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暗渠ハンター スリバチフィールドワークと渋谷~神泉間の鉄橋

10月の終わりに、
東京スリバチ学会さんのフィールドワークに参加してきました(午前中の1.5時間だけだけど)。
いえね、午後は知人の結婚披露宴があるものだから、
せめて午前中だけでもと思って向かったわけです。

この日のフィールドワークは
小田急線・代々木八幡駅集合
→河骨川から宇田川に抜けて、
→富ヶ谷NTT裏のスリバチを堪能
→東急本店の方から鍋島松濤公園のスリバチ池で小休止し、
→円山町ラブホ街の手前から神泉谷を下って登ってまた下り
→神泉谷の谷底、神泉駅前でお昼休憩

          ってところで途中抜けさせていただきました。

ご一行はそのあと
→渋谷の鶯谷
→いもり川の谷
→金王八幡のあたりの黒鍬谷

と踏破されたそうです。

今回はこの行程の中の、
お供させて頂いた短い間のことをちらっとご紹介します。

まずはここ。
スタートして間もなくの、宇田川に合流する付近の河骨川。
Imgp3239

暗渠の右に見えるエアコンの室外機。
この下に…。
Imgp3240

初めて気がつきましたが、
なんだかドボク系の構造物が…。
橋の遺構の一部なのか、
全然そうでもないのか…。わかりませんでしたw

井の頭通りを渡って(あえて横断歩道でなく歩道橋を渡るw)、
富ヶ谷のNTT裏の谷底に向かいます。
谷底から山手通りに一気に上る階段を上がって、
スリバチの縁から谷底を眺む。
Imgp3255

ここは何度も来てるんだけど、
これまでブログで扱ったことはなかったんだなあと
今になって気づきました。

この谷筋、もともとは山手通りの向こうまで続いているのですが、
おそらく山手通りを作った時に谷の途中を盛土してぶった切ったため
こうして超二級スリバチ(三方を崖に囲まれている)として存在しているようです。

ここで、ふだんからよくコメントを頂きたくさんの重要な示唆を日頃からいただいている墨染桜さんや
階段専門家の松本さんらと合流。

再び谷に降り、谷底に這う川跡を眺めます。通称、宇田川富ヶ谷支流。
Imgp3263

そしてこの日の謎。
神山町28-5にはこんな道があるんですが…
Imgp3271

この道の半分の構造が川跡のようでもあり。
しかし全体が窪んでいるので、
川だったとしても水の逃げ道がないんです。
でもでも、このずらっと並んだ自転車やバイクが示す通り、
通行量はたぶん著しく少なく、
ほぼ「円滑な交通のための道」(つまり本来の「道」)ではなさそうです。
んー何に使ってたんだろう…。わからない…。

そして鍋島公園の池。
Imgp3293

湧水池と言われていますが、
山手通りを流れていた三田用水からの落ち水も神谷町方面から来ていたようです。
その接続点はこの池の北の奥。
Imgp3294

そして神泉駅前に。
Imgp3306

いつか神泉谷の流れは記事にしたことがありました

駅前ではスリバチ学会会長が、線路とそれにつながる小さなヘタ地を指し
「ここに流れてたんですよね」とぼそっと一言。
…わあ本当だここに目をやったことがなかったけど、
はっきり神泉谷からの流路が線路の下に残っていました!
Imgp3307

これは鉄橋です、鉄橋。井の頭線の渋谷駅と神泉駅の間に、鉄橋ですよ!!
あー今まで気がつかなかった…。

この上流も、下流もしっかり辿っていたのに、
この井の頭線を跨ぐポイントを確認してみようとついぞ思わなかった
我が不見識・フシアナかげんを恥じる思いでございます;;;;。

家に帰って調べてみたら、
ずいぶんまえに
HONDAさんも「東京の水2005」で
書かれている
ではありませんか。
うわーこれも読んでたはずなのにすっかり記憶から抜け落ちていました。
再び我がウスラバカ加減を恥じることとなりました。
まったく知恵や知識が身につかないなあ…。

振り返った南側には、こんな
「私暗渠の上に置かれてます」と主張するような
建物と細道があったというのに。
Imgp3308

いやー、これを確認できただけでも十分今日のフィールドワークの価値ありです。
スリバチ学会会長と、フィールドワークでご一緒だった皆様に感謝。

そうそう、この日はたくさんマイ地図に暗渠の書き込みをされていた
暗渠好きの方もいらっしゃったなあ…。
ろくにご挨拶できませんでしたが、もしこの記事お読みになられましたらぜひひとことふたことでもお言葉いただけるとありがたいですw

ここで途中抜けし、同じタイミングで抜けた看板建築専門家の山崎さんと
渋谷の爆発的な量を誇るステーキ屋さん某でおひるごはん。
夕方から披露宴でのおよばれを控えているのであまり量は食べないつもりでいましたが、
デフォの量が半端ないので食後にちょっと後悔したりしてみましたw

より大きな地図で 20111029スリバチFW を表示

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2011 ・・・渋谷川水系」カテゴリの記事

コメント

あぁっ本当だHONDAさんが書いている・・・!
自分もフシアナっぷりにorz

投稿: nama | 2011年11月16日 (水) 12時30分

namaさん
いや、私フシアナっぷりは負けない自信がありますよーw

投稿: lotus62 | 2011年11月17日 (木) 09時04分

鉄チャンでもありながら、見逃していた自分はもっとフシアナです。。それにしても暗渠界の方々の観察力はすごいなあ。。

投稿: スリバチ会長 | 2011年11月22日 (火) 12時37分

>スリバチ会長さん
いえ、この「鉄橋」は会長さんに言われなかったら気づきませんでしたから…w
途中抜け失礼いたしました。またご一緒させてください。
例の本も楽しみにしております!

投稿: lotus62 | 2011年11月22日 (火) 19時09分

渋谷に通じる鉄道は、井の頭線、銀座線、東横線が渋谷駅からほどなくしてトンネルに入りますね。
で、そのうちの東横線は、昔は横浜駅の手前にもトンネルがありました。
渋谷を出た直後と横浜に着く直前がトンネル。
さらに渋谷駅も(昔の)横浜駅も川の真横に位置する。
で、現代になると渋谷駅も横浜駅も今度は川をくぐって地下駅に変わる。

これはみな偶然なのだろうか。
もしかしたら「トンネルをくぐって川のそばにあるのがターミナル」という五島慶太の哲学があって、東横線はその哲学を具現化するために敷かれた鉄道だったのではないだろうか・・・。

ところが井の頭線を敷いた帝都電鉄はこれをさらに発展させてしまった。トンネルを抜けたら川のそばに神泉駅があるがこれはダミーで、さらに先にトンネルがあって、そこに川に対峙した本当のターミナルがある・・・。なんて斬新な演出なんだ!(今ちょっと諸星大二郎に影響されすぎてるのです)

投稿: 俊六 | 2011年11月22日 (火) 20時15分

>俊六さん
興味深いですね…。
実は五島家は古くから「五」繋がりで五芒星を裏アイコンとして使っており、
また五芒星を使った祈祷なども何かにつけ行っていた。
事業においては国土に五芒星を現わすことを目指していて、
それぞれの頂点は渋谷・横浜・そして…
なんて考えてしまう私も「諸星病」予備軍かもしれませんww

投稿: lotus62 | 2011年11月24日 (木) 10時45分

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