« 【改訂版】暗渠・川跡の見方捉え方<ANGLE>について | トップページ | ここにもあったか、ゆるアスファルト暗渠!!湧水だけじゃないあのメジャーな川の意外な素顔! »

暗渠ハンター 羅漢寺川と品川用水の接点・禿坂支流

羅漢寺川。
目黒区と品川区の境目を通るわりとメジャーな川で、
下目黒で目黒川に合流する川です。

羅漢寺川本流については
これまたカケダシの頃にこんな記事を書きましたが、
まあほんと今読むと無知すぎて&拙すぎて
恥ずかしい思いですが、
隠しても仕方がないのであえてリンク貼ります

羅漢寺川は緑道部分も多いのですが
その暗渠の佇まいが結構寂れていたり、
マンホール多発地帯があったり、
崖からの湧水がどばどば見られたりと、かなり見ごたえのある川です。
また途中六畝川や、
林試の森公園半ばあたりから
北(元競馬場のほう)に向かって延びる谷なんかがあって支流まで楽しめます。

そんな羅漢寺川、ある日改めて地図を見ていて、
その支流の一つがあったんじゃないか?と思われる谷が気になってしまったので、
今回はそこに行ってまいりました。

その谷は下の地形図のとおり、
林試の森公園を真っ二つにぶった切っているやつ。
毎度のことながらgoogle earthさん、東京地形図さん、
どうもありがとうございます。

Photo_3   

以前から、羅漢寺川に隣接する林試の森公園に池があることは知っていました。
しかし地図を見れば、
その池を抱く谷の更なる続きがくっきりあるではありませんか。
ってことで、早速行ってまいりました。

まずはこの谷の上流端を捕まえようと、
おおよその見当をつけてここまでやってきました。
禿(かむろ)坂。
この道は、山手通りの「かむろ坂下」交差点から
ほぼ目黒線に沿って進む太い通り。
しかし用地取得が滞っているのか急に武蔵小山あたりで
しゅるしゅると終わってしまう道です。
この禿坂から林試の森方面(写真正面)に谷ができているわけです。
Imgp2029

よし、ここを下っていくかな、と思いつつ
何の気なしに後を振り返ってみたら。
Imgp2030

わ。
なんと。さらに上流があった。
とても平坦な、尾根の頂上的な道ですが、
確かにこれは水路跡でしょう。

谷を下りる前に、ここを調査することにします。
奥に入ると一本車道と交差。
この車道沿いにはクリーニング店とコインランドリーという、
見まごう事なき暗渠サイン(別な言い方では「暗渠アプリケーション」)と遭遇です。
Imgp2032

Imgp2033

車道の向こうには、
こんな道のようで道でないようなものが。
Imgp2031

マンションの敷地のようにも見えますが、
これはやっぱり道、水路ですね。
(私有地化もしれませんが)
Imgp2035

この細い道を抜けて、私、トーテモオドロキマシタ。
なんと抜けた先は、
まごうことない品川用水の水路だったのです。
そうか…。
ここでも品川用水の落ち水があったんですね。

改めて、品川用水上から今の細道を眺めた図がこれです。
Imgp2036

うーん、東京の地理は深いなあ。

よっしゃ、かなりすっきりしたところで、
さっきの禿坂に戻ります。
この品川用水からの流れは禿坂まで
かなり平らなところを通ってきますが、
禿坂を越えた途端に深い谷が刻まれていくことになります。
Imgp2037

この歩道が元の水路なのでしょうね。
Imgp2038

どんどん下ります。
谷の幅が広くなってきました。
Imgp2040

この辺りに湧水があって水量が増したのか、
それとも周辺の農業用水や生活排水を集めていたのか、
それはわかりません。

林試の森公園の入り口に辿りつきます。
Imgp2041

写真の左が入り口。お、どうやら入り口の右にも暗渠っぽい道が続いていますが…。
Imgp2043

まずはこちらを追いかけてみると…。
Imgp2044

すぐそこで終わってしまいます。

改めて入り口に戻ります。
ここは水車門と呼ばれています。
その名の通り、水車がありました。
Imgp2042

ただしこの水車については説明板などが見当たらず、
果たして以前からここにあったのか、
移築なのかはたまたフェイクなのかは皆目見当がつきません;;;。

さらにここを下って公園内に入ると、
池があって、
Imgp2048

その池から流れが延びていて、
Imgp2050

公園敷地に隣接する羅漢寺川へと注いでいるようです。
Imgp2054_2

地図はこちら。

より大きな地図で 羅漢寺川を遡る を表示

品川用水の落ち水が発端ですが、
禿坂から谷頭がはじまるこの支流をここでは「羅漢寺川 禿坂支流(仮)」と呼ぶことにします。

あまり大したことは言えませんが、
状態を示すANGLEはこちら。
羅漢寺川本流に比べて、源流は用水からの落ち水、
ということなので縦位置で若干「動脈系」寄りに位置付けました。

Angle

|

« 【改訂版】暗渠・川跡の見方捉え方<ANGLE>について | トップページ | ここにもあったか、ゆるアスファルト暗渠!!湧水だけじゃないあのメジャーな川の意外な素顔! »

2021 ・・・目黒川水系」カテゴリの記事

コメント

林試の森公園を横切る支流があったのですね。
羅漢寺川の緑道の公園側は崖状になっているものとばかり思っていました。

lotus62さんの観察力には頭が下がります。

投稿: リバーサイド | 2011年8月13日 (土) 23時00分

リバーサイドさん
滅相もありません;;;公園の池からの流れはあったんだろうなと単にそれだけ思っていたのですが、
手元の地形図を見ていたらなんかその先があるような感じだったので…。
しかしまさかその先で品川用水とつながっていた痕跡があるとは思いませんでした。
つながっていた地点の路地は何度か通ったことがあったのですが、なんで今まで気づかなかったんだろうと自分の足りなさを悔やんでいますw

投稿: lotus62 | 2011年8月14日 (日) 07時58分

暗渠に目覚めたのが高校生の頃だったなら、もう少しあの界隈を歩き回ることもあったろうに‥‥‥orz
まさか、学校裏の7-11行く時の曲がり角に暗渠があったとは。しかも分水wwww
そも、学校裏が品川用水ってのも知りませんでしたしw
あぁ、林試の森で合唱コンの練習とかしたなぁ‥‥多摩川土手で楽器吹いたなぁ‥‥

そんな都立 K山台高校出身者のボヤき。
ちなみに暗渠に目覚めたころは、江古田の大学でした。

車道右側の歩道 から 車道左側の歩道 になるパターンって多いですけど、
車道が逸れて、反対から別の車道が沿ってくるパターンは少ないですよね。しかも歩道は直進!
地図見たら、道路繋がってませんでした。

かむろ坂なる坂があるのは知ってましたが、
「禿坂」って書くんですね。知りませんでしたw
読み仮名が無かったら、躊躇無くハゲ坂って読んでたろうな。
ちなみに、私の知るなかで変な名前の坂No1は、久里浜の尻こすり坂です。

投稿: Holive | 2011年8月14日 (日) 21時06分

Holiveさん
おお!あの高校のご出身でしたか!!!なんとタイムリーなw
反対側は立会川も近いし、かなり面白い立地の学校ですね、
確証はないんですが歩いた感じでは品川用水から立会川方面に
用水路が何本かあったのでは、という感想を持ちました。
それにしてもやはり大学時代から暗渠に覚醒とはやはり早熟な感じだと思いますw
「尻こすり坂」は初めて知りました。
さっそくググってみたら尻こすり坂接骨院とかもあるんですねw

投稿: lotus62 | 2011年8月15日 (月) 12時56分

治療の一環で尻擦りマッサージと言うのがあってだね‥‥などと、全く根拠レスなことを言ってみたりして‥‥
というかですね、lotusさん。
あの学校の立地に関して触れておきながら、「超絶駅近」が出てこないっていうあたりがもうww

だいぶあとになってから、目黒住まいの友人(暗渠覚醒まもなく)と自転車暗渠散歩しましたが、やはり地元でないと下調べが足りませんね。
羅漢寺川は、六畝川も含めて見たんですが‥‥
印象に残ったのは側流(北側)の蛇行と湧水と、羅漢寺の谷を避ける品川用水の蛇行でした。
私は、暗渠の加工度もそこそこに、地形との関連性が結構気になる性質みたいです。
また見に行きたいな‥‥今度はもうちょっと世田谷寄りに範囲をシフトして。

立会川方面の流れで、思い当たるのは目黒線に沿う「東天地本通」ですね。
品川用水とのつながりは定かではありませんが、とりあえずgoo地図のS22(名前リンクをクリック)で見ると、ドブが写り込んでます。。。。
そこからS38に切り替えて、北へ少し進むと工事中の26号線にもドブが見えます。こちらは完全に人工の排水路って感じですが。

私の暗渠覚醒は、自転車通学だった江古田時代に蛇行する暗渠道へ迷い込んだのがきっかけです。それから、大学が暗渠に包囲されている事実に気づきましたw

投稿: Holive | 2011年8月15日 (月) 16時54分

↑リンクをクリックしても、東京駅に飛ばされちゃうみたいです(汗)
コピペしてください↓
http://link.maps.goo.ne.jp/map.php?MAP=E139.42.15.735N35.36.56.521&ZM=12

投稿: Holive | 2011年8月15日 (月) 16時59分

Holiveさん
えー、リンクのところに「超絶駅近」暗渠があったんですか???
全然気づきませんでした;;;w
羅漢寺川。確かに谷の蛇行を避けるL字の流路はほんとびっくりしますよね。
(カケダシのころ、HONDAさんにコメントいただいて初めて知ったんだっけなあ…)
実は次回予約更新分は羅漢寺川の湧水近くで見つけたものなどの回になっとります。
それとそうそう「東天地本通」です、あそこがひときわ低い筋になってるので怪しいと思っておりました。
ドブがありましたか…。なるほど自然流下であそこに集まってきてたんですね。
ちょっと私もあとでgoo地図見てみますね。
それにしても暗渠に包囲されている学び舎とは羨ましいです!
「遊ぶところ」が豊富すぎて、普通の大学生の遊びをする暇もなかったのではないですかーw?

投稿: lotus62 | 2011年8月16日 (火) 09時05分

え、ちょwww 駅近の暗渠とかwwwwwww

というか私Holive、大学では音楽の勉強をしていたので、「普通の大学生の遊び」なるものをちゃんと理解できているかどうか‥‥
誘われれば食事会とか飲み会とか行きましたし、テストや演奏会後の打ち上げなんかも。

しかしまぁ。暗渠以外にも当時からいろいろ趣味があったので、わりと遊んでました‥‥鉄とか、二次元とか。
「遊ぶところ」が豊富どころか、江古田という立地は池袋から近いこともあって、すべてを満たす条件がそろってましたね。暗渠も音楽も鉄道も二次元も。(←50音順w)
学内でも、リコーダー専攻と勘違いされるほど、空き時間にリコーダー吹きまくってましたしww
ちなみに、通学経路はほぼ千川上水でしたw 板橋区役所から江古田まで一直線。

投稿: Holive | 2011年8月21日 (日) 22時48分

Holiveさん
>え、ちょwww 駅近の暗渠とかwwwwwww
あ、なんか私もしかして大ボケかましてるところw?w
品川用水のこと?え?ちがうの?もっとすごいのがあるの?目黒線のトンネルのこと?全然ちがうの??w…まあこれはあとでゆっくりお教えを乞うとして…w
音楽の勉強ですかー。「吹く」系のちょっと大きめの楽器かなにか?
吹く系って、多くはギターなんかと違って「はじめからキーが決まってる」ですよね?
それがなんか新鮮、というか驚き、というか。
初めてそれを知った時には「うわ、難しくてもう手も出せんわ」と思いました。
空き時間にリコーダー吹きまくってる学生さん、ってなんか微笑ましいですねー。
学内だけでなくて下校中(一直線に帰りながら)とか飲み会での池袋とかでも吹かれている妄想まで勝手にさせて頂きましたw

投稿: lotus62 | 2011年8月22日 (月) 10時44分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 暗渠ハンター 羅漢寺川と品川用水の接点・禿坂支流:

« 【改訂版】暗渠・川跡の見方捉え方<ANGLE>について | トップページ | ここにもあったか、ゆるアスファルト暗渠!!湧水だけじゃないあのメジャーな川の意外な素顔! »