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暗渠ハンター 新金線暗渠めぐり④未来の複線と「踏破号」

小岩と京成立石を結んでいる奥戸街道を横切る地点まで来ました。
金町から南下を続けていた新金線も、
このあたりから緩く南西にカーブし
JR新小岩駅めがけて斜めに滑り込んでいくことになります。

その奥戸街道にかかる新金線の高架がこれ。

Imgp9925

あれ?

あれあれ???

という感じですよね。

線路は単線なんですが、
この高架を見ていると単線どころか3本並行できるぶんだけ
スペースがあります。

昔は複線だったりしたのかな?とこの現場では思いましたが、
帰ってから調べてみるとどうも
用地やこのような高架設備をあらかじめ用意し、
将来の複線化にも対応できるようにしている、
ということらしいです。

そうか!!
これまでアップした写真を見てみても、
高架や鉄橋はすべて複線用の「余分」がありますし、
※別の新金線高架の例
Imgp9932

②でご紹介した
「近所の人に農耕地にされちゃうほど広い金網フェンスの向こうのスペース」
も「来るべき複線化のため」の期待が込められた場所だった、
というワケです。
※「余分」のある線路周辺の土地の例
Imgp9933_2

敷設された1926年(大正15年)当時に思いをはせると
「もっと貨物が増えるかも」という想定の複線化なのでしょうが、
今であれば複線化が実現するなら
湘南新宿ライナーやりんかい線などのように、
旅客車乗り入れ、があり得るかもしれませんね。
(それ、なんかいいなあw)

そんなことを調べていたら、過去に「びゅう」で企画された
こんな旅行商品を見つけました!
「新金線 踏破号」っていう特別列車をこの新金線が走ることもあったんですと!
これは鉄でなくても胸躍る企画ですねー!
行きたい!乗りたい!!!

ちなみにこれも新たな発見でしたが、新金線に限らず
こういう「踏破号」企画は鉄さんの間では結構メジャーみたいです;;;
知らなかった。世界はSpacyです。

現地ではそんなこともつゆ知らず、
「いつの間にか葛飾区から江戸川区に入っちゃったんだなあ」
ということを、こんな掲示物からのんきに教えてもらったりしていました。
Imgp9927

新中川を渡るときに一瞬新金線と離れますが、
Imgp9928

(遠くに見えるのが新金線の鉄橋)
渡った後はまた線路脇を行きます。

その線路脇にはなぜか水道管関連用品の
資材置き場になっていました。
Imgp9931

たぶんここも、将来複線化した時のための用地なんでしょうね。
それにしてもスーパーで山積みにされている季節の野菜みたいに
なかなかいい景色です。

ここを過ぎると新金線は、
たくさんの総武本線の線路に紛れてしまって
もう素人目にはどれがそうなんだか全く分からなくなります。
私のような非鉄にとってはもうここが事実上の「新金線終了」地帯かと。

しかしそれに反して暗渠的には大変面白い場所になってきました。

新小岩駅の北東部には、
縦横に走るたくさんの用水路暗渠があるからです!

これは線路の北側を、線路と平行して東西に走る暗渠。
Imgp9935

これに南北に走る暗渠がせーつーぞーくー。
Imgp9937

自然河川の暗渠でないまっすぐ水路というのは
ちょっと色気がないところがありますが、
それでも十分に暗渠というだけでうれしくなります。

ここもそうですね。
Imgp9939

古地図でも確認できる用水路。
前からの歩道との対比がいかにも!な
面白い構造をしています。
Imgp9940

こんなところも。
右奥にあるのはバスターミナルです
Imgp9942

用水路の「十字路」なんかもありました。
Imgp9943

ここから回れーみぎ!でこんなかんじ。
Imgp9944

ということで、ようやく新金線・新小岩駅にたどり着きました。
途中ヒルメシ点心&あたみ湯休憩をとったとはいえ、
もう体力的には限界。
しかしせっかくいい感じの夕方時刻に立石の近くにいるんだから…
と新小岩から立石に移動を決意!(ただしバスでw)

立石で出会った暗渠と飲み屋は…
ってとこまで今回書こうとしていたんですが、
どうやらすでに結構なスペースになってしまったので
立石遠征は新金線シリーズのオマケとして次回書かせていただきます!

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コメント

あーこの新中川の橋脚、若い時の椎名誠が夜中に酒盛りしたとこじゃないですか。
新金線の線路から降りて行って橋脚の土台で酒盛りして職質されるシーンが自伝小説にありました。
ナナメの鉄橋がアナーキーですね。

投稿: 俊六 | 2011年6月22日 (水) 21時07分

俊六さん
おお!読んだおぼえがありますが、すっかり忘れていましたorz
愛読してたのになあ…それを思い出していたらもっと感慨深かっただろうになあ。
ますますこのエリアのアナーキーさが愛おしくなってきましたw

投稿: lotus62 | 2011年6月23日 (木) 09時22分

通りすがりの者です。
暗渠ではありませんが、東新小岩2丁目には開渠が2区間残っているはずです。たぶん。
片方は水面が見えて魚が泳いでいました。片方は空堀かもしれません。
数年前には確認できたのですが、現在は外部から見えなくなってしまい、航空写真でなら発見できるかも? という状況です。

投稿: ゆ | 2011年11月15日 (火) 01時27分

ゆ さん
おいでいただきまして、またコメント頂戴しましてありがとうございます。
東小岩2丁目、というと西井堀・中井堀・小松川境川といった水路に囲まれた豊かな(私にとってはw)ところですよね。まだ開渠も残っているとの情報、ありがとうございます。
どうもこの近辺はあまり行ったことがなく疎いので、とてもたすかります。魚も泳いでいたとは、きっと水もそう汚れていないはず…。近いうちに見に行きたいと思います!
拙い記事ばかりですが、どうぞこれからもあそびにきてくださいませ。

投稿: lotus62 | 2011年11月15日 (火) 14時01分

残念ながら見に行っても見えないと思います…おそらく。
魚が泳いでいたのは、その中井堀です。50cm位在る大きな魚でした。つい数年前の事です。
中井堀と並行していた道路(跨線橋)が無くなり、さらに、南側の区界部分が埋め立てられてしまったのです。
今も中井堀の開渠区間は3m位(+暗渠)残っているはずなんですが、道路(跨線橋)が無くなったため見えないと思います。

投稿: ゆ | 2011年11月16日 (水) 00時52分

追伸です。
中井堀は区界部分の埋め立ては葛飾区側だけで中止したようで、江戸川区上一色1-15先の部分がわずかに残っており、水面が見えます。

投稿: ゆ | 2011年11月16日 (水) 18時46分

ゆ さん
たくさん追加情報ありがとうございます。
50㎝とはまた大きな魚ですね…あのあたりでその大きさだと鯉でしょうか…(<鯉じゃない魚だと「主」みたいで嬉しいw)
区のやりかたにも違いがあるようですが、どんどん見どころがなくなっていってしまいますね、早く見に行かないと、です。

投稿: lotus62 | 2011年11月17日 (木) 09時03分

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