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2010年9月

暗渠ハンター 成増スリバチフィールドワーク①郷土資料館裏から続く端麗辛口暗渠

途中からでしたが、先日「東京スリバチ学会」の成増・赤塚方面フィールドワークに参加してきました。

本隊は成増から歩き始められたのですが、
こちらは昼過ぎ、西高島平駅からアプローチ。
ちなみに乗換で使った新板橋駅は、首都高の橋裏がよーく見える好立地(?)でした。
Imgp5498

フィールドワーク本隊とは赤塚溜池公園で合流です。
この近辺は初夏に訪れてから2回目なのですが
フィールドワークに集まる皆さんと歩くと発見もたくさんあります。
中でも大きな収穫を3つだけ挙げろ、と尋ねられれば(<誰にだよw)
1 郷土資料館裏の蓋暗渠の、さらに上流には端麗辛口暗渠があった
2 白子川を越えて和光市に入ると、だばだばな湧水地帯だった
3 百々向川の上流端はなかなかクセのあるうま口暗渠だった

ということですね(行程順)。
味的な修飾語が今回だけ多いのは、私が今空腹だからです。

というわけで、
東京スリバチ学会会長、および当日参加されていたみなさまに感謝の意を込めまして、
短く数回に分けてこのフィールドワークの収穫について
ご紹介していきます。
会長、そしてみなさま、暖かくお迎えいただきまして
またたくさんのことを教えていただきまして、ほんとうにありがとうございました。

さて、前回私が来た時には、
郷土資料館の裏に蓋暗渠が延びている-!!
などと軽薄に喜んでおしまい、でしたが(<というかいつもこういうパターンですね;;;)、
この先上流にも暗渠がありました。
それがこれ。
Imgp5502
ここからからちょい下流の赤塚溜池に注ぎ込む流れであり、
下り斜面を資料館方面にすぅっと延びていく暗渠です。
しっかり車止めも付いています(これは百々向川緑道に設置されているものと同タイプですね)。

さらにこの上流にも、
舗装されたばかりと見られる暗渠道が。
Imgp5503
階段の架かる小さな崖で暗渠は終わります。

これを階段上から見るとこう。
Imgp5506
まっすぐ具合がとても端正。古い味わいはありませんが、
端麗辛口、的な暗渠ですね。

前回の自分の詰めの甘さをひしと感じます。
何事もあきらめちゃいかんな。現状に満足しちゃいかん。
肝に銘じます・・・。

次回ご紹介する湧水に行く前に、
いくつかその他のビューポイントもご紹介しますね。
いくつか、「真性」ではありませんが「おしくらマンホールもどき」も見ることができました。
これは成増4-40-14付近にあったもの。
大小でおしくらしていれば結構珍しい物件だったんですけどねー。
Imgp5519
そしてもう一つ「もどき」物件。こちら成増4-35-16付近です。
Imgp5521
さらにもうひとつ。成増5-19-10、都営アパートのまんなかにあった「もどき」。
Imgp5528

そして最後はやっぱりスリバチビューで〆ですね。
赤塚4丁目から北方面に広がるスリバチビューです。
Imgp5512
成増台のはしっこからの眺めは格別。
遠く筑波山もはっきりと見えました。

こちらは以前の記事に載せた成増・赤塚近辺の地図
今回のポイントは紫色の太線で上書き修正を加えました。

より大きな地図で 成増・赤塚 を表示

では次回
「2 白子川を越えて和光市に入ると、だばだばな湧水地帯だった」でお会いしましょう♪

フィールドワークでご一緒いただいたみなさま、当日お声がけくださったみなさま、
ほんとうにありがとうございました。

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暗渠ハンター 呑川深沢支流のそのまた支流開渠②草萌え尾根

前回の続きです。

6丁目11からは、この隠れていた開渠が
唐突に斜めに道路を横断することになります。
写真はとりそこねてしまったのですが、
ブロックの途中から隣のアスファルトの道路に
ずずずずいっと川跡が記されているので一目瞭然。
(あーこの写真撮れなかったのイタイなーw)
その道路に出る直前の開渠は
道路から覗き見ることができます。
かなりわかいりづらいですがww

 Photo_2

あ、わかんないっすかw?
私もしばらくじっと見てやっとわかりました。
これでどうでしょう?
610
ほら、はしご式開渠を頭に描いてみると、
すぐにわかりますねw
実は庵魚堂さんもここに以前注目され、
記事を書かれています。
(真ん中よりしたのほう)
「擬態」とはおみごとな比喩ですw!

あとはブロックに沿ってかくかくと開渠が続きます。

暗渠がわかりやすい個所といえば、ここ。
あ!これもかつて庵魚堂さんが
「一郎支流」として紹介されていたところでないですか!!!
ここかー。
Photo_3

民主党党首になりそこねちゃった政治家のお屋敷の横を通って、
深沢支流に流れていくのです。
そっか、私がいままで追いかけていたのはこの「一郎支流」だったんだw

まあ無事に合流ポイントまでこれたので、
こんどは支流のスタート地点を探しに引き返します。

前回見つけた幼稚園横の開渠からどんどんさかのぼってみましょう。
ある程度までこのはしご式開渠が見られるのですが、
Imgp0233
途中からその痕跡はなくなります。
Imgp0234
あれー、みえなくなっちゃったよw

実際もう水路を特定することは難しくなります。

ところでここは、住所でいうと駒沢4丁目。
地形的にも、すでに深沢支流からは登りきってもはや尾根筋。
(実際品川用水の流路、246も至近距離)
たぶんこのへんが水源地帯のはずです。

うっすら期待しながら、この駒沢4丁目の各ブロックをぐるぐるとまわってみました。
一か所だけ、水源付近の水路、の面影が感じられたのがここ。
Imgp0235
広い道になぜか車止め。4丁目6-17、というところでした。

もうこれだけで怪しすぎますねw
ちょっと奥に入ってみると・・・
Imgp0237
曲がり角以上の意味を持っているような曲がり角。
左手もだれかの住宅ですが、森のようですね。

もうちょっと行くと行き止まりなのですが
その手前がこれ。
Imgp0238
人の気配がないからか、
自然のままがすきなのか、よくわからないけど
さっきの車止め以降の道は葉っぱ散りまくりですね。
まあほったらかしw
野趣あふれる感じで私は好きですが。
秋の紅葉の時期が楽しみですw <本気。

というわけでもうみなさま薄々感じられているかもしれませんが
この駒沢4丁目の雰囲気・・・・
なんかヘンなんですよw
・まずは、全体に空気が湿ってる。よく暗渠やスリバチ底とかで感じる湿気に似ている。
・廃屋ではなさそうだが、多くの住宅でほとんど人の気配がしない。
・どこも雑草が伸び放題、でも本格的「放題」でもなくたまに手入れしてそうw
・どこの敷地もたくさん木が生えてる。そんな大きな敷地でなくても。しかもでかい木が生えてるうちが多い。
・草木に埋もれた、という風情の家ばっかり。

なんなんでしょう、ここは・・・。

Imgp0239

Imgp0240

Imgp0241

Imgp0242

 
ほらねー・・・。

「その宇宙人は、家々に特殊な気体を排出する草木を茂らせて人々をこん睡状態にさせ、地球を征服しようとしていた」
みたいな話がウルトラセブンにあったら、ここででロケすると思います。ゼッタイw

尾根ではありますがもともとあちこちで水が染み出し、
湿地みたいになっているのでしょうか。
それでこんなに植物の育ちがいいのかな・・・。

わかりやすいランドマークがないのであまり有名ではありませんが、
ここは相当な不思議エリアですねー。

今回の行程は前回の地図を参照ください。
ということで深沢支流のさらに支流の開渠のお話はおしまいです。

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暗渠ハンター 呑川深沢支流のそのまた支流開渠①長い開渠がのみこまれるところ

以前から気になっていたのが、呑川の深沢支流からさらに延びる支流の開渠。
深沢小の近くの住宅地図にあんまり堂々と開渠が描き込まれているものだから、
いつか行きたいとずっと思っていました。
聞きなれた「深沢」という地名も、よく見るとそそられますしw
深い。沢。

というわけで、今回から数回(たぶん2回)に分けて、
その近辺をとりあげます。

本命はあくまでも深沢小近辺ですが、
この日はもうすこし南からアプローチ。
(ちょっとまえに取り上げた、大森の六郷用水を辿ってきた帰り道だったのでw)

目黒通りから住宅街を抜けて北上していくと、
こんな怪しい歩道が・・・。
100
車止めがあって、
その先の歩道が途中で終わってる・・・。
道の反対側をみてみると、案の定暗渠が通っておりました。
しかも蓋暗渠!
101425

住所を確認すると、深沢4丁目25。
ふふ。ちょっと寄り道していきましょう!

蓋暗渠区間はすぐに終り、以降はアスファルト舗装が続きます。
(なんでこんな半端なんでしょうね・・・)
103

かくんと曲がって鉄塔の下を掠めて延びていきます。
104
さらに幾つか単純なポールの車止めが続きますが、程なくして暗渠道は終り。
やはりこれも呑川深沢支流につながっているものと思われ。
105

まあここは深追いせずに、目的の開渠を探しに行こうっと!

ということで深沢小の周辺をうろついてみます。
学校敷地のすぐ隣には、
こんな「野放し公園」がありました。
Photo
遊具があるので明らかに公園なのですが、この草深さw
だれかが遊んでる痕跡もないわぁ。
なんとなく水路が近いことを予感させますね。

さらに周辺をうろつくと、
幼稚園横に開渠がみつかりました。
住所でいうと深沢4丁目3。
しっかりした世田谷正調のはしご式開渠です。
43

ここを起点にして、
まずは下流を探ってみます。
地形は深沢支流に向かって緩く下っているようなのでわかりやすいです。
住宅の間に消えていく開渠を、どんどん追っていきましょう。 Photo_2

Photo_3
深沢6丁目9までは順調に開渠を追うことができましたが、
ここ以降は難易度がアップします。
消えちゃうんですよ、この敷地に。
610

まわりを何度もうろうろしてみましたが、
なんか個人宅?そこに開渠がどーんと貫通?
なわけないですよね、どんだけ酔狂な家主やねんw
しこの土地、6丁目の10と11は
どうやら区の運営する農場のようです。

背伸びしてトタンの向こうを撮ってみると
610_2

開渠自体は続いていますね。
どうも地図上ではここのブロックには池もあるようです。

さて、ちょっと長くなっちゃったからまずはここまで。
次回はここから呑川までと
さらに上流に戻って、ちょっと様子がヘンな駒沢4丁目あたりをご紹介します。

今回と次回の行程はこちら。

より大きな地図で 深沢川 開渠の支流 を表示

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暗渠ハンター 江古田川に注ぐ江古田分水にいってみる

江古田にいってきました。いえなんとなく。
しかも江古田川でなく、「江古田分水」に。
この周辺のエリアはほとんど行ったことがなった
(ゆえに私の手元地図ではこのエリアは何の書込みもなくってちょっと寂しかった)のと、地形図を見ていたらこの辺結構小さな谷筋があっておもしろそうだったのと、
そういう理由でw。

江古田エリアに入る前にたまたま寄った図書館で、
ちょうど江古田周辺の用水路の資料
(「江古田散歩」中野区ことぶき大学大学院、&「懐かしい江古田村の生活と自然」)を見つけました。
これによると、
北に流れる千川上水から江古田村には稲作用に5つの分水があった、
とのことです。
それが「中村分水」「中新井分水」「弁天分水」「濯川(すすぎがわ)分水」
そして「江古田分水」。
この資料には江古田分水の流路がほぼ載っていたので、
ここを辿ってみることにしました。
また、「懐かしい江古田村・・・」には大正初期の古地図も載っており
ここにも江古田村分水が描かれていましたが、
こちらはさらにその支流まで!
しかし現代との対比図がないためその支流の流路はあまり特定できません。まあこちらは見つけられたらラッキーくらいの気持ちで臨むことにします。

さて哲学堂のあたりから一気に北上し、
まずは千川通りの分水地点をめざします。
哲学堂ちかくからは、美しい「みずのとう」が見えます。
Imgp5012
野方給水塔。
現在は災害用の水備蓄装置となっているそうですが、
これが荒玉水道として砧・大谷口と繋がっていたのですね。
すごい水ネットワークが存在したものです。

さて、千川からの分水地点がこの交差点。
旭丘1丁目にあたります。
Imgp5014
千川通りの片側の歩道はこんなふうに幅広で、
いかにも「かつての水路」然としていますね。
Imgp5013

さあ、こっから用水路に沿って南下していきます。
Imgp5015
ちょっとしばらくは水路とわかりづらい道が続きます。
Imgp5018

しかし暗渠サインの銭湯はしっかりと存在。
江古田湯の四角い煙突。
Imgp5019

目白通りに出るところに「こぐま公園」という小さな公園があります。
先ほどの資料によると、
ここはかつて池があって、
農家の方々が大根(練馬大根かw?)を洗う洗い場だったそうです。
Imgp5020

そして目白通りを渡ったところにある歩道橋下、
ここが今回のハイライトかもしれませんw
Imgp5022
そう、橋の欄干跡!
Imgp5023

さらに南下して江古田川に近づいていきますが、
ここらあたりから暗渠然とした道が見られるようになってきます。
見事にマンホールが続く道。
Imgp5025
Imgp5027

あ、そうそうちょっと告知です。
私、お互いにくっつきあってるマンホール(おしくらマンホール)や
プレアデス星団みたいにたくさんがひしめき合ってるマンホール群(すばる座状マンホール)が大好きなんですが、
それを集める特設コーナーをこのブログ(画面左欄外の下のほう)に作りました。
お好きな方はぜひこちらもご参照ください。
同様の「橋裏萌え」版もつくっていますがこちらはまだ作りかけ;;;;

おおーここにもおしくらマンホール?
Imgp5029
と思ったら、隣り合っているだけの「モドキ」でした。
Imgp5030

隣り合っているのはまあ出現率も高いのですが、
ほんとうに「おしくら」して縁がつぶれちゃっているのは例が少ないんです。
さきの特設コーナーにあるものの中でも、
その「真性おしくら」はたった3例しかまだ見つけられていません;;;

暗渠は江原公園を突っ切ります。
この桜並木に沿って用水が流れていたようです。
Imgp5033
公園を出てさらに続きます。
でた!車止め!
Imgp5035
ちなみにこの道の右となりの宅地は只今売り出しちう。
不動産屋のお兄さんにこえをかけられましたが振り切って進みますw

ちょっとした段差の下を暗渠は進みます。
Imgp5037
いかにも、な護岸が結構残されています。
Imgp5038

そして団地の大きな敷地にぶつかりますが、
敷地には、この暗渠の延長線上から
「ここからまた流れるよ!」と教えてくれるような歩道スペースがありました。
Imgp5039

そしてこのあたりこそ、
この江古田分水のさらにもう一本の支流が分岐するところでもあったようです。
まずは本流を。
団地に沿って太すぎる歩道が続き、
これがまっすぐ先の江古田川に東橋で繋がります。
Imgp5041

江古田川はこの区域は開渠。
とはいっても、なんだか砂漠のような少し哀しい開渠です。
Imgp5043

江古田分水の合流口も、よく見ることができます。すご!
Imgp5046

ではさっきの団地敷地も戻って更なる支流を探してみます。
この団地内の道を通るのは確実な模様。
Imgp5050
うろうろしてみましたが、
団地から北側はちょっとした登り勾配になっていてその下の小さな崖地帯が
不自然な(スクエアでなくナナメの)土地割りになっています。
Imgp5057
ここが流路ではないかな・・・?
古地図ではもっともっと西進しますが、
土地を歩いた感じでは2ブロックほど先の
廃品回収会社の広めの敷地を抜けて江古田川に合流しているのだ、
というのが今回の私の結論です。
ちょうどその予想流路と江古田川の結び目には
大き目の合流口がみえました。
Imgp5068

さてさて、突然出かけた江古田分水。
いろいろ調べると、
江古田川本体の付近には千川上水の分水がたくさんあってどうにもおもしろそうです。
また日を改めて、違う分水も探してみることにします!!!

今回の行程はこちら。

より大きな地図で 江古田川江古田分水 を表示

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暗渠ハンター 向ヶ丘遊園狂喜の駅前蓋暗渠パラダイス

えいはちさん庵魚堂さんが以前
向ヶ丘遊園南口から旧向ヶ丘遊園に至る二ヶ領用水のことを取り上げてらっしゃいましたが、
今回はその反対側、向ヶ丘遊園北口に降り立ってみた記録を。

町田方面からの帰りにひょいっと降りてみたんです、おなかもすいたので昔行ったことのある店に行ってビールでも飲もうかと。
まず目指したのは南口出てすぐにある「末広食堂」。
中華料理やから年月をかけて大衆酒場に変遷を遂げた、
というような風情の安くていーい酒場でした。
しかし悲しいかなその場所にはとうの昔にでかいビルが建ち、
末広食堂はあとかたもなくなっていたのでした。

南口は見渡すところメジャーなチェーン店ばかりだったので、
北口でどっかさがそうかな、と駅前を歩きだします。
駅前からはV字に商店街が続きます。
なんとなくいい店が昔あったかなとあいまいな記憶を頼りにV字の右の道を行くことにしました。

すると駅から30歩も歩かないうちに・駅の真ん前駅前通りもはじまったばかりというのに
なんと古井戸出現!!!!

Imgp0951

なんなんですかーこの街は!?

さらに数mあるくと、驚きの余韻もさめぬうち左から右へ暗渠出現!

Imgp0952

上の写真、自販機とゴミケージの間に暗渠が走っています。

そして右がこう。
Imgp0956

最近作られた感じのバスロータリーの下を横切っているみたいです。
ほら、アップにするとこう。
Imgp0957

もういちど左に戻ってみましょう。
左は、商店と商店の間をぬけて奥にのびています。
可能な範囲で奥を覗いてみます。
Imgp0953

まんなかを通る暗渠は植木鉢の下。

いやー、期待していなかっただけにこの収穫は嬉しい!
よかったよかったと思ってもう少しお店を探すことにします。
するとまた数m行ったところに左に延びる暗渠が堂々と!
Imgp0958

うあー蓋暗渠がいいかんじのカーブを切って流れてるー!!!
ビールも飲まないうちから軽く酔ったw
振り返ると、さっきのバス広場にこれも繋がっている模様。
このバス広場に何があったんでしょう・・・。
Imgp0959

蓋のカーブに魅せられてふらふらとこの暗渠道を入っていきます。
Imgp0960_2
蓋の素材にも注目です。
ちょっと欠けたところを見ると、骨格となっている鉄筋(?)が顕わに。
Imgp0961

何枚かに一枚の蓋には縁石も組み込まれたハイブリッドタイプ。
そして途中一部に鉄板もアリ。
Imgp0962

しかしきれいな暗渠道だなー。

区画整理&造成中と思しきエリアまでいくと、
直角に左方向から違う流れが合わさります、
駅前から離れるとお店が少なくなりそうなので、
駅近に戻れるようここをたどることにします。
Imgp0963

すぐに駅前V字のもう一本の道と交差し、まだ先に延びているようです。
Imgp0964

交差してから10mほどで、直角にまがり住宅に入ってフェードアウト。
Imgp0965

その向うは禁断の私有地なので、あきらめますかw

V字駅前道に戻ってまた駅に向かいます。
すぐに横浜銀行があるのですが、その入口で珍しいもの発見。
Imgp0969

・・・なんかヘンですねえ・・・
そう、側溝が二重になってますね!!! なんなんだこりゃ!?
意味がわかりませんw
横浜銀行の周りをたどってみると、
どうもこの銀行をぐるっと囲んでいるような・・・
銀行向って左がこういう状態。

Imgp0971

バイクや自転車の前輪が乗っかっているところが内側側溝です。
それが写真真ん中でこの敷地を囲むように奥に曲がってつけられています。
金庫を守るお濠かw?
奥までつながってまつ。よく見えないけどw

Imgp0972

銀行向って右はというと・・・。
裏側駐車場に通じる入口があるのですが、それがここ。
Imgp0970

入り口真中まで二重側溝が続き、
内側の「銀行の濠」は真中から内側にかっくん。
やはり銀行の敷地を囲うのか、
そのための側溝なのか・・・w

そのあとが注目です。
なんとこの横浜銀行濠は隣の敷地に侵入を。
しかもこんなナナメりながら!Imgp0973

Dscf4396   

あまりにこのナナメ加減が素晴らしくて、しばし呆然・・・。
こんな美しいレイアウトの蓋暗渠がかつてあったでしょうか!!!
とすべての蓋暗渠ファンに私はいま挑戦状をたたきつけたい!
と逆上してしまいそうな暗渠なんですよこれがw

さらにおかしいのは、この蓋暗渠、
隣にあるパチンコ屋さんに繋がってるんですよw
Imgp0974

この奥がパチンコ屋さん裏口。
Imgp0975

なんか怪しい暗渠シンジケートw
ここに流れるのは水か?カネかw?

この暗渠はパチンコ屋さんの床下を通り
最初に見た井戸の先の暗渠につながっており
さらにその先のバスロータリーに至るようです。

いやー、ほんと予想外に収穫が大きい途中下車でした。
結局北口駅前の釜めしもやってるという鮮魚が売りの大衆酒場に。
ちょっと怪しかったけどここはかなりアタリの店でした。
釜めしもうまかったけどお通しで出てきた鮪(!)超うまかったし。
チャレンジングなメニュー(これはえびチリコロッケ)も
意表を突く美味さ。
写真奥のポテトサラダも具がにぎやかで個性的!
いやーいい暗渠みておいしいものいただいて、こりゃいい街だ向ヶ丘遊園!
Imgp0980

ってことで終わにりにしてもよかったんですが
こりゃなんかもっと素敵な物件が潜んでいそうな気がしてw
飲んだ後ももう少し駅前を見てみっかと。

駅北口を背にてさらに左の方面をちらっと散策。
これまた数mも進むだけで驚きの物件に遭遇。
鉄板三角蓋暗渠?の登場です。
これは想像を絶する形態でした。
だって意味が分かんないんだもん。
Imgp0983

斜めに傾斜をつけているんですよ、暗渠の蓋が。
しかも赤い鉄板暗渠で。
ところどころに取っ手が付いていて、
なんか仏壇みたいに観音開きもできるみたいな
(用途はわからんですがw)
Imgp0984

これはたぶんかなりレアな暗渠なのでは・・・?
マジで用途や意味がわかりませんw

この三角暗渠の先はこんな荒涼とした蓋暗渠。
これ以上は追えないかな、ってんで次の暗渠へ。

駅の北口から西へ、つまり二ヶ領用水が通っているほうに近づくと、
さらにいろんな暗渠が出現します。
これは駅前駐輪場の中の暗渠。
Imgp0992

さらにもっと西のほうに魅力的な蓋暗渠は続きます。
Imgp0993

Imgp0994

もうきりがない、先を見届けるのを諦めて、
踏切があったので試みに南口にも行ってみよう!

ってことで小田急線の踏切を通ったのですが
そこがなんと鉄橋w!
線路の下に水路が流れていましたww
Imgp0996_2

南口の裏道を行くと、こんな蓋暗渠が!
Imgp1000
途中半キョを交えながら大通りまで続く、
ちょっと蓋のドット模様が特徴的な暗渠でした。

いやーほんと期待値ほとんどなかったんですが
いい暗渠といい食事に恵まれた途中下車でした。

より大きな地図で 向ヶ丘遊園駅前暗渠 を表示

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暗渠ハンター 運河の交差点から高浜橋へ

タイトルは暗渠ハンターですが、今回は暗渠ナシ。
そのかわり、天王洲近辺の運河をご紹介します。

浜松町からモノレールに乗って天王洲アイルで下車、北に向かいますとすぐにぶつかるのが天王洲運河。ここには立派な水門がありました。

Imgp0537
なんかセミの顔みたいですね。夜だからなおさら迫力があります。

実は今日の第一目的は、運河の交差点を眺めながらこの天王洲で地ビールを飲むことでした。天王洲運河に「ふれあい橋」というありがちな名前の橋があるのですが、
Imgp0545
この橋のたもとにある「TYハーバーブリュワリー」という店がありまして(写真奥がそれ)

そこは天王洲運河と高浜運河の作る運河の十字路のすぐ横のお店。
テラス席あり。
(以前ブラタモリでもロケに使ってました)
まずはここでビールです。

ところが思いのほか混んでる!!! 
テラス席が空くまではウェイティングバーでちょい飲みします。
客層の年齢も高めで落ち着いてるし、
ウェイティングバーとはいえ天井が高くて居心地すっごくいいです。
・・・・大衆酒場でなくたまにはこういうテイストのお店もいいモンですね。

ここでは、数種類のビールを小さなタンクで自家醸造。まずは3種のビールがちょっとずつ飲み比べできるセットを注文します。これこれ。
Imgp0540
どれもうまい!
結局30分ほどここで待つことになり(全然苦にならなかったけど)、
やっとテラスに移動。
(しかしビールはちょい飲みで済むわけはなく
結局大きいジョッキ数杯を既に飲んでいますw)

テラス席からテーブル越しに見た運河方面の画像がこれだ!
Imgp0541 
うーん当ブログでは違和感さえ感じられるようなアダルトオリエンテッドショット(?)。

そこそこ飲んだので、やはりこれは運河を散歩していかないと。
ということで、北、高浜橋方面に歩き出しました。
ふれあい橋を北にわたって高浜運河に。そこからみた運河の交差点がこれです。
Imgp0550
ちょうど、宴会も終わりに近づいた屋形船が東京湾から係留所に帰るところですね。
何艘もの屋形船がこの交差点を通り過ぎていきました。

高浜運河沿いに北に向かうといくつもの橋裏が鑑賞できます。
しかし私のデジカメではあまりに暗すぎて映像に限界が・・・。
それでも強引にご紹介します。
まずは楽水橋。
Imgp0553

次は御循橋。
Imgp0555
色合いや構造が、なんだかおもちゃみたいですね。

次は新港南橋。これはほとんど載せても意味がない写真になってしましました。
Imgp0558

浜路橋の上には、ちょうど新幹線の高架がかかっています。
天王洲のさらに先、大井埠頭に新幹線の操車場があるのですが
その「新幹線の寝床」につながる一種の引込み線ですね。

その高架の橋裏もどうぞ。
Imgp0582

さあ、いよいよ高浜橋はもうすぐです!
高浜橋手前でもう一度さきの新幹線引き込み高架をくぐります。
その橋裏がこれ。
Imgp0589

そしてこれが高浜橋。
Imgp0590

え?よく見えない?・・ごめんなさいw
右が橋で、左の円柱は水道管です。

これがむき出しで対岸に渡されています。

橋を渡ると有名なホルモン屋さんが集まる一角に。
Imgp0595

Imgp0596
有名な、ツッコミどころ満載の「シーパラダイス」のネオンですね。
写真ではうまく写っていませんが「夢広場」とか「ソウル・東京・ニューヨーク」とかそういうワンダフルな文言が散りばめられている、れっきとした焼肉やさんの搭屋看板です。
店は空いていました。
ほんとうは入ってみたかったんですが、
数人いるお客様がみなヤンキー系の方々ばっかり、しかも常連風だったので、
あまりに敷居が高くて入れまてん;;;;。いつかランチで食ってやる!

この橋のたもとの住宅は、その造り自体にも目を見張るものがあります。
家の中に水道管が突っ込んでいたり、基礎土台が川のなかだったり・・・。
Imgp0601

これらの焼肉やさんや家を見ているだけで、かなりハイになることができますw

さて、充分高浜橋を堪能したので品川駅に戻ることにします。
高浜橋から港南3丁目方向を望む。
Imgp0599
おお、これはわれながらいい出来の写真です。
高浜橋・哀愁の水道管の向こうには
眠りに着く新幹線の通り道高架、
そしてはるか港南の高層マンションには運河を見下ろしながら暮らしを営む家々の灯り・・・。うーん・・・

まあ自画自賛はこれくらいにして。
品川駅に向かう途中には芝浦水再生センターがあります。
その近くで見つけた「おしくらマンホールモドキ」。
同心円状マンホールのおしくらは珍しいので、もうちょっとくっついてくれたらおしくらしてたのになあ・・・。
Imgp0606

道から水再生センターのパイプ群が覗けます。
むほぉー!化学工場みたいで素敵!!!
さっきの写真でマスターした「夜景モードで数秒シャッターを開放!」テクを使って写すと、まるで昼間みたいな写真がとれました!
Imgp0612

Imgp0615

おおーなんかさっきから神光臨!ってかんじの写真が5枚に1枚くらい撮れてないw?

とデジカメのモニターを見ながら現地では興奮してましたが、
家に帰ってみてみると全然たいしたことがなかったですw

暑い夏の夜でしたが、
運河の交差点でビール→運河の橋裏→高浜橋不思議エリア→水再生センターの化学工場風パイプと
海風を感じながらの盛りだくさんのさんぽは、
なかなか贅沢なPeeling!コースでした。

より大きな地図で 高浜橋 を表示

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徒に、「ネットワーク」という切り口で自分の萌え要素をみてみた

最近はフィールドワークばっかりだったので、たまにはリクツっぽいこともおもいつくまま書いてみたりしてみます。
今日は画像ナシで文字ばかりっすw

1 復習:このブログの主旨
この「東京Peeling!」なるブログの主旨は、シンプルに言うと
●ふつうに生活している東京という街も、実はいろんなレイヤーが掛かっている。
(よく見える例→幹線道路や鉄道網などのレイヤー、よく見えない例→昔の川跡や昔の町並みなどのレイヤー)
●その「よく見えないレイヤー」をぴりぴりとピーリングしてみよう!
●そしたら、思いもかけないレイヤーがあったりして、いろんな「東京」が見えてきてすっごくおもしろい!!

ということで続けております。
もちろん今後もこういう主旨で続けていくわけですが、
たまに初対面の方に聞かれるとすごく回りくどい説明しかできないのです;;;

「どんなブログ?」 えっと、暗渠とか中心にして、みなれた東京を一皮むくっつう・・・
「なんで暗渠なんですか?」 うーんと、なんか人間のもつ両義的な心の片方のメタファーっつか、誰も心の中に暗渠をもっているんだなあって・・・

ダメだこんな説明では・・・w
ってことで、まあたまにぼんやり「自分のやってることってなんなんだろう」って考えることがあります。いや、ほんとにぼんやりと。

で、このまえ通勤途中の地下鉄でふと考えたのが、以下の「かくれネットワーク」というキーワード。
つぎのパラグラフではそのことを。

2 最近かんがえたこと:自分の「萌え要素」を「かくれネットワーク」で捉えなおしてみる   (ここから脳内BGMは「ニューロニアン・ネットワーク」by H.Hosonoで執筆w)

もちろん幹線道路も地下鉄なんかもネットワーク、といえますよね。
もともと私は地図が大好きなので、これらネットワークを知る・把握するのが大好きでした。これは誰もがよく見えるネットワーク。

で、このネットワークというキーワードを使って
「東京Peeling!」で扱っているものたちを捉えなおしてみたら
どんなことがいえるかな・・・
と自分のアタマの中を整理してみます。

川も川跡も上水や用水路もネットワークです。
暗渠を辿ったり、その起点である湧水をみて歩くのもすごくたのしいです。
だんだん使われなくなって旅客路線として使われるようになった貨物専用線の存在を知ったときには、すごくわくわくしました。
このネットワークは、よく目を凝らしたりフィールドワークしてみないと見えてこない、「かくれネットワーク」。
銭湯やクリーニング屋さんやバスの操車場などがこのかくれネットワーク上に並んでいる様が見えてきたときには、そうれはもう興奮したものです。(今でも興奮しますがw)
また貨物線は引込み線を通して工業地帯を結んでいます。
この貨物線のさきっちょにある工場も、
実はこのかくれネットワークでつながっていました。
私は橋の裏側も好きなのですが、
橋というまさに分断された岸同士をネットワークする重要な存在でありながら、
実はその裏側にはそれぞれの個性溢れる顔がある、という点がお気に入りのポイントなのかも知れません。
まあ強引ですが、これも「ネットワークのその裏側」ってことでかくれネットワークの範疇に混ぜちゃえw

また、ネットワークでつながっているのにそのネットワークという線がいつの間にか消え去り、点としてだけ残されている、
つまり「かつてあったネットワークを偲ばせる証拠」のようなものにも心惹かれます。
それがセピアがかったその存在を熱く主張する大衆食堂や大衆酒場であり、
昭和期の団地であり、
廃線や一部の廃墟であったりするのかも知れません。
なくなったネットワークの痕跡といういか。

そうか、自分の抱いている興味範囲やここでしている「ピーリング」とは、
東京を包むかくれたネットワークの平面を一枚一枚はがして
その存在や残滓を味わうことだったんだな、と改めて思った次第です。
そしてそのピーリングに適する手段が、
きままにする散歩だったり
自転車にのってほっつきあるくことだったりするのでしょう。

・・・これでもまだ「上手にひとに説明」できないなあ・・・
むしろさらにややこしくなったかw

まあ、そんな気持ちでこれからもがしがしピーリングしてまいります。
どうぞ今後ともよろしくお願いいたします、
と別に何かの節目でもないのに思ってみたりしましたw

3 おまけ:職業的な興味と「かくれネットワーク」
さてここからは、ちょっと普段拙ブログを読んでいただいている方々にはあまり馴染みのないこと(つまりさらに独りよがり=読み手のみなさんのニーズを無視してしまう身勝手な内容)になってしまうかも知れませんが。
自分の備忘録的に書かせていただくことをお許しください。
なのでもちろん、以下は読み飛ばしていただいても構いませんw

私は社会人になって以来ずっとコミュニケーションビジネスに携わってきました。
人にものをよりよく伝えるというミッションの仕事です。
数年前までは、「マスメディア」という確固たるネットワークが存在・君臨していたので、
あまりネットワークそのものを考える機会もありませんでした。
ところが
このところマスメディアというネットワークが「万全ではない」といわれてきています。
事実、マスメディア以外の情報ネットワークで伝わる情報の量・質は
数年前と比べ物にならないくらい膨大になってきていますし、
その反面マスメディアに出す広告の量や出来高(広告売上)もどんどん減ってきています。
つまり、これまで私たちのビジネスは
「すでに存在しているネットワークインフラを使って、どんな情報を流通させればいいかだけを考える」
ということでやってきましたが、
今は
「どんな情報を流せばいいかを考えるのはもちろんだが、
それを<どんなネットワークを使って流すか>にもっと頭を使う」
もしくは
「流すネットワーク自体を考える、新たに作り上げる」
のが重要な仕事になってきているということです。
おっと、新たに作り上げるというのはちょっと傲慢な言い方でした・・・。
私たちがネットワークを新たに作るなんておこがましいのです。
昨今の情報インフラの発達やライフスタイルの変化によって
もういろんなところに、たくさんの「かくれネットワーク」ができています、
それを探して・見つけだして利用させていただく、
というほうが正しい。

このようことは、
これまでのコミュニケーションビジネスの経験があればあるほど難しいことです。

こんな状態を、コミュニケーションビジネスの行き詰まり、と考える人もいれば、
新しいコミュニケーションビジネスの始まりと考える人もいます。
私はもちろん後者ですし、
それにひとかたならぬやりがいと可能性を感じています。
(つまり、今後の私自身の職業的に宿命的なキーワードも「かくれネットワーク」である、ということです)

   (ここから脳内BGMは「くちびるネットワーク」by R.Sakamoto に変わるw)

普段趣味にしている暗渠や橋裏や工場などのことを
「かくれネットワーク」として捉えなおしてみたら、
たんなる自分の興味で衝動的にはじめたブログが、
今残っているまたは生れつつある・消えつつある「かくれネットワーク」を意識する、
という職業上のある種の訓練になっているのかなあ、
なんて前向きに思ってみたり・・・。

さて、このブログが私の職業に生かされる日が来るのか?(<こないと思うw)
まあハナからそんなことは考えてもいませんがw

明日はふつうに暗渠ハンター。ご紹介するのは天王洲と高浜橋です!

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暗渠ハンター 六郷用水北堀の断片③北堀錯覚川(仮)の水源を追う

前回は沼部駅近辺六郷用水の湧水をみていきましたが、
今回はこの大田区遠征の最終回、
北堀錯覚川(仮)の水源近くを辿れるところまで辿ってみます。
手元資料は、いつもの「川の地図辞典」から書き写したマイマップ、
それに帰宅してからはゼンリンの住宅地図と昭和30年代前半の地図を参照しました。

西嶺町から東海道線&新幹線をくぐって田園調布本町に抜け、
公園の横をまっすぐに進みます。
Imgp0179
ここからは何度かかくんかくんと進むのですが、
細かくてほとんど「川の地図辞典」は役立ちません。
その場で景色を見ながら判断して進んでいきます。
幅の広い歩道。ここが川筋でしょう。
Imgp0181

幅広歩道が途切れたところで一度右に曲がって(田園調布本町3と4の間)、
途中で砂利道を通りますw

Imgp0180
そしてここを曲がって進みます。
Imgp0182

うん、間違いなさそうです。
ここの歩道も流路跡、暗渠でしょう。
Imgp0183

進んでいくと、右視界になにか異質なものが・・・。
あ、カエルw?
Imgp0184
奥の小さな公園につながる細い道の、車止め代わりのオブジェです。
ここもこの暗渠につながる短い支流暗渠のようですね。

田園調布本町の10、9、8、7をタテヨコに縫って中原街道まで進んでいきます。
Imgp0185

Imgp0187 

Imgp0188

Imgp0189 
上写真の奥が中原街道です。

中原街道を渡った先は少々迷います。
しばらくうろうろした後特定完了。
田園調布1丁目1のブロックを縦断し、
19と20を分断する道が北堀錯覚川(仮)の暗渠でした。
Imgp0191

お、ちょっとクランク状に曲がるけど、車止めが暗渠のありかを教えてくれます。
Imgp0192

細く暗く湿った素敵暗渠出現!
Imgp0193

一服の涼、っつ感じで心休まりますw
Imgp0194

田園調布1丁目の21と22の間を抜けて・・・
Imgp0195

そしてそのまま田園調布1丁目39のブロックの中に入ります。
Imgp0196

マンホールが連なります。直線状でなくもうちょっと固まっていれば
「スバル座状マンホール」に認定したいところですが・・・w
Imgp0197

そして田園調布1丁目40に突き当たったところで不意に右に曲がり
Imgp0198

下の写真奥、環8とぶつかったところで暗渠は途切れてしまいます。
Imgp0199

昭和30年代前半の地図を見ると、
このへんに変電所がありそこから流れが始まっていました。
たぶんその変電所がこのあたり・・・と思います。

このブロックをぐるっと廻ってみましたがそれ以上の手掛かりはなし・・・。
ブロック内のお宅には、大きな大きな桜の木。
「水源のほうは、このあたりでよろしかったでしょうか?」
この木に尋ねてみたいものです。
Imgp0200

さて、以上で大田区遠征のシリーズはおしまい!
お付き合いどうもありがとうございました。
行程は前々回の地図をご参照ください。

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暗渠ハンター 六郷用水北堀の断片②沼部の湧水

前回の続きはここから。
六郷用水の本流をさかのぼり、
多摩川線・沼部駅付近まで坂を下りてきました。
ちょうど沼部駅あたりからその上流の中原街道にかけて、
六郷用水は一部開渠となります。
・・・とはいっても復元された親水空間的散歩道として。
その起点がこれ。
ま、水のモニュメント的な。
Imgp0170

下流を見るとこんなかんじ。
新幹線の下の道のぶっきらぼうな暗渠。
Imgp0171
そして上流はこちら。

Imgp0172

水面が愛想よくあらわになっています。
さてこの水路の近くに湧水があるはずなんですが・・・。
ほんとにこんな人工的なところにあるんかいなと
半信半疑で進んでいくと。
Imgp0173_2
・・・あった。
東京の湧水57選という看板がなければ危うく見過ごすところでした。
(・・・なんで57なんだろ?w)
この付近には2つの湧水ポイントがあり、ひとつがこの「洗い場」、もうひとつはもうちょい上流の「三菱山ふもと」です。
こちらが、「洗い場」。

Imgp0174_2

このますの中、かすかに水面が揺れて水が湧き出しているようですが、
水量はほんのわずかのようです。
この暑さの折生い茂る藻のせいでしょうが、水もやや濁り気味なのが残念・・・。

すこし上流に進み、
東光院というお寺の横からはこの水路もとうとう本気モードw
Imgp0177

この本気水路のはじまりのところには「ジャバラ」が。
Imgp0175
足踏み水車で、動力に使う水車ではなく、
水量の少ないときに足で踏んで水車を回し、
水を汲み上げるポンプのような装置です。
Imgp0176

さてもうひとつの湧水ポイント「三菱山のふもと」、
ですがこれがとうとう見つかりませんでした;;;;
手元資料「東京湧水せせらぎ散歩」(高村弘毅著)によると、
『・・・通称三菱山の裾から用水路に滴り落ちる湧水がさらに雰囲気を添えている。』
とありますが、
どうもこれって「ココから湧き出してるよー!」
というような場ではないのかもしれませんね(<見つからなかった負け惜しみ80%の推測w)
この本気水路は、中原街道の下をくぐるトンネルでおしまい、
その先はまた暗渠になります。
そのどんつきのあたりにはこんな表示が。
Imgp0178
まあこの一帯が湧水なんだな、という理解で先に進むことにしますか!

時間がなくなってしまったので、今回はここまで。
次回は前回の続きに戻って、「北堀錯覚川(仮)」を最後まで辿りましょう!

今回の位置は、前回地図を参照ください、

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暗渠ハンター 六郷用水北堀の断片①

前回まで、池尻掘(池尻川)から内川開渠を見に行き、
また内川を遡って六郷用水との交差点まで戻ってきました。
ここからは、六郷用水北堀を田園調布付近まで辿るシリーズを
2回に分けてご紹介していきます。
辿った行程は。こちら。

今回は地図の右のほうからオレンジ色の流路をたどり、環8こえたあたりまで行ってみましょう!

より大きな地図で 池尻掘・六郷用水北堀・内川 を表示

前々回、キバナコスモスのおじさんに声をかけられたあたりから直角に西方向に、池上通りの1本北を通っているのが六郷用水北堀です。

Imgp0112

この不自然な歩道でぐっとテンションが上がってきますねー!

Imgp0113

程なく行くと、池上通り「大田文化の森」交差点で交差する道を横切りますが、
この道の向こう側には・・・
道の入口のところ、左下に何か突起物が見えませんか・・・?

Imgp0114

そう!欄干の遺構がまたしても残っていました!!!!

Imgp0115

なんかなー、まるで墓石ですよねえ・・・。
回り込んで表示を見ると。

Imgp0116

美しい皿と書いて美皿橋。昭和10年10月の竣工のようです。

だれにも注目されずにずっとここに建っているんだろうなあ。
そう思うと、見つけてあげることができてちょっと嬉しかったです。

しばらく直線が続きます。この遺構からあとはしばらく暗渠サインも流路っぽさもあまり感じられなくなります。

Imgp0138

ところが。今回の見所のひとつはこれでした。
東急バスの池上営業所。
以前「暗渠とバスターミナル」というマップを作りましたが、
そのときから現地を見てみたくなっていました。1年越しですねw

Imgp0139

写真はすぐ隣を走る池上通り沿いのターミナルでしたが、
ここと、ここの斜向かい・さらに用水流路のすぐ横には洗車や燃料補給をする大きなスペースもありました。
やっぱり関係大アリだな、バスターミナルと暗渠・・・。

さて呑川の手前でこの舗装道路からはなれ、50mほどの緑道に変化します。
その入り口がこれ。

Imgp0142

そしてその先の呑川。これとしばらく並行し、
写真奥の橋で交差して池上や千鳥町の方面へと向かいます。

Imgp0144

橋を越えると、用水はクランク上に曲がっていきます。
第1の曲がり角となる道は、旧道であったらしく
道端にこんな風情豊かな家も残っています。 Imgp0145

第2の曲がり角を、第3の曲がり角から振り返ったの図。
奥の家の前にはその昔山下橋という橋が架かっていたそうですが、
もう跡形もありません。

Imgp0146

第3の・つまり最後の曲がり角では、違う方面へ行く用水との分岐点(合流点)となっています。その先を覗き込んだのがこの写真。

Imgp0147

このあたりは、「堤方の八寸」という装置があったそうです。

Imgp0149

要するに、八寸角の角材によって機能的に水量を調節して水路分岐を行っていた、
という場所です。たしか、馬込の大田区郷土資料館にこの模型があったような記憶が・・・w

さて、先に進みましょう。

Imgp0148

ここからまたしばらくまっすぐ行きますが、
用水は途中思いがけないところをちらっと横に曲がったりして気ままに進みます。
でも大丈夫。そういう「難所」にはこんな印が埋め込まれています。
うーん、なんか私のような他区から訪れる暗渠モノをとても大事にしてくれている感じw
(っていうわけではないんだろうなあ。決して)
大田区さん、どうもありがとうございます。

Imgp0150

細い道に逸れる用水を追えば、
マンホールの多い湿ったいい雰囲気になります。

Imgp0151

ほら!ちょっと新しいけど、いかにもな感じでしょう!?

Imgp0152

今度は池上本門寺の参道と交差。ちょっと見失いそうになるけど、
用水はまだまだしっかりと続きます。
あ、右端はクリーニング屋さん。
そうそう、今回はいつもに増してクリーニング屋さんを多数見かけました。

Imgp0153

整備されているんだかほったらかされているんだか
よくわからない緑道を進んでいきます。

Imgp0155

やがて千鳥町の駅付近にまで到達。ずっと緑道が続いています。

Imgp0158

緑道の脇は崖なのですが、この崖を利用して幾つか公園スペースが設けられています。
ちょっと覗くと、公園内に井戸が残されていました。

Imgp0159

さあ、千鳥町の駅の北側で線路を越えます。
おお!!!! 線路をまたぐ鉄塔のかっこよさよ!!!!
ゲート型の鉄塔が線路とともにずらずらずらっと続いています!

Imgp0161

そしてそのまま環8に至る。

実はこの線路から環8の間(千鳥3-8-2付近)で、
世田谷方面からきた六郷用水は北堀と南堀に分岐をするそうです。
それが通称「南北引割」。
場所は特定できませんでしたが・・・。
なので、ここから先は「北堀」ではなくなります。

環8手前には、用水脇にこんな金網に囲まれた
農園スペースが出現。
この金網から10mくらいの奥行きで細長く続いている農耕地です。
さらにその奥は崖で、ちょうど崖下の鰻の寝床スペースを耕している感じの。
規模からいってもたぶん農家の方の土地、というより
かなり大きめな家庭菜園、という風情・・・。
奥にはたのしそうなデッキチェアがおいてあって
レジャーテイストをさらに醸しています。

Imgp0162

不思議なのはその崖の壁にこんな横穴施設が作られていること・・・。

軍事関係?作物の冷暗倉庫?
それにしてもかなりの廃墟具合です・・・。
なんだかよくわからないエリアでした。

Imgp0164

その農園横に続く道はこんな感じ。やはり暗渠テイスト満載です。

Imgp0165

このまま環8に出て、でも環8を渡らずにほんの少しだけ並走し北上、
その後環8外側に渡ったところがこういう図。

Imgp0167

さきに「ここからは北堀でなくなる」と書きましたが、
実は六郷用水本流より東側、崖の上を六郷用水に並行して走りこのあたりで合流する流れもありました。(だいたいの水源がわかっているのでたぶん自然河川)
六郷用水全体を見ると、まるで北堀がここから流れ出ているようにも見えます。
(もちろん錯覚ですがw)

このあとは、この六郷用水北堀の続きみたいな支流(長いので、仮に北堀錯覚川とでもしておきます)を水源まで追っていくことにします!

まあでもこのあたりは暗渠がすごくわかりづらくなるんで早くも挫折寸前なんですがw
Imgp0168 

そうだ!気分を変えて!

このまま北堀錯覚川(仮)を追ってもいいのですが、
実は用水本流もすぐ西側(多摩川に向かう斜面を降りたところ)だし、
そのあたりを通る多摩川線・沼部駅付近には湧水ポイントもあるようなので、
ちょっと坂を下りて寄り道してこよっと!

というワケで、次回後半は沼部駅付近の湧水と、
もいちど北堀錯覚川に戻ってその端っこを見に行きます!

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暗渠ハンター 内川のまんなかへんをちょっとだけ

大田区遠征、前回までは池尻掘をご紹介しましたが、今回は内川を。
内川は北馬込2丁目、環7内側の谷頭から流れ出て、大田区中央から東海道本線をくぐったところで突如開渠となり、まっすぐに京急線をくぐって大森ふるさとの浜辺公園あたりで海に注ぐ変化に富んだ川です。
いちど上流付近を辿ったことがありましたが、今回池尻掘と六郷用水北堀を巡る時にその中流(?)付近を通ったもので予定外でしたがチラ見してまいりました。

(ちなみに庵魚堂さんが内川の記事を精力的に書かれていたのは丁度去年の夏でしたね

中央と大森西の間で東海道線をくぐるあたりでは、内川は数本の流れに分岐しています。
これは、その北側の暗渠。
こんなふうにJRをくぐります。今回の内川チラ見はここからスタート。
Imgp0118
JRは高架とは名ばかりで「低架」ですw
その橋裏もこれまでみたことがなかったようなビジュアル。
蚕の足を思い出しました。(うわ、そういう比喩ちょっとキモいなあ・・)
Imgp0120

昭和30年代前半の地図では、この低架のちょっとだけ上流までは開渠の表記がありました。
これをくぐるとまたいくつかに分岐しますが、まずは内川本流に近づいて開渠を拝むか・・・。
なんて思っていたら支流暗渠発見。
Imgp0122
ずうっと西に向かって内川に並行するように延びているのですが、これまた「おしくらマンホールもどき」がたくさん見られる豊か(w)な暗渠でした。
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Imgp0124 

こんなのも!
Imgp0125

この暗渠は大森8中にぶつかって途絶えてしまいます。
そこからいよいよ内川開渠に向かいます。

出ました。内川にかかる富士見橋です。
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富士見橋から上流を望む。今回は下流には行かず、上流を戻ってまた六郷用水北堀に向かいます。
Imgp0127

ここからさらに2つほど橋を越えると、また東海道本線をくぐることになります。

Imgp0128

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これが東海道本線をくぐる高架。・・・でなくてここも低架。
Imgp0130
奥に水門が見えます。ここが内川の開渠と暗渠の境目となります。
Imgp0131
なんかこう、メカニカルでかっこいい・・・。
Imgp0134

この低架は、ここからくぐります。
Imgp0132
うわw-ほんと頭ぶつけそうです。自転車すれ違えないほど狭いしー。
Imgp0133
まあ「橋裏」としても鑑賞に堪える見事なものなんですけどね。
こんな危なっかしい通路でも相当便利なようで、ちょっとの間に何人もの方が行き来していました。しかし閉所恐怖症のひとはここヤバいだろうなー。

そして暗渠となった内川は、一直線に池上通りへと向い、これから辿っていく六郷用水北堀と交差することになります。写真の右側に広く固くガードされた歩道が見えますが、これが暗渠となっているようです。
Imgp0136
宅地化される前はこのあたりを縦横に用水路が走っていたと思われ、こんな支流暗渠もあちこちに見ることができます。
Imgp0135

さて次回からは、池上通りを左に折れて六郷用水北堀を中原街道を越えて田園調布付近までたどってみます!

より大きな地図で 池尻掘・六郷用水北堀・内川 を表示

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