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暗渠ハンター 南馬込の谷の、ミッシングリンク「池尻堀 南馬込1丁目支流(仮)」

前回「練馬にある石神井川の谷イッキ攻め」的なシリーズをはじめたばっかりですが、このシリーズは息長く不定期連載ということにさせていただいて、今日は全く違うエリアのお話をさせていただきます。

以前、南馬込1丁目にある短い暗渠をご紹介しました。
この記事で「この谷B」と書いてあるところです。
「この谷B」を出た水の行く先については、ろっちさんの記事でも取り上げられていましたが、まあずっと気になっていたわけなんです。

先日、またまた断片的ではありますが、その水の行く先について手掛かりを見つけたのでご報告。

まずは概況を掴んでいただくために地形図を。

Photo

左上から右下にかけて、環7がざばっと通っています。
そして右上から左下へ鉄道・横須賀線と東海道新幹線が通っています。
以前「この谷B」として見つけた暗渠は水色のところ。
この先どんなふうに谷底(つまりこの「楓谷(ろっちさん命名)」の真ん中の方)に向かって行くのかなあと思っていたところ、今回、オレンジ色の暗渠を見つけました。
これはすなわち以前の水色の暗渠の「行く先」だと思われます。
水色とオレンジ色を結ぶと、桃色のような流れが推測できるなあ、
というワケなんです。

ではさっそくその現場を。
南馬込1-14-5。
ここ、環7沿いなんですよ。
環7の歩道から、こんな風景が見えるんです。
Imgp8355

怪しい金網。
覗き込んでみると。
Imgp8356
立派なはしご式開渠です。
まさか、環7からこんなあからさまな川跡が見られるとは思っていませんでした。

”小学○年生”的な雑誌に
「あなたのすぐ近くに、四次元への見えない入り口がある!」
みたいな特集がよくあったような気がしますが、そんな見出しを思い出して軽く興奮してしまいますw
轟轟と車の行き交う何車線もある幹線道路から、
異世界への入り口が駐車場と民家の間の小さなスペースに残っていたわけです。

駐車場に足を踏み入れ、行く先(上流)を観察します。
Imgp8359

ちょっと底が浅いですが、はしご式開渠が続きます。
そして駐車場の敷地を回り込むように折れ曲がります。駐車場スペースの背後は小さな崖なので、その崖下を回り込む、といった方が正しいでしょう。
Imgp8360

崖下を伝う流れには蓋がされてしまいます。
Imgp8361

しかし流路は明確。
Imgp8362

駐車場スペースから、民家の狭間へと続きます。
Imgp8363

では上流を、コの字ウォークで追っていきましょう。

民家の狭間からこんな風に出てきます。
Imgp8364

出てくるとすぐカクンと折れ曲がります。
Imgp8365

折れ曲がった先は、蓋とそれを覆うアスファルトが怪しい感じで融合していますね。
ここから先は流路の痕跡が一旦消えます。
しかしさらに厳しい崖下となっているので、崖を回り込むように続いているであろうことは想像がつきます。

その回り込んだ先は、いったん横須賀線・東海道新幹線の線路に分断されますが、
(下の写真の奥が横須賀線・東海道新幹線)
Imgp8371

その線路の向こう側にも暗渠を見つけることができます。
馬込1丁目9。
Imgp8372

ちょっとわかりすらいですが、左側が普通の道、右側が暗渠です。
この短い暗渠を出ると、こんな道に。

Imgp8378

この道の右にある緑のガードレールに護られた歩道が暗渠の続きと思われます。
この歩道が、「以前の水色の暗渠」に繋がっているだろうことは、たぶん地形図からも明らか。
ミッシングリンクをすべて埋めることはできませんでしたが、
おそらくこれらの断片をつなぎ合わせてひとつの流れと考えることができると思います。

そしてこの環7の先は、池尻堀(や池尻大仏支流するすみ支流群など周辺の流れ)と合流し、内川、あるいは六郷用水へと下っていくのでしょう。

というわけで、「この谷B」でみつけた名もない暗渠から続く一連の流れがなんとなく確認できたので、これらをここでは仮に「池尻堀 南馬込1丁目支流」と名付けてみることにします。

より大きな地図で 池尻掘・六郷用水北堀・内川 を表示

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2031 ・・・立会川・内川水系」カテゴリの記事

コメント

うわっ!環七の北側ばかり気になって南東側は見てませんでした。
これは大発見ですね!今度行ってみます!

あと馬込とは全く関係ないのですが、猫ブログ更新で精一杯で暗渠関係更新できないので情報を幾つか。(すでにご存知かとは思いますが)
葛飾区・立石にある平和橋自動車教習所。この敷地内を暗渠が貫いています。
http://g.co/maps/xebcg

同じく葛飾区・葛飾警察署裏から横を通って曳舟川に流れていたと思われる暗渠(以前倉井ストアーの近くの暗渠としてご紹介されていた暗渠)
イトーヨーカドーのすぐ近くに橋跡があります。
http://g.co/maps/aa659
この暗渠、国道6号を横切っていると思われるのですが、6号の歩道の所にも橋跡のようなものが。
http://g.co/maps/kt2cv
この橋跡のようなものはバス待ちの人の椅子替わりになっています。
立石あたりは暗渠の宝庫でもあるので、機会があれば『暗渠と猫ともつ焼きツアー』をご一緒したいものです。

他にも小ネタからちょっと大きめのネタまで持っているのですが…猫ブログの方の更新で忙しくて全く手付かずで申し訳ないです。
そんな更新してないブログにリンク張っていただきありがとうございます。
(結局これが言いたかった)

投稿: ろっち | 2012年5月18日 (金) 00時21分

ろっちさん、立石(ほんとここは暗渠・猫・大衆酒場と3拍子揃ったパラダイスw)情報ありがとうございます。
以前猫またぎさんから、立石の本田小付近の親柱のことを教えていただいて現地に見に行ったことがありましたが、いただいた情報はどれも知りませんでした!
見応えがありそうあところばかりですね.
きっと場所から言うと中井堀か葛西用水なんでしょうね。

「街を歩けば そこに猫」も、いつも身もだえしながら拝見させていただいてますー。
いつか立石で飲みましょうねw

投稿: lotus62 | 2012年5月18日 (金) 12時26分

今回の記事のはしご開渠もびっくりですが、ろっちさんの情報もことごとくすごいですね!
立石飲み会は、今から手を上げておきます!

投稿: 猫またぎ | 2012年5月18日 (金) 19時08分

猫またぎさん、7月くらいにろっちさんをインストラクターに(<勝手にw)、
立石で遊びたいと思います!ご連絡しますね。

投稿: lotus62 | 2012年5月20日 (日) 19時16分

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