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暗渠ハンター 立会川・碑文谷池上流で妄想落ち水探し

立会川の3つの主水源のうち、
前回は清水池から品川用水に遡上するラインを探してみました。
今回は、もうひとつの主水源である碑文谷池を起点にして
おんなじようなことをしてみました。

池から遡る前に、ちょっと池自体のお話も。
名前自体も、碑文谷池とか碑文谷公園の弁天池とかどうも通称は二つあるようです。
また目黒区のHPでは、
前回の清水池とは「兄弟池」という位置づけだとしていますね。
江戸の鷹狩の時代に野鴨がたくさんいた、とか
その後水田灌漑に活用されまた池の中の島に弁天様が祀られてるとか、
紆余曲折あって今は池を中心とした公園として整備されているからとか。
結構いい感じのテイストで取り上げられてますね。

で、ここでは「碑文谷池」としていますが、
同じ目黒区のHPでもこちらでは「弁天池」になってます。
ま、どちらでもいいんですが、ここでは「碑文谷池」でいきましょう。
弁天池だと他にもたくさんあるし。

まだ暗渠道にはまらないはるか昔、
東急東横線に毎日乗っていた時期は
電車の高架からこの池をほぼ毎日見ていたものです。
そのころは「なんて池かなあ」
「近所に住んでる同僚に聞いても池のこと知らなかったし、マイナーなんだろな」
「でもたまにボートで遊んでる人いるなあ」
くらいのぼんやり度でしか注意を傾けていませんでしたね…。
まあ基本的にそんなに華やかな池ではないわけです。
Imgp2171

水源とされる池ですが、
どうも昔の地図をちらちら見たりしてると
この上流方向にもたまに水路が見えたりしてるし。
しかもそれを延長していくと品川用水にぶち当たるし。

しかしまあ結論から言うと
品川用水とはここでジョイントしていた!的な
エキサイティングな展開にはなりません;;;
あ、そんながっかりしないでくださいよw

どうやら碑文谷池からは2系統の水路で
品川用水につながっていたのではないかと思っています。
ひとつは池から西に向かっていくやつと、
もうひとつは北に向かっていくやつ。

まず西方面からいきましょうか。
公園の西側にこんな入り口があって、
Imgp2180

そこからこう歩道を通って上流が辿れます。
Imgp2181

なんとこの歩道の右側(つまり左岸)には、プール!
日大水泳部の寮と温水プールがありました。
なるほど。

この歩道を上流に辿ると
寮の敷地に沿って、こんなふうにかくんと曲がります。
Imgp2186

そして敷地の端まで行く途中、左方面に
いよいよな暗渠道が見えてきます。
Imgp2184

おお。細い路地に車止めのアプリケーションが付けられた、
ストロングタイプの暗渠ですね。

ちなみにこの暗渠は「目黒区文化財マップ」にも記載されているもの。
さ、奥に踏み入ってみましょう。
Imgp2187

途中にはこんな横扉も。
Imgp2188

一応閉まるようになってるけど、
これってどんな時に閉めるんだろう?

そして出口。
Imgp2189

なんか漫才のコンビみたいな2基の車止めが置かれています。
Imgp2190

そしてこの車止めが面する道路は、
碑文谷6丁目と下馬6丁目の町境、
つまりは目黒区と世田谷区の区界でもあります。
それがこの道。
Imgp2191

もうすぐ品川用水なんですが、
残念ながら水路の痕跡が見つかりません。
この先の地図上の水路は私が妄想で書き込みました。
(といっても到達しないんですけど;;;;)

さて強引に話を変えて、
つぎはもう一本の、碑文谷池から北上して
駒沢通り(品川用水)に向かうルートです。
こちらはもう全く暗渠道は見つかりません。
東京時層地図で途中まで確認できたルート周辺を歩いてみます。

公園の北の入り口には、
たしかに周りからぐっと低くなっている場所があります。
しかし片方は
①一番低くなっているところから北上する、普通の道
②低くなる途中の所から北上する、割と暗渠っぽ道
の二つがあって、
これらどちらが地図に描かれた本来の水路か特定できませんでした。

①は地形的には○なんだけど、こんな道。
Imgp2197

でも②はこんな道なんです。
Imgp2195

さらに奥に進むと
Imgp2196

これですから…。

この先は何本かそれっぽい道があり、
やはり灌漑用に何本も用水路となっていたのか、
それとも住宅区画が公共下水完備前に割り当てられて
その「どぶ」として機能していたのかわかりませんが、
一筋縄でいかない感じです。
とりあえず地図には「予想」のような意味で線を書き込みましたが…。
こんな変に歩道が広い道や
Imgp2199

こんなかつての何かの構造物なんかが
Imgp2201

点在するエリアなんです。
まあ言ってみれば、
明らかな線につながってはいないけど、
それらしい証拠が点在するミステリアスなエリアなんですね。

なんか終わり方が昔の「川口浩探検隊」みたいでちょっと
アレなんですけど(笑)。

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2031 ・・・立会川・内川水系」カテゴリの記事

コメント

うーん、そうなんですよね。学芸大学駅西側のエリアは日常的に歩いていても高燥な感じがして、水の匂いがしないんです。東側が微妙に湿っているのとは好対照で。謎の空白地帯です。。。。誰かこの謎を解いてほしい。。。。

このシリーズは元地元民だったので、特に楽しく読ませていただきました。ありがとうございます!

投稿: sumizome_sakura | 2011年8月31日 (水) 11時28分

前回の場所は行っていなかったのでコメントしませんでしたが、今回のところは行ってました。
「漫才のコンビみたいな2基の車止め」から始まる歩道が不自然に短距離で終わっているので、そこで西に曲がっていたに相違ない、と現地では感じました。
もちろん、そこには川の痕跡はなく、反対側のブロックに回っても何も見つけられませんでしたが。

投稿: 猫またぎ | 2011年8月31日 (水) 12時07分

>sumizome_sakuraさん
そうですね、この辺りもたくさん歩かれていたんでしょうね・・・。
確かに駅前周辺に限ると、東西で何か空気というか湿度が違うような気がしますね。
言われてみればなるほど。不思議…。いつか手掛かりをつかんでみたいものです。

>猫またぎさん
しかし猫またぎさんはほんとにいろんなところを精力的に…w
品川用水ともどこかできっと接続してたと思うんですけどねー。
なかなか証拠を押さえられませんね…。

投稿: lotus62 | 2011年9月 1日 (木) 13時19分

わー出た。日大プール。このプール、もともとは屋外プールだったらしいです。ここは都内で最も「人はなぜプールを作るのか」を考えさせられる場所ですね。そしてなぜ沼や池の一部をプールにしたがり、あまつさえ「○○ビーチ」と命名したりするのか。不思議ですプールサイド。夏も終わりですね。

投稿: 俊六 | 2011年9月 1日 (木) 20時59分

もともと屋外、ですか!水泳部のためのプールを学校と(たぶん)離れた池のそばにつくる、っつのもすごいですよねえ。力の入れ方や水との因縁、みたいなものが。
それにしてもなぜプールを作るんでしょう…。考えてみれば大邸宅にある私設プールとかって、「お金持ちという記号」以外にはどんな機能が期待されているんでしょう。泳ぐこと・水に浸かることについて、私も少々考えてみます。
思索の秋に突入。

投稿: lotus62 | 2011年9月 2日 (金) 11時50分

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