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暗渠ハンター 新金線暗渠めぐりのエピローグ⑤本田~立石さんぽ

というわけで新金貨物線シリーズ記事の本体は
前回で無事終了、となったわけですが、
せっかくだってんで新小岩からバスでちょこっと北上し、
立石方面に寄り道してまいりました。

今回は新金線のオマケ記事としてそれをレポート。

平和橋通りと奥戸通りが交差する、渋江公園というあたりで
バスを降ります。
ここいらへんが、「本田」地帯。
本田とは本田消防署や本田小学校がある旧大字名。
葛飾を含む近隣区では、その開墾の歴史に合わせて大字で
「本田」「新田」と分けていたそうです。
したがってこれら「本田」も ほんだ でなく ほんでん、と読むそうです。

この本田の近くに橋跡がある、
過去のこのブログ猫またぎさんがコメントを寄せてくださっていました。

それを見るのがこのエピローグのひとつの目的です。

あった。
Imgp9949

東井堀にかかる「大道橋」という橋の立派な親柱が残っていました。
きっと大きな橋だったんだろうな。

(ところで、「本田さん」にとっては自分の名前と同じ地名のところにこんなモニュメントが残ってる、ってきっと相当嬉しいことなのではないだろうか…と想像w)

そしてその橋の下を流れていた東井堀がこれ。
Imgp9952

ここから京成立石駅方面に歩くと、
やはり用水路、横に水を伝える「支流」の堀も合わさっています。
Imgp9953

Imgp9954

次の目的地は、倉井ストアーです。
京成立石駅からはちょっと離れていますが、
その世界ではちょっとした名所。
初めてなので、住所を頼りにお店を探し、やっと見つけました!
Imgp9957

倉井ストアーの写真が暗いのはシャレとか狙ってやってるわけじゃありません;;;。
ほんとに住宅地の真ん中にあって、暗いんですw

何しろ肉屋でスーパーで惣菜やさんでしかも飲み屋、
という全く想像を超えた夢のような業態なのです。
普通に肉や惣菜や飲み物が買える店なんですが、
店の半分はイートインスペースになっているという…。
つまりお店で買ったビールとフライとかハンバーグとか
マカロニサラダとかの惣菜を、
その店内で椅子に座って食えちゃうんですね。
ミニミニフードコートです。
もちろんちゃんとアルコールの品揃えも強いです。
もちろん昼間から、ってか朝の9時からやってます。
ここはほんとうにすごい、
なんて楽しいんでしょう、なんておいしいんでしょう;;;;

店内の写真は撮りませんでしたが、
ありそうであり得ない、
これまで見たこともないような類のお店でした。
小一時間休憩。
疲れた体にビールがうまいっす。

さていよいよ京成立石駅周辺のディープなエリアに向かいます。

途中には何か所もスクエアな流路を示す、
用水路暗渠道がありました。
Imgp9958

途中、レトロなせんべい屋さんがあったので立ち寄ってみます。
ふく井せんべい屋さん。

ちょっと話が逸れますが、
私の実家の隣家は、小さな煎餅工場だったんです。
今はどうかわかんないけど、上野動物園で売ってるパンダ煎餅
(直径30cmくらいあるまんまるなでっかい煎餅)とかも作って卸してたところ。

そこに一つ下の友達が住んでいたので、
幼いころはよく煎餅工場内で遊んだものでした。
(今考えるとけっこう危険だったかも)
まだ家内制手工業の色合いが強かったので、
・粉を練る機械(練った後小さいプールみたいとこでその機械洗ってたなあ)
・それを平たくして畳みたいな網に型に抜いて乗っける機械
・その網を入れて焼くでっかい炉
・それにお醤油を塗るベルトコンベヤ
・それを天日で乾かす黒いトタン屋根

それぞれの間を何人かのおばちゃんおじちゃんで
てきぱきと動いて作っていました。
いつも香ばしいお醤油の匂いと、
あちこちでどうどうと回っている滑車のモーター音が今でも懐かしく蘇ってきます。
そうそう、いつもおやつに割れてしまって商品にならないお煎餅のカケラを
山ほどいただいていましたっけ。
今となっては
「設備投資大変だったろうなあ、それから燃料代も」
「どうやって販路開拓の営業したんだろうなあ」
「利益はどんくらい出てたんだろうなあ」
なんてことばかり考えてしまいますが…。

こちらのふく井さんは、
どちらかというと一枚一枚網の上でひっくり返してそうな、
もうちょっとハイタッチなお煎餅やさんです。

かなり昔から営業されていそうだったので、
お煎餅購入がてらちょっとお話を伺ってみました。

やはりこのお店の横(西側)の道路には
水路が通っていたそうです。
(もっともお店の方は「ドブ」とおっしゃっていましたが)
Imgp9961

昔ご近所で、
寒い雪の日に二階からこのドブに落っこちた人がいて、
やかんでお湯をかけて温めたこともあったそうですw
昭和40年代の後半にはもうドブは使われなくなって、
やがて埋められ道になった、とのことでした。

東京都下水道局の資料によると、
昭和46年に閣議決定された「第3次下水道整備五箇年計画」によって
葛飾区でも昭和48年に支線管きょ建設工事が進められた
という内容の記述があるので、
この一環で暗渠化されたのかもしれません。

さてこっからはもう日もとっぷり暮れているので
専らくいもんの話題となりますw

いくつかの暗渠路地(こんな↓)
Imgp9966

Imgp9959

を通って向かったのは、
鳥房
以前から機会を伺っていたのです。
ここで名物の鶏を食うぞと。
ところがもうすごい行列。
ちょっとどこか違う店に入って空くのを待つかと作戦変更。
当然宇ち多はもう閉店、あろうことか
私的立石一番店のミツワまで「今日はもう出すもんがなくなっちゃったから」閉店…。

線路の反対側に行った江戸っ子は満員、
やむなくその近所の寿司屋さんで日本酒を飲んで待機。

しかし1時間後に来てもほとんど変わらず…。
これまた作戦変更。持ち帰りでいこう!テイクアウトで。

ですが持ち帰りが出来上がるにも小一時間の待ち時間とのこと。
しかたない、もう一軒行って待ってるかw

ということで、さして期待もせずに入ったのが
駅の反対側にあったえびす屋食堂です。
Imgp9972

「立石といえば宇ち田ミツワ、江戸っ子だぜ」と思っていた私がバカでした。
実際さっきの倉井ストアーとかものすごい破壊力だし。

なにしろここえびす屋食堂、今まで存在は知ってはいましたが、
ふん、と素通りしてしまっていました。
なんと浅はかだったのでしょう。私は自分を恥じねばならない。
そしてなんと立石は奥が深いのでしょう。とにかく安くて美味くて雰囲気よし。
煮込みもウマイ。
Imgp9970

その他興味を激しくそそられるメニュー満載。
Imgp9969

ですがもう数件目なのでトライアルできません…。
絶対リピートします。

そして無事に鳥房で名物「鳥の丸揚げ」を受け取って、
やっと家路へと着くのでした。
いやー、たくさん食べてしあわせ。

より大きな地図で 新金線さんぽ を表示

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コメント

鳥房は16時くらいから並んで口開けで入るのが一番待たないパターンかと思います。
ただ、唐揚げだけではなく『鳥わさ』とか『ぽんさし』も食べたいとこなので、一人ではなく複数で行った方がいいかと。
あと、江戸っ子の向かいの『秀』。こちらは刺しが美味しいのでお勧め。
鳥房の一本北側の通りを西に入った所が噂の猫スポットになりますです。
あ…暗渠ネタが…
えーっと…京成線と旧中川の間にも暗渠がいっぱいあって楽しいですよー。
街角に立っている住居表示街区案内図には、今はなき排水場や水路が記載されていたりして楽しいですよー

投稿: ろっち | 2011年6月24日 (金) 23時57分

こんな邪魔になりそうな欄干が現在も撤去されずに残っているというのは、ちょっとした奇跡じゃないかと思います。

「鳥房」はその日の油の状態でかなり味が違うらしく、私は2回行ったことがありますが、2回ともいい時じゃなかったみたいです。

投稿: 猫またぎ | 2011年6月27日 (月) 09時32分

ろっちさん
立石詳しすぎですねww 
宇ち田といい鳥房といい、立石の夜の幕開けはほんと早いんですね。
「秀」はこんど行ってみます。そんでまた、そんなところに猫だまりがあったとは!!
暗渠的に楽しそうなエリアまで!たくさんの立石情報、感謝です!

猫またぎさん
ほんとですね、こんなところに立派すぎる橋跡。
行って見た甲斐がありました。歓声あげちゃうくらい素敵な光景でした。
教えていただいて、ほんと感謝いたしマーケティングsう。
しかしみなさん鳥房にはお詳しいようでww

投稿: lotus62 | 2011年6月27日 (月) 12時21分

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