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暗渠ハンター 川崎の高山団地へ②ふもとに流れる平瀬川ヤマダ支流(仮)

高山地区(川崎市宮前区平)の2回目です。
高山団地の、文字通り高い山のふもと(?)に降りると、
ちょっとした商業集積地があります。
ヤマダ電器やそうてつローゼンとかあるところ。
ここのヤマダ電器、なんと食料品とか売っていてちょっと意外。
よく看板を見てみると
「ヤマダ電器」とは書いてなくて「ヤマダ」だけだわ。
なるほど。そういうことか。

そのヤマダと、隣接の屋外駐車場の間に見事な蓋暗渠。
Imgp6777_2
すぐそばには平瀬川があり、
そこに山からの流れを集めてそそぐ支流のようです。

これを上流方面にたどってみましょう。
まずは道路に沿ってまっすぐ続きます。
Imgp6778

そして道路から逸れてカックン。
Imgp6779

蓋の形状がなんか近代的に変わりました。
Imgp6781
中にPCのサーバでも格納されてるような雰囲気。
ここは比較的最近蓋かけ工事が行われたようで、
こんなどことなく最先端っぽい仕様になっているようです。
この小さなスノコみたいなところから中を覗き込んでみると、
深ーいところで水が流れているのが確認できます。

奥に階段が見えますね。

階段、アップでどうぞ。
Imgp6782
この階段を上ると、
生田緑地方面からまっすぐに来る幹線道路に出ます。
その道路から、今来た暗渠を振り返ると・・・
Imgp6783

流れは道路をまたいで(正確に言うと潜って)続きます。

どれどれ、道路の向こうは・・・
Imgp6784

開渠でした!
Imgp6785_2
柵に囲まれていますが水面は露わで、
水自体はやはり湧水を集めたように美しいです。
Imgp6786
道の向こうで覗き込んだ時にチラ見できたように、
すっごく深いところを流れています。
・・・この蓋暗渠、上を歩いているときに
何かの拍子で壊れてしまったりしたら・・・
と考えるとちょっと恐ろしいので、
帰りは静かに歩いて帰ろうと思いましたw

すこし進むとまた蓋地帯。
蓋の部分と開渠の部分が断続的に繰り返され、
ちょっと何を考えて工事してるんだかよくわからない・・・。

かねてから川崎市に関しては
「なんかテキトー(いい意味でw)じゃね?」
的な思いを持っていましたが、
私にとってはそれを裏付けるような暗渠でした。
だって、私が川崎に住んでいた頃は、
燃えるごみも燃えないごみも、
瓶や缶でさえいっしょくたにして回収してくれてましたし。
どんな処理をしてどれだけ環境にいかったのか悪かったのか
わかりませんが、
そういうラフ(いい意味でw)なところが
川崎の魅力だと思っています。なんか川崎って、
「基本真面目なんだけど、適度にユルくて付き合いやすい友達」
って感じ、しません?

この断続蓋&開渠はもっと奥にも続くのですが、
おそしろそうな支流があったのでそっちを追いかけることにします。
Imgp6789
ほら、道路の向こうに蓋暗渠が続いてる。
川崎市定番仕様の、「蓋暗渠上のごみ集積地」がここでも見れらます。

ごみ集積地どころか、
ここはごみ焼却場もあるようで・・・。
Imgp6790

この先は家の敷地に沿ってかくっと美しく曲がります。
Imgp6791

おおー、ここいい!!!
裏路地&カックン蓋暗渠はやはり官能的です。
官能で思い出しましたが、
信号で「感応式」ってありますでしょ?漢字が違うんですが。
信号機に「感応式」って書いてあって、
普段はずっと青信号なんだけど、細い横道にクルマが来ると、
それを感知して赤信号に変わるやつ。
その「感応式」信号機を見るたびに
「おおーなんかイヤラシイよね」と喜んでいた古い友達がいましたが、
彼は今も元気に感応しているのでしょうか・・・。

この蓋暗渠がメーター振り切るくらいの魅せ場を作ってくれるのが
その先。

Imgp6793_2
道の反対側につけ変わります。
このナナメってるところ、いいですねー。
すらすらと立て板に水のように喋っていたアナウンサーが、
何かのハプニングで突然「・・・・」と
言葉を数秒失ってしまったような、
そんなドラマチックな風景です。

そしてほどなく車止めが現れて、蓋暗渠はおしまい。
Imgp6794

蓋はなくなりましたが、地形にそってもうすこし先に続く様子。
いつの間にか左側が山になっていて、
この暗渠はそのふもとを抉るように続いていました。
左側、急坂が迫ります。
どうやら暗渠は奥・正面のがけ下につながっているようです。
Imgp6795
フェンスがあってもう追えなくなってしまいますが、
フェンスから上流を覗き込んでみると・・・
Imgp6797
またまた蓋暗渠となり、この崖を登っていきます。
うーん、ここ、いい暗渠でした。

普段暗渠や開渠を見るときには、
流れている水が汚かろうと臭かろうと
流れがあること自体にうれしくなるのですが、
さっきの開渠部分で見えたように、
この先もきれいな水を湛えて流れているんだろうなと思うと
いつも以上にうれしくなってしまいます。

裏道から、先ほど潜って越えた生田緑地からの幹線道路に出て
はじめの場所に戻ります。
あ、いま気がついたけど、
幹線道路にもしっかりした下水蓋(蓋暗渠)が続いていました。
Imgp6798

さて、今回スタート地点の「ヤマダ」付近から、
こんどはちょっとだけ下流にも向かってみます。

奥の黄色い建物がヤマダ。
そこまでの道は、美しいカーブで蓋暗渠が続いています。
これも見どころの一つでしょう。
Imgp6801
そしてその先は、やがて多摩川にそそぐ平瀬川。
Imgp6803

こんなふうに平瀬川は山や丘のふもとを掠めて流れていく川なので
川のそばはあちこちで谷戸から続くと思われる蓋暗渠が見られます。
これとか
Imgp6806
これとか。
Imgp6808
平坦になるのはこの平瀬川の近くだけなのですが、
昔はこの狭い平らな土地にびっしり田んぼがあったのかもしれませんね。

前回は地形図を載せましたが、
次回分も含めた近辺の地図をこちらで。
今回のはオレンジ、次回のは赤いラインです。

より大きな地図で 平(高山) を表示

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2051 ・・・多摩川水系」カテゴリの記事

コメント

スリルと衝撃の宮前区でしたね。
こうしてみると川崎には川崎の様式美が感じられます。ウエハースのような蓋、その上のごみ収集かご。

ヤマダ電機の写真はなんとなく既視感があります。見たことがあるっていうのではなく、「暗渠の先にあるヤマダ電機」っていうのが「小川の傍にある水車小屋」のように、ずっと昔から風景として頭に刷り込まれていたような、そんな気がいたしました。

投稿: 俊六 | 2010年11月29日 (月) 19時14分

俊六さん
お返事遅くなり失礼いたしました。
川崎市、たしかに感じます様式美。
しかもそれが、なんか規則的でなく、自由奔放に噴出されているような感じがするところが好きです。
>暗渠の先にあるヤマダ電機」
の既視感のお話、興味深いですね・・・。
何か俊六さんならではの・または現代日本人ある程度共通のメタファーになってたりするのでしょうか・・・。ぜひもう少しお話をお伺いしたいです!!

投稿: | 2010年11月30日 (火) 09時43分

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