまさに私です。
でもって、このやり取りは何なんですか?w

投稿: 猫またぎ | 2012年6月 6日 (水) 16時13分

通りすがりで拝見しました。
懐かしいです。
このあたりは子供の頃に育った場所ですので、実体験として記憶しています。

この暗渠は、最後の写真の駐車場(ここは以前、空き地と釣堀とプールでした)を抜け、正久保通り(旧称:埼玉通り)を横切り、川場湯という銭湯の前を通り、その先の羽沢支流と合流していました。
私が子供の頃にはまだ水が流れていましたよ。(・・・と遠いまなざしで)

ちなみにラスト1つ前の写真、これは開進第三中学校の裏手ですが、もともとの暗渠は写真に写っている小林畳店の前の側にありました。
その後の工事により歩道のガードレールが対面側に設置されたようですね。
(・・・と、再び遠いまなざしで)

投稿: totomn | 2012年8月27日 (月) 12時27分

totomnさん
感激です。貴重な証言をありがとうございます!
あの駐車場には釣堀やプールがあったんですか!!! 広くてまとまった土地なので、何かの跡地だろうなとは思っていたのですが、釣堀!! (ちょうどここhttp://kaeru.moe-nifty.com/ankyo/2012/08/post-f37a.htmlでツリボリの話題があったので、今自分でもホットな話題なんですw)
そうですか、やはり通りを越えて川場湯(現場で見ました!)の前と通って…羽沢支流と合流していたんですね。
なるほど、小林畳店さんの前は一度付け替えがあったのかもしれませんね。

かつての現場をご存知の方からの証言はほんとうにうれしいです。ありがとうございました。
どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。

投稿: lotus62 | 2012年8月27日 (月) 12時41分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/156279/45362157

この記事へのトラックバック一覧です: 暗渠ハンター 練馬の谷一気攻め②宿湿化味の谷:

« 暗渠ハンター 南馬込の谷の、ミッシングリンク「池尻堀 南馬込1丁目支流(仮)」 | トップページ | 暗渠ハンター 谷戸川、環8の陰の開渠 »