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暗渠ハンター 新春山手線内川跡ナナメ斬りの旅②竹芝帰りに弁天池など

「新春山手線内川跡ナナメ斬りの旅」。

前回は笄川のちいさな支流から日赤病院の尾根道まで登ってきました。
ちょっとあともどりになるけど、
ここまできたら尾根の西側のいもり川も気になります。
ってことで東4丁目の交差点まできました。
ここの6叉路の間にせまくてちいさな暗渠があります
かつてはビルに囲まれてひっそりとした秘密基地への通路みたいだったところ。
HONDAさんがレポを2回に分けてされています
6叉路からの入口が開けちゃって、
ちょっと秘密感が薄れてはいますが
うん、2011年もなんとか健在。
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さて下流へと向かいます。
お。この家も健在だ。

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いもり川階段への入口わきは、
相変わらず駐車場となって次の建物への生まれ変わりを待っています。
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ちょっと暗渠にしては明るすぎる佇まいw
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残念ながら段々黒塀の古い建物もなくなってしまいましたが、
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それでも暗渠は続きます。
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支流であろう横道も、あるある。
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そして有名な(?)Y字路に出ます。
上流を振り返って、左に入っていくのが
いま降りてきたいもり川。
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さて渋谷川に合流したからはサクサク進みます。道路空いてるし。
ここは古川橋交差点。
古川と名前を変えた渋谷川が、北に向かっておおきくカーブを切るところ。
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川から見上げる首都高の橋裏が美しいですね。

しかしほんとうに道路空いてます。
まるで独占状態。Gメン75みたいだ。
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そういや小学校のころ、
夜は近くの道場に、家の前を通っている国道4号線を歩いて
剣道の稽古に通っていまして。
国道とはいえ田舎の道でしたから、
帰りの21時過ぎには、もうほとんど車の通りもないんですよね。
いつかこの国道の真ん中で、ごろんと横になってみたいと
ずっと思っていたんです。
なんか、ちょっとした禁忌を破る楽しさや、
日常の風景を用いつつそれを非日常に異化する魔法を使うような楽しさ、
みたいなものを手に入れたかったんでしょうね。

確か夏で、汗だくだったこともあって
思い切ってセンターラインの上に寝転がったことがありました。
ひんやりしていて、でも思った以上にアスファルトがごつごつで、
考えるのと実際やるのではずいぶん感触がちがうなあなんて
思ったことを憶えています。

後日、偶然これを目撃した現場付近の同級生N君のお母さんから
直接「道路に寝っ転がるような子と家の子を遊ばせられない!
lotusちゃんのお母さんにも言っときましたからね!」
と注意だか嫌味だかわからないことを言われてしまいました。
まあそれは確かに危険行動ですし、
叱られ当然。むしろ叱ってくれたことに感謝です。
・・・でもなあ、小学生とはいえ、
「今ならゼッタイどっからも車は来ないし、
伏せる時間と起きる時間を差し引いても○秒なら臥していられる!」
と子どもごごろに万全(本人の頭の程度ではw)のリスク管理をして
とった行動なので、ちょっと疎みながらN君の言葉を聞いたのを
今でも憶えています。
母にも通報したって言ってたけど、
母からは何も言われなかったなあ…。聞いたそばから忘れちゃったのかなw?

なんてことを考えているうちに、浜松町を抜け竹芝桟橋に到着。
元旦の東京湾。

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今日もたくさん働いている人はいるだろうけど、
でも普段より圧倒的多数のひとが東京にいなかったり、
東京にいるけど職場にいかず休日を過ごしていたり。
東京湾もどこか全体にふうーと息抜きしながら
リラックスしてるような気がします。
お、かもめもなんかリラックスしてる。
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お台場方面からぐるっと左にパンして、
晴海方面。
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コンテナも、なんか檻の隅で体を丸めてゆっくり寝ている動物みたいです。

冷たい飲み物といっしょに肉まんを買ってきて、
景色を見ながら小一時間、ヒルメシ兼ねて休憩。

ベンチには家族連れや
東京に観光できている風情のオバサン二人連れなど、
ガラガラというわけではありませんでした。
正月っからこんなところで何してるんだろう、
と思いましたがそれは向こうのセリフですねw

私がベンチにいる間、すぐ右前方の海に向かう柵のところには、
ずうーっとホスト風の男がお台場方面を見ながら
なにかぶつぶつしゃべっていましたっけ。

黒のスーツに薄手の黒トレンチコート、皮手袋をした20代。
小さなトランクをもっていたので出張?とも思えましたが、
そのツンツンの金髪は会社員ではないだろうなあ・・・。
イヤホンをつけていたから、海を見ながら語学の勉強をしていたのかもしれない。
立ちっぱなしでやると覚えがよくなるのかなw

まあ正月のこういう「らしくないスポット」にはいろんな人がいるもんだなあと。
ダイバシティ万歳。

正午をすぎると急激に自転車行は寒くなる、と年末に体で覚えたため、
このあとは帰路に。

増上寺に向かって桜川を横切り、
一本西の増上寺前の通りを南下。
川跡ではないし、
ここは水のにおいはもはやないだろうと思っていましたが、
おお!この下に貯水池が作られていたんですね!
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首都高(つまり渋谷川)手前にぶつかるまえの貯水池上の公園には、
(たぶん)水を意識した設備なんかもあったりして。
ここは素通りするばかりで気づきませんでした。
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帰りの寄り道はもうひとつ。
首都高(渋谷川)の芝ランプあたり。
現在プリンスホテルがあるあたりには池があった模様。
池から渋谷川に直で注ぎ込むのかと思っていましたが、
「東京時層地図」で古地図を見ると、
ぐるっと東にある東照宮をお堀のように囲って東にながれるようです。
その後の流路は手元にある地図にはありませんが、
今の地形から推察すると
東に進んで桜川に合流するか、
さきの貯水池のあたりを南下して渋谷川に直接進むかの
どちらかでしょう・・・。
(ちなみに梶山公子さん著「あるく渋谷川入門」p178では、
『東京都港区近代沿革図集-新橋・芝公園・芝大門・浜松町・海岸一』で
1862年の古地図で流路を確認し、プリンスのエントランスを経て
すぐに南下し渋谷川に合流していた、という説をとられています。
私はこの古地図を現時点で見ることができなかったため、
あえて今推測できる範囲でこう書かせていただきました。
間違えていたらごめんなさい;;;;)

プリンスホテルのエントランスは、
すでに窪み地形。
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その裏側の公園内に、弁天池がありました。
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いやー、ここも知らなかったなあ・・・。
さきほどの「あるく渋谷川入門」では、この弁天池は「白蓮池」とも呼ばれていた、
とのこと。
かつては蓮の花が咲き乱れていたのでしょうか・・・。
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ここから、
さきのプリンスのエントランスを通っていくわけですね。

さてこの旅のその後は、麻布十番を抜けて
がま池から降りてくる吉野川の支流に沿って
仙台坂上の台地に駆け上がり、六本木通りに出て
渋谷まで帰ってまいりました。
空いてるからとても快適。
家に帰って風呂に入って芯から暖まり、
元旦の夜を過ごしたのでした。

行程は前回の地図をご参照ください。

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2011 ・・・渋谷川水系」カテゴリの記事

コメント

弁天池からの流れは、未完の"東京の水 2005 Revisited"でとりあげる予定でした。東照宮の方に向っていた水路に架かっていた橋が2つ、今でも残ってます。次に訪れる機会があったら探してみて下さいね。

投稿: HONDA | 2011年2月 1日 (火) 23時31分

東照宮のあたりも猫スポットですよ~。
って猫情報は置いておいて…
芝公園ランプあたりから地下鉄出入口あたりにある池も堀のような流れの名残なのでしょうかねぇ?
池の北側に橋がかかっているのですが、橋から流れをたどると暗渠っぽくなっていたような…
さらに東照宮の入り口には橋もあったような…
猫を探しに行った時のうろ覚え風景なのでいいかげんですみません。
自分も今度行った時に橋探してみようっと。

投稿: ろっち | 2011年2月 2日 (水) 11時35分

HONDAさん
おおー、それはそれは!!!
東照宮方面に橋が残っていたのですね! 
当日はもう頭に弁天池→直接南下して渋谷川という構図しか頭になく、東照宮方面はノーチェックでした。
(後日手に入れた東京時層地図で確認していたら東に堀を作るように流れていたことを知りました)
しかもふたつ!これはRevisitせねばなりませんねw!
貴重な情報、ありがとうございます。

ろっちさん
なんとここも猫スポットw!?探してみればよかったですー;;;
>芝公園ランプあたりから地下鉄出入口あたりにある池も堀のような流れの名残
そうなんですよね、古地図をみると、まさにここに堀のような流がありました。
それにしてもこの先に暗渠と橋・・・
うーん、ますますもう一度行ってみなければ!!!
貴重な情報ありがとうございます。

投稿: lotus62 | 2011年2月 2日 (水) 19時38分

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