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2010年11月

暗渠ハンター 川崎の高山団地へ③ここからきてるか!平瀬川えいはち父支流

前回、前々回はマチュピチュの遺跡みたいな高山団地と
そのふもとのヤマダ支流(仮)をご紹介しましたが、
今回はこのシリーズの最終回。

ヤマダ支流を見て満足し、そろそろここを離れようと思って
クルマ(<トヨタ製レンタカー)を東に走らせていると、
左視界に入ってきたのはこれまた見事な蓋暗渠。
地形からいって、
高山団地の山を起点に
ヤマダ方面とはまた違った谷戸を通って下ってくる流れのようです。
これは!追ってみたい!!!
というわけで、東名高速道路の高架下、
「神木」といいう交差点から引き返してこいつを探ってみることに。

あったあった。まずはクルマから見えた蓋暗渠をゆっくりと鑑賞。
Imgp6822

Imgp6823

Imgp6824
ここは完全な「裏道」の暗渠ですが、
上流はすぐに府中街道長尾橋交差点と246梶ヶ谷交差点とを結ぶ道路に出て
谷戸をかけ上がっていくことになります。

その道路に出る手前はこんな構造になります。
Imgp6827
おお、蓋暗渠と道路の間から水面がのぞけそうだ!
ということで早速のぞいてみると。
Imgp6829
道路の下ではしご式開渠(?)となって続いていました。

こののぞき見ポイントにあったのはクリーニング店兼酒屋さん。
「衝撃のクリーニング」とでかでかと書いてありますが、
暗渠者にとってはまさに十分な衝撃を食らってしまう地点です。
看板に偽りなしW
Imgp6826

さてこの流れはいったん道路を反対側に渡って続きます。
反対側では開渠に。
Imgp6831
反対側を道路に沿って流れ、
一瞬ちょっとだけ道路を離れてしまう地点があるのですが、
それがここ。
Imgp6834
まんなかの暗闇が開渠です。

この横・道路沿には
クルマのウインドウをフィルムシート加工するお店というか工房があるのですが、
どうやらここはメダカも売っているようです。
なぜか。
しかも結構本気で。
Imgp6836
この開渠はもしかしたらとんでもない漁獲量を誇る
産業資源なのかもしれませんW

ここからうねってさらに流れはまた道の反対がわに移るようです。
さらに流路は2本に分かれます。
その「道路を渡って2本に分岐する」のは、
この「等覚院入口」という交差点。
Imgp6837

ここではなんと、道を挟んで両側にまたクリーニング店が現れます。
Imgp6832
競争激しすぎじゃねっすかw?
これらの流路上は住宅などに入り組んでいて、
素直に上流を追うことが非常に困難。
以降、断続的に「見えた部分」だけ写真をご紹介します。

Imgp6839

Imgp6840_2

お。崖際にこんな「半分だけ蓋暗渠」なんかも見られます。
Imgp6841

崖際や住宅の間を縫って、
さらに砂利敷きの駐車場なんかも回り込んで、
なんとか追いかけていきます。

Imgp6849 
Imgp6857
実際の地形を頼りに谷間をたどっていきますが、
なんだかもう流路の痕跡も残っていないところに来てしまいました。
Imgp6858

流路の果ては、意外なところでした。
それはなんと、もうとうの昔に閉鎖された向ケ丘遊園の池。
いまはばら園だけが残っているようですが、
この流れはその向ケ丘遊園の池からの流路でした。
この池、形や場所からいって自然の池なのかと思っていましたが、
前々回高山シリーズのエピローグの記事に
えいはちさんからいただいたコメントで驚愕の事実発覚w!

なんとえいはちさんのお父様がこの池を
学生時代にアルバイトで掘っていたそうです!!!
すげえ!!!! 地図に残る仕事!!!
本稿のタイトルではこの流れを
(2010年12/1以前は)「平瀬川ばら園支流(仮)」と名づけましたが
「えいはち父支流(愛称)」と呼ばせていただきましょうかw
※12/2追記 コメント欄にあるとおり、
ここは「えいはち父支流(敬称略)」と呼ばせていただくことに決定。
タイトルも本日を以って変更いたしました。

いきついたところには金網フェンスがあって、
この向こうには件の池。(写真の奥のほう)

Imgp6863

そこから、こんな風にして流路が出てて、
Imgp6861
これがさっきの流れとなって平瀬川に向かっているのでした。

うわー。ほんとに向ケ丘遊園の反対側、すぐ近くなんだなあと実感。

今回も、意外なところで脳内地図の異場所がつながった感じ。

向ケ丘遊園はずーっとまえに行ったことがあったので、
なんかその向こうにこんな世界が広がっていたんだなあと
ちょっと感動。
世の中しらないことが多すぎますね・・・。

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暗渠ハンター 川崎の高山団地へ②ふもとに流れる平瀬川ヤマダ支流(仮)

高山地区(川崎市宮前区平)の2回目です。
高山団地の、文字通り高い山のふもと(?)に降りると、
ちょっとした商業集積地があります。
ヤマダ電器やそうてつローゼンとかあるところ。
ここのヤマダ電器、なんと食料品とか売っていてちょっと意外。
よく看板を見てみると
「ヤマダ電器」とは書いてなくて「ヤマダ」だけだわ。
なるほど。そういうことか。

そのヤマダと、隣接の屋外駐車場の間に見事な蓋暗渠。
Imgp6777_2
すぐそばには平瀬川があり、
そこに山からの流れを集めてそそぐ支流のようです。

これを上流方面にたどってみましょう。
まずは道路に沿ってまっすぐ続きます。
Imgp6778

そして道路から逸れてカックン。
Imgp6779

蓋の形状がなんか近代的に変わりました。
Imgp6781
中にPCのサーバでも格納されてるような雰囲気。
ここは比較的最近蓋かけ工事が行われたようで、
こんなどことなく最先端っぽい仕様になっているようです。
この小さなスノコみたいなところから中を覗き込んでみると、
深ーいところで水が流れているのが確認できます。

奥に階段が見えますね。

階段、アップでどうぞ。
Imgp6782
この階段を上ると、
生田緑地方面からまっすぐに来る幹線道路に出ます。
その道路から、今来た暗渠を振り返ると・・・
Imgp6783

流れは道路をまたいで(正確に言うと潜って)続きます。

どれどれ、道路の向こうは・・・
Imgp6784

開渠でした!
Imgp6785_2
柵に囲まれていますが水面は露わで、
水自体はやはり湧水を集めたように美しいです。
Imgp6786
道の向こうで覗き込んだ時にチラ見できたように、
すっごく深いところを流れています。
・・・この蓋暗渠、上を歩いているときに
何かの拍子で壊れてしまったりしたら・・・
と考えるとちょっと恐ろしいので、
帰りは静かに歩いて帰ろうと思いましたw

すこし進むとまた蓋地帯。
蓋の部分と開渠の部分が断続的に繰り返され、
ちょっと何を考えて工事してるんだかよくわからない・・・。

かねてから川崎市に関しては
「なんかテキトー(いい意味でw)じゃね?」
的な思いを持っていましたが、
私にとってはそれを裏付けるような暗渠でした。
だって、私が川崎に住んでいた頃は、
燃えるごみも燃えないごみも、
瓶や缶でさえいっしょくたにして回収してくれてましたし。
どんな処理をしてどれだけ環境にいかったのか悪かったのか
わかりませんが、
そういうラフ(いい意味でw)なところが
川崎の魅力だと思っています。なんか川崎って、
「基本真面目なんだけど、適度にユルくて付き合いやすい友達」
って感じ、しません?

この断続蓋&開渠はもっと奥にも続くのですが、
おそしろそうな支流があったのでそっちを追いかけることにします。
Imgp6789
ほら、道路の向こうに蓋暗渠が続いてる。
川崎市定番仕様の、「蓋暗渠上のごみ集積地」がここでも見れらます。

ごみ集積地どころか、
ここはごみ焼却場もあるようで・・・。
Imgp6790

この先は家の敷地に沿ってかくっと美しく曲がります。
Imgp6791

おおー、ここいい!!!
裏路地&カックン蓋暗渠はやはり官能的です。
官能で思い出しましたが、
信号で「感応式」ってありますでしょ?漢字が違うんですが。
信号機に「感応式」って書いてあって、
普段はずっと青信号なんだけど、細い横道にクルマが来ると、
それを感知して赤信号に変わるやつ。
その「感応式」信号機を見るたびに
「おおーなんかイヤラシイよね」と喜んでいた古い友達がいましたが、
彼は今も元気に感応しているのでしょうか・・・。

この蓋暗渠がメーター振り切るくらいの魅せ場を作ってくれるのが
その先。

Imgp6793_2
道の反対側につけ変わります。
このナナメってるところ、いいですねー。
すらすらと立て板に水のように喋っていたアナウンサーが、
何かのハプニングで突然「・・・・」と
言葉を数秒失ってしまったような、
そんなドラマチックな風景です。

そしてほどなく車止めが現れて、蓋暗渠はおしまい。
Imgp6794

蓋はなくなりましたが、地形にそってもうすこし先に続く様子。
いつの間にか左側が山になっていて、
この暗渠はそのふもとを抉るように続いていました。
左側、急坂が迫ります。
どうやら暗渠は奥・正面のがけ下につながっているようです。
Imgp6795
フェンスがあってもう追えなくなってしまいますが、
フェンスから上流を覗き込んでみると・・・
Imgp6797
またまた蓋暗渠となり、この崖を登っていきます。
うーん、ここ、いい暗渠でした。

普段暗渠や開渠を見るときには、
流れている水が汚かろうと臭かろうと
流れがあること自体にうれしくなるのですが、
さっきの開渠部分で見えたように、
この先もきれいな水を湛えて流れているんだろうなと思うと
いつも以上にうれしくなってしまいます。

裏道から、先ほど潜って越えた生田緑地からの幹線道路に出て
はじめの場所に戻ります。
あ、いま気がついたけど、
幹線道路にもしっかりした下水蓋(蓋暗渠)が続いていました。
Imgp6798

さて、今回スタート地点の「ヤマダ」付近から、
こんどはちょっとだけ下流にも向かってみます。

奥の黄色い建物がヤマダ。
そこまでの道は、美しいカーブで蓋暗渠が続いています。
これも見どころの一つでしょう。
Imgp6801
そしてその先は、やがて多摩川にそそぐ平瀬川。
Imgp6803

こんなふうに平瀬川は山や丘のふもとを掠めて流れていく川なので
川のそばはあちこちで谷戸から続くと思われる蓋暗渠が見られます。
これとか
Imgp6806
これとか。
Imgp6808
平坦になるのはこの平瀬川の近くだけなのですが、
昔はこの狭い平らな土地にびっしり田んぼがあったのかもしれませんね。

前回は地形図を載せましたが、
次回分も含めた近辺の地図をこちらで。
今回のはオレンジ、次回のは赤いラインです。

より大きな地図で 平(高山) を表示

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暗渠ハンター 川崎の高山団地へ①プロローグ

なんか地形がおもしろそうなのと、
どこかそこはかとなく親しみがある地名だったので前から気になっていたところ。
川崎市宮前区の「高山地区」。
まずは地形図をご覧ください。

Photo_2

(楕円のマルのところは次回以降でご紹介します)

町名では「平」というのですが昔の字名が高山というらしい。
まさに名の通り高い山なのですが、
このあたりは多摩区と隣り合ってたくさんの尾根や谷戸があるところです。
しかしいまは「高山団地」という昭和の香りが充満する団地のの名前や
自治会の名前に「高山」がのこるだけになっています。

いつか行こう!とおもってはいたのですが、
何しろアクセスが悪い・・・。
田園都市線で梶が谷とか溝の口とか行って、
1日に数本のバスに乗って(多少誇張してます)・・・みたいなところなんです。

そんで、たまたま先日ちょっとだけレンタカーを借りる用事があったので、
そのついでに「よし!今日がチャンス!!」とばかりに行ってまいりました。

電車とバスではそんな難儀なアクセスですが、
クルマだと気が抜けるほどあっさり到着。
登戸・向ヶ丘遊園あたりから生田緑地を南に降りたら
もうそこが平。
高山地区は、生田緑地の南斜面、ってことなります(これも多少の誇張あり)。

高山団地に行くには、
ここから改めて違う道を通って生田緑地(や向ヶ丘遊園)方面の斜面を登ります。

ほんとに山なんですよw ほら。
Imgp6762

以前行った別の高山地区(三鷹市の牟礼分水のあたり)とはえらい違いです。
この山の上にある大規模な団地が高山団地です。
Imgp6811

Imgp6767
もうこのレトロさ・周囲と隔絶された時間止まった感からして、
きっと団地マニアの方にはちょっとした名所になっているかも知れません。
Imgp6769

この石畳の上で、
Imgp6775
大きな「昭和風鍋」(あの、山形の芋煮会とかで使うようなやつ)を抱えて歩く
幼稚園児くらいの女の子とすれ違いました。
なんか懐かしい風景だらけ。

補修中の棟もあちこちに。棟に書かれている数字からいうと、
20棟以上の大規模団地、なんですね。
あれ。ガスのメーターもなんかヘン。こんなところに取り付けられてるのね。
Imgp6776

団地のまんなかには、「スーパーたかやま」。
Imgp6770

ほんとに山の上なので、
このスーパーは団地のみなさんに重宝されているようです。
なんでも売ってるし、クリーニングも受け付けてるし、
地域のコミュニティスペースみたいなイートインスペースもあります。
っつか、だれかんちのリビングみたいな一角なんですが。(下の写真の奥)
Imgp6771

おお!瓶コーラの自販機もある!!!
なんかボウリング場以外では久々に見た気がするー。
Imgp6772

ふー、高山団地で興奮してなんのブログかよくわからなくなってまいりましたが、
以下はちゃんと暗渠をご紹介します。
まあ今日は前置きとして短いのをひとつ、
地形図にあったように
次回・次々回でこの高山のふもとのやつと、
「なんとアソコから来てんのかよこの流れ!」的なやつをご紹介していきますね。

さてこの幻のプラトーである高山団地を降りていきますと・・・。
なんだこの看板。
Imgp6812

夜の、とかの限定ナシかよw のかなり強引な注意書きですなー。
しかも標語的に字数が落ち着かないしw
なんかの歌の文句のようです。
ひーとりぃあーるーきぃはー やーめーよーぅ♪

即興の鼻歌混じりにせまいカーブの坂道を降りて行きます。
あ、またあった。
Imgp6815

しかも今度は赤文字混じりw
昼間でもそんなにキケンなんかなーこのへんw

と看板に目が行ってばかりではなく、
ちゃんと暗渠もみつけております。
Imgp6816

谷間から住宅を抜けて下ってくる土に埋まった流路。
もうすこし上流をみてみるとこんな。
Imgp6817

なんで埋められちゃってるんでしょう・・・。
アスファルトの道を越えて、
こんなふうに下っていきます。
Imgp6818_3

その先は普通に下水蓋をかけられて・・・。
Imgp6819

ちょうど平と東生田3丁目の境界あたり。

さて、さらに下ると、平瀬川に寄り添うように
見事な蓋暗渠と開渠をみることができます。
それは、次回で!

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暗渠ハンター 蓋暗渠としての貨物ターミナル駅

矢上川。
川崎市から横浜市を流れる鶴見川の支流で、
全長は7キロ弱。
宮前区、タカツク♪もとい高津区、幸区と流れてきて
横浜市港北区で鶴見川に合流する川です。

この川で注目すべきは、
とてもスケールの大きな暗渠として流れる区間があるという点。
なにしろ、
梶ヶ谷貨物ターミナル駅の敷地の下を
暗渠として流れているのですから。
(貨物ターミナルを蓋にした暗渠ってこと?)

貨物線や貨物ターミナル駅は、
最近とても興味が湧いてきた物件です。
4月には数回シリーズで、
貨物ターミナルの隅田川駅をとりあげたことがありました


貨物線って我々の普段の生活とはあまり直接の接点がないですよね。
都心ではトンネルを通る区間がほとんどですし、
貨物駅にもあまり用事はないし。
しかしりんかい鉄道なんかも元は貨物線だったわけだし、
隅田川駅みたいにぽこっと、
広大な敷地のターミナルにでっくわすことがあるし、
思わぬところでその存在に気づかされたりします。
貨物線っていうのは、暗渠と同じテイストの
「かくれネットワーク」要素があるのではないか。
そう思うようになってからたいへん気になる存在になってきました。

そう。今回は、「巨大重厚暗渠」としての
梶ヶ谷貨物ターミナル駅を取り上げます。

梶ヶ谷貨物ターミナル駅とは・・・。(一部Wikiより)
JR貨物の貨物駅で、
トンネル区間の続く府中方面から鶴見方面の間の
一部地上に出るところに設けられた広大な敷地(あたりまえだけど)を有します。
もちっと詳しくいうと、生田トンネルと小杉トンネルの間。
開業は1976年。
現在駅業務は神奈川臨海鉄道に委託されているそうです。
貨物線だから物資を運ぶわけですが、
なんと川崎市で発生するゴミも川崎の先っちょの
浮島(工場夜景でも有名!)までせっせと運んでいるそうです。

周辺の地形をまずはさらっとご紹介。
Photo
真ん中の平らなところが駅です。
その上から下に、矢上川が交差。
そもそもこの線路自体旧陸軍が作ったといわれていますが
この広大な駅敷地も戦前から確保されていたとの説もあります。
現在、確たる資料にはまだ行き当たっておりません。

さて、では実際にこの梶ヶ谷貨物ターミナル駅にいってみましょう!
まずは敷地の下、つまり南に矢上川が出てくるところからアプローチ。
これがその矢上川の出口だ!
Imgp6885
私はこのタイプの暗渠口をみるたび、
小さい頃に見たゲゲゲの鬼太郎にできてた「野づち」という妖怪を思い出します。
今回はスケールからいっても「野づち」そのもの。なにしろデカイっす;;;。

この野づち口からはこのように矢上川が
その出口のある種の恐ろしさと対照的に、
たおやかに流れ出て下流へと向かいます。
Imgp6883

ちなみにこの野づち口に横からも合流する小さな蓋暗渠も確認。
川崎は蓋暗渠があちこちにあるから、
もうこれくらいでは取り乱さないぞw
Imgp6884
この蓋暗渠は西から坂を下ってこの矢上川に注ぎます。

ちょっと上流を追いかけてみましょう。
結構な坂を登ります。
Imgp6888

あ、右側が貨物ターミナルの敷地なんですが、
なんか高いところに来たから敷地が覗き見できるかも!
ってんでガードレールに登って目一杯背伸びして撮ったのがこれ。
Imgp6890
んはー。もうすこしまわりを見て廻ったら、
中の様子を伺いにいくかんねー、貨物基地さん。

そのまえにもう少し周辺をうろうろ。
駅の南西には、おそらく矢上川の支流と思しき
こんな暗渠もありました。
Imgp6896
ちょっと踏み込んでみましょう。
まっすぐに長く延びる蓋暗渠です。
途中、横の御宅が設営したであろうキウイ棚まで掛かっています。
Imgp6897
おお!なんかたくさんなってるーW!
Imgp6898
誰か盗っていかないのかな・・・。
この先柚子みたいな柑橘なんかもなってるところがあって、
さしずめここはフルーツ暗渠。

両端はきっちりクルマ止めで締めくくられています。
Imgp6899

さて徐々に近づいていきましょう。
次は、ターミナル駅を潜る前の矢上川をご覧いただきます。
ちょっと上流も開渠。
Imgp6903
川の向こう側の家々には、
それぞれパーソナル橋が架けられています。
ちょっとだけニコタマ付近の丸子川に似ていますね。
向こうに見えるのは246の高架です。

高架を越えればターミナル駅の敷地の西端に。
敷地に沿って矢上川が北端に回りこんでいきます。
Imgp6901
右側絶壁のコンクリ護岸の上に築かれているのが
ターミナル駅の敷地。

なにしろ過去、貨物ターミナル駅に入ろうとして
きっぱりと拒絶されたことがありますからね

もう私にとって貨物ターミナル駅は「ヒミツの要塞」的な、
非常にハードルの高い存在なわけです。
今回も
「ハードル高いけど、隙あらば入ったる!」的な意気込みで来たのですが、
その気分がいやでも盛り上がる風景です。

上の写真で奥に入口が見えるように、
矢上川は一旦暗渠になりますが、
そのすぐ先で再び開渠がもうすこし続きます。

その間に、金山橋という橋が架けられ
敷地の向こう側とこっち側がトンネル道路で結ばれています。
あまりに広いので、近隣に住まれる方にとっては
こういう「連絡通路」がないとちょっと不便ですもんね。
その、ターミナル駅の敷地の下に通るトンネルがこれ
Imgp6894
上に超幅広な線路群が通っている、ある意味橋裏w 

さっきの金山橋の先で、矢上川がターミナル駅の下に潜って
冒頭の「野づち」からでてくる、ということになります。

さあこのへんで綿密な周辺調査は終了。
いよいよ本丸に向かいます!
どこまで見えるかな・・・。

とはらはらする思いで「入口」に向かいますが、
なんか道なりにするっと奥まではいれちゃいますね・・・。
なんだなんだいったいこの円滑具合ったらなんだ?
と思ったらまさかの展開。
なんと貨物ターミナル駅の入口の先には、
ロイヤルホームセンター」という
ホームセンターが堂々営業中ではないですか!!!

必要以上にびくびくと緊張してしまいましたね。
でも入口にもっとデカデカと「ホームセンターこちら」って
書いといたほうが絶対いいと思う。
ここ来ようと思ったら絶対迷う!

さらに幸いなことに、
ホームセンターの駐車場が屋上にもあるのでここに登ると
隣接の梶ヶ谷貨物ターミナル駅が一望できるのです!!!!
おおーなんてすばらしい!!!
鉄分の高い暗渠モノのみなさま、お待たせしました!
ではしばらく屋上からの眺望をお楽しみください!
これが「蓋暗渠としての貨物ターミナル駅」ですよー!!!!

Imgp6909

Imgp6914

Imgp6916
Imgp6915
Imgp6911

おお。よく見たらコンテナが塔屋看板のモチーフになってた。
かわいいぞ。
Imgp6913

クライマックスも終えて敷地からでようとしたとき。
屋上でなく店前にも駐車場があるのですが、
その駐車場と貨物ターミナル駅敷地の境目にも
コンテナモチーフ(っつかコンテナの現物ですわw)で
仕切られていました。
Imgp6918
写真ではわかりづらいかもしれませんが、
このコンテナ、区画の仕切りのためだけに並べられています。
粗野ともいえるし合理的ともいえる。
だってこのコンテナとコンテナの間は1mくらい空いていて、
その気になればフツーにターミナル駅の敷地に入れちゃうんですから。
なんか緩くねw?
なんかこういうところが川崎っぽい感じがしますw

より大きな地図で 梶ヶ谷貨物ターミナル を表示

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暗渠ハンター 夜の赤坂水幻想

赤坂で夕方から夜にかけてシゴトがあり、直帰。
どれ、赤坂は太刀洗川散策以来ゆっくり来ることがなかったので、
久々に散策してみっかと。
目的地を特にきめずにふらふら。
あとで復習してみると、
おおまかこんなコースを歩いたことになります。

Photo_2 

太刀洗川中流から六本木方面へむかってスタートしました。
しかしまあ山や谷の多いこと。
一ツ木公園という山の上にある公園を抜けて赤坂通りに向かおうとすると、
目の前には超・崖。
Imgp6642
こんな山奥のお寺の参道みたいな階段を降りていくことになります。
半分くらい降りて、振り返ります。
Imgp6647
すげえな。地形図をみてわくわくして来たものの、
想像以上のアップダウンに畏怖の念さえわいてきます。
赤坂すげえぞ。

赤坂通りを南に横切り、
赤坂6丁目の赤坂通りに並行する裏路地に入ります。
おお。ここはかなりの蛇行。しかも谷底を這うように走る道です。
面白くなってきました。
長い露出がないとよく写らないので、
道の脇にある低い塀にカメラを乗っけて三脚代わりに固定。
これが蛇行道です。
Imgp6648
あ。真ん中に写っている男性は、見知らぬ人です。

この道を少し行くと、!。
暗渠サインであるコインランドリー。
Imgp6649
その先の崖下にコインパーキングがあるのですが、
崖下から水が染み出しています。
Imgp6650
写真にうまく写りませんでしたね・・・。
私でさえ翌日この写真みて「ナンダコレ?」と
危うく消去しそうになったくらいですからw
路上の黄色い縞模様、手前左のあたりが崖からしみ出た水で
ぼんやり滲んでいるのがおわかりいただけますでしょうか。

どんどん進んでいくと、消防署。
Imgp6652
水まわりのアイテムが揃ってきました。

とうとうその先には、横道に細い暗渠が現れます。
Imgp6654
暗っw!
行き止まりかと思いきや、
突き当たりで右に曲がって
Imgp6655
またすぐ左。
Imgp6656
何度かかくっと曲がって、
こんな3段だけの階段に出ます。
Imgp6660
階段を抜けると、不自然に広い道に。
そこから階段方面を振り返ったのが次の写真です。
Imgp6661
住所は赤坂6丁目の16-11、というあたりでした。
ほんの少しだけの短い暗渠でしたが、
さっきの蛇行道に流れがあったと思わせる
状況証拠を手にした気分です。

蛇行道に戻って歩き出すと、
また面白いものが脇道の奥に見えてきました。
左が細い階段、右は細いスロープの
コンビネーション斜面。
Imgp6665
誘われるように斜面を登って路地を進むと、
突き当たりはどんつきになっている崖下でした。
Imgp6667
この路地にあったのは・・・
Imgp6668
拡大してもう一枚。
井戸でした。
Imgp6669

なんか、赤坂で見る井戸ってかなりシュールなかんじ。
正装したエリザベス女王と畏れ多くも握手してみたら、
女王の指先にバンドエイドが貼ってあったみたいなかんじ。
・・・ちょっと違うかw
まあ井戸なら麻布にだってあるんだし。いいか。
エリザベス女王もきっと肩が凝ったら
サロンパスみたいの貼らざるを得ないだろうし。(ってさらに違う方向にねじれた)

また蛇行道にもどって歩き、
檜坂にたどり着きます。この横にあるのが、
檜町公園と東京ミッドタウン。
かつては山口藩毛利家のおうちで、
檜の木が多く生えて「檜屋敷」と呼ばれていたそうです。
檜町公園は、
数年前のクサナギツヨシ氏の一件で一躍有名になりましたね。
公園内の池は、この夜はとても静かでしたw
Imgp6676
この池の水も、今きた蛇行道を通って
赤坂のお堀の手前を流れる赤坂川に流れ込んでいたんでしょうね。

檜坂を登りきり、
六本木通りに向かってこんどは下り坂を行きます。
下りきった六本木通り手前にも、
六本木通りに並行するような緩い登り坂蛇行道が。
Imgp6679
ここもなんかありそうですね。あったらいいな。

そいうことで果たして。
途中から出現するこのムダに広く囲われる歩道。
Imgp6680

Imgp6681
どうやらこの道を登ったところには池もあるらしい。
ふむ。間違いない、かも。(<どうも弱気で断定できない性分w)

登りきると、三河台公園というちいさな公園に
噴水付きの池がありました。
Imgp6684
もちろん加工度の高い池ですが、
昔の痕跡はあったのだろうと思います。
噴水として水を舞い上がらせているせいか、
とても下水臭の強い池でした。
ここにもし昔池があったとすれば、
その水はさっきの蛇行道の太い歩道を下り、
谷底である六本木通りを抜けて
溜池方面に流れていったのでしょう。

スーツに革靴だったので、
ここでこの日の赤坂さんぽはおしまい。
さいごにこんな階段を登ってミッドタウンの丘に登ります。
Imgp6690

地図でいうとこんなかんじの行程でした。

より大きな地図で 赤坂 を表示

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暗渠ハンター 戸越商店街に川?

このところ断続的に、下北沢一番街商店街の谷や、
広尾商店街の裏路地やらを取り上げましたが、
商店街シリーズ第3弾として今回は戸越銀座商店街を。
別に意図して商店街を狙っているわけではないのですが、
なんか重なっちゃいましたね。

戸越銀座と言えば、もう谷であることは
暗渠界の方々にとっては常識的なことかと思いますが、
まあ川の痕跡があるかどうかを一応買物ついでにチェックした、
というあまりパンチもエッジも効いていないレポートになりそうな予感が
ひしひしとしますが・・・w

この戸越銀座の流れと合流することになるであろう
「古戸越川」については、HONDAさんが記事にされています

休日の夕方、たぶんいちばん商店街も活気付くであろう時間帯に
戸越銀座駅から東進してみます。
Imgp6325
一見、派手な色合いの風景で活気がありそうに見えますね・・・。

おっと、10mも歩かないうちに横道暗渠が・・・。
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入ってみましょう!
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おお、左側も崖だ。
進んでいくと、崖上の自転車置き場に抜ける横道がありますが、
その先まっすぐは行き止まり。
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ふむふむ。

まあ先は長いし、次いってみよう!
左側(つまり北側)はもうすごい崖になってますね。
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北側に向かって何本かそれっぽい道はあるのですが、
決め手に欠けますね。
でも充分わくわくしますけど。

お、この先には数段の階段が。
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そして階段の足元にたくさんのマンホールが。
美しい配置ですね。
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お。暗渠サイン。
この界隈では有名な露天風呂のある銭湯、戸越銀座温泉です。
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戸越銀座温泉を過ぎてさらに奥に向かうと、
ぜっんぜん暗渠と関係ないのですが「エビス」という焼鳥屋さんが。
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持ち帰りもできますが、すばらしいのは路肩にテーブルと椅子が出てて
ここで一杯やっていけるところ。
当然ビールと焼鳥を注文。
たいして疲れてもいないのに無理やり休憩します。
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うわーうめー。ロケーションも最高です。
アウトドアビールon川跡(たぶん)!

さてこのへんで、一本北側で並行する通りに入ってみます。
地図を見ると、戸越商店街に並行するようにくねった道があるのです。
谷底である商店街より少しだけ高いところを下っていくので、
これももしかすると川跡かも知れません。
単純な推理では、
さらにこの北側に流れる品川用水から水を落とした用水で、
商店街の川と並行しながら周りの田圃を潤していた、
のではないかと思います・・・。
道は断続的ですが、こんな箇所や
Imgp6341
こんな箇所など、
Imgp6338

Imgp6342
決め手には欠けるものの暗渠テイストにあふれています。

商店街に戻って、戸越銀座方面に引き返しながら、
こんどは南側に伸びる道も丹念に注目していきます。
お、怪しいのがあったあった。
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その先はこんな。これはキテますね。
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もはや日が暮れてほとんど暗闇状態ですが、
どんつきは3段ほどの階段が。
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階段登ってどんつきを東に曲がっていったところには、
コインランドリー。
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面白いことに、その向いにはコインシャワーです。
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暗渠の匂いプンプンですね。
どうやら戸越商店街の北側、南側の両方に、
並行する用水らしきものがあったのではないか、
と思うんです。

ではあとは、商店街で見つけたいくつかの暗渠サイン。
戸越銀座駅付近にあった銭湯、金泉湯。
戸越銀座温泉について2軒目ですね。
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その近くには、2軒隣り合ってクリーニング屋さん。
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商売になるのか・・・w?

商店街の中ほどには、カキ氷も食べられる氷室もありました。
Imgp6364

今回はまだwebで調べただけですが、
戸越銀座商店街近辺の昔話も少しだけ読むことができます。

ひとつは、「戸越銀座の昔話
さきほどの氷室とは2ブロック違っていますが、
昔からあった氷室についての記述もありますね。

もうひとつは、「大崎周辺の昔話
これによると、昔はこのあたりはたくさんの湧水が湧いていたらしいです。
そりゃきっと川にもなるでしょう。

じっさい商店街となるまではずいぶんぬかるんだ地で、
震災後銀座で復興を図るにあたって、瓦礫となった銀座のレンガを譲り受けて
それをこの戸越銀座のぬかるみに敷いて商店街を作り、
それが戸越「銀座」の由来になった、とのことですから。
そのぬかるみ、単なる湿地なのか、
それとも「川」と呼べるものだったのか・・・。
想像すると楽しくなりますね。

ところで。
商店街のまんなかへんにある休憩所。
Imgp6360
ここで資料を見繕っていたら、
椅子で休んでいたおばあちゃんが教えてくださいました。
(あ、の立っているのはおばあちゃんでなくて商店街マスコットキャラの「ぎんちゃん」です)
「昔ながらのお店はどんどん閉まっちゃって、
もうこの商店街はどこにでもあるチェーン店ばっかりになっちゃったよ」

なるほど、それなりに賑わいはあるものの
どこか個性に欠けるな、
という印象でしたが、たしかにシャッターを下ろしたお店が目に付きます。
その代わり、どこにでもある飲食店の派手な看板はあちこちに。
また、最近某大手スーパーが2軒もこの商店街に店を構えたそうです。
(専門用語では「ドミナント戦略による出店」っていいますw)
・・・戸越商店街、なんか頑張っている印象がありましたが、
けっこう行く末はきびしいものがあるのかもしれません。

そうそう、商店街には一際センスのいい写真屋さんがありました。
へえ、いいなあと思って写真に撮っておいたのですが、
えいはちさんもこの写真屋さんに、
展示を見に行かれていたのですね

※2011年1月2日追記

高島緑雄さん著の「関東中世水田の研究」によると、以下のことが記されています。
●戸越商店街の谷頭(中原街道と旧中原街道の間)に溜池がありここから商店街の田に水が供給されていた。
●さらにこの溜池は、地蔵辻で別れたばかりの「大井町のほうに行く品川用水」と「居木橋のほうに行く品川用水」の二つから落ち水を受けていた。(これについては、2011年の1月か2月ごろ記事にする予定です)
●また、商店街南のがけ(記事中コインシャワーがあったりしたほう)下には、50~150mの細長い池が点在し、それは冬季は天然氷、夏季は金魚飼育に使われていた

とのことです!なるほどー!!!

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橋の裏側萌え ちかごろ橋裏事情

大阪に出張にいってきました。

夕方入りで遅くまで仕事をし、
翌朝7時すぎの新幹線で東京に帰る、
という余裕のない哀れ系出張wですが、
まあ朝はちょっとは早く起きて暗渠でもさがしてみっかと。
仕事は大阪の中心地に近いところであったのですが、
泊まったところは知る人ぞ知る十三。
なんでここかっつうと、
別に好き好んでではなく、
会社でこの付近のとあるホテルの格安チケットをくれるからなのです。
(なんと1泊2千円!!!)

経費節減の折ですからね、これは使わない手はないと。

当然のように仕事終わりで中心地で飲んで、
やっとお役御免となって十三にきました。
そんな深夜ではなかったので、周辺をちょっとだけさんぽ。
明確な暗渠は見つからなかったのですが、
こんな橋裏がありました。
もじゃもじゃ。
101020
植物がからまってる模様。
ただしあとから場所がわからん;;;;

そんな風に夜は更けて翌朝。
新大阪からそんなに遠くないので、
がんばって早起きしておおまかな方角の見当をつけて歩き出します。

ちなみに、朝の十三の駅前はこんな。
写真ではわかりませんが、
すでに飲み屋がたくさん開いています。
すでに飲んでる人も大勢います。
なんてナイスな街。赤羽よりすごいかもしれないw
午前中に東京で会議がなければ絶対店に入ってたな。
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駅から、国道176号線伝いに北上してみました。
暗渠はひとつもありませんでしたが、
今回はいい橋裏に出会えました。
まずはこれ。
101021
176号線は多くの区間で高架になっているのですが、
ちょうど地上を走る阪急神戸線をまたぐところでの
176号線の橋裏です。
緑の橋裏のソリッドな構造もいいですが、
鉄道をまたいでいるところがなんともそそられます。
跳ね上がった踏切棒がほどよいアクセントに。

今回すごくよかったのがこちら。
101021176
176号線が山陽新幹線と交わるところ。
つまり、2重の橋裏交差点!
おまけにさっきの176号線は、
ここでは黄色へと色を変えています。
この交差具合がなんともステキです。
しかもこの色のコントラスト!美しい!!!

もっと歩きたかったのですが、
どしゃどしゃ雨が降ってきてしまってやむなくタクシーをつかまえて
新大阪へと向かいました。

暗渠は探せなかったけど、いい橋裏見られたなあ。

ちなみに。
ひっそりと公開しているのですが、
このブログの標準機能のひとつである「マイフォト」
(左側の欄の下のほう)に
橋裏のメモ

というのと
おしくらマンホール&すばる座状マンホールメモ

というのを作ってせっせと写真をコレクションし始めました。
ご興味があるというキトクな方はぜひごらんください。

・・・橋裏のほうは特に、
孤独に始めたにも関らず最近何人かの方から
「私も橋裏好きです」という表明をしていただいております。
どうも橋裏の時代がやってきたかなとw

そんな中のお一人、
スリバチフィールドワークで出逢ったヤマサキさんは
たんまりと橋裏写真をコレクションしてらっしゃいました。
あんだーざぶりっじ

すげえ!この方には負けるw

ちなみにヤマサキさん、
あの「all about」でファイナンシャル系のガイド役もなさっています。

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暗渠ハンター 忍川生ビールマラソンに参加する

namaさんの記事にあった「竜閑川焼酎マラソン」、
暗渠の流路にある飲み屋に次々入り、
(しかもひとつのアルコール種類を決めたらそれだけを)
延々「給水」しながら辿っていく、
という一見ぐだぐだ飲み会、80年代後半風にいうと「ナイトクラビング」、
なのであるが、
これは新しい暗渠の楽しみ方提案である!と
激しくその主旨に賛同したワタクシは、その第二弾として
「忍川生ビールマラソン」のメイン走者として立候補し
去る11月5日の金曜日に同様の賛同者のみなさまと
上野~浅草橋まで生ビールマラソンを
無事敢行しむるに至ったわけである。

・・・・とやたら「。」を使わずに力んだ前口上になってしまいましたが、
楽しく暗渠仲間のみなさんと川跡を辿りながら飲んできたわけです。

きっとこのマラソンのルールやそもそも何か、
といった説明はnamaさんが自らされるでしょうから、
私はスナオに参加レポートなどを。

平日の夜、忍川のスタート地点である不忍池に参加者が集合。
ネット上ではたくさんの交流があるかたばかりでしたが、
お会いするのが初めての方もいらっしゃいました。
参加者は集合時間に到着順で
味噌maxさん、HONDAさん、リバーサイドさん、
猫またぎさん、namaさん、そして途中からご参加のえいはちさんです。

namaさん作成の今回の流路地図とポイント解説シートをいただいて、
スタート。
今回は、ここから始まる忍川を隅田川まで下ります。
忍川は、小島に入ったあたりから三味線掘、
鳥越に入ると鳥越川、かっぱ橋から流れてくる新堀川と合流したあたりからは
須賀堀と名前を変えていきます。

まずは、メンバーが揃うのを待つ時間に、
HONDAさんが見つけたこれをご紹介しましょう。

Imgp6544

不忍池から忍川に水を分ける水門が!
おお、まさにここがこの川の始まりなのでしょうか!
場所は民俗資料館のすぐ前。
待ち合わせ場所の民俗資料館にも、
この水門からつながっているのじゃないか?
いやいや、これはたんなるフェイクじゃねえすか?
と判断に苦しむあいまいな水路デコレーションがありました。

Imgp6547

中央通りを渡ってアメ横に出ます。

Imgp6548

namaさん地図の他にも、HONDAさんが持ってきた明治の古地図、
味噌maxさんの時層地図iphoneなど強力な武器があるので、
もはやふだんの迷いながらの暗渠探索とはケタチガイな安心感があります。

最初の給水所に選んだのは、アメ横の横、
山手線ガード下にある大衆酒場。
こんな橋裏が楽しめるロケーションです。

Imgp6549

金曜だから、やっぱり混んでて
かなり変則的な座り方になりましたが
6人無事に着席。

ささ、生ビールです。

Imgp6552

ふつうなら、最初はこころもち多めに肴を注文し、
ささ、まあもう一杯みたいな展開になるところでしょうが、
何しろ我々は川に沿ってゴールまで辿りつかねばならん!
その間何軒寄ることか、何杯飲む事か、と考えると
おかわりなんてもってのほかw
一杯のんで、そそくさとおあいそし先をいぞぐ
せっかち集団とならねばならないのです。
ささ、次に行きますよー!

というわけでアメ横から東進し首都高速を越えていきます。
あ、これは首都高速上野線の橋裏。

Imgp6553
この非対称構造が、ちょっと未来都市っぽいw

これを越えると東上野。東上野と言えば、
コリアンタウンの焼肉!!
一同安くておいしい焼肉を、と期待を高めますが残念ながら
忍川の流路上にはない;;;;(流路上にない店は入ってはいけないのがルール)。

しかも、焼肉はおろか結構閑散としててほとんど料飲店がありませぬ。
結局清洲橋通りまで行って右折、
やっとあった「ラーメン 餃子」という看板が出ている店「Kぼっこ」に。
もうカウンターしかない基本ラーメン屋さんでしたが、
まあこれは「宴会」ではなくて世界初の「暗渠競技」なので
これもよし。

Imgp6556

これで生ビール二杯め。うまいうまい。
餃子もうまいうまい。
namaさん、ラーメン欲をよく我慢できましたねw

うまいんですが、一杯で切り上げてそそくさと先へ進むのだ。

しかし残念ながらここまではほとんど暗渠サインも川跡も見つかりません。
これでは単なるせっかちはしごオフ飲みになっちゃうかもww

清洲橋通りを南下して、三味線掘エリアに入ります。
ここもほとんど料飲店がないのですが、
一軒だけあったのは「蝶」という割烹風酒場。
次の給水所はここ!
お店に入ったとたんかつおだしのいいにおいがする店でした。
飲み物はもちろん生ビール。
肴はおでん盛り合わせのみ。
ですがこの店からえいはちさんがおっかけ参戦、
フルメンバーそろい踏み、
ということもあって比較的(あくまで比較的)ゆっくりしちゃいましたね。

楽しかったのですが、実は・・・
私の座った向かいの壁面には
なんか額縁にはいった蝶の翅で作ってある絵画みたいなのがあるでしょう、
あれが飾ってありまして…。
私、蝶とか蛾とかのリンプン系がとにかく苦手なので、
多少緊張しながら見て見ぬふりなどしておりました。わはは。

Imgp6558

ちなみにこの写真にある丸いのは、
今回namaさんが作ってきてくれた特製オリジナル缶バッジです。
これが、「メイン走者」の証。

忍川、三味線堀、鳥越川と3種あり、川の名前が変わるごとに
このバッジをいただきました!凝ってるぅ!
(写真は左が忍川、右が三味線掘)
ちなみに参加者のみなさんにはこれまたnamaさん特製の
なんと「クルマ止め金太郎」バッジが配られました。
namaさんどうもありがとう!

「蝶」を出るときに、おかみさんに
「昔の三味線堀のエリア内で飲みたかったのでここに来た」旨お伝えすると、
店から出てきてくださって「三味線堀はこのへんまであってね、
こっちには昔お店がたくさん・・・」と、付近の案内をしてくださいました。
まるでブラタモリ(ただしタモリ抜きw)状態。
おかみさん、どうもありがとうございました!

Imgp6566

ささ、このレポートも先を急ぎましょう。
蔵前橋通りを東に向かうと、暗渠サインの銭湯が。
帝国湯。シロクマがペンギンの背中を流してる、
というかわいくもシュールな暖簾が目印です。

Imgp6571

そして浅草橋3-28で蔵前橋通りから一本南に入ります。
そこに現れるのがこの花壇わきの水路跡。
この存在もHONDAさんが教えてくださいました。
これ、暗いし一人じゃ絶対わかんなかったよなぁ。

Imgp6573

しばらくまっすぐ行きます。
この通りにもやっぱり料飲店は皆無・・・
想像以上にストイックな暗渠マラソンが続きます。

あ、橋の遺構を示す道標!

Imgp6584

甚内橋!
やっと川だったという実感がわいてきます。
うーん、最高!

そしてすぐそこは新堀川(合羽橋商店街を流れてる川)
との合流点が!

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見事な連続麻雀牌マンホールです!
これは暗渠がサイフォン式で交差するところ、
と先日の水コン協の方に教わったばかり

その後浅草橋駅の南のほうで江戸通りを越えます。

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ここでリバーサイドさんがタイムアップ。
お疲れさまでした!とリバーサイドさんをお送りし
一行は間近に迫った隅田川を目指します。
給水所候補もあったのですが、
やはり金曜の夜、6名入るのは無理、とのことなのであきらめます。
せめて酒屋の角打ちでもあればなあ・・・。
行程にはコンビニすらありませんw

さてすでに須賀堀と名前を変えた忍川は、
この交番の下を越え、一路隅田川へ。
Imgp6595

ゴールとなる隅田川堤防には、水門が。

Imgp6601

堤防の向こうはこんな。

Imgp6604

たぶんフェイクの橋の欄干(まんなかの紅いの)まで付いていました。

「水門に始まり水門に終わる・・・」とはゴール時のHONDAさんの言。

ところで、水門付近にあったこの寝っ転がった石柱はなんなんだろ・・・?

Imgp6602

やったー!という軽い達成感とともに、一行浅草橋に移動して
完走打ち上げ。なかなか開いている手頃な店がなく、
「世界のyまちゃん」に。

Imgp6608

もうおしまい、ということで、セーブせずにビールをおかわり!
余計な話ですが、今日の喫煙者は私一人・・・。

7人いるなかで喫煙者一人って、喫煙者出現率1割ちょっと・・・。
すくなくなりましたね・・・JTさんが心配ですww

以上、てっぺん越えて(=0時過ぎて)の解散、となりました!!

いやー、楽しかったですねW
主催者のnamaさん、
伴走してくださった味噌maxさん、HONDAさん、
リバーサイドさん、猫またぎさん、えいはちさん、
どうもありがとうございました!!!
道中みなさんと思いっきり暗渠のお話ができたのがすごく嬉しかったです。
これ、ほんと、新しい暗渠の楽しみ方だと思うんですよ、マジ。
考えたnamaさんえらい!

より大きな地図で 忍川 を表示

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暗渠ハンター 聖心崖下○○地帯をゆく

暗渠仲間・猫またぎさんが書いていた、広尾の路地

すげえ○○ ←伏字ではなくって、マンホール蓋の丸です。
コトバも出ないくらいにすごい。
これを見ていてもたってもいられずに、私も広尾へ向かいました。

広尾の、笄川といもり川に挟まれた小高いところは
元大名屋敷。
この高台といい南を向いた斜面といい、
まさに大名の屋敷にはもってこいの地形ですね。
もとの主は下総佐倉藩の堀田家。
江戸時代を過ぎたその後は久邇宮(くにのみや)家のお屋敷になり、
なんと戦後はいったん大映の土地になって映画撮影が行われていたそうです。
そんでいまは聖心女子学園となっているという、由緒あるお山。

このお山の下に広がるのが、
広尾商店街を中心とした「下町」。
祥雲寺など、広尾商店街の突き当たりにいくつかお寺がありますが
その門前町として古くからあったと聞いています。
高いところにあるお武家・お公家とその下の庶民の商店街。
昔からコントラストの強い界隈だったのでしょうね。
これがいまの商店街です。
Imgp6086

そしてふふふ。
この商店街の裏側に魅惑の○○地帯が隠れているとは!!!
猫またぎさん、情報提供どうもありがとうございます。

たぶん商店街の北側がすごいんだろうなあ、と想像していたので、
まずは軽い準備運動のつもりで商店街南側を歩きます。

路地を分け入って進むと、突然現れたのがこれ。
Imgp6040
弁天様を祀る神社です。
なんだか賽銭箱に描かれた徴もみずみずしくって素敵。
Imgp6041

もう暗渠・水路好きの方は期待でわくわくしていることと思いますが、
弁天様と言えば水。池。湧水。水路。・・・・。
もしかしたらこの近くに池でもあったのか知らん!!!
と急激に膨大に期待がふくらみます!

しかし・・・。社のまわりや周りの路地を見てみても
それらしきものは無し・・・。
もう潰されちゃったのかな・・・。
祠の横にはこんな手水場がありましたが・・・。
Imgp6042
強い願望でバイアスがかかった視神経と脳にはこれが池に見えてきますw

周りで怪しかったところ、2箇所。
弁天様を出て南にちょっと行ったところにある駐車場。
Imgp6044
この南端が、微妙にすとんと低くなっていました。
Imgp6045
弁天様近くに池があって、それが南の渋谷川や南東の笄川にここを伝って流れていったのかな・・・。それともここが弁天様に所縁のある池だったのかな・・・と妄想。
もう一箇所は、弁天様の裏側にあった小さな公園。
Imgp6046
だめだ、この看板何回見ても「遊園地」が
「遊園」に見えてどきっとするww

もうすこしこのあたりを歩いてみます。
キてます。準備体操というのにもうすでに○○地帯に
足を踏み入れてしまったようです。
Imgp6051
細い路地をかくかく行くと、
路地のまんなかに何やら・・・
Imgp6052
おお。井戸の遺構です。
Imgp6053
これだけ残すんかい。
どんなポンプが付いていたんでしょう。
タイガー印かな、ドラゴン印かな、それとも違うやつかな・・・。

しかしこのあたりにもずいぶん古い家が残されているもんですねー。
Imgp6055

Imgp6056

さて準備運動を終えてこんどはいよいよ本丸の商店街北側に!
と思って聖心女子学院のあたりに立ったのですが・・・。
どうやらこの日は聖心の学園祭であるらしく、
一般の人たちがちょぼちょぼと聖心の門をくぐって入っていくではありませんか。
むーん、元大名屋敷でしっかり南側に斜面を持っている、
とあらば、大抵は回遊式の庭園があってそんで池もあったはず!!
去年都立園芸高校で芽生えて以来の「潜入魂」
ふたたび燃え上がるのを感じますw

まあ仮に池があってもなくても、
広尾商店街を見下ろせるこの丘、一見の価値じゅうぶんにあり!
というわけで、
普段は仕事で招かれでもしない限り入ることのできないであろう門をくぐり、
丘の上の校舎に向かう階段を上がっていきます。
Imgp6057
そんで商店街方向はこんな風に見えます。
Imgp6058
丘上には学内の案内板。
Imgp6059
残念ながら池はない模様・・・むーん。
ま、せっかくだから学内見てみますか。

あまり期待はしませんでしたが、
なんとー。久邇宮(くにのみや)邸が保存されて現役で使われてました。
すげえ。大正13年に竣工、和洋折衷様式で
ひとつひとつのパーツが重厚ですが
すごく見た目がさわやか、というか涼しげ、というか。
昭和60年の全面改修を経て今に至る、とのこと。
Imgp6062

さーてまた広尾商店街に戻るぞ、ってんで聖心の裏門を抜けて
広尾駅を目指します。
裏口はちょうど笄川に面したところで公道に出ます。
このへん笄川との接点近く。
Imgp6067

今度は広尾湯の横から商店街の北側の路地に入り込みます。
北側はもうすぐに聖心のお山となってしまうので、
せいぜい路地の奥行きは10~20m。
しかし奥に入ると、商店街と並行して走る路地や
その路地と商店街を繋ぐ何本もの路地があり、
そこはもうまばゆいばかりの○○地帯だったのです!
もうコトバは要りません。
しばらく写真だけで○○をお楽しみください。
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そして最後は・・・。
キター!真性おしくらマンホール!!! 広尾5丁目2番です。
Imgp6082

ふわー。もうくらくらしますね。
目に○○が焼きついてしまいます。
この場所を教えてくださった猫またぎさんに改めて感謝。
ありがとうございました!

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暗渠ハンター 上下水道のエキスパートにお教えを賜る

あ、今日は写真は少ないです。

とあるメーリングリストからご案内をいただいて、
第11回善福寺川フォーラム「善福寺川復活のカギは下水道」に参加してきました。
処は荻窪のあんさんぶる杉並(ぎょうさの満州近いw)、
時は10/30、午後イチからのスタートです

みなさまご記憶に新しいかと思いますが、
この日は台風接近で暴風暴雨。
ほんとは午前中にスリバチ学会フィールドワークに参加して、
そんで午後ここに来ようと思ってたんですが
そんな天候なので日和って(<文字どおり、なのか字面の天気と正反対なのか、は議論を呼ぶことと思いますw)、
スリバチフィールドワークはサボることにしこちらだけの参戦・・・。
まあそれにしても寒かったっすね;;;。

で、ですね。
これがおもしろかったんですよ!
(企画・運営元の一つである「神田川ネットワーク」市橋さんが
すでに「杉並・生活者ネットワーク」のページでご報告されています

さてその内容ですが、
社団法人 全国上下水道コンサルタント協会
の上下水道のエキスパートが5名いらして、
前半は、
元東京都下水道局流域下水道本部長の藤田昌一さんの講義。

我々(<って誰だよw)はよく合流管とか雨水管とか汚水管とか
言ってますが、
東京に圧倒的に多い「合流管」の問題とその対策状況について
お話がありました。

中味をシンプルに言うと、
・「合流管」は、大雨が降るとオーバーフローを起こしてトイレ含む生活排水を近くの川に流しちゃうよ。
・これで川が汚くなるし、それを問題だという人が多いよ。
・下水道局でもこりゃいかんと思ってて、『合流改善』というテーマでいろいろ取り組んでるよ。
・『合流改善』のコンセプトは、究極的には「雨水を下水に流さない」方法をいろいろ考えて実行しているよ。

というもの。
簡単に内容をワンシートにまとめましたので、
1分でこの問題をわかりたい方はぜひご覧ください。
Photo
(チャートにしたのは私ですが、内容のライツは完全に講師の藤田様にありますのでご注意くださいねw)

これが面白かった!!
下水道関連については諸々興味があって
部分的に知っていたりもしましたが、
・そられがこの『合流改善』という基本方向あってのものだ、と知ったこと。
・たくさんの具体策が体系的に理解できたこと。

が本日の大収穫です。

そして後半は、他のエキスパートの方々を交えたパネルディスカッションです。
お1人ずつのお話は短かったのですが、
やっぱ各エキスパートのおっしゃる言葉はそれぞれに重みがあって興味深かったですね。

質疑応答の時間に質問しきれなかったので(たくさん参加者から質問が出ました)、
合間の休憩時間にこそこそっと藤田さまに質問に行かせていただきました。
質問させていただいたこととそのお答えは以下です。

Q:お話の中にあった「雨水吐口マンホール」(大雨などによって合流管内の水量が増えたときに、オーバーフローした汚水が川に向かう分岐点のこと)は、マンホールの外見で判るのですか?
A:NO。見た目にはわからない。

ついでにマンホールの件で追加質問。
Q:大径マンホール(とは言いませんでしたが、下の写真のような状態をご説明しました)はなぜこんな見てくれになっているのですか?
↓参考写真:大径マンホールとはこんなやつ
Photo_2

A:この塞がれた「大径」が必要な機能を持ったマンホールである(であった)、または特別な大きな機材をここから入れたからである(その詳しい機能や機材については時間の関係もあり聞けていません;;;)。そのため口径を大きくして掘ったが、この大きな口径の蓋を嵌めるとなるとまずは蓋のコストが掛かりすぎること・蓋をしたとしても重すぎて今度は開けられなくなることから、通常の大きさの蓋で開閉できるよう掘り口を埋めたものである。

なるほど。特別なミッションを持った人孔ということですね。
しかもこの大径の下はこの大きさの空洞が潜んでいる、と・・・。

マンホールの蓋に話題が及んだのをいいことに、
もういっちょ質問!

Q:「連続麻雀牌マンホール」(いま勝手に命名w空川の駒場東大前駅付近でも見られますが、写真はnamaさんがこんな記事で掲載されていましたはどんな意味や機能があるのですか?
A:それは、「サイフォン式」で暗渠どおしが交差している所にあるマンホールである。サイフォン式で交差させる場合清掃用の器具を入れるのに長細いスペースが要るため、このような形のマンホール(?)蓋が付いている。

とのこと。へぇー!
ほんとはもっといろいろお伺いしたかったんですが、
ちょっと会の趣旨からも外れてきてしまいましたし
ここまででご遠慮いたしました;;;;;

藤田さまはじめ全国上下水道コンサルタント協会のみなさま、
どうもありがとうございました。
また、この会にお誘いいただきましたケロキ師、MMZのみなさま、
神田川ネットワークの市橋さんはじめみなさまに
改めて御礼申し上げます。どうもありがとうございました!

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暗渠ハンター 果たして川はあるのか?桐ヶ谷川(仮)

地図を見ていて行きたくなってしまったのが、この桐ヶ谷。(Google earthさんありがとうございます)
1
羅漢寺川の南に、浅くもしっかりと東西に切れ込みのある谷。
しかも谷の終わりは目黒川へと一直線。
川がないとは言わせないw
しかし資料を見てもほとんどここに川があったとは書いてありません;;;。
何回か前に書いた馬喰坂を見に行ったついでに、
ここに寄って桐ヶ谷川(<早くも仮称を作っている)の川の痕跡でも見つけたる!
と勇んで出かけてみました。

谷の下流から上流を目指そうと、
スタート地点を目黒線と山手通りが交わるところにしました。
山手通りから不動前駅方面を眺む。背後は目黒川です。
Imgp5686
じんわりと滋味な坂。
これから何か始まりそうな予感w

すぐに不動前の駅前に至ります。
ここいらは元々の谷をさらにしっかり切り通して目黒線を敷設した、
といった風情です。
駅からすこし谷をあがると、陸橋から目黒線を見下ろせます。
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奥が、通り過ぎてきた不動前駅。
振り返って谷の上のほうはこんな景色です。
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地形がわかる手元地図をみながら慎重に谷底と思しきところを通り、
川の痕跡を探していきます。
ところが・・・痕跡はいつまでたっても現れません。
やっと谷の中腹で、それらしいところを見つけました。
これは谷底を横切る道です。
その谷底部分に水路が渡してあるような跡を見つけました。
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近寄ってみます。
この写真の真ん中ヘンに停めてあるクルマのほうを見ると・・・。
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何か流れがありますね。
振り返るとこんな家が流れの真上に建っています。
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どうもこの家は流路の上にムリヤリ作った感じですね。
この準もじゃハウスがある左手が下流、
その向い、右手が二つ前の写真の水路(?)がある上流です。
上流部分の水路跡は10m程度しかなく、
さらに上流は個人宅の敷地で途切れてしまいます。
そのわずかな流れを、どうぞ。
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短い水路の突き当り付近には、
直角に曲がる支流(??)もあります。
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奥に数段の階段が見えますが、
その先は車線のない車道。
ここはちいさな「崖の下」、ということになります。
階段を登ったところで振り返ると、こんな景色。
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出てきた車道でさえも、
さらに崖を削って平らにしたかんじです。ほら。
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実は今回の暗渠的クライマックスはこれでおしまい;;;
これだけの痕跡で、
「ここに川があった」とはどうも胸を張っていえないなあ・・・。
タイトルも「桐ヶ谷『川』」とは書けないよなあ、なんて
弱気になりながらも谷頭めざして歩いてみます。

地形から谷底を辿っていくと、
谷をまたぐようにして小学校が建っていました。
後地小学校。
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谷間の小学校ですね。
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どうやらここで谷もおわり・・・。
気がつけば、数10m先は
武蔵小山の尾根を走る品川用水の水路跡です。
もう痕跡はないのかと諦めかけたときに見たのはこれ!
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「後地発祥の地 後地水車跡 小川米店」
おお!!!なんということか!
やっぱり川はあったんだー!
小学校の隣の、
もはや谷が終り尾根へさしかからんとするところにある
米屋さんの店先の貼紙が答えをくれました。
小川米店さんに感謝です。
※自分的に「大発見」だったのですが、
家に帰ってググってみたら暗渠先輩の庵魚堂さんがすでに
しっかりとこの貼紙に注目されていました
。さすがだなあ。

ちなみにスリバチ学会のフィールドワークでも、
私が参加させていた
だくひとつ前の会で
この付近を既に「桐ヶ谷川」と呼んでいらっしゃいました

さてこの米屋さんと桐ヶ谷川の始点ですが。
さきほど書いたようにもう品川用水のラインはすぐそこ。
しかもこの米屋さん付近から上流は勾配も緩くなってきて
激的な谷や坂ではありません。

ってことは、
やっぱり品川用水の落ち水を使ってここで水車を回し、
その水がこの先の谷を通って、
(たぶん)谷の途中からの湧水を集めながら目黒川に注いでいた、
ということになるのでしょう。
もしかしたら、
米屋さんの先でがくんと低くなる後地小学校の敷地あたりにも
ひとつの湧水ポイントがあったのかも知れませんね。
って根拠よりロマン優先の想像ですが。

さてもう少し歩いて品川用水までいってみましょう。
いやーさっきまで自信なかったけど、
こんな石垣もすっかり「安心暗渠サイン」に見えてきますw
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この谷に降りる階段、ですね。
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すぐそばの品川用水跡の道です。
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清水湯や朝日地蔵といった、
品川用水の現在の「名所」もすぐ近くです。

でもでも。だからといって、これはないと思う。
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横に続く路地、マンホール上に猫。
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マンホールと猫のセットとなれば、近づいて触りたくもなります。
と近づこうとしたら横から違うすりすり猫が現れましたw

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さんぽの仕上げに、しばらくしゃがんでナデリナデリ。

より大きな地図で 桐ヶ谷川 を表示

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