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暗渠ハンター 川崎の高山団地へ③ここからきてるか!平瀬川えいはち父支流

前回、前々回はマチュピチュの遺跡みたいな高山団地と
そのふもとのヤマダ支流(仮)をご紹介しましたが、
今回はこのシリーズの最終回。

ヤマダ支流を見て満足し、そろそろここを離れようと思って
クルマ(<トヨタ製レンタカー)を東に走らせていると、
左視界に入ってきたのはこれまた見事な蓋暗渠。
地形からいって、
高山団地の山を起点に
ヤマダ方面とはまた違った谷戸を通って下ってくる流れのようです。
これは!追ってみたい!!!
というわけで、東名高速道路の高架下、
「神木」といいう交差点から引き返してこいつを探ってみることに。

あったあった。まずはクルマから見えた蓋暗渠をゆっくりと鑑賞。
Imgp6822

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ここは完全な「裏道」の暗渠ですが、
上流はすぐに府中街道長尾橋交差点と246梶ヶ谷交差点とを結ぶ道路に出て
谷戸をかけ上がっていくことになります。

その道路に出る手前はこんな構造になります。
Imgp6827
おお、蓋暗渠と道路の間から水面がのぞけそうだ!
ということで早速のぞいてみると。
Imgp6829
道路の下ではしご式開渠(?)となって続いていました。

こののぞき見ポイントにあったのはクリーニング店兼酒屋さん。
「衝撃のクリーニング」とでかでかと書いてありますが、
暗渠者にとってはまさに十分な衝撃を食らってしまう地点です。
看板に偽りなしW
Imgp6826

さてこの流れはいったん道路を反対側に渡って続きます。
反対側では開渠に。
Imgp6831
反対側を道路に沿って流れ、
一瞬ちょっとだけ道路を離れてしまう地点があるのですが、
それがここ。
Imgp6834
まんなかの暗闇が開渠です。

この横・道路沿には
クルマのウインドウをフィルムシート加工するお店というか工房があるのですが、
どうやらここはメダカも売っているようです。
なぜか。
しかも結構本気で。
Imgp6836
この開渠はもしかしたらとんでもない漁獲量を誇る
産業資源なのかもしれませんW

ここからうねってさらに流れはまた道の反対がわに移るようです。
さらに流路は2本に分かれます。
その「道路を渡って2本に分岐する」のは、
この「等覚院入口」という交差点。
Imgp6837

ここではなんと、道を挟んで両側にまたクリーニング店が現れます。
Imgp6832
競争激しすぎじゃねっすかw?
これらの流路上は住宅などに入り組んでいて、
素直に上流を追うことが非常に困難。
以降、断続的に「見えた部分」だけ写真をご紹介します。

Imgp6839

Imgp6840_2

お。崖際にこんな「半分だけ蓋暗渠」なんかも見られます。
Imgp6841

崖際や住宅の間を縫って、
さらに砂利敷きの駐車場なんかも回り込んで、
なんとか追いかけていきます。

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Imgp6857
実際の地形を頼りに谷間をたどっていきますが、
なんだかもう流路の痕跡も残っていないところに来てしまいました。
Imgp6858

流路の果ては、意外なところでした。
それはなんと、もうとうの昔に閉鎖された向ケ丘遊園の池。
いまはばら園だけが残っているようですが、
この流れはその向ケ丘遊園の池からの流路でした。
この池、形や場所からいって自然の池なのかと思っていましたが、
前々回高山シリーズのエピローグの記事に
えいはちさんからいただいたコメントで驚愕の事実発覚w!

なんとえいはちさんのお父様がこの池を
学生時代にアルバイトで掘っていたそうです!!!
すげえ!!!! 地図に残る仕事!!!
本稿のタイトルではこの流れを
(2010年12/1以前は)「平瀬川ばら園支流(仮)」と名づけましたが
「えいはち父支流(愛称)」と呼ばせていただきましょうかw
※12/2追記 コメント欄にあるとおり、
ここは「えいはち父支流(敬称略)」と呼ばせていただくことに決定。
タイトルも本日を以って変更いたしました。

いきついたところには金網フェンスがあって、
この向こうには件の池。(写真の奥のほう)

Imgp6863

そこから、こんな風にして流路が出てて、
Imgp6861
これがさっきの流れとなって平瀬川に向かっているのでした。

うわー。ほんとに向ケ丘遊園の反対側、すぐ近くなんだなあと実感。

今回も、意外なところで脳内地図の異場所がつながった感じ。

向ケ丘遊園はずーっとまえに行ったことがあったので、
なんかその向こうにこんな世界が広がっていたんだなあと
ちょっと感動。
世の中しらないことが多すぎますね・・・。

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2051 ・・・多摩川水系」カテゴリの記事

コメント

バラ園、大好きで年に二回は通っていたのですが、
私が住んでいるほうの反対側はこんなことになっていたとは!

バラ園のあたりは(仮称)藤子・F・不二雄ミュージアムになるのでしょうか。
そうすると消えてしまう暗渠もあるかもしれませんね...

投稿: 味噌max | 2010年11月29日 (月) 11時18分

あ、ここですね。
私がこのシリーズの第1回でコメントした「地図で見た開渠」は。
しかし、記事を拝見すると、スルーしてしまう寸前だったようですねw

前回のナナメ横切り暗渠とか、このあたり暗渠的にかなりいい所のようですね。
川崎はやっぱりいい。
私はこのところ3週続けて川崎に行っています。

投稿: 猫またぎ | 2010年11月29日 (月) 19時02分

味噌maxさんの、

>バラ園のあたりは(仮称)藤子・F・不二雄ミュージアムになるのでしょうか。
>そうすると消えてしまう暗渠もあるかもしれませんね...

というコメントを読んで思ったのですが、「藤子・F・不二雄」を名乗るからには、作品中で再三のび太が落ちた「道路脇の木蓋暗渠」をこの際リアル復元してくれたらいいなあ。

投稿: 俊六 | 2010年11月30日 (火) 00時06分

みなさま、お返事遅れて申し訳ありません;;;;

味噌maxさん
ばらがお好きだったんですね!(そういやHPのトップ画像もw)
そうそう、向ヶ丘遊園の反対側、って気にしませんよねえ・・・。
藤子ミュージアム!そっかここになる予定なんですよね・・・。
なるほどいまのうちにたくさん見ておいたほうがよさそうですね。

猫またぎさん
はい、スルー寸前でしたw
しかし3週続けてってどんだけ入れ込んでるんですかwww
ご報告も楽しみにしています。
なんつったって川崎はまだまだ開発されていない珍妙暗渠がたくさんありそうですからね!

俊六さん
>作品中で再三のび太が落ちた「道路脇の木蓋暗渠」
そういやそんな場面がたくさんあった気がしますwww
あれ、確かに木蓋でしたねー!!!!
目が×になったり△になったりしてビックリしながら諸手を挙げて落ちてる図が、目に浮かんできます!!!

投稿: lotus62 | 2010年11月30日 (火) 09時38分

えいはち父支流、ひゃー、恥ずかしい!

投稿: えいはち | 2010年11月30日 (火) 11時45分

まあまあw
せっかく地図に残るお仕事をされたのですから敬意を表して。

投稿: lotus62 | 2010年11月30日 (火) 11時51分

ひゃー、タイトルまで変えちゃったんですか!
もうこうなったら受け入れるしかないか…。
で、僕もこの支流、見に行かなくてはなりませんね。

投稿: えいはち | 2010年12月 2日 (木) 17時37分

あは・・・気づかれ、ましたよね・・・w
お仕事ふやしちゃったみたいでスミマセン;;;w

投稿: lotus62 | 2010年12月 3日 (金) 18時08分

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