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2011年2月

暗渠ハンター マナイタ学会真冬のFW①橋裏ばっかしのプロローグ

スリバチ学会から派生した「マナイタ学会」という謎の組織がありまして。
先日主宰のF沢さんにお誘いを受けて、
一日がかりのフィールドワークに参加してまいりました。
大雑把に行程を言えば、
北千住に集合して牛田から隅田川を越え、
小菅の東京拘置所から綾瀬、堀切菖蒲園を抜けてお花茶屋に向かい、
亀有付近まで上がって新宿(にいじゅく)を通って金町でゴール、
という合計30kmにも及ぶもの。

そもそもマナイタってなんだ?と思われる御仁も多いでしょうが、
主宰F沢さんからは「謎の組織にしておきたいからあんま説明しないでね」と
言われているのであえて解説しませんw

この日はスリバチ学会会長をはじめ、
土地の微妙な高低差とか、寺社仏閣とか、
史跡はじめとした昔の痕跡とかスリバチ地形とか、
町の素朴なおいしいものとか貨物線とか、
歴史的な事件の現場とか処刑場とかとか…さまざまな関心領域をお持ちの
エキスパートの方々10人くらいが集まって、
その行程を歩いてきたわけです。
これから数回に分けてその行程を、
ここでは暗渠や水路切り口&橋裏切り口などで振り返りながら
ご紹介していこうと思います。

まあはじめは全行程の地図でもご覧ください。
(あ、手違いでした、文末に掲載いたします;;;)

さて午前中に北千住に集まった一行(ごめんなさい、遅刻しました;;;)、
主宰F沢さんから「ばかポッキー」をいただき栄養補給をして出発です。
この「ばかポッキー」というのはF沢さんの命名で、
一般的には「棒チョコパン」などと呼ばれているようですが、
すっかり「ばかポッキー」が頭の中に定着してしまいました。
それにしても「ばかポッキー」をバルクで持ってこられるとは、F沢さんw

北千住の北をぐるっと回って、駅の東方面、
隅田川のちょっと右岸である日ノ出町、柳原を歩きます。
この近辺を地図で眺めてみると、
柳原という土地を囲むように緩くカーブを描く道が
二重三重と南北に走っているのがわかります。
F沢さんによるとここのどれかが川だった、とのこと。
Imgp8856

Imgp8857

Imgp8858

歩いてみるとどれも怪しい…。
必殺東京時層地図ではこのうち真ん中の道に
川の表記がありますが、
周りは田んぼ。
おそらく一本だけが川だったのではなく、
烏山川上流のように
田んぼを挟んで動脈静脈みたいに複数の流れがあったんじゃあないかなあ、
とひそかに思っております。

南下するとすぐに東武伊勢崎線の牛田駅の近くに。
このあたりには名物鉄橋がありまして。
なんと桁下1.7mという極低鉄橋。
Imgp8865

橋裏の眺めはこうです。
Imgp8864

上がスケスケで、なんともここを電車が通りかと思うとかなりゾクっとしますね。

じつは先ほどの川跡とここはそこはかとなく
つながっているようにも見えます。
もしかするともともと川の上を通す鉄橋で、
人や車がここを通ることは想定していなかったんじゃないかと思います。
鉄橋の先の小さな祠には
橋の親柱が残されていました。
Imgp8866

…と思っていま時層地図みてみたらやはりしっかり川でした。

すぐにもう一本線路を潜ります。
京成本線の鉄橋。
Imgp8868

うーん、この適度に複雑な構造もいいですが、
錆、いや寂び具合が見事。
見ごたえのある橋裏です。
しかも、ちゃんと元・川から見上げる橋裏ということになります。

さてこっからはいよいよ隅田川を対岸に渡ります。
これは314号線・隅田川に架かる堀切橋の橋裏。
くっりりした緑色が鮮やか。
Imgp8869

そして堀切橋の途中からの、
隅田川右岸の眺め。
ここいらの、314号線・京成本線・東武伊勢崎線が
束になってるあたりは古くから池が点在していたようです。
Imgp8870

さあ、隅田川の向こうに小菅水再生センターが見えてきました!
Imgp8872

次回は隅田川の左岸から!

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暗渠ハンター 渋谷区東のあたり

前回は渋谷駅と恵比寿駅の間の渋谷川・
右岸(下流に向かって右側の岸)を辿って
田子免池や三田用水鉢山分水の未舗装暗渠をご紹介しましたが、
今回はその左岸のいくつかの水路をご紹介していきます。

ここらは「渋谷区東(ひがし)」という町名。
東。なんともあっさりしてますね。

目黒区に「南」ってのがありますが、
それと双璧をなすようなシンプルさです。
その他の「北」や「西」は23区内の町名ではないようですね;;;。

それにしても、ふつう方角をさすときは
「ひがし」と平坦に読みますが、地名ということになると自然に
「ひ」がし、というふうに”ひ”にアクセントがついちゃうところも
おもしろいなあ。

この「東」の由来を調べてみると、

「古くは、東という町名は無かったが、
昭和40年代の住居表示実施の際に「常盤松町」の地域と
「氷川町」の地域をあわせ、東という名が付けられた。
その際に、新しい町名を何にするか、
常盤松町の住民と氷川町の住民が対立したと言われる。
そこで、本町域が渋谷の街の東側にある・恵比寿の街の東側にある
という理由から、折衷案として、「東」という町名とされた」

とのこと(渋谷区HPより)。
むーん、妥協の産物かはたまた和平の証かw「東」。

渋谷から明治通りを恵比寿方面に行くと、
左手の高台(渋谷川といもり川の間の台地)から
何本も谷道が走っていて嬉しくなります。

明治通りからちょっと入ったところにはWINS。
今日はレースがある日なのか、たいへんな賑わいです。
これはWINS正面にある大衆酒場。
Imgp7824

なんていう名前なのかな。
昼間っからいい雰囲気です。オープンエア席もあるぞ。
こんど競馬のない日に朝からじっくり飲みに来てみることにします。

すこしまた南下すると、スーパーの「ライフ」。
その横のビルの敷地から「東」の東の崖上にある常盤松小学校のあたりまで
水路の跡を見ることができます。
ちょっとこれは「川」ではなく「用水」でもなく、
たぶん生活排水路だったんだろうなあ。

少し奥に入っていくと、まず現れるのがこれ。
Imgp7830

この階段が「かまってくれー」と私に声をかけてきます。
近づくと、その横の低い崖を包む壁も
かなり凝ったつくりになっているのがわかります。
Imgp7831

さらにじろじろ見ると…。
お、土管だ。
Imgp7832

ここを伝って崖上からの
排水が下に落とされているようです。

この階段から、崖上にある常盤松小学校までの間の風景をいくつか。
Imgp7838

Imgp7843

(あ、「おしくらマンホールもどき」だ)

もうすこし南に移動。
これは東2丁目の1。
どっちが暗渠だろう。
Imgp7847

ここも怪しいすね。
Imgp7849

そして氷川神社の入口あたりには…。
でた。今回初車止め。
Imgp7857

さ、入ってみましょう。
東2丁目アパートという都営アパートの脇道になっています。
Imgp7858

傍らに現れるのは、給水設備、だそうです。
Imgp7859

この路地はすぐに終わってしまいますが、
このへんあちこり路地だらけで結構楽しめます。
Imgp7865

お、改良湯ってここだったか!
Imgp7866

付近には素朴なおうち&道もたくさん。
Imgp7870

Imgp7877

さらに南に行って、室泉寺の参道にも、
くっきり水路。
Imgp7879

これじゃわかりませんね、アップにします。
Imgp7881

参道の左わきです。
お寺のある山から渋谷川(正面)に向かって
まっすぐに延びていました。

そしてこの流れが注ぎ込むのが、庚申橋。
Imgp7883

で、前回のふりだしに戻る、とw

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暗渠ハンター 田子免池と鉢山分水の未舗装暗渠

ちょっと前に「青山にあった未舗装暗渠」の記事を書きました

山手線内側のギリギリになりますが、
この近くにもうひとつ未舗装暗渠があります。
ある日恵比寿と渋谷の間に会った「田子免池」の跡を見に行っていたのですが、その途中にツイットしてみたところ
オラクルが…w
暗渠先輩のHONDAさんから「そのあたりに未舗装暗渠あるはず」というレスをいただきました。

その日のことを、今日は書いてみようと思います。

まずは田子免池とその付近の暗渠。
渋谷川、渋谷と恵比寿の間には庚申橋という橋があります。
Imgp7883

古地図を見ると、この橋から渋谷川の右岸(西側)に
短い暗渠があるようです。
ほら、これが庚申橋のたもとにある
その暗渠からの合流口。
Imgp7884

記事の下のほうにある地図で示した、
渋谷川に並行して北上する流路がこれ。
Imgp7885

こりゃなんだかわかりませんなw

でも進んでいくと、なんとなく護岸的なものも
現れてきます。
Imgp7887

まあ暗渠っぽいといえなくもないこともなくはない・・・。
Imgp7888

ここはさくっとスルーして、
庚申橋のひとつ上流にかかる橋、
比丘橋まで来ると…。
Imgp7890

おお、この下にも合流口!
Imgp7889

田子免池はもうすぐですが、
そこにつながると思われるわかりやすい暗渠が
この橋から始まっています。
下の写真の真ん中左寄りのやつですね。
Imgp7891

数10メートル進むともうどんつきになってしまうのですが、
そのすぐ右はすでに田子免池跡になります。
Imgp7894

この塀の向こう。
その一角には
都営バスのターミナル(営業所)、
都営アパート(渋谷東2丁目第2アパート)、
東京電力渋谷変電所
など「それっぽい」施設が集まったブロックがあります。
この敷地の上からのパースペクティブは、
東横線からもよく見えますね。

下の写真では、左側が池跡。
Imgp7897

この田子免池は昔…
と説明書こうと思いましたがもうすでにHONDAさんが
「東京の水2005」ですっかり記事にされているので
やめにしますw

田子免池から恵比寿までの間は、
むかしたくさん田んぼがあったと見えて
いくつかの流路が錯綜してあったそうです。
いまではその流路をたどっても
暗渠サインはあまり見当たりませんが、
ところどころで氷屋さんの跡や
Imgp7900

(氷屋の表示はありますが今は宅配便の中継基地みたい)

クリーニング屋さんが点在しています。
Imgp7903

ここまであちこち廻って、街角で休憩してたときに、
冒頭のオラクルをいただきました。

さて、三田用水鉢山分水となれば、
たぶん合流地点はさらに渋谷寄りの並木橋のあたりのはず。
このあとちょっとした約束があったので
その時間までに見つけられるか
かなりはらはらしながらも、
並木橋方面に向かってみることにしました!

まずは並木橋に。
おお、右岸に合流口があった!
だっくだく流れてきますね。
Imgp7909

よし、これを遡ってみよう。
合流口から鉢山方面に歩を踏み出していくと…。

右手に公園が現れます。
Imgp7911

うん、暗渠と公園は親和性が高いですからね。
このまま行こう!

で、この公園の向こうのビルの間に…
ありました!
これだ!都心の未舗装暗渠!
Imgp7912

すばらしい!
これがあの渋谷と代官山の間に存在しているとは!!!
Imgp7913

これですよこれ!
Imgp7914

ほら。
ああーもう未舗装区間が終わっちゃう。
Imgp7915

舗装区間となりましたが、
まだ暗渠は続きます。
Imgp7916

ああーもう少し。
Imgp7917

で、山手線に突きあたる、と。
Imgp7918

うーん、よかったですねえ!!!!!!!!!
HONDAさんほんとありがとうございました。

せっかくだから、
もうちょっと上流まで行ってみましょう。
(ちょうどこの上流に用事があったんですw)

山手線を越えた線路際はこんな。
Imgp7922

そして山手線西側に沿って恵比寿まで続く道に出ますが…。
Imgp7923

あれー。
この左側の駐車場、
ちょっと前まではいい感じの古い木造建築だったのになあ・・・。

うーん。ここもまた諸行無常の響きあり…

さあこっからは鉢山中学校の崖下まで
民家の脇を抜けて続きます。
山手線外側ですが、ここも未舗装ですねー。
Imgp7929

Imgp7930

崖下の鴬谷児童公園では

物置の奥に続いてきて
Imgp7933 

あ、参考までにそのさらに奥。
Imgp7934_2

そしてこんな上流に続いていきます。
(左の崖上が鉢山中)
Imgp7935

この上流は、
暗渠ハンター駆け出しのころに廻ったあたりに続きます。

このあと無事に予定していた用事に間に合いましたw

さ、次回は渋谷川左岸で見つけたいくつかの水路を。

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暗渠ハンター 出井川きまぐれ漂流③どうにもならない広い道暗渠

前回の続きで、志村三丁目の駅方面に向かいます。
どっか適当に食事できるところはないかなあと
駅前に近づいていくと駐輪場の横に…。
ああ、これ見ちゃうともう
ヒルメシどころではなくなっちゃうではないですか…。
Imgp8547

志村3-26-21というあたりですね。
近くにゃ銭湯まであって、
もうこの暗渠を放っておくわけにはいかなくなりました。
Imgp8549

先に言っちゃうと、
今回の行程も去年猫またぎさんがすでに記事にされているところでした

ここからはこの暗渠を上流にむけて追っていくことになります。
この暗渠こそ、前回前々回と触れてきた出井川の本流です。
前回前々回では、
ここより上流の出井川と出会ってきたわけなんですが、
ちょっと考えると混乱…。
つまり、この出井川は大雑把にいうと、
東から西に流れる川なんです。

…「川の地図辞典」によると出井川は、
西に流れるので「さかさ川」とも呼ばれた。とのこと。

これすごくわかります、私も
家に帰って調べるまで、他の東京の川がそうであるように、
西から東に向かって流れているのかと思いましたから・・・。

ちなみにこの出井川、
前々回①で扱った出井の泉や
前回②の見次公園の池、
そして今回ご紹介する前野川を合わせて
東→西→北へと方角を変えながら新河岸川に流れ込んでいます。

暗渠化は1971(昭和46)年。
上空に蓋のようにかぶさる首都高速5号線の建設に伴って
暗渠になったそうです。
ただし、急速な宅地化に伴って昭和30年ころには、
すでに川は工場排水・生活排水になっていたとのこと。

駅前自転車置き場脇の暗渠は、
駅の向こう(西)側までまっすぐにつながっていました。
Imgp8551

Imgp8552

西端を回り込むように公園があり、
この公園を暗渠が抜けていくようです。
Imgp8553

回り込みながら
都営三田線の高架を潜ります。
あ、川があった証拠だ。
Imgp8554

プレートには「出井川橋梁」と
しっかり書かれていました。
Wikiで調べると、
都営三田線の巣鴨-志村(現高島平)間の開通は1968年。
ということは、かつては開渠であった出井川を見下ろしながら
都営三田線が走っていたことになります。
そしてこの橋脚も、水面の見える出井川に架かっていたんですね。

高架を越えるとクリーニング屋さんも。
Imgp8556

その先は、志村第四中学校の横を通って南下します。
Imgp8555

この先がそれなんですが、
手前の妙に明るい緑色の小屋も気になりますよねw
なんのためのものかはよくわかりませんでしたが、
「管理者 東京都下水道局」という
プレートだけは確認できます。

とにかく学校の横はまっすぐ。
よく見りゃ右は学校、左は団地ではないですか。
これまた典型的な暗渠道ですね。
Imgp8559

首都高5号線にぶつかる手前のでっぱりマンホール。
Imgp8561

猫またぎさんもこれに釣られてましたねw
と思ったらろっちさんが最近ご自身のブログで
「飛び出すマンホール」と命名
されていましたw

5号線を越えると、流路は一瞬わかりづらくなります。
まずは連続麻雀牌マンホールの出現。
Imgp8562

これがあるところは川が交差したりして
ちょっとややこしいことになっているはず。
実はここは出井川の支流・前野川が合流するポイントです。
出井川はここから東にさかのぼって見次公園方面へ。
そして前野川は南の谷を遡っていくことになります。

まあ結果から言うと、いったん私はここで
前野川の流路を間違えます。
ここ南に出ているくねくね道かと思って辿ったのですが、
途中まで行ってわかりました。

では、正しい流路の合流点を確認し、そこから前野川をさかのぼっていきましょう。
Imgp8573

なんと、さきほどの連続麻雀牌を起点(写真奥)にして、
間違えて辿ってしまった細いくねくね道のわきにこのような
「どうにもならない広い道」が
伸びているのです。

どうにもならない、というのは、
この道の両端(長さは300mくらい)は
このようにデカい車止めで閉じられているのです。
Imgp8569

いままで「車止めによって侵入を阻む道」といえば
せいぜい幅は1.5mくらいのもんでしたが、
ここはその常識を覆す幅広さです。車道2車線分以上は
余裕でありますね。
しかもここ、暗渠ですからw
もしかして今まで見た「車止めから続く暗渠」では
一番幅広かもしれないです。

この「どうにもならない広い道」は、
こんなふうにどうにもならなく続きます。
Imgp8570

やっぱりみんなどの家もこの道にお尻を向けて
建てられています。
Imgp8572_2

なんという半端ぶりでしょう。
Imgp8573_2

21世紀もすでに10年経っているのに、
この「近代っぽくなろうとしてほっぽり投げられた前時代感」は…。
廃墟を見て感じる気持ちに少し似ているけど、
廃墟よりはもっともっと身近で日常感があります。
でもちょっとだけ、指先にできたささくれのように感じる違和感…。

不思議だなあ…。

でもこの幅広車止めを越えると、
きちんとした遊歩道(クルマも通れるw)チックな
道路になっています。
Imgp8567

これをまっすぐ行くと、
おうおう、団地わき、道の真ん中にパイロンみたいに
立つ連続i型車止め。
Imgp8575

だんだん狭い道になってきます。
ってこれ、橋跡じゃね?
Imgp8576

これ護岸跡じゃね?
Imgp8577

こりゃ間違いないですね、
ほぼ同じ幅の歩道が二本あって、
その真ん中に護岸みたいなコンクリと金網。
なかなか心躍る景色でした!ある意味名所。
Imgp8578

気が付けば
もう結構な渓谷に差し掛かっているようです。
Imgp8579

だんだん蛇行もきつくなってきますね。
Imgp8586

お。この左がわを見てみると、
中途半端なスペースと、
そこに積まれたU字溝。
Imgp8587

この道に細い支流暗渠もつながっているようですが、
この先は行き止まり。
Imgp8589

あ、これは井戸の遺構ですね。
Imgp8590

道端にうっちゃれてます。

この先は痕跡も見出しづらく、
ちょっと苦戦します。
Imgp8593

まあ洗濯屋さんがあるからここってことでいいかw
Imgp8594

ちょっと広い道に交差します。
あ。これはきっと前々回で通った
「前野町を流れる支流」のはじまりの近くの道です。
富士見街道。

Imgp8595

ここで終わりにしよう、もう帰ろうと思っていましたが、
なんだか道路の向こうにはもう少し登り道が続いているようです。

む。
ちょっと行ってみるかと思った矢先に
赤い三連星登場。(<なんか二つの要素が混じって間違った言い方になってる気がする)
Imgp8596

この先の緩い坂を上っていくと、
またあった。
Imgp8597

この先はこんなふうに続きます。
うーん、アリだな。ここ。
Imgp8598

ですが「これは暗渠!」とそこはなとなく主張できるのは(<その弱腰じゃ「主張」って言わねーよw)
この写真の奥に見える車止めまでですね。

ここから先は細めの路地が2本にわかれ、
東武東上線沿いを通る太い車道(ときわ通り)にぶつかります。
そこはもう尾根筋の道でおそらく頂上、
ということになるのでしょう。

さて、これで出井川シリーズはおしまい。

ヒルメシをいただくのを忘れた私は。
ここではっと空腹に気づきます。ほぼ上板橋駅付近。
ちょっと離れているけど、
環7を南下して野方駅に向かい、
先日行って感動した野方食堂に行ってきました。

いやーこの日も美味かった。
大晦日の昼間(といっても14時すぎ)って、
なんか不思議な客層でした。
掃除の邪魔よ!かなんか言われて家をつまみ出された風の
オヤジさん2人連れがもう相当出来上がっていたり。
なんか近所で同棲してます、年賀状書きの合間に部屋着のまま
食事しに来ちゃったみたいなカップルとか、
定食にプラスしたレバ刺しをアルコールなしで
二皿お替りするキャバ嬢風女性とか…。

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暗渠ハンター 出井川きまぐれ漂流②ちょっとだけスリバチハンター

前野町を流れる支流を追って、
出井川に合流するところまできましたが、
その目の前には大きな池がありました。
見次公園の池、です。
Imgp8511

けっこうデカい池で、釣りも自由にできるようですね。
ヘラブナなんかが釣れるようです。
さて、このあとはどこに行こうかと、
手元の地形入り地図と公園にあった近隣地図とを見比べます。
どうもここから北西にかけては
短いけど深い谷があり、道もぐにゃってるので
もしかしたら谷を這う水路が見つかるかもしれません。
ってことで、その北西の谷を目指してみることにしました。

谷の終わりは住所でいうと志村1-24あたり。
Imgp8513

ここから谷を登る道を目指します。
さっそく、不自然に広い幅を占める歩道が目につきます。
うん、怪しいですね。
Imgp8517

横を見ると谷を駆け上がる階段。
Imgp8516

うーん、この「ヘタウマのデッサン」みたいな
素朴な線がいいですね。

谷底、かと思って登っていきましたが、
全然見当が外れていました。
この道の左、つまり西側には更なる谷底が広がっています。
見てくださいこの西側のスリバチ具合。
Imgp8518

スリバチ谷底には住宅が固まっており
ここに降りる道は見当たりません。
このスリバチを囲むように両脇のちょっと高いところに
二本の道が通っています。
「暗渠ハンター」からちょっとだけ「スリバチハンター」に
役柄を変更し、このスリバチの周りを
うろついてみることにしましょう。

いま登ってきた坂を振り返ります。
谷底からたぶんわずか200mくらいですが、
こんな高いところまで来ました。
Imgp8522

山頂から、スリバチの反対側の道に移動して
またこの谷を下ってみようと思います。

山頂には延命寺というお寺がありました。
Imgp8523

その横には志村第三公園という公園があり、
その隣に下り道があるのですが…。
その公園がまあ見事な…
Imgp8524

スリバチ公園でした。
前回のアボカドみたいな出井の泉公園もすごかったけど、
ここも相当な谷底気分で遊べる公園です。
恐るべし板橋。
ここはスリバチ公園の宝庫なのかもしれない。
ってまだ2つ目ですが、
数時間のあいだに見事な物件を立て続けに見てしまうと
かなり威力を感じてしまいます。

では、公園横のこの急峻な道(ってかもはやこれすら崖ですわw)
を降りて再び谷の下方に向かいます。
Imgp8526

途中に広い駐車場がありましたが、
奥はやっぱり崖。
このおじさんもその谷っぷりに見とれているようです。
Imgp8527

あとからこの駐車場の向こうがわ、
崖上からここを眺めることができました。
Imgp8532

むわー。すばらしいスリバチビューです。

左の、住宅が密集するさらなる谷底を挟むように、
下り道はこんなふうに続きます。
Imgp8528

点々とあらわれるマンホールに、
もしやてっぺんから続く排水路があるかも、
と思いながらも
暗渠である決定的な証拠はつかめません。
Imgp8529

すげえなあ、こっちはなんだかダムみたいだよー。
Imgp8530

とうとう水路の痕跡は見つけられぬまま。
しかし出井川にむかって僅かの距離で平坦になるところには、
クリーニング屋さんが出現。
Imgp8531

うーん、広い歩道とマンホールとクリーニング屋さんだけだな、
ここで掴んだ暗渠サインは…。

ふもとに戻ってまた地図とにらめっこ。
お。
どうやら今来た山頂の向こう側には湧水ポイントがあるらしい!
(って今気づくなよ自分;;;)

もういちどこの谷を登って、
中山道(さすが古道は尾根道ですね)を越えたところに
薬師の泉」というのがあるようです。
よし、行ってみよう!
住所を見ても、「小豆沢(あずざわ)」なんて、
素敵(水系しかも甘くて美味そう)な名前ではないですか!!!

喜び勇んで着いたものの。
Imgp8537

この日は大晦日だったんです。
休園日だったんです。
入れなかったんです。
知らなかったんです。
悔しかったんです。

しゃあないからこの門から中を精一杯覗き込んで一枚;;;。
Imgp8538

さーてずいぶん遠くまで来ちゃいましたが…。
まだ正午くらい。寒くなるまでにはもうすこし時間があります。
次は…。
ヒルメシをいただくところでも探しに、
近くの志村三丁目駅方面にでも向かおうかな、と。

で、実際に行ってみると、
ヒルメシどころではなくなるものを見つけ、
夢中になってしまいました。

それは、次回で!!!

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暗渠ハンター 出井川きまぐれ漂流①アボカド公園と「前野町の支流」

まとまった時間ができたので、
ちょっと遠くまで行こうかと。
さらに、せっかくだから
普段から明確に「今度はあの暗渠に行こう!」と
目的意識を持っているところではなく、
なんとなくぼんやりと大まかな方向だけ決めて、
そっちに向かって漂流しながら
見も知らぬ暗渠との偶然の出会いを楽しもう。
なんて思って朝から地形図を眺めていたのです。
すると、適度に遠いところに
なんか盲腸みたいにして窪んでいる小さな谷がありました。
よし、ここを目指してみるか!
と午前中のうちに自転車で出かけて行ったわけです。
(現地に行ってからはっと思い出しましたが、
そこはちょっと前に猫またぎさんがレポートしていた
アボカド公園・出井の泉公園
だったわけですが;;;;)

そこを含めて、近辺の出井川の谷をいくつか巡って参りました。
今回から数回に分けて、
その行程を「出井川きまぐれ漂流」としてお送りいたします。

まず全行程を大まかに地形図で示します。
いつもながらgoogle earthさん&「東京地形地図」さん、
どうもありがとうございます。
2

このシリーズは、右下のちいさな楕円のエリアから
矢印に沿ってお話を進めていきます。

まあ猫またぎさんが一連の支流をレポートしてらっしゃる通り、
たいへんエキサイティングなエリアでした!

さあさっそく。
山手通りを北上し、
池袋を過ぎて首都高速5号池袋線に沿って、
というかその下を北西に上がります。
そこはもうすでに出井川の暗渠。
その出井川から見上げた首都高の橋裏がこれです。
Imgp8466

なんかロシアの抽象芸術みたい。

首都高の下、出井川はこのように真ん中に緑道を残して
元川であったことを小さな声で主張しています。
Imgp8467

このへんから地図と首っ引きで
目指すヘンな地形の在りかを探していきます。
ここか?この道か?
と迷っている間に、
あっさり着いちゃいましたw
(なので出井川からここに至る流路はぜっんぜん撮影しませんでしたw
先ほどの猫またぎさんの記事に流路写真がたくさん載っていますので、
どうぞそちらをご参照ください;;;;;)

くねくねっとした道を少し登っていくと、
突然こんな開けた谷頭地形に出るのです。
Imgp8469

今朝めぼしを付けたこの盲腸みたいな谷が
公園だと知らなかったものですから、
ここに着いたときに一瞬にして
「これはあのアボカド公園だ!」と理解できたわけなんです。
情けないことにw

公園内にあった説明文によると、
縄文時代からこの泉を囲むように集落があり、
出井川の水源の一つになっていた、とのこと。
それにしてもこの地形はすごいです。
猫またぎさんが書かれていたように、
まさにアボカドを半分に切って種をかぱっととった時にできる、
あの窪みのようです。
極端すぎる!
目の前の景色をみていると、
ほんとうに「かぱ!」って音がするような気がしてきます。
「かぱ!」

崖の上からはこんな景色になっています。
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さーて、意外に早々に第一目的地(というか唯一の目的地)に
着いてしまい、若干途方に暮れつつ、
この西にも谷がいくつかあるようだから
どれどれちょっと行ってみっか、と移動を開始します。
いつも、事前に川跡をプロットしてある地形図~シティサイクリングマップル
を持ち歩いているのですがこの辺のエリアはほとんどノーチェックで、
さっきの出井の泉はおろか出井川さえ書き込んでこなかったのです。
なにせ「きまぐれ漂流」ですから…。

なので、地形図を頼りに谷頭をめざし、
そっから川跡があるだろうという仮説のもとに痕跡を探していく、
という旅になりました。

まず目指したのは、富士見街道から北に延びる谷の谷頭。
あとで猫またぎさんのブログを見て、
前野町というところを通っているから
「前野川」っていうのかと思いましたが、
猫またぎさんはもう一つ西の谷の川を「前野川」としてらっしゃいますね。(「川の地図辞典」でもそう定義しています)
そしてこの川は「出井川の支流 A」として扱ってらっしゃいます。
ここは先人にならって、「前野川」ではなく
「前野町の支流」と呼ぶことにいたしますw

このへんが谷頭だろうと適当に考えて、谷を降りていきます。
お、さっそく出会ったのが真性おしくらマンホール!
前野町2-13-6あたり。
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こりゃ幸先がいいってもんでい。
と調子こくかこかぬかのうちに、
さっそく微妙なY字路に遭遇。
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うーん、どっちが流路じゃい?
谷底に向かう勢いと、
いくつか続いているマンホールの様子から、
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右側に進むことにケテイ!

お、またおしくらマンホールか?
前野町2-43あたり。

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互いの円周が潰されているようにも一瞬見えますが、
この円周の「欠け」はおしくらして欠けているのではなく
右側のマンホールが自己責任で欠けていますね。
惜しい!「おしくらマンホールもどき」として登録することにしましょう。

なんかここまで川跡っぽさがイマイチ希薄でしたが、
こんな支流も出ているようなのでちょっと安心。
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おお!前野町3-12あたりでまたまたおしくら?
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残念ながら「真性おしくら」ではありませんが、
島状の土台に2つのマンホールが至近距離で並んでる、
ってちょっと珍しい物件ですね。

前野町3-39、3-12あたりでかくかくっと曲がって
住宅の間を降りていく模様。

あー、実はこの辺は記憶があいまいで
断片的な状況写真しか載せられません;;;;
今度ここに行かれる方いらしたら、
ぜひこのジグソーパズルのような写真を
組み立ててみてくださいw
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はい、もう大丈夫。
前野町3-9あたりからは大きな道に沿って流路がある模様です。
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この左側の歩道がそうですね。

やがて「モロ暗渠」の姿が見えるようになります。
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このだだっ広い歩道はなんですかー!?
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おおきな道と交差した後にはこんな階段登場。
おそらく交差のために盛り土されたのでしょう。
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味のある工場の横を通って
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お、洋紙店なんてものも。
水と関係があるかも!
…ないかも。
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やがてこんなんなって、
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「ビバホームズ」の横で、「前野川」ではなくて「前野町の支流」は
出井川本流である首都高の下に流れ着くのでありました。

道の左岸はちょっとした崖です。
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さてこれで第一回目はおしまい。

今回と今後の工程は、こちらを参照ください。

より大きな地図で 出井川周辺 を表示

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暗渠ハンター 新春山手線内川跡ナナメ斬りの旅②竹芝帰りに弁天池など

「新春山手線内川跡ナナメ斬りの旅」。

前回は笄川のちいさな支流から日赤病院の尾根道まで登ってきました。
ちょっとあともどりになるけど、
ここまできたら尾根の西側のいもり川も気になります。
ってことで東4丁目の交差点まできました。
ここの6叉路の間にせまくてちいさな暗渠があります
かつてはビルに囲まれてひっそりとした秘密基地への通路みたいだったところ。
HONDAさんがレポを2回に分けてされています
6叉路からの入口が開けちゃって、
ちょっと秘密感が薄れてはいますが
うん、2011年もなんとか健在。
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さて下流へと向かいます。
お。この家も健在だ。

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いもり川階段への入口わきは、
相変わらず駐車場となって次の建物への生まれ変わりを待っています。
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ちょっと暗渠にしては明るすぎる佇まいw
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残念ながら段々黒塀の古い建物もなくなってしまいましたが、
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それでも暗渠は続きます。
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支流であろう横道も、あるある。
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そして有名な(?)Y字路に出ます。
上流を振り返って、左に入っていくのが
いま降りてきたいもり川。
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さて渋谷川に合流したからはサクサク進みます。道路空いてるし。
ここは古川橋交差点。
古川と名前を変えた渋谷川が、北に向かっておおきくカーブを切るところ。
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川から見上げる首都高の橋裏が美しいですね。

しかしほんとうに道路空いてます。
まるで独占状態。Gメン75みたいだ。
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そういや小学校のころ、
夜は近くの道場に、家の前を通っている国道4号線を歩いて
剣道の稽古に通っていまして。
国道とはいえ田舎の道でしたから、
帰りの21時過ぎには、もうほとんど車の通りもないんですよね。
いつかこの国道の真ん中で、ごろんと横になってみたいと
ずっと思っていたんです。
なんか、ちょっとした禁忌を破る楽しさや、
日常の風景を用いつつそれを非日常に異化する魔法を使うような楽しさ、
みたいなものを手に入れたかったんでしょうね。

確か夏で、汗だくだったこともあって
思い切ってセンターラインの上に寝転がったことがありました。
ひんやりしていて、でも思った以上にアスファルトがごつごつで、
考えるのと実際やるのではずいぶん感触がちがうなあなんて
思ったことを憶えています。

後日、偶然これを目撃した現場付近の同級生N君のお母さんから
直接「道路に寝っ転がるような子と家の子を遊ばせられない!
lotusちゃんのお母さんにも言っときましたからね!」
と注意だか嫌味だかわからないことを言われてしまいました。
まあそれは確かに危険行動ですし、
叱られ当然。むしろ叱ってくれたことに感謝です。
・・・でもなあ、小学生とはいえ、
「今ならゼッタイどっからも車は来ないし、
伏せる時間と起きる時間を差し引いても○秒なら臥していられる!」
と子どもごごろに万全(本人の頭の程度ではw)のリスク管理をして
とった行動なので、ちょっと疎みながらN君の言葉を聞いたのを
今でも憶えています。
母にも通報したって言ってたけど、
母からは何も言われなかったなあ…。聞いたそばから忘れちゃったのかなw?

なんてことを考えているうちに、浜松町を抜け竹芝桟橋に到着。
元旦の東京湾。

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今日もたくさん働いている人はいるだろうけど、
でも普段より圧倒的多数のひとが東京にいなかったり、
東京にいるけど職場にいかず休日を過ごしていたり。
東京湾もどこか全体にふうーと息抜きしながら
リラックスしてるような気がします。
お、かもめもなんかリラックスしてる。
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お台場方面からぐるっと左にパンして、
晴海方面。
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コンテナも、なんか檻の隅で体を丸めてゆっくり寝ている動物みたいです。

冷たい飲み物といっしょに肉まんを買ってきて、
景色を見ながら小一時間、ヒルメシ兼ねて休憩。

ベンチには家族連れや
東京に観光できている風情のオバサン二人連れなど、
ガラガラというわけではありませんでした。
正月っからこんなところで何してるんだろう、
と思いましたがそれは向こうのセリフですねw

私がベンチにいる間、すぐ右前方の海に向かう柵のところには、
ずうーっとホスト風の男がお台場方面を見ながら
なにかぶつぶつしゃべっていましたっけ。

黒のスーツに薄手の黒トレンチコート、皮手袋をした20代。
小さなトランクをもっていたので出張?とも思えましたが、
そのツンツンの金髪は会社員ではないだろうなあ・・・。
イヤホンをつけていたから、海を見ながら語学の勉強をしていたのかもしれない。
立ちっぱなしでやると覚えがよくなるのかなw

まあ正月のこういう「らしくないスポット」にはいろんな人がいるもんだなあと。
ダイバシティ万歳。

正午をすぎると急激に自転車行は寒くなる、と年末に体で覚えたため、
このあとは帰路に。

増上寺に向かって桜川を横切り、
一本西の増上寺前の通りを南下。
川跡ではないし、
ここは水のにおいはもはやないだろうと思っていましたが、
おお!この下に貯水池が作られていたんですね!
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首都高(つまり渋谷川)手前にぶつかるまえの貯水池上の公園には、
(たぶん)水を意識した設備なんかもあったりして。
ここは素通りするばかりで気づきませんでした。
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帰りの寄り道はもうひとつ。
首都高(渋谷川)の芝ランプあたり。
現在プリンスホテルがあるあたりには池があった模様。
池から渋谷川に直で注ぎ込むのかと思っていましたが、
「東京時層地図」で古地図を見ると、
ぐるっと東にある東照宮をお堀のように囲って東にながれるようです。
その後の流路は手元にある地図にはありませんが、
今の地形から推察すると
東に進んで桜川に合流するか、
さきの貯水池のあたりを南下して渋谷川に直接進むかの
どちらかでしょう・・・。
(ちなみに梶山公子さん著「あるく渋谷川入門」p178では、
『東京都港区近代沿革図集-新橋・芝公園・芝大門・浜松町・海岸一』で
1862年の古地図で流路を確認し、プリンスのエントランスを経て
すぐに南下し渋谷川に合流していた、という説をとられています。
私はこの古地図を現時点で見ることができなかったため、
あえて今推測できる範囲でこう書かせていただきました。
間違えていたらごめんなさい;;;;)

プリンスホテルのエントランスは、
すでに窪み地形。
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その裏側の公園内に、弁天池がありました。
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いやー、ここも知らなかったなあ・・・。
さきほどの「あるく渋谷川入門」では、この弁天池は「白蓮池」とも呼ばれていた、
とのこと。
かつては蓮の花が咲き乱れていたのでしょうか・・・。
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ここから、
さきのプリンスのエントランスを通っていくわけですね。

さてこの旅のその後は、麻布十番を抜けて
がま池から降りてくる吉野川の支流に沿って
仙台坂上の台地に駆け上がり、六本木通りに出て
渋谷まで帰ってまいりました。
空いてるからとても快適。
家に帰って風呂に入って芯から暖まり、
元旦の夜を過ごしたのでした。

行程は前回の地図をご参照ください。

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