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暗渠ハンター 大池小池・洗足池界隈①小池とその先

「小池さん」、といって、
ラーメンを連想するのはいったい何歳以上の方々なのだろうか。
(と実際訊いてみましたが、30前後の方々は
「シャ乱Qの歌のタイトル”ラーメン大好き小池さん”で知ってる。
でも小池さんがどんな顔してラーメン食べてるか知らない」という回答も得られました)

小池さんのラーメンはほんとうに美味そうだったなあ・・・。
などと古いネタを枕にして始めるのが、
大田区にある洗足池(大池)と、そのそばにある小池のシリーズです。
まずは近辺の地形図をどうぞ。
Photo

洗足池・小池の周りにはいくつかの谷。
洗足池を出て呑川に注ぐ「洗足流れ」について
そして
洗足池に流れ込む清水窪からの流れについては
過去記事にしたことがあったので、
今回は
■洗足池に流れ込むその他の流れ
(貉窪からのやつと、長原からのやつ)
■小池から流れ出て洗足流れに合流するやつ

をご紹介します。

で、初回の今日は小池を。

長原駅からアプローチします。

駅前でまずは地図を確認。左上の水色が池。
Imgp6953
近頃までこの池は民間のつり掘だったようで、
見る地図によっては「つり掘」と書かれていたり
何の表記もなかったり。
この駅前地図でも「小池釣堀」になってますね。
よし行くぞ!

駅から向かう道で、もうすでに興奮すべき状態に。
これみてください。
小池方面に向かってまっさかさま(多少誇張あり)に
道が落ちていきます。
Imgp6955

小池に向かう道すがらも、
「どこか小池に流れ込む暗渠はないものか」と
期待に胸を膨らませますが、
あまり明確なところはありません。
唯一ここくらいかな・・・
Imgp6959

そしてここが小池。
水面に空が映ってきれいです。
今は小池公園、という名を冠され、
こざっぱりと整備されています。
Imgp6964_2 
周囲は下り坂に囲まれ、
おおきなスリバチの底に水が溜って
この小池ができていることがわかります。
Imgp6965

Imgp6961

Imgp6962

池は元釣堀、ということですが、
岸のあたりはかなりの浅瀬。
岸からやや奥にたくさんの棒が立っていますが、
この棒の先からがくんと深くなっています。
Imgp6967
もしかしたら釣堀から公園池に転用した際に、
多少周辺を掘って浅瀬を「追加」したのかも、
という疑問が湧いてきました。
どれどれ、地図を見比べてみましょう。
これが前掲の駅前地図(「釣堀」扱い)。
Imgp6953_2
そしてこちら、
あとで出てくる小池小学校付近にあった地図(「小池扱い」)。
Imgp6991
うーん・・・。
「小池」のほうが若干丸くなってますね・・・。
微妙ですが。周りの道を手掛かりに比べるとよくわかります。

お。南西の方角に、ここからの水が流れ出ると思しき水門が。
Imgp6966

では小池を離れて、この水門の先を探ってみましょう!
おそらく盛り土をされた道路をこえて左側へ・・・
Imgp6971
その先に見えるのは・・・
Imgp6970
・・・よく見えないw

けれどこのまっすぐに続く茂みが水路でしょうね。
水路に下りる道がないので、
コの字ウォークで先を確かめます。
少し先の魚屋さんがある角で、また水路に近づけそう。
Imgp6974
この角の「魚長」さんという魚屋さんなのですが、
「うなぎ」=川魚→流路の存在?
なんてついつい反応しちゃいますね。

いや実は実は「コロッケ」という店先にあった貼紙にも多いに反応してしまいまして。
魚屋さんでコロッケって、珍しくない?
ちらっとお店を覗くと鮮魚以外にも各種惣菜やらドーナツまで売ってる!
ハラも減っていたのでさっそくコロッケ購入!
そのついでに、お店の方に
このお魚屋さんで売っている鰻など、もしかして小池と関係があるのですか
的なことをお尋ねしてみました。
ご主人がおっしゃるには、
・もともと品川(←後日訂正:大森海岸です)で魚屋をやっていたので、小池やその下の流れとは関係はない。
・しかしずいぶん前からここに店を構えているので、小池のことはよく知ってる。
・元々小池からつながる店裏の流れは、一面沼と竹薮だった。
・その沼
(←後日訂正:沼ってか、基本的には用水路だったみたいです。それが水かさが増えてたまに沼みたいになっていたようです)にはたくさん魚がいて、でっかい雷魚もいたよ。
・小池は時々で大きくなったり小さくなったりして境界は曖昧だった。
・いつ頃からか池は釣堀になったが、2~3年前にやめて区が買い取って公園にしたようだ。
・近くの自治会館にけばそのころの写真がいっぱいあるよぅ。

とのことでした。
ふーん。おおきくなったり小さくなったり。
さんざん形を変えてきたんですね。
(この自治会館も、場所を聞いて寄ってくればよかった・・・今度近くに来たら絶対いくぞ!)

取材wを終えて早速店裏の流路を見に行きます。
あ、これはコロッケと流路の記念ショット(namaさん風)。
Imgp6980
美味そうでしょw?
おーい、だれかビール買ってきてくれー!!

はい、次はコロッケ抜きで。
Imgp6977
これは下流に向かったショットでしたが、
上流向きはかなりショッキングです。
Imgp6978
なんと。はしご式開渠の枠が見えますね。
そのまんま土で埋めちゃったのか知らん。

実はここは2本並行して走っていて、
もう一本(より手前・魚屋さん側)の
崖下に流れるのがこれ。
Imgp6975

いい塩梅の秘境感です。
さらにコの字ウォークで先に進みます。
次の流路が見られる所では、すでに1本になるのですが、
これが下流方向。
Imgp6984
今度は通れる道になっています。
手前にはこの暗渠に降りる階段付きです。
さて階段を降りて振り返ったのがこれ。
Imgp6986
そして下流の様子はこれ。
Imgp6987
左側、ようやく歩ける暗渠が登場します。
このあたりで漸く気がつきましたが、
ちょうど1年前くらいにHONDAさんがこのあたりを記事にされてました。当ブログとは写真が格段にキレイです!!!

ああ、やっぱり住民の暮らしによく馴染んでるのねw
Imgp6988
この暗渠をまっすぐ行くと、小池小学校にぶつかります。
Imgp6989
小池小も、坂に挟まれた谷地にできた学校ですね。
Imgp6990

おお!敷地の中に小さな池が見えるけど・・・
Imgp6992
まさか違いますよね、フェイクですよね。
小学校以下は、流路は住宅地の間に一旦隠れ、
銭湯の裏手を通って
Imgp6995
また洗足池から呑川に続く「洗足流れ」そばの
鰻やさん(<また鰻だ!)の横に現れます。
Imgp7001
おや、入口の狸の足元にあるのは・・・
Imgp7002 
いやいやこれも明らかにフェイクだってw

こんな暗渠姿を見せながら
Imgp7003_2
洗足流れに合流していきます。
Imgp7004

それにしても、
さっき銭湯があった暗渠に並行する通りは、
コインランドリーや豆腐屋さんもあって、
暗渠臭が薫り高く漂ういい道でした。
Imgp6994
Imgp7000

というわけで。
第1回の〆は、落ち葉の集まる秋の洗足流れで。
Imgp7007

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コメント

アレは小池さんではなくて小池さんの家に居候している人だと聞きました。
ラーメン美味しそうに見えるけど、家で食べてるんでおそらくインスタントでしょう。
(日清チキンラーメンが最有力)
きっと「藤子ミュージアム」にも展示されることでしょう。

投稿: えいはち | 2010年12月 1日 (水) 09時34分

コロッケの入り方・・・いま自分のブログに居るんじゃないかと錯覚しましたwww

はい、ラーメン大好き小池さんって変わった歌だなあ、とおもっていたら、
元ネタがあったのでびっくりした(しかもそれ知ったの20代かも)というクチです。

川沿いの魚屋さんをみると、川で採ったどじょうやうなぎをっ??
って勝手に思って嬉しくなってきましたが、なんだか違う例の方が多い気がしてきました。
もっと昔の代の方に聞いたら、どういう回答なのでしょうねぇ・・・
どうしても「川で採ったやつを売ってた」って話に出会いたいんですけどねえ・・・w

投稿: nama | 2010年12月 1日 (水) 09時49分

小池さんのラーメンは確かにインスタントっぽいですね。
小池からの暗渠、水路のコンクリート枠の残骸には
不覚にも気がつきませんでした。これは壮観です。
それと、暗渠沿いに進めないときの回り道の言い方、
「コの字ウォーク」、ぴったりです。使わせて下さい!

投稿: HONDA | 2010年12月 2日 (木) 00時12分

■えいはちさん
そうそう、そのインスタントラーメンっぷりが、
子ども心にたいへんうまそうだったんですよねー!きっと具も何も入っていなかった素のラーメンだったような・・・・。

■namaさん
>コロッケの入り方・・・いま自分のブログに居るんじゃないかと錯覚しましたwww
はい、構図やピンのあわせ方など私なりに研究しw、
おそらくここだけは完コピできたのでは、と。お墨付きありがとうございます。

■HONDAさん
「コの字ウォーク」ですが、実はこれ、
リバーサイドさんのブログでたまに「コの字のように迂回」等の表現を使われていたんです。
参考:http://pub.ne.jp/sktk4a/?entry_id=1652008
なのでそれを勝手にアレンジさせていただいただけなので(リバーサイドさんごめんなさい;;;)、
ライツはリバーサイドさんがお持ちですw


ちなみにHONDAさんもなじみがあるかもしれませんが、
私の業界でも「コの字」(TV等放送局の一週間のタイムテーブルのうち、朝帯と夜帯&土日の全部を指す)や、ヨの字(コの字+正午付近の帯をさす)などなど使いますので、ちょっとだけ馴染みがあるコトバでした。
あ、こういった広告業界のイロハに御興味が出てきたという方は、ぜひブログ左肩中ほどにある「あんまり関係ないけどこんな本はいかがでしょう。」をご参照ください;;;;

投稿: lotus62 | 2010年12月 2日 (木) 09時24分

コンクリ枠の残骸はすごいですね。
これは見たことない。
2本の流路跡があるというのも知りませんでした。
丹念に探索されていますね。
なかなか真似できません。

「コの字ウォーク」は、今までこれを表現する用語がなかったのが不思議なくらいですね。
ちなみに、私が今までで一番印象深かったコの字探索は、すでに記事にした旗の台の暗渠と、これから記事にする小井戸川ですね。
lotus62さんはどれですか。

投稿: 猫またぎ | 2010年12月 2日 (木) 10時55分

「コの字ウォーク」、盛り上がりましたね。
元々「コ」の字にしか進めない路地っていうのもたまにあるじゃないですか。
自分の以前の記事ですが、
そういうのなんて呼ぶのだろう、「袋小路」とも違うし、
と疑問を呈していたことを思い出しました。
http://ei8at12so.seesaa.net/article/144316427.html
単純に「コの字小路」って呼んじゃえば良かったと今回思いました。
語呂もいいですし。

投稿: えいはち | 2010年12月 2日 (木) 11時23分

■猫またぎさん
「コの字ウォーク」、便利ですね。リバーサイドさんに感謝ですw
印象深かったコの字・・・最近ではやはり「えいはち父支流(敬称略)」の開渠を追った時ですね。
でも世田谷・深沢の一郎支流の開渠のコの字ウォークも苦戦したので印象的です・・・。
小井戸川、楽しみにしています!

■えいはちさん
「コの字小路」面白いですねw ゴロが良すぎてお笑いコンビの名前みたいな感じもww
A:コの字でーす! 
B:小路でーす!! 
・・・・あ、これ青空球児好児からの連想に過ぎないのか・・・シンプルすぎるぞ自分;;;

投稿: lotus62 | 2010年12月 3日 (金) 18時07分

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