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暗渠ハンター 谷沢川橋めぐり②ケイコクの直前

谷沢川橋めぐりの2回目です。
今回は富士見橋以降の後半戦となりますが
そのまえに一つトピックを。
中町5-18-10でみつけました。
「真性おしくらマンホール」。
Imgp7660
これまでいくつかこの「互いの円周を侵食しあってる」という
真性おしくらマンホールを見つけることができましたが、
蓋がコンクリ製でなく鉄板、
というのは初めてでした。
うれしいw

さあそしてここが富士見橋。
わかりやすい装飾が施されていますが、
ここ自体川になってるくらいですから標高は低いし、
残念ながら西のほうに富士山は望めません。
なんで富士見なんだろ・・・。

仮説①この先西のほうに向かうと多摩川の土手。そっから富士が見えたから、
「富士見に向かう時に通る」ので富士見橋。

仮説②昔近くに藤棚があったので、洒落を利かせて漢字を変えて富士見橋。

仮説③昔水量が豊富で川は深くごうごうと流れ、落ちたら助からないくらいだった。あるとき上流に落ちて流された人がいたがこの橋桁にうまく引っかかって助かって、このときの逸話がここを不死身橋と言わしめ、漢字がいつのまにか変わった。

仮説④・・・もういいかw

富士見橋のたもとにはペットショップ。
ペットショップと書いてはありますが、
実質的には観賞魚やさんですね。
川の傍で昔から営業されていたのでしょうか。

橋の下、東側をよく見ると、
合流口が見えますね。
Imgp7667

橋を通過する幹線道路を見ると、
これにに横から細い旧道(おそらく)が
合わさってきているんです。
(下の写真、左から右には橋を通る幹線道路、正面が細道です)
Imgp7666

もしや支流でも・・・?
と思って辿ってみましたが、成果なし。
ただ、おかしな表具屋さんが。
Imgp7668

狙ってやっている感じがアリアリなので、
悔しいからあえてツッコミはしませんw

お次は丸山橋。
Imgp7672

ちょっと護岸が味気ない感じになってきました。
この橋の下流には、水位を見守る監視カメラが設置されています。
(下の写真の右上のやつ)
Imgp7674

なんかさっきまでは「住民のアメニティを大事にしてます」的な
川の雰囲気でしたが、
護岸といいカメラといい、
だんだん緊張感が漂う川べりになってきています。

次の橋は「いなりずし」。
Imgp7676

あ、緊張ゆるんだ。

すこし下ったところにある中町小学校敷地からは、
どでかい合流口からしゃばしゃばと水が流れてきています。
Imgp7678

そして弁天橋。
Imgp7681

弁天橋というからには近くに弁天様や湧水などがあるのでは?
と思いましたがざっと地図を見る限りはわかりません。
どこかに合祀されているのかもしれませんね。
それよりなにより弁天橋にはもっと気になるものが!
これ。
Imgp7683

「連続麻雀牌マンホール」。
以前上下水道エキスパートの方にお話を伺った時には、
「流路をサイフォン式で交差させている地点」
と教わりました。
うーん、でもこれ、川と並行してるしなあ。
何が何に交差してるんだろう・・・。

帰ってから下水道台帳で調べてみると、
ここは下水道管が交差しているのではなくて
どうもここだけ「複線化」してるようです。
何のためにお・どんなしくみになっているのかまるでわかりませんが、
この連続麻雀牌マンホールはこういうイレギュラーで
トリッキーな地点にも敷設されるようだ、
ということだけはわかりました。

また下流に下るのですが、
地図を見ていてどうも不思議な道があったので、
川筋をちょっとだけ離れて確かめに行ってみます。
なんかですね、ふつうの道路から垂直に、
短い行き止まりの道路が出ているんです。盲腸みたいに。
しかも行き止まりのところがぽちっと丸くなっていて、
全体のフォルムが前方後円墳、または鍵穴みたいな。

何だコレハ?と思って現地を確認したく。
住所は中町3-33-19。
実際はこんなところでした。
Imgp7687

奥が前方後円墳の丸いところのほうね。
ロータリー?ヘリポート?おしゃれなパティオ?
よくわからないところでした。
おそらく宅地開発時に作られた「欧風パブリックスペース」的な
場所なのでしょう・・・か?

また橋に戻ります。
お次は田向橋。
Imgp7689

このへんまで来るともう護岸からは愛嬌が感じられなくなります。
好きだけど。
ストロング・スタイルの護岸とでもいいましょうか。
Imgp7692

続いて宮前橋。
Imgp7693

え?橋に変化がなくなってきた?
そうですねえ、私もうすうす感じておりました。
写真紹介する意味あんのかw?

その次は矢澤橋。趣向を変えて親柱でどうぞ。
この写真は専用メガネをかけて見ると
3Dで飛び出して見えます。
Imgp7697

うそです。

矢澤橋から先は、
一気に川が蛇行してたいへん面白い表情になるのですが、
Imgp7698

残念ながらこの先は流路を追えなくなるので
コの字ウォークで進んでいきます。

たどり着いたのは姫之橋。
Imgp7701

傍らには「姫の滝」と刻まれた小さな碑も。
昭和13年の水害で壊れてしまいましたが、
付近には3mほどの滝があったそうです。
名前のいわれとなる悲しい伝説もあるようですが、
今回は割愛しますw

この橋の下で川はこんなふうになってます。
まず上流方向。
Imgp7702

そして下流方向。
Imgp7704

そうです。川が二つに仕切られて、
おまけに端っこに水門まで。
何なんだこれ?
と思ってあちこちググってみましたが、
これまた庵魚堂さんの「世田谷の川・探検隊」によると、
川の汚れを浄化するための沈殿池、とのことでした。
ビジュアル的にかなりインパクトある水路です。
なんか川に手を入れすぎて、
ちょっとサイボーグチックですね。

さらにコの字ウォークで次のなかの橋へ。
ここからはもうほとんど渓谷になりかけの、
荒々しい表情を見ることができます。
Imgp7711

今日の橋めぐりは大井町線の手前まで、
と決めていたので、次が本日最後の観察ポイントとなります。
等々力通りを谷沢川がくぐる地点。
路上から見た上流。
Imgp7715

そして、等々力渓谷と呼ばれる直前の下流方向。
Imgp7716

さてこれで今日はおしまい。
前回冒頭で平らげた
ふつうの「カレー+ナポリタン+ハンバーグ」のせいで、
まだおなかはいっぱい、というありさまでした。

行程は前回地図をご参照ください。

毎回予約投稿でアップしていますが
どうやら今回が2010年最後の記事になりそうです。

今年もご贔屓にしてくださったみなさま、
ほんとうにありがとうございました。

どうぞよいお年をお迎えください。

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2051 ・・・多摩川水系」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。

「麻雀牌マンホール」、いいですねぇ、ナイスネーミング。

今日は、年末年始休みなんで、子供と散歩で「六郷用水:池尻掘」に行ってみました。
うかつにも自転車で行ってしまったので、谷頭の階段に難儀してしまいました。

今年は、暗渠を通して色々と自分の足元を勉強することができました。
lotusさんには、色々とご教示にあずかり、まことにありがとうございました。

今年も跡残りわずかではありますが、良い年をお迎えください。
来年もよろしくお願いします。

投稿: Weekend Outdoors | 2010年12月31日 (金) 20時29分

Weekend Outdoorsさん
そんな、教示だなんて・・・。
去年、ある尊敬する暗渠系の方から
「実は青い鳥はすぐそこにいる」という教えをいただきました。
この言葉で私も思いを新たにしましたが、
Weekend Outdoorsさんにもそんなきっかけをさしあげることができたとすればとてもうれしいです。
どうぞ今年もよろしくお願いいたします。

投稿: lotus62 | 2011年1月 1日 (土) 08時07分

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