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暗渠ハンター 南烏山4丁目、蓋暗渠の先、水が集まるところ。

ここのところ続けている烏山川の上流のシリーズ。
残るはあと2回(くらい)です。

前回の西谷支流をたどって、烏山川上流についてはけっこう
おなかいっぱいになりました。
しかし実際のおなかはお昼もとうに過ぎてとてもすいたので
千歳烏山駅近辺のどこかのお店でヒルメシでも、
ということで駅に向かって南下をしているときでした。
ふと視界に入ってしまった脇道の車止め。
Imgp4027

うーん、おなか減りましたがこれは
見に行かないわけにはいきません…。
ちょっと寄り道。

奥の黄色い車止めまで来たところでいまの道を振り返ってみます、
Imgp4028
うん。
車止めの下が水路だったようですね。
そう見当をつけるとこの手前の家の角に立っている四角い石柱は、
橋の親柱だったのでは?と思えてきます。
石柱のさらに手前に積み上げられている平たい石は
もしかしたらここに掛けられていた石橋の床面、
それを撤去後にここに適当に積み重ねて置いたまま、
なのではないでしょうか。

このあたりは南烏山4丁目の15番あたり。
南烏山4丁目…。この時点では何とも思いませんでしたが、
このあとこの辺りを徘徊してからは、
もう忘れられない地名となってしまいます。
実際こあとはもうかなりテンション上がって、
ツイッターで阿鼻叫喚のつぶやきをしてしまいました。
流行の「ソーシャル視聴」ならぬソーシャル暗渠。

さてこの暗渠、
退きで眺めてみるとこうなっています。
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そう、続きはどうやら写真右側の歩道を通っているようです。

振り返って歩道の先を眺めます。
Imgp4031

奥はすぐに突き当たりですが、左に曲がって進んでいきます。
この左側は「南烏山4丁目アパート」という団地のようで、
その敷地のまわりを縫うような感じで続いています。

さらに突き当り?
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直進すると南烏山4丁目アパートの敷地内に入っていってしまします。
敷地入口まで行って見ると、よくわかりました。
ちゅくしんせずに右に曲がって続いています。
で、その曲がったところが、曲がったところが、
なんと短く続くコンクリ蓋暗渠なんです!!
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これは驚きましたー。
このシリーズでたくさん開渠や変形蓋暗渠は見ましたが、
本日初めてのコンクリ蓋暗渠。
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いつもは結構蓋暗渠を追っていて、その先が一瞬開渠になったりすると
めちゃめちゃ興奮するものですが、
今回は逆でした。
小躍りしながら何枚も写真を撮ってしまいました。
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わずか5m程度、ほんのちょっとの区間だけっていうのも
萌えポイントなんだと思います。
この先、ちょっと大きな(クルマがすれ違えるくらいの)
通りに出る手前でコンクリ蓋暗渠は終わってしまいます。
通りから見たコンクリ蓋暗渠はこちら。
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ちょっとこの先を見逃しかけましたが、この水路は大きな通りに阻まれても続きます。

南烏山4-18の裏手に、こんなふうに細い暗渠路地が始まっていました。
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もう感動的な細さです。
分け入って進んでいきます。
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かくんと途中でカーブ。
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さらに続きます。
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突き当りで広い道路に出ました。

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でも、通りの向こう側に続いていますね。
そう、「金網」&「ごみ収集場所」というよくある黄金の定位置へ。

この大きな通りは、松葉通りというそうです。
どうりで周辺に「松葉ナントカ」という店が多いわけだ。
…松葉、「まつば」かあ。
どうも最近まつばに縁があると思ったら、
この時寄った中華やさんが「松葉」だったし
あとその数日前に歩いた妙正寺川近くにあった美容院が「マッバ」だったし
(この件に関しては記事化していませんが、味噌maxさんが以前記事にされていました
なんてことを考えていたらさらに突然思い出しました。

そういや烏山川本流は、松葉通り住宅、という橋跡だらけの団地を抜けて行くんだった、
南北に通るこの松葉通りは、北上したところであの団地に繋がってるんだ、と。

さてその松葉通りを横切ってさらに続く先を金網越しに覗いてみましょう。
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おお、コンクリ蓋暗渠です。金網に守られてひっそりと奥に続いています。

では反対側は…
コの字ウォークで追跡しようにも、
住宅の裏で続いているのでなかなか水路に近づけません。
ようやく近づけたのは、この水路も終わるかなというあたり。
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こっちはグリーンの据付方金網ではなく、
トラ模様・バリケード風の可動式金網ですね。
この違いはなんでなんだろう…。
ここも金網越しに覗いてみます。
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表通りのことなんかまるで関知しないもんね、
オレはオレだからね、誰も通らなくったってそんなの関係ないもんね、
といった、「みち」としての純粋な主張が感じられる風景です。
実用性とは関係のない、記号としてだけの「みち」。
(あもちろん地下の暗渠のついての実用性はあると思うんですけどね)
どこか気高さを感じます。

ここからはどこに続くんだろうと振り返って辺りを見回してみると、
驚いたことにここはおそらく5本の水路が一点に交わる水路の5叉路。になっているようです!
どこか見覚えもあるよなあとあとから思い出してみると、
やはり前回の烏山川の記事を書いた時に通っていたところ…。
すなわち5本のうちの2本は烏山川の上流と下流、だったのでした。

ちなみにこれが烏山川の上流方向。
Imgp4055_2

まっすぐ行くと、あの松葉通り住宅と甲州街道の間に残る橋の欄干があります。
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そしてこれが烏山川下流方向。
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ここもまっすぐ下れば、千歳ホテル横のお地蔵様のところに。
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この「5叉路」地点は今でもなかなかに複雑で、
叉路のまんなかには
こんな「よくわからないスペース」なんかもあったりします。
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そして。烏山川上流水路と、さっきまで辿ってきたコンクリ蓋暗渠水路の間には
こんな水路跡がありました。
(下の写真の右奥に伸びる道、歩道部分がおそらく水路)
Imgp4056

ここはこれまでもそして今日もノーマークです。
よし!とここを遡ってみることにしました。
いったいどこにつながっているんだろう。
ちなみにここを遡る時点では、
5本の水路のうちの2本が烏山川の上流下流だということには
全く気付いておりませんでした。
土地勘もないし縮尺の小さな荒っぽい地図しか持っていなかったので何しろ軽く迷子状態w
そんな心理状態を勘案して読み進め下さいませ。

実は5叉路から眺めた時はここが水路であるという確証は正直言って20%くらいでした。
しかしちょっと進むと歩道はみるみる「元水路」っぽくなり、
確証が上がると同時に興奮度も上がってきます。
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さらにその先には車止め。もう100%!
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この先、どうなるかな…わくわくします。とても。
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元水路の歩道は、殆ど近隣住民みなさまの荷物に覆われています。
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まあそうですよね、だいたい入口に車止めがあるんだから、
ここは言ってみれば全体が歩道です。
そこを改めて区切って「歩道」とするのも大変に不自然なことで。
南烏山4-25あたりで、またまた松葉通りに出ます。
ここを越えてさらに行くと、区立烏山中学校の北側に出ます。
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さらに向こうの方には、大きな通りとその向こうにガソリンスタンドがあるようですが…
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!ここでばしっと頭の中でつながりました!!!
これは、前に取り上げた「出井天然水」と「西谷支流」の続きだ!
あれと繋がってたんだ、と。
二つの支流が合流するところが、
「出井天然水」の記事最後の写真のガソリンスタンド付近でした。

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それが甲州街道を渡ってここに、そしてさっきの5叉路で烏山川につながっていたんだ…。
感動。うれしい。
咄嗟に星飛雄馬の「父ちゃん。オレは今猛烈に感動している…」
というセリフと彼の泣き顔を思い出しましたが、
同時に「進め!パイレーツ」恥可苦馬の同セリフも思い出したのでここで涙を流さずに済みました。

これだから暗渠歩きはやめられません。

5叉路に戻って、最後の一本を辿ります。
こちらは千歳烏山駅の方向に向かっているようでした。
と、ここまで書いておきながら実はこの道が水路だったという確証は
得ていないのです。
それはここから始まります。
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その先はこう。

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真ん中に溝が作ってあり、マンホールも夥しく。
そして5叉路への接続のされかたも十分疑わしいです。
たぶんそうだと思うんだけどなー。
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まあ他の水路のように、川、用水路とまで「ソリッド」な状態でなかったにしても、排水路(ドブ)くらいではあったのではないかと思うのです。

この水路(<候補w)は、松葉通り(下写真)まで行き着いたところで
その後は消息不明となってしまいます。

Imgp4075

お昼の時間が大幅に遅れてしまいもう空腹に耐えられなくなったので、
今度こそ千歳烏山駅前に向かって昼ごはんを…。

おまけとして、どの店に入ろうか迷ってる時に写した
千歳烏山駅ホーム下の、水無川の橋跡をどうぞ。
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より大きな地図で 烏山川・高源院あたり を表示

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コメント

こんばんはです。久しぶりのコメントで失礼します。

次回以降の記事で書かれるかもしれませんが、"蓋暗渠!!"の地点の南側にも蓋がありますよね、ここ。
(GoogleMapの「紙風船」という店の横の路地・・・急遽掲載しましたw)
http://suiro.seesaa.net/article/241570316.html
諸事情により(笑)西谷も含めて商店と接する部分しか歩いてませんでしたが、
なるほどちゃんと繋がっているものですねー。楽しいです!!

投稿: しかすけ | 2011年12月20日 (火) 20時41分

しかすけさんも書かれてますが、南側に続く蓋暗渠も割れて
下の水路が露出してるところもあったりと、短いながらなかなか壮絶です。

投稿: HONDA | 2011年12月21日 (水) 00時50分

しかすけさん、HONDAさん
あああっほんとだ!!!! 見逃しましたorz
教えていただいてありがとうございます。googleSVで今見てきました;;;
うわーこんなだいじな名所に気がつかなかったとは。砂利道から程なく蓋に変わっていくんですね。
しかもポロリもあるんですね…。
次回行ったときは堪能してきます。どうもありがとうございましたー!

投稿: lotus62 | 2011年12月21日 (水) 08時56分

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