暗渠ハンター 不入斗新井宿村用水・平和島あたりで暗渠とボートレース場と昼ビール
前回に続いて平和島近辺を。
この辺りは縦横にたくさんの用水の水路跡を見ることができます。
中でもこのへんの代表格、と個人的に思うのがまずはここ。
京急平和島駅の南ガード下から西に抜けていく細長い暗渠。
ここは以前「こたたん山通信」のろっちさんに教えていただいたところ。
この道をずんずん行くと、
こんなすばる座状マンホールも見ることができます。
見事にお互いの外周を浸食しあってますね。
この先には、ろっちさんも触れてらっしゃいましたが、
こんなヤサグレ気味の支流も見ることができます。
下の地図のとおり、この辺りは行くところ行くところ
暗渠道に出会うことができます。
より大きな地図で 内川と不入斗新井宿村用水など を表示
これら暗渠はほとんどが車止めがある舗装道となっていて、暗渠ANGLEで言えば
こんなポジションのエリアとなります。
そんなふうな、ある意味「同じような暗渠」wがあちこちにあるのですが、
平和島駅の北のほうではちょっとだけ変化のある暗渠を見ることができます。
駅の北の大森神社から、線路を挟んで西がわに。
大森北6丁目の、6、7、10のあたり。
金網で囲った侵入を拒絶する頑なな暗渠。
このへんに見られる暗渠アプリケーションは、前述のとおり「車止め」
ばっかりなんですが、新たに「金網フェンス」も加わっている地点です。
それにここは金網ばかりか、
左右を塀にも囲まれだれも通らない道。
どこかもの哀しいかつての水の路。
それが却って寂寥感を増幅してますね。
さて、ちょっと別な楽しいこともお話しましょう。
日を改めて、夏の暑い日曜日に平和島駅を訪れました。
海辺で潮風にあたりながら、美味い昼ビールをするためです。
そこで選んだのが平和島ボートレース場。
ここは勝島南運河のはしっこを使って、ボートレース場が作られているところ。
「平和島駅から無料送迎バスが出てる」ことは聞いていたんですが、
バス停の場所までは事前に調べませんでした。
駅に降りてから、ちょっとバス停見つけるまで迷うかなあ…と心配でしたが、
駅前に「それっぽい」行列ができていたのですぐにバス停のありかがわかりましたw
程なくバスが来て、いざボートレース場へと乗り込みます。
公営ギャンブル場に来たのは、
競輪競馬など含めて一切初めて。想像以上の綺麗さにびっくりです。
ほぉー!
ほんのり潮の匂いがして、昼ビールには最高のロケーション。
さすが勝島南運河。
水面を覗くとボラみたいな小魚、ハゼ、カニなどが見えて
これまたおかし。
昼頃に行ったのですが、まだ人も少ない感じです。
全部で12レースくらいあるのかな、今日は。
その3レースめくらいがこの状態。
この後、14時ころにはこの倍くらいになったかな…。
そんなに混んでなくてそれもまた快適。
それと、昼を過ぎると結構若い客層も目立ち始めます。
カップルとか、女子二人連れなんかもいますよ!
ざっと会場のようすを眺めて全体像を掴んだら、
早速昼ビの準備です。
場内にはこんな風な売店がたくさんあります。
こちらは煮込みが美味いと評判の「はまかぜ」。
ここでもつ煮、串カツ、カレーライスとビール購入。
こういう風情の売店がたくさんあるだけでもう超楽しいんですけど。
ぜーんぶ美味かった!!!
特筆すべきはもつ煮でしょう。
これは墨東地域における煮込みみたいな味わい深いもので、
所謂「東京3大もつ煮」とも堂々勝負できるほどの味です。
当然酒類にもばっちり会うのですが、
あまりのうまさにこのカレーライスのごはんを
少々もつ煮のお皿に移してもつ煮ゴハンを楽しみました。
それでもさらにビールに合う、という代物です。
これはほんとにうまい。
いろんな部位が入ってるのですがそれぞれにしっかり味が滲みていて、
というかそれぞれの部位のうまみがじゅわっと出されていて、
少々とろみがかったオツユはたいへん複雑な
うまみのカタマリとなっているわけです。
これだけでもここに来た価値があったかもしれない!
まわりの様子から、舟券の買い方も何となく理解できたので、
200円くらいずつちょこまか買って楽しみます。
いやいやでもレースよか酒がマジ楽しめますよ。
ってことでその後レモンサワーを数杯堪能w
いやいや、いい昼ビでしたー。
で、舟券は当たったかって?
わはは。合計3000円ほど買って、
一回だけ当たって1000円ほど帰ってきましたw
ってどうも後半は何のレポートだかわかんなくなってきちゃいましたねw
平和島近辺で暗渠を楽しみつつ
運河を見ながら美味しいもの食べた、というお話でした。
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コメント
大森神社の西側の金網暗渠は知りませんでした。明日見てこようっと。
あやめ風呂さんはまだ営業していますです。はい。
公営ギャンブル場の食べ物は美味しいんですが、値段が高いのが難ですね。
2割安ければ飲み食いする為だけに公演ギャンブル場を利用できるのですが…
投稿: ろっち | 2011年7月18日 (月) 22時44分
ろっちさん
ありがとうございます。
あ、あやめ風呂さんまだ現役なのですね;;;失礼しました、地図修正しておきます;;;;ごめんなさい;;;
この辺暗渠だらけで、とても一日で追いきれませんでしたw
またおもしろそうなところありましたらぜひお教えください!
確かにちょっと高めですねー。
たしかもつ煮は500円…。でもフライは120円だったかな。
今度はサケ持込みも考えますw
投稿: lotus62 | 2011年7月19日 (火) 09時52分
もうぜんぜん関係なくて申し訳ないんですけど、マップの水路近くに東武ストアが載ってますよね。
何で大田区の京急エリアに東武ストアがあんのかなーって前からギモンだったんですよねー。
渋谷の西武百貨店とか、犬吠埼の京成ホテルとかは私鉄テリトリー的にナットクなんですが、
平和島の東武・・・。一度買い物してみようかな。
投稿: 俊六 | 2011年7月22日 (金) 20時10分
俊六さん
そういう話題、大歓迎ですw 面白いですね!
東武ストアと東急ストアだけwebを調べてみましたが、どちらも店舗開発の募集はエリアは一切問わずに行っていますね。
…小林一三以来の鉄道先行による経済フォーマットは
「鉄道沿線にいろんな施設を作って鉄道利用も盛んにしよう」というシナリオだったはずですが、
もうそういう原則はなくなってしまっているのかもしれません。
「どこでも、出せるところに出す」原則にとってかわられているのかも。
ただし、用地取得のしやすさ(現地の協力体制、資本関係)、商品デリバリーのロスの少なさ、商圏内の競合状況などのフルイをかけて行くと、どうしても
「鉄道エリアに系列の商業施設が入る」ケースが多くなっているのではないかなあ、
と思いました。
そんな状況をかいくぐって出店した稀有な「ねじれケース」が大田区の東武ストアなんですかねえ。
この地図を見ると、
http://www.tobustore.co.jp/customer/city/index.php#tokyo
やはりいくつか「東武文化圏」外のお店がありますねw
投稿: lotus62 | 2011年7月25日 (月) 09時44分