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暗渠ハンター 大池小池・洗足池界隈③貉窪のはなし

洗足池へのもう一本の流れ、貉窪の湧水からの流れを追います。

遠い昔の話になりますが、
小学校の学芸会のときにやった劇が「むじな沢のはなし」って題だったんですよね。
貉がお寺の和尚に化けて猟師夫妻から食べ物をだまし取ろうとするが、
なんか間抜けなことをした拍子に夫妻にばれて
猟銃で撃たれて食べられちゃう、
みたいな話でした。
積極果敢だった当時の私は、その主役の猟師に立候補。
しかし指導の先生から
「むしろlotusはむじなの役のがいんじゃね?(意訳)」と言われ
あっさり主役を明け渡しました。
(ちなみに主役の子はイケメン、現在劇団四季w)
いわば悪役ですよ、このむじなは。
ここから始まったのか私の助演人生w

それ以来むじなって聞くと
手製のスキンヘッドカツラを被って舞台に立った日を思い出します。

さあそんな貉窪。
洗足子どもの広場横から洗足池に流れ込む短い開渠。
ここ数年で整備されたもの。

ここから上流をたどっていきます。
前回の長原からの流れとの間に尾根がひとつ。
その尾根の下を流れるようです。
Imgp7052

手元資料では、この尾根の上にも暗渠の徴が書かれているので
そっちもチェックしながら。
尾根に登る途中に、こんなかわいらめずらしい家。
土台にしている大谷石のところにも入口がある・・・
Imgp7053

まわりの大谷石をよく見てみると、あとから入口を作りつけたみたいですね。
しかしちょっとこの尾根には暗渠らしさは見当たりません;;;;。

あきらめてさっきの「本流」に戻ります。

実はこの流れ、北千束3-52と南千束1-9の間を通るのですが、
地図によってはここ、一部開渠が描かれてるんです。
それを確かめてみようと近づいてみます。
あったあった。開渠区域は小さな崖になっています。
その下を眺めてみました。
Imgp7059

がーん。もう埋められて暗渠になっとる・・・。

Imgp7060_2

が、埋められたのは最近、といった風情で
ちょっと想像モードに入るだけでさらさら流れる水の音が聞こえてきそう・・・
な気もする。
Imgp7061
この崖下で御庭のお掃除をしていたご婦人にお声をかけてみました。
が、ご婦人おっしゃるにはずいーぶん前にここは埋められましたよ、とのこと。

この形而上学的開渠は、こっちのほうに下って行って
さっきの谷を通り洗足池に入ります。
Imgp7066

さあ、さらにむじなの上流に。
崖下形而上学的むじな開渠は、
こんなふうにうまく歩道に化けて続いています。
右が暗渠、まんなかが歩道。左は車道。
Imgp7069

上流を振り向くと
Imgp7068
左が暗渠で右隣が歩道ですね。
その先車止めの向こうで歩道と暗渠合体。

これがずうっと北に続きます。
そして大井町線北千束駅の横の高架の下をくぐります。
Imgp7074

洗足池には、弁天様を祀る小島がありますが、
じつはこれは人口島。
このあたり北千束の駅が線路を造成した時(昭和初期)に出た
たくさんの土を運んでできた島なんですと。

高架を越えて坂を登り終えるあたりで、
このむじな歩道暗渠は姿を消します。
ここがはしっこ。
Imgp7075
さあここからは地形を頼りに遡れるところまでいってみましょう。
歩道の延長線上にはこんなところが。
Imgp7076
まあ間違いないでしょう。
この先に回り込んで先を確かめます。

おお。
この崖下を流れているのね。
Imgp7077
反対側は・・・。
Imgp7078

うーん、これですねえ。
行き止まりは階段。
Imgp7079
ここで先はおえなくなります。
実際地形的には、
この先環7の被る形で貉窪の谷頭がある模様。
さすがに環7には暗渠見つかんないっすね・・・。

洗足池シリーズはこれでおしまい。

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コメント

はじめまして。
先日はお越し頂きありがとうございます。
実は私もlotus62さんのブログを以前から楽しませて頂いていました。
暗渠の奥深さとその周辺の渋い風景
初心者の私はいつもワクワクしながら拝見しています。
今回も大変興味深い記事
洗足池周辺も是非訪れてみたいです。
それではまた寄らせて頂きます。

ブログの方にリンク貼らせていただきました。

投稿: igu-kun | 2010年12月 9日 (木) 00時43分

igu-kunさま
コメントどうもありがとうございます。
以前から読んでいただいてたとは恐縮です;;;;。
私こそ、igu-kunさんのページで楽しませていただいておりました!
ここからもリンクを貼らせていただきました
どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。

投稿: lotus62 | 2010年12月 9日 (木) 09時08分

ここの暗渠、私も十七、八年前、地図に描かれていた水路のラインに惹かれて訪れ、実際に目にしたのが、写真7枚目からの歩道に化けた暗渠でがっかりした記憶があります。あ、でも長原からの支流は最後の洗足池に流れ込む部分だけは、コンクリート枠の開渠だったんですよ。その流路は、今は湿生植物園みたいになって池にとりこまれてしまいました。

投稿: HONDA | 2010年12月10日 (金) 00時24分

おおお「17~18年前」!!!! やっぱりHONDAさん凄い;;;;w
現地のご婦人の証言通りですね。
長原からのは、そういうことでしたか!
確かに池の横に蓮池みたいなのがありましたが、
あそこはもともと注ぎ込む流路だったんですね・・・。
大変貴重な情報、どうもありがとうございます!!!!

投稿: lotus62 | 2010年12月10日 (金) 12時13分

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