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暗渠ハンター 大森川(仮)を下る②滝王子支流

大森川(仮)の二回目は、
もう一方の水源である滝王子稲荷神社から始まる滝王子支流(仮)です。

まずはこの滝王子という地名ですが。
見た瞬間に「北区」っぽいなあと感じたのですが、
それはたぶん私の単純な脳内記憶シナプスが
「王子」と「滝野川」という北区の2つ地名とつながったためと思われます。
由来を調べると、
・昔ここに滝さんという有力者がいた
・この滝さんが王子権現を祀っていた

ので滝王子、となったようです。
北区の王子にも王子権現(王子神社)がありますから、
あながち北区と無関係、というわけではなさそうで
私の単純脳も少しほっとしているようですw

滝王子稲荷の境内の脇にこんな池があります。
これが第二の水源と目されるところ。
Imgp5292_2

前回の原の水神池と同じようにフェンスで囲まれています。
Imgp5284
原の水神池では、
昭和の時代に起きてしまった子どもの水難事故以来フェンスを作ったそうですが、
すぐご近所のこちらもその影響なのかも知れません。
人と水の共存。コトバの響きがいいだけに諸手を挙げて奉りたいところですが、
単純脳では答えのでない難しさを抱えています。

池をぐるっとまわってみます。
Imgp5286

あれ?
池が途中から地下に潜ってるぞ・・・。
Imgp5287
むこうには道路が見えますが、
よく見るとこの道路の下も池が続いているようですね。
池の暗渠? 暗池(アンチ)w? 
暗池がどれくらいの広さなのか知りたいと思って道路をうろうろしましたが、
それは結局わかりませんでした。

ちなみに、池のすぐそばには消防署。
Imgp5285

池から下流方面に道路を渡ったところには、
怪しい公園スペースがありました。
地下スペースは消防水利として利用されているようです。
Imgp5288

ここから数十mのところに滝王子商店街が東西に走っていますが、
これは品川用水跡。つまりこのあたりでは最も高い尾根筋が通っています。
品川用水脇に佇むシックな銭湯は「花の湯」。
Imgp5291

暗池といい消防署といいこの公園といい・・・
ここからは妄想ですが、
滝王子稲荷あたり一帯の地面下は、
いろんなところから集まる水がごうごうと溜っている巨大暗池が隠されているのでは・・・
あ、これはもちろん妄想ですからw
こんなことを考えていたら、
以前namaさんが書かれていた、
南極大陸の地下深くにあるという「ボストーク湖」のことを思い出してしまいました。
しかしほんと単純脳だな<自分。

この日も暑くて&お昼の時間も過ぎてて
喉の渇きと空腹と早くも疲労とで
単純脳に拍車がかかっていたのかもしれませんw
早くビール飲んで休憩したく候。

というわけでこの滝王子支流を下りましょう。
Imgp5293
こちらは暗渠然としたディテールは少ないものの、
谷に沿った緩い蛇行が目印。
Imgp5295
暗渠はすぐに南北に走る池上通りに出てしまいますが、
地図と現地をよくよく確認するとこのもう一本南にも
並行して暗渠があるようです。
Imgp5299
原の支流もそうでしたが、
やはりこれも2本の流れが用水路として機能し
両側から田圃を挟むような格好で流れていたのではないかと思いました。

池上通りに出るとようやく飲食店があったのでお昼休憩!
品川歴史館の向いにあった「好来」という中華屋さんに駆け込みます。
ほかに飲食店見えないし、
「美味しくないかもしれない」というリスクを抱えながらも
迷わず入りました。
ビールとしょうが焼きを注文! 美味しいといいな・・・。
Imgp5300
よかった・・・美味しかった・・・・。

地図を見直しながらの休憩後は、ちょっと寄り道です。
この谷の水系からは外れるのですが、
すぐそばに光福寺というお寺があり、
ここに湧いているという「大井の井」を見てきました。
まあお寺の境内の、
しかも墓地のまんまん中にあるという点でも一風変っているのですが、
「横穴式井戸」という形もちょっと変わっています。
Imgp5303
谷頭から湧いた水を横に溜めて井戸みたいにしてる、
という説明がシンプルでわかりやすいでしょうか。え、もっとわかりづらい?w

Imgp5304
「大井」というプレートがありますが、
このプレートの文字、右詰めで書かれているのはわかるとしても、
この左側の、さらに一文字入るくらいのスペースは何なんでしょう・・・?
なんかもう一文字入れようとしたのかな?この空き方がとても気になりますw

お察しの通り、「大井町」の地名はこの大井が元になった、
とも言われているそうです。

では元の滝王子支流に戻ります。
池上通りに出たとたん、一瞬流路を見失いかけますが・・・
ありました。
この、歩道の色が変わってるところが川跡ですね。
Imgp5309
これは、「緑の家保育園」の前まで続き、
あとは家の下に入ってしまいます。
Imgp5310

ところがすぐに復活w
池上通りから一本西に入った細い道が暗渠となっています。
Imgp5312
いい味わいになってきました。
Imgp5313

おー、益荒男ぶり、って感じの車止め!
Imgp5314
というかこれは橋跡ですね!!!
すごい!はじめに「変わった形の車止めだなぁ」と呑気に思っただけに、
嬉しいです。

っていうか、みなさんもそうかも知れませんが、
見つけたときの喜び度は

車止め<橋跡

なんだなあと改めて認識しました。

他の暗渠サインやなんかも入れていま適当に心の中で並べてみると、

氷室<家から突き出た排水パイプ<銭湯<他の川への合流口<車止め<バス操車場<開渠<橋跡 みたいな感じですかねえ・・・。
いまはかなりいい加減に思いつきで書いているのですが、
これはもうちょっと本腰入れて考えてみます。
あとで「心躍る暗渠サインベストテン」みたいな記事にしてみますかw

その先、こんな暗渠が続いたあとは、
Imgp5315 

細長い形の公園へと入っていきます。
Imgp5316

実はこここそ、①でご紹介した「原の支流」と、
今回ご紹介した「滝王子支流」の合流ポイントなのでした。

ちょっと今回は写真が多くなってしまったのでこのへんで。
次回は合流後の「大森川(仮)」を追っていきます。

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2070 ・・・その他水系」カテゴリの記事

コメント

滝王子、北区っぽいのに北区じゃないってことだと赤羽橋といい勝負のような。
王子権現は熊野から勧請されたものでしょう。
北区の王子との関係は熊野つながりですね。
我が十二社とも縁があるということになります。
しかし、暗池ってスゴイですね。
きっと水中に巨人が棲んでますよ。
アンチ巨人…。

投稿: えいはち | 2010年10月12日 (火) 11時59分

えいはちさん
なるほど、見えないネットワークで十二社とも!ですか。
わははー、アンチww! …あーなんか洒落たこと言って打ち返そうと思ったけどダメですw 無念の見逃し三振ww

投稿: lotus62 | 2010年10月13日 (水) 11時42分

私の場合は、車止め<苔<密集マンホール<水色のペイント<擁壁<橋跡<コンクリート蓋<はしご式開渠、とかですかね。
lotus62さんと要素が全然違っちゃいましたw

滝王子も水源の池にたどり着けていませんでした。
一本南の並行して通っている暗渠の方ばかり見てましたね。
ここももう一回行かなくちゃですねぇ。

投稿: 猫またぎ | 2010年10月13日 (水) 18時53分

猫またぎさん
ああー確かに蓋暗渠は別格です!(<並べるときに忘れてたw)
苔とかペイントとか新たな要素もそういえばありました・・・
いっかい比べる要素の洗い出しをしてみるのが先決ですねー。

それと、昔の田園地帯を抜ける川筋は、
やはり用水路機能があったという仮定のもと
本来の川筋と悪水路と複数探してみることが必要だと
今回改めて思いました;;;;。

投稿: lotus62 | 2010年10月13日 (水) 20時35分

こんにちは。
私がlotus62さんのさんのブログにお邪魔したのは、こちらの記事がきっかけだったと記憶しています。
大森貝塚、品川歴史館に行った際に気になった窪地を復習調べしようと。
空腹でしたので、自分もあの中華屋さん気になりました(あまりお店無いんですよね)。
お写真のバスクリン調の池、興味そそられますね!
雨天だったのでゆっくりできませんでしたが、こちらの池、記事を参考に訪ねてみたいです。
(結局大森まで戻って回転寿司を食べました)

投稿: 谷戸ラブ | 2011年8月21日 (日) 14時33分

>谷戸ラブさん
ありがとうございます。ご覧頂いてありがとうございます。
そうそう、中華屋さん、もうあの辺りの昼飯外食市場は独占状態ですね。
でも美味かったので良しw
自分は一回しか訪れていないのでアレですが、
このバスクリンw池の他にも、谷戸と品川用水の末端なんかが絡んでたりして
滝王子・出石一帯は見どころ満載ではないかと思います。
また行って見たいとさえ思いますし。

投稿: lotus62 | 2011年8月22日 (月) 10時30分

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