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徒に、「ネットワーク」という切り口で自分の萌え要素をみてみた

最近はフィールドワークばっかりだったので、たまにはリクツっぽいこともおもいつくまま書いてみたりしてみます。
今日は画像ナシで文字ばかりっすw

1 復習:このブログの主旨
この「東京Peeling!」なるブログの主旨は、シンプルに言うと
●ふつうに生活している東京という街も、実はいろんなレイヤーが掛かっている。
(よく見える例→幹線道路や鉄道網などのレイヤー、よく見えない例→昔の川跡や昔の町並みなどのレイヤー)
●その「よく見えないレイヤー」をぴりぴりとピーリングしてみよう!
●そしたら、思いもかけないレイヤーがあったりして、いろんな「東京」が見えてきてすっごくおもしろい!!

ということで続けております。
もちろん今後もこういう主旨で続けていくわけですが、
たまに初対面の方に聞かれるとすごく回りくどい説明しかできないのです;;;

「どんなブログ?」 えっと、暗渠とか中心にして、みなれた東京を一皮むくっつう・・・
「なんで暗渠なんですか?」 うーんと、なんか人間のもつ両義的な心の片方のメタファーっつか、誰も心の中に暗渠をもっているんだなあって・・・

ダメだこんな説明では・・・w
ってことで、まあたまにぼんやり「自分のやってることってなんなんだろう」って考えることがあります。いや、ほんとにぼんやりと。

で、このまえ通勤途中の地下鉄でふと考えたのが、以下の「かくれネットワーク」というキーワード。
つぎのパラグラフではそのことを。

2 最近かんがえたこと:自分の「萌え要素」を「かくれネットワーク」で捉えなおしてみる   (ここから脳内BGMは「ニューロニアン・ネットワーク」by H.Hosonoで執筆w)

もちろん幹線道路も地下鉄なんかもネットワーク、といえますよね。
もともと私は地図が大好きなので、これらネットワークを知る・把握するのが大好きでした。これは誰もがよく見えるネットワーク。

で、このネットワークというキーワードを使って
「東京Peeling!」で扱っているものたちを捉えなおしてみたら
どんなことがいえるかな・・・
と自分のアタマの中を整理してみます。

川も川跡も上水や用水路もネットワークです。
暗渠を辿ったり、その起点である湧水をみて歩くのもすごくたのしいです。
だんだん使われなくなって旅客路線として使われるようになった貨物専用線の存在を知ったときには、すごくわくわくしました。
このネットワークは、よく目を凝らしたりフィールドワークしてみないと見えてこない、「かくれネットワーク」。
銭湯やクリーニング屋さんやバスの操車場などがこのかくれネットワーク上に並んでいる様が見えてきたときには、そうれはもう興奮したものです。(今でも興奮しますがw)
また貨物線は引込み線を通して工業地帯を結んでいます。
この貨物線のさきっちょにある工場も、
実はこのかくれネットワークでつながっていました。
私は橋の裏側も好きなのですが、
橋というまさに分断された岸同士をネットワークする重要な存在でありながら、
実はその裏側にはそれぞれの個性溢れる顔がある、という点がお気に入りのポイントなのかも知れません。
まあ強引ですが、これも「ネットワークのその裏側」ってことでかくれネットワークの範疇に混ぜちゃえw

また、ネットワークでつながっているのにそのネットワークという線がいつの間にか消え去り、点としてだけ残されている、
つまり「かつてあったネットワークを偲ばせる証拠」のようなものにも心惹かれます。
それがセピアがかったその存在を熱く主張する大衆食堂や大衆酒場であり、
昭和期の団地であり、
廃線や一部の廃墟であったりするのかも知れません。
なくなったネットワークの痕跡といういか。

そうか、自分の抱いている興味範囲やここでしている「ピーリング」とは、
東京を包むかくれたネットワークの平面を一枚一枚はがして
その存在や残滓を味わうことだったんだな、と改めて思った次第です。
そしてそのピーリングに適する手段が、
きままにする散歩だったり
自転車にのってほっつきあるくことだったりするのでしょう。

・・・これでもまだ「上手にひとに説明」できないなあ・・・
むしろさらにややこしくなったかw

まあ、そんな気持ちでこれからもがしがしピーリングしてまいります。
どうぞ今後ともよろしくお願いいたします、
と別に何かの節目でもないのに思ってみたりしましたw

3 おまけ:職業的な興味と「かくれネットワーク」
さてここからは、ちょっと普段拙ブログを読んでいただいている方々にはあまり馴染みのないこと(つまりさらに独りよがり=読み手のみなさんのニーズを無視してしまう身勝手な内容)になってしまうかも知れませんが。
自分の備忘録的に書かせていただくことをお許しください。
なのでもちろん、以下は読み飛ばしていただいても構いませんw

私は社会人になって以来ずっとコミュニケーションビジネスに携わってきました。
人にものをよりよく伝えるというミッションの仕事です。
数年前までは、「マスメディア」という確固たるネットワークが存在・君臨していたので、
あまりネットワークそのものを考える機会もありませんでした。
ところが
このところマスメディアというネットワークが「万全ではない」といわれてきています。
事実、マスメディア以外の情報ネットワークで伝わる情報の量・質は
数年前と比べ物にならないくらい膨大になってきていますし、
その反面マスメディアに出す広告の量や出来高(広告売上)もどんどん減ってきています。
つまり、これまで私たちのビジネスは
「すでに存在しているネットワークインフラを使って、どんな情報を流通させればいいかだけを考える」
ということでやってきましたが、
今は
「どんな情報を流せばいいかを考えるのはもちろんだが、
それを<どんなネットワークを使って流すか>にもっと頭を使う」
もしくは
「流すネットワーク自体を考える、新たに作り上げる」
のが重要な仕事になってきているということです。
おっと、新たに作り上げるというのはちょっと傲慢な言い方でした・・・。
私たちがネットワークを新たに作るなんておこがましいのです。
昨今の情報インフラの発達やライフスタイルの変化によって
もういろんなところに、たくさんの「かくれネットワーク」ができています、
それを探して・見つけだして利用させていただく、
というほうが正しい。

このようことは、
これまでのコミュニケーションビジネスの経験があればあるほど難しいことです。

こんな状態を、コミュニケーションビジネスの行き詰まり、と考える人もいれば、
新しいコミュニケーションビジネスの始まりと考える人もいます。
私はもちろん後者ですし、
それにひとかたならぬやりがいと可能性を感じています。
(つまり、今後の私自身の職業的に宿命的なキーワードも「かくれネットワーク」である、ということです)

   (ここから脳内BGMは「くちびるネットワーク」by R.Sakamoto に変わるw)

普段趣味にしている暗渠や橋裏や工場などのことを
「かくれネットワーク」として捉えなおしてみたら、
たんなる自分の興味で衝動的にはじめたブログが、
今残っているまたは生れつつある・消えつつある「かくれネットワーク」を意識する、
という職業上のある種の訓練になっているのかなあ、
なんて前向きに思ってみたり・・・。

さて、このブログが私の職業に生かされる日が来るのか?(<こないと思うw)
まあハナからそんなことは考えてもいませんがw

明日はふつうに暗渠ハンター。ご紹介するのは天王洲と高浜橋です!

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コメント

かくれネットワーク・・・とてもおもしろく読ませていただきました!!
それから、お仕事にも結び付けられているのをみて、
自分もなんだか、自分の仕事に結び付けてなにか書いてみたい、
と思ってしまいました。どうなるかわかりませんが。。。
ともかく、かなり刺激を頂きました。感謝!

投稿: nama | 2010年9月12日 (日) 23時01分

どうもありがとうございます;;;;。
なんかとりとめないのですが、たまには自分のアタマの整理がてら、
と思って雑念を書きました;;;。
そういっていただけるとほんと嬉しいです!

投稿: lotus62 | 2010年9月13日 (月) 13時34分

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