暗渠ハンター 谷端川沿い湧水ものがたり 大塚からの瓢箪池支流
谷端川の湧水支流シリーズ、さらに下流に移動し、上池袋1-3で湧き谷端川と合流するところで瓢箪池という池を作っていたらしい「瓢箪池支流(仮)」を。
地形図は前回記事をご参照ください。
2 瓢箪池支流(仮)
豊島区郷土資料館研究紀要の第11号「<調査ノート>豊島区の湧き水をたずねて」を元にして、今回も水源をたずねます。
右の金網は山手線の窪みです。
多少不安。
ちょうどここに立っていたおじいちゃんにお話を聞いてみました。
すると確かにここは小川というかドブというか、水の流れがあったとおっしゃっていました。
大正生まれとおじいちゃんはおっしゃっていましたが、
山手線ができるまではこの谷(水路)は山手線の内側から続いていた、というお話も。
いずれにしても、安心です。ここは流路には違いない。
この先はこんな道が続きます。
上池袋1-27。ここは、前出の文献によると洗い場があり、流れが急で「滝」と呼ばれていたそうです。
右にカーブしこの瓢箪池支流は続きますが、正面の団地あたりが瓢箪池の跡となるわけです。
前出の文献によると、このブロックに瓢箪型の池がありました。
雉、鷺、兎なんかが近辺に巣を作っていたほど自然がいっぱいだったみたいです。
で、すぐ先で谷端川合流。
この一角にかつて旭湯という銭湯もあったそうです。
たぶん旭湯の跡地でしょう、このコインランドリー旭。
短い暗渠でしたが、水源近くでお話を伺ったおじいちゃんのおかげで、
想像力たくましく辿ることができました。
感謝です!
谷端川湧水シリーズも今回でいったんおしまいにしようと思います。
あとは、いつかオマケとして大塚駅北側にあるいくつかの湧水をご紹介し、
大塚三業地を通って一気に播磨坂の極楽水あたりで〆ようかと。
より大きな地図で 杉並以北でまとめてみよう を表示
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