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2010年7月

暗渠ハンター 成増の蓮の寺②乗蓮寺の蓮

シリーズの2回目は、一級スリバチに続く谷の下流を歩きます。
まだまだ暗渠テイストの道は続きます。

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お、惜しい!
もうちょっとくっついてたら「おしくらマンホール」なのにw

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と、気がつきゃあここもマンホールだらけの道です。
くっきりしたツートン舗装も鮮やか。
たくさん水が流れてたんでしょうねえ、昔は・・・。

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やはり左右には急な階段に囲まれています。

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右岸、斜面の上下には、比較的新しく造成された風情の墓地が。

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墓地の駐車場なんですが、この上半分に書いてある
「セントソフィア板橋ヒルトップ クリプタ板橋セントソフィア」って・・・。
これだけ見るとなんのこっちゃわからんww
ツインのタワーマンションの駐車場みたいですね。

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その反対側、左岸には板橋区立赤塚植物園があります。

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ちいさな蓮池もあるのですが、ここはあんまり咲いていない模様。
そうですよ、本来今日は「蓮を見に来た」はずなんですよw

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この植物園はちょっとした尾根になっていて、今きた谷ともう一本の谷がこの尾根の向こうを走っています。
それほど、起伏に富んだ面白い地形が赤塚に広がっています。

コウホネが植えられている池もありました。
この黄色いのがコウホネ。
もちろんあの河骨川のコウホネです。

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その先は、いよいよ当初目的の乗蓮寺。
こんな立派な入口です。

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ここは「東京大仏」というのが有名で、実際大きな仏像もありました。
まあ今回は蓮が目当てなので大仏様には会釈をして通り過ぎさせていただきまして・・・。
こちら本殿。
手前に低く繁っているのが蓮です。

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蓮は、蓮池にでなくそれぞれが大きめの鉢に入れられて育てられています。
勝手に立派な蓮池に咲き乱れる蓮を想像していたのでちょっと拍子抜けしましたが、
蓮自体は確かに見事!
いろんな種類の蓮の鉢が見られます。

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うーん、美しい!
やっぱ好きだな、蓮の花。
蓮の実をちょっと気味悪がりながら眺めたりツボミなんかを触ったりして楽しんで、お寺を出ます。

・・・っと乗蓮寺の出口手前にはこんなあからさまな暗渠がありました!

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これは追ってみないと!
というわけで次回に続きます。
行程は前回の①の地図をご参照ください。

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暗渠ハンター 成増の蓮の寺①成増駅前から一級スリバチへ

今回は東武東上線・成増駅の北側エリア(このあたりを「赤塚」と総称するらしい)を数回にわたってご紹介。
池袋から延びる鉄道のエリアはほとんどこのブログではご紹介したことがない(っつかやっぱまだ詳しくないのでいつも腰が引けていた)のですが、
今回は明確な動機があって出かけました。
・・・あ、そういえば一度だけ志木付近をレポしたことがありましたっけ・・・。ひとんちに遊びに行くのに1時間早く着いちゃって、それを持て余すのに急遽駅付近の野火止用水をリモコン状態で探してご紹介しましたね・・・

私のHNが「lotus」だし、夏だし、蓮の花でもみたいなと。
でも不忍池とか見に行くのもなんかあたりまえでつまらんなあと。
そんで近郊を調べていたら見つかったのが、なんと「乗蓮寺」というお寺。
ここの蓮がいいらしいじゃあないですか(あとで若干期待を裏切られることになりますがw)。
もちっと調べると、その付近には、「青蓮寺」というのもあるじゃあないですか!!! 
決まり!
ダブル蓮寺に呼ばれていったのが、この赤塚地区だというわけです。
突然の赤塚行きだったので暗渠のことはよく調べませんでしたが(下調べなしで見当つけて歩くのも好きw)、
手元の地形図だけさらっとみると赤塚小学校の北側から乗蓮寺方面にかけてものすごい谷が走っているではないですか!!!! 
すばらしい!! まるで私を待っているかのようでしたw
さらに地図をちらっと見回すと、お寺の近くには「不動の滝」という湧水まであるじゃあないですか!しかもさらにその先には溜池!
というわけで朝テキトウに「赤塚に蓮みに行ってくっか」とだらんと思っていたのに
もうすっかり興奮して鼻息も荒く、そそくさと準備をし勇んで出かけていきました。

地下鉄成増駅からアプローチすると、
東上線成増駅の南口から北口を抜けてあるいていかねばならないのですが、
まず驚いたのは成増駅の南北の高低差です。
南口のロータリーと駅舎は平坦なのに、北口は駅舎を出るといきなりぐぐっと低くなっています。
これはすごいところに来ちゃったかも(嬉)。
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まずは赤塚小の北にばこんと空く谷頭を目指して歩き出しますが、
駅近くの成増公園付近が妙な窪地になっていて気になってしまいます。
あとで調べるとここは駅の南東の水源から来る百々向川(ずずむきがわ。百々女木川とも書くようです)が通っていて、
ここから隣の西友の敷地を抜けて百々向川緑道を経て白子川に合流するそうです。
・・・というのは、これからいく乗蓮寺の先にある郷土資料館で入手した資料に書いてあったのですが、この時点ではそんなこともしらず、「ここにやってくる水路があるはず・・・」とあたりを散策していたらいくつか怪しいものがw

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これは、公園付近の「ムダに広すぎる歩道」。実際これが百々向川が上流からやってくる流路のようです。
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よし、ここから赤塚小を目指します。ひとつ山を越える感じで続く上り坂を進みます。
途中にあった雨水路の蓋。
二つ並ぶと鳥の足あとみたいですね。
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途中の古い酒屋さんに揚がっていた幟には
「いたばし二輪草」という地酒らしい商品名が。
中に入ってとりあえず小さなボトルを買い、
店のおばさんに聴くと、「いえねこれは板橋で造ってるわけじゃないですよ」とのことw 
多少がっかりしつつ、あまりに暑いので谷頭でのんじゃおうと缶ビールも購入。

さあ、赤塚小北側の谷頭に到着。すげえ崖になってます。

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谷頭を見下ろしながらがぶっと缶ビールを飲んで、谷に下りていきますと・・・。

あちこちに暗渠テイストの路地が見つかります。

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谷に下りてくる階段は急峻。
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切り立つ崖面からは、
家からの排水ばかりでなく崖から滲みだすものもあるのでは?という風情。
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谷底にはどうも2本の暗渠が下流に向かっているようです。
こちらはそのうちの東側の流れ。
赤壁の家がはっとするほど美しいです。

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この谷底、手元地形図では乗蓮寺のほうまで続くはずなのですが、
途中で行く手を高い土手がさえぎります。
この土手の上にはやっとクルマがすれ違えるほどの道路が一本。
この土手道路が谷を分断しています。
道の上から今きた谷底を振り返ります。

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・・・・ってことは今のはスリバチ学会で定義するところの「一級スリバチ」!?
意外なところで出合った珍物件でした。
はやくスリバチ学会の会長さんにご報告しなくちゃ!
(この数週間後にたまたま会長さんにお会いする機会があったので、さっそくご報告させていただきましたw)

こちらはその一級スリバチの反対側、つまり下流方面の谷です。

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さあここも勇んで降りていきます。この階段から。

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振り返って、今きた「赤塚小下から続く谷を分断する土手」を眺めます。
この土手の向こうが一級スリバチ。
スリバチ会長さん喜んでくださるなかあと、このときはちょっとどきどきしましたw

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さてまだまだご紹介したいところ満載の赤塚シリーズ。
まずはこのシリーズの見所を地図で予告編変わりにご紹介します。 

より大きな地図で 成増・赤塚 を表示

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暗渠ハンター 二ヶ領用水上流部⑥登戸駅付近の暗渠

もう暑さと疲労に耐えかねて、登戸駅前で少々休憩。はあはあぜいぜい・・・。

第1回二ヶ領用水探索(って後半ほとんど脇道に逸れてますがw)もこれで帰路につくことになりますが、その前に。
せっかく久々に登戸に来たので、ちょっと確かめたいことがいくつかあって。
ずっとずっと前にこのあたりに2年余住んだ事がありました。
当時、家から駅にいく間の道はもしかしたら蓋暗渠だったかも・・・と最近思い出して、それを確かめに行きたくなったのです。
なんとなく、「あの道はいつも歩くとがこがこ路面で音がしていたよなあ」って。

再開発で駅前が一気に豹変した登戸ですが、
その梨畑の傍らの道は、未だしっかりそのままの姿で残っていました。

果たして・・・・蓋暗渠!!! これです!奥が登戸駅前方面。

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同じ地点から反対側を望むと、まだまだ先に続きます。

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おお!無人野菜販売所も当時のままだ!!!

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懐かしいやら嬉しいやら、自分の記憶を讃えるやらでちょっと浮かれてしまいますw

ここから駅に向かいますが、ちょっと先の五叉路で蓋暗渠は道の反対側に移動し、やはり駅に向かって続きます。

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こーんなこーんな。うーん、おぼろげな記憶でもこんな景色でした。

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嬉しくなった私は、昔何度か通った飲み屋さん跡も見に行くことにしました。
(浮かれてるのでちょっと長くなります;;;)

そこは当時「鮎鷹(あいたか)」と言って、
屋根瓦の古い平屋作りの店でした。
入口にはひっそりとした暖簾をかけ、横にはボロい赤提灯。
でも古い暖簾や鴨居の鶏の透かし彫りなどは、全体がボロでもある種の格調が感じられるのでした。
がらごろと引き戸を開けると、
コンクリート敷きの床に逆「て」の字型にカウンターがあるだけの店。
席数は10あまり。
壁はベニヤ貼り。所々に色あせた戦艦長門だの長瀞の四季だの意味のわからないポスターも数枚貼られていました。
中全体が煤けたような風合いで(実際煤けていたと思う)、
メニューも20年近く前に作って掲げたっきりといった風情で、竹の札に墨文字で書かれた数個の料理名がぶら下がっているだけ。
薄暗い店内なので到底読めません。
このやる気のなさがたまらなく優しい店でした。

お店は、よたよたしてるけど恰幅のいい翁が1人で仕切っています。
いや、仕切るというほどお客が来ないんですが。あまり他の客に会った記憶がありません。
無口な翁でした。定休日は「雨が降った日」です。
「降るとどうも面倒だから暖簾は出さないんだよ」とのこと。
翁はいつもカウンターの中で丸椅子にすわり、
大きな湯飲みに焼酎、体調の悪い日は烏龍茶を入れて、ときたまぐびりと飲んでいました。
そんな翁に私はいつもビールを注文しました。
翁はきっちり冷えたキリンビールをよたよたと冷蔵庫から取り出すと、いつも最初の一杯だけお酌してくれるのです。
「おつかれさん」としゃがれた小さな声で人生の大先輩から注がれるビールは、
どこか格別な味がしました。
いつも私は、炭火で柔らかに焼いてくれるレバーを食べました。
翁はボロボロの団扇で、BGMもない店内にぱたんこぱたんこ音を響かせながらゆっくりゆっくりレバーを焼きます。
うっかり炉の前のカウンターに座ってしまうと、目の前のグラスに舞い散る灰が入ってしまうこともしばしば。そうやって焼いてもらった翁のレバーはじゅわっと滋味にあふれていました。
はじめは入るのにずいぶん敷居の高い店でした。社会人になったばかりの私は、まだ「1人で飲み屋に入る」こともできなかったし。
しかしある日思い切って入ってみるとなんと居心地のいい空間だったことか。この店で無事、理想的な一人飲みデビューを果たしたというわけです。

月日は流れ、8年前ほど前の夜だったでしょうか。
仕事で偶然この近くを通った私は、「鮎鷹」がどうなっているのか知りたくて店の前を通ってみました。
外観は全く変わりませんが、見慣れぬ明るい光が漏れる店内からは、大音響のカラオケが聞こえていました。
もちろん入ってはみませんでしたが、もう翁は店にはいないこと、店の中もメニューも雰囲気も前の面影は微塵もないことが一瞬にして理解できました。

なんだか話がちょっと文学的(w)になっちゃいましたが、そんな鮎鷹のさらにその先を見たくなってしまったのです。

躯体はそのままですが、ラーメン屋さんになってました・・・。

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まあ最早昔の鮎鷹を全く期待していなかったので、嬉しくも哀しくもない、無表情なキモチで建物と対面・・・。
ふむ・・・。

「元」鮎鷹向いに小さな路地があったので徒に入ってみます。
何度か入ったことがある路地ですが、その路地には小さな蓋暗渠が交差していました。
看板の後の青い金網の向こう側に細く延びています。
こんなところにも蓋暗渠があったんだなあとこのときはじめて鮎鷹の昔を懐かしむようなキモチになりました。

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そして、駅前の南武線と並行している小さな商店街の入口まで移動。
当時は全く気にも留めませんでしたが、どうやらここも川跡だったようです。
祠の手前に四角いマンホールが見えますが、「ん?」と思ってよくよくあたりを見回すと・・・

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反対側に橋跡、ですね。

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この橋の下から、次の写真の赤いところを通って駅前まで続いていたようでした。
さんざんこの道通っていたのに・・・。

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というわけで、おまけの登戸駅前もこれにておしまい。

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暗渠ハンター 二ヶ領用水上流部⑤カリタス学園付近から登戸まで

すでに二ヶ領用水特集ですらなくなってしまったのですが続けざるを得ませんw
ちなみに、二ヶ領用水と大括りに言っても、あちこちに独自の名前があるようです。
(このことは庵魚堂さんの過去のHP「世田谷の川探検隊」で知りました。とても詳しく書かれているので詳細を知りたい、という方はぜひこちらをご参照ください。庵魚堂さん、ありがとうございます)

では中野島近辺、今日は中野島4丁目あたりから再開です。
ほんとこのへんは蓋暗渠と開渠の宝庫。
もうあちこちありすぎて目移りして仕方がありません。

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あ、単なる下水みたいですが、この電柱回避ルートがなんだかキッチュな感じですね。
やむにやまれぬ事情があったんでしょうけども・・・。
電柱の奥には草ぼうぼうの開渠が続いています。

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んー、蓋暗渠ではないですが、この何処までも続く感じがステキです。

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塗り固めになったり蓋になったりを繰り返すあちこちの暗渠。

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おーっとなんだかここは荘厳な感じさえします。

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しかしあちこち目移りしたおかげで、もうこの日は足腰が限界です・・・。
普段はどんだけ歩いても結構ヘーキなんですが、あちこち小刻みに行ったり来たりしてるうちに相当な距離を歩いていたのかもしれません・・・。
休憩する店もないし、既に中野島駅はもう彼方だし・・・
もうバス停でもあったら乗りたい・・・もう十分暗渠見たから乗ってどこかに連れてってほしい・・・。いつになく弱気な思いに駆られます。

と思っていたら・・・あった。バス停。
蜃気楼ではないでしょうな・・・。

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カリタス学園から登戸駅近くまでいくバスのようでした。
もーダメ。歩きを断念して登戸でちと休憩ということにします。

実はこのバス停も、なんと蓋暗渠の上にありました。
ほら、バスから停留所を見たところ。
どこまで堂々としているんでしょう、このへんの蓋暗渠はw

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この蓋暗渠はバス通り沿いに続きます。
つまり、バスに乗ったまま蓋暗渠鑑賞ができるという極楽路線でした。
下の写真はバス最後席から道路をみたところ。
左側に蓋暗渠が続きます。停留所では道の右側にあったのですが、いつのまにか左側に「横断」しています。

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すぐにバスは登戸駅入り口に到着。これは駅まで行く途中の5叉路。ここから多摩川がすぐそこなのですが、

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五叉路から川に向かう道にも幅広の蓋暗渠。蓋の上は駐輪場に利用されている模様。

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さーて登戸駅前の商店街にて若干休憩。
この登戸で今回の行程は終わり、なのですが、
次回は、
棒のようになった足もようやく回復したので最後に登戸駅前をうろうろしてみます。
実は登戸駅近辺にずっと前数年だけ住んでいたことがあって、
今おぼろげに記憶を辿ると「あの道ってもしかして暗渠だったんじゃね?」と思う道があって・・・。最後にそこをたしかめにいってシリーズの締めくくりとします!

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暗渠ハンター 二ヶ領用水上流部④すでに二ヶ領用水から脱線

さて中野島駅北側から東~南東に向かって伸びる蓋暗渠を追います。

手元資料の「二ヶ領用水400年」(神奈川新聞社)によるともうここは既に二ヶ領用水でさえないのですが(苦笑)・・・。ま、ハンティングというのは基本的に計画性よりも「獲物がいるところに移動する」という柔軟性が必要でして・・・。

前回の蓋暗渠はY字路にさしかかります。

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このY字路、右へ行くと・・・。

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開渠!幅がせまめのはしご式です。
蓋がないので歩けませんw

左は蓋があるので歩けます。こっちを行きましょう。Imgp9011

駅前に抜ける生活道路になってるんでしょうねえ、結構人通りも多いです。
暗渠の両側はぴしっと塀が切り立って、
「断絶」とか「隔絶」とかそういう 深刻な熟語が思わず頭に浮かんできます。

と、しばらく息苦しくも楽しい暗渠道を堪能していましたが、
そこそこ行くと塀は低い金網になりちょっとした開放感。

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さらに金網もなくなって塗り固められた暗渠となります。

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そしてこのエリアお約束の暗渠上のごみ籠出現。

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といってもこれはいままでのごみ籠とは規模も用途もちょっと違うような・・・w

すこし「粗大系」入ってますねw 
でも「暗渠と一般道が出会うところにごみの置き場を置く」方針は一緒のようです。

そして今回のハイライト。
蓋暗渠がかっくんと曲がるカーブが美しい!
そしてそのあと繋がる蓋暗渠は川崎仕様のミニガードレール付きとなります。

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このK川崎仕様はしばらく続きます。

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あ、ミニガードレールがなくなっちゃった。
でもあれ、夜に自転車とかで通ると相当じゃまな気もしま・・・。

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道を渡る暗渠。カタツムリの歩いたあとみたいですね。

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はじめに書いたとおり、もうここは既に二ヶ領用水ですらなく、単に「中野島近辺の暗渠」を辿っているようですが・・・。
次回もこの続きを。
次回はここからカリタス学園、登戸駅へと追っていきます。
・・・タイトル変えたほうがいいかな・・・w

行程は①の地図をご参照ください。

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暗渠ハンター 二ヶ領用水上流部③中野島駅通過!

さあて、高架式蓋暗渠のゆくえを見失ってしまって最早失意のどん底に・・・
という展開には全くならずにすみます。
もうこのあたりはどこか数10mも歩けばまた違う暗渠・開渠に出っくわし、
もうせわしないったらないくらいですから。

そんな「暗渠の楽園」にある蓋暗渠。すぅっと猛々しくまっすぐに伸びていく幅広タイプの蓋ですね。
クルマ止めがピカピカなのがちょっと残念です。

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そしてこちらは・・・川崎市お約束の「水路に架かる路に置かれるゴミ籠」です。
稲田堤近辺にあったコミ籠に比べるとかなり近代的で「イナバの物置」的なプロダクトの香りもしますね・・・。
でもやっぱり水路の上にあるというロケーションは同じです。

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このゴミ籠の後ろに続く開渠がこれ。
テキトーな柵が笑えますw

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今度はマンションの狭間を流れるはしご式開渠。
金網に囲まれ開渠には近づけません。

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しかし。
この開渠に並走して細い路が設けられています。(金網の右側が上の開渠)
クルマ止めもあって、どうもこれ自体ヨコにバイパスを設けた暗渠なのかもしれません。

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はい、開渠と並走路といっぺんに見てみましょうか。

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いい景色です。

こうして改めて見ると、はしご式開渠って普通の開渠よりもずっとサイバーちっくでかつ無骨な感じがしますね・・・。うん、そういうところが好きです。

この開渠を追っていくとあるところで並走路と離れ、野の中に消えてしまいます。
・・・ああ。またどっかで会おうね・・・。

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中野島駅近くまできたようです。また南武線の線路を多摩川側に渡るとすぐにあるのがこれ。

左端が車道、まんなにずどーんと過剰に幅の広い駐輪場が拵えてあり、
右端の子どもが遊んでいるところが開渠水路です。(さらにその右には南武線)

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右側の開渠は、どうもそのままの用水路ではなく近年多少の細工 が加えられた親水空間的なもののようです。

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駅のほうに近づいてみると・・・。
お。やっぱりこの駐輪場の中にも水路が通っていたようで、暗渠らしきものを確認。

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この暗渠(<もう特定してるしw)は、駐輪場の終わりから駅前までの短い距離を
こんなふうにアプローチしています。
道路にある金網の向こうに続くコンクリ塗り固めの暗渠。

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これは駅を過ぎると左に曲がる商店街とともに蓋暗渠となって続きます。
これもけっこう魅力的なのですが、今回はこれは追いかけません。
なぜなら・・・。

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左に曲がらずとも、正面にこんな美しい蓋暗渠が続いているからです!

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もう開渠時代がありありと想像できますね、しっかりした流れが透けて見えるようです(・・・いや、見えないんですけどね、ほんとうは)。
おまけにこの細長い蓋素材も、都内ではあまり見かけたことがありません。蘇我でみたものともちょっと違っています。なんかこう、コンクリの羊羹をひと竿ひと竿ぴたっと隣どうし吸い付かせるように続いている、というか・・・。  ええ、これわかりづらすぎる表現ですよね・・・。

暗渠右横路面の、たくさんのコンクリ修繕跡も気になります。
何が立ってたんでしょうねこれ。

というわけで次回はこの蓋暗渠を追いかけていきます!

行程は①の地図をご参照ください。

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暗渠ハンター 二ヶ領用水上流部②高架式?蓋暗渠

南武線を越えても、親水空間はしばらく続きます。

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流れのあちこちには水門。
用水はあちこちに網の目のように張り巡らされますが、
それだけにあちこちにこんな水門が置かれているようです。

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この水門は、二ヶ領用水メインストリームのわきにもう一本並走する支流を作っていました。

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その支流がなんだかかわいい。
こんななんですよw

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この支流は家々の玄関前を通っているらしくて、
何軒も玄関前に小さな橋をかけています。
まるでニコタマの近くのミニ丸子川です。

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すこし下流に進むと、「大丸用水」との交差が。

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ここにも水路の交差点があったようです。
しかしいまじゃこの用水は枯れ、交差どころの話ではありません。
(あーなんだか矢野顕子がカバーしたムーンライダースの「大寒町」という
歌を思い出してしましました・・・♪いまーじゃー、場末のー、ビリヤーあーあードー♪)

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その先にはなかのしまばし。
庵魚堂さんふうにいうと「なかのーまばー」ww

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なんかまた水門がありました。
ってことはまたかわいらしい支流があるのかな・・・・。

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と思って辿ってみたら!!!
こんな蓋暗渠出現!!!
これ今回のハイライトです。

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私の常識を覆す蓋暗渠でした。
これまで私が見てきた蓋暗渠は、あくまで地面を塞ぐようなやつでしたが・・・。
これは地面より高い所に蓋をしてるタイプの、いわば
高架蓋暗渠!!
はじめてみる亜種です!コーフンしますた!!!
蓋をして道路にしようとかそういう下心なく、
単に水路に対して「ふたしちゃうぞ」ってだけのものすごく単純な動機です。
ある意味「純粋蓋」暗渠!

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ふらふらと追いかけていきますが、行く手は草と金網に阻まれてしまいます・・・。

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どこまでも追いかけて行きたいですが、しゃーない。
あきらめてその周りを徘徊してみましょう。

お。なんだこの明らかに川関係だと言わんばかりのスペースは。

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中野島8号さく井、だそうです。
さく井、って井戸を掘ることなので、ここで多摩川以外の水源として井戸水を加えていたのかも知れません(あくまで想像)。

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これを過ぎると、また違った中野島方面に続く用水がありました。
これは開渠。はしご式ですね。

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ほんでは、続きはまた次回に!

行程や流路は前回記事をご参照ください。 

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暗渠ハンター 二ヶ領用水上流部①サイフォン式!

前回までプロローグとして「たぬきや」での道草までを書きましたが、いよいよ本編突入です!

多摩川をちょっと下って取水堰に向かいます。
あ、水面にはたくさんの細っこいトンボが、ルリイロイトトンボですね。小さいトンボなのですが、すごくきれいなブルーが目を惹きます。

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さあここが上河原堰堤。ここから右岸の引き込み口に水を引き入れて、二ヶ領用水がスタート、ということになります。

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その右岸の取水口がこの青いやつ。
手前にいる人はこの門番で、24時間交代制で絶えずこの取水口を見守っています。(うそです)。

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取水口から始まった二ヶ領用水は、こんな具合の水路で川崎の田んぼを潤しにかかります。奥に水門が見えますね。

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これを下流からみたのがこれ。ちいさなダムみたいにしっかりとした作りです。

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このそばには、川にまぎれてきた芥を取り去る装置があるようです。
その名も「自動 除塵機」!!!
オートマチック・ストリームダスト・クリーナー(<意訳w)!ASDC!!!
どんなハイテクマシンかと思ったら・・・

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これだ!
・・・流しそうめんみたいな、意外な方法でわたしたちのくらしをまもる自動除塵機でした。
「自動」って、この芥のざるが いっぱいになったらモロ誰かが気づいて取り換えなきゃならんやん・・・。

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すこし下るとまた水門のようなものが見えてきます。
手前は水も溜りを作って魚も多いらしく、たくさんの地元おじさんアングラーの憩いの場となっておりました。

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さてこの正面の水門らしきもの・・・・。
実は「川の交差点」なのでした。
もともとここを流れる新三沢川と十字に交差しているのです。
用水の交差でよくつかわれるのが「サイフォン式」とよばれる方法。
新三沢川の下に用水をU字状に掘り抜いて、用水の上流より下流の水面が少しでも低いようにしておけば、大気圧(水面を上から空気がおさえる力)や位置エネルギー(しぜんと高いところから低いところにものが移動する力)のおかげでこのU字溝を水がどんどん通過するよ、という方法です。

これはくぐられるほうの新三沢川の上流。つまり二ヶ領用水の右岸方面。

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二ヶ領用水はこの川をU字サイフォンをくぐって無事に再び姿を現します。
その出口がこれ。

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なんか映画のしょっぱな15分くらいでいきなりクライマックスが来ちゃったような展開だなあと思いつつ、先に進みます・・・。

ここから下流の川岸は、親水空間としてあちこち工夫が凝らされています。

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お、洗い場的な・・・。

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そして南武線稲田堤~中野島間の線路もくぐって進みます(これはフツーにくぐる)。

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梅雨の間の晴れ間の時期。用水はどこもたくさんの水を湛えて、静かでゆっくりとながれていきます。なんかこう、ふしぎと安心感のあるような水面です。

さて、ではこの先はまた次回。

今回シリーズ、この先含めた地図はこちらです。青色が、今回確認した暗渠・開渠含めた水路です。

より大きな地図で 二ヶ領用水登戸まで を表示

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暗渠ハンター 浜離宮の汐留川合流口から始まるある平日のこと

二ヶ領用水のシリーズに入る前に、ちょっと脱線して都内の川のことなどを少々。

築地市場のすぐ近くに、浜離宮恩賜公園という公園があります。歴史や現在の概要についてはこちらをどうぞ。

平日、ゆりかもめ線汐留駅から国際展示場駅まで行く用事があったので、ちょっとだけこの公園の入口に立ち寄ってみました。築地方面からこの公園には、大手門橋という橋を渡っていきます。
これが大手門橋。

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ここから汐留方面を眺めると、
暗渠の出口がぽっかり。ちょうど橋からだと汐留の電通ビルの下から流れてくるようにも見えます。

Nec_0396
汐留川は、新橋の駅のちょっと上を通って首都高下を流れてくる川。
ここで浜離宮脇の運河と合流します。

それにしてもこのぽっかり具合。過去(暗渠に目覚めるまえ)何度もここを通っていたはずなのに全然気が付きませんでした。こーんなにデカいのに。

下水道台帳でこの場所に何が繋がっているか調べてみると、
まずは汐留川の流れとちょっとだけズレて電通ビル下を通過してくるのがあってこれが中水道という管。
トイレ洗浄などに使う「すこし浄化してあるけど全然飲めるほど出ない処理水」が流れています。・・・そういえば電通ビル内テナントのカレッタ汐留のトイレには、そういう水が使われているかんねという表示があったっけ。
しかしこの管はこの場所からさらに竹芝方面に続いているようなので
この開口部とはあまり関係がないかもしれません。

その隣に記されているのが雨水枝線。雨水管です。
これは汐留川流路とピッタリ一致、しかもこの場所で管が終わっています。

余談ですが、このすぐ近くには汐留ポンプ所があります。

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ポンプ所とは、まあほうぼうの管から集まってきた雨水が、
この先無事に排水できるように一旦高いところにどんどん汲みだしていくといったような役割の場所。
なんとこのポンプ所は山手線の向こうの内幸町あたりの雨水まで面倒みているそうです。

そして、廃線も!

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むかし汐留は貨物駅があり物流の一大拠点だったのですが、
そことこの先の築地市場を結ぶ引込み線がここのあったそうで
今も踏切の警報機が保存されています。鳴ったりはしないけど。
そしてこれがおそらく廃線跡。ふふ。暗渠っぽいですけどね。

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そういえばちょうど1年くらい前にnamaさんがこのあたりのさんぽをレポートしてらっしゃいましたね。

さて汐留駅に向かいます。
おっと、駅に繋がる高架からは
「マッカーサー道路」がよく見えます。
道路の真ん中がずーっと工事未着手で、
空き地とか資材置き場になってほおっとかれてます・・・
これもある意味「遊び場」ということになりますねw 
(暗渠系のヒトの本来の「遊び場」についてはこちらをご参照ください)

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ゆりかもめは運河の景色や遠く工場やガントリークレーンが並ぶ港湾、いろんな橋裏なんかも見えて、ヤバいくらい楽しいです。大人気なく最後部の見晴らしがいいところに陣取り、アホみたくきょろきょろしてしまします。

さてそこでの収穫はこれ。

古川の近くにあり今では単なる入り江となってしまっている入間(いりあい)川。もともと古川の下流の一つだったのでは?という興味深いトピックが「あるく渋谷川入門」に載っていますので、ぜひご参照を

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全然ダメダメな写真ですが、ここはあとでしっかり現地を調査してみたいと思っています。

無事に国際展示場での用事も終るとちょうどヒルメシ時でした。
東京港青海サービスセンターにある青海食堂。

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もともと港湾関係者のために作られた食堂です。ゆりかもめからよく見えるので前から気になっていましたが今日はここに突入。ジャンボとんかつ定食600円とかカキフライ定食550円とかそそられるメニューの数々。カウンターに並んで注文して会計する「カフェテリア方式」ですが、カウンターには10数種類の色とりどり小鉢も並んでいるではありませんか!!!
近くに飲食店が少ないせいもあるでしょうが、大人気!行列でした。

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なかなかいい雰囲気です。サービスセンターがやってる食堂だからでしょうか、市役所の食堂や図書館の食堂っぽい感じ。実は私、味はともかくとしてこういう「ちょっと暗めの、施設付属食堂」が大好きです。
客層95%男性。そのうち港湾関係の方およそ半数くらい。椅子に半胡坐をかいて座って食べている方が目立ちます。おお、缶ビール350円を飲みながらステーキ定食600円を食べている人もいる!あ、この人半胡坐ですw
とんかつ!と思いましたが丁度ストックがなく時間がかかるとのことなので、カキフライ定食+小鉢ポテトサラダを注文。

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まんぞくー。あ、念のためお断りしておきますが、世間的判断基準でいうと決して「美味しい」わけではないですw ごはんもぼさぼさだしフライもそんな感動するほどさっくりしているわけがない。でもすごくいい雰囲気でした。次は会社休んで昼ビールで来たいですねw

青海食堂へ行くまでに見えたゆりかもめ高架の橋裏も美しかったです。いい感じのカーブの向こうには観覧車が見える・・・。

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というわけで、汐留川暗渠からどんどん離れていっちゃいましたが、浜離宮を経由してお台場に行ってきた、というお話でした。
次回はまた二ヶ領用水のトピックに戻ろうと思います!

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暗渠ハンター 二ヶ領用水プロローグ②多摩川たぬきや

二ヶ領用水プロローグの二回目です。
(なかなか二ヶ領用水にたどり着きませんねw)

稲田堤駅から多摩川をまっすぐにめざす道の続きを。
前回でも書いたとおり、この道を右から左・左から右へと何本もの用水・暗渠が通っています。

これは鉄板暗渠からコンクリ蓋暗渠へと変態する暗渠ですね。

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こちらは紫陽花が美しい水路。道路から数mまでは暗渠になっていますがその奥はもう開渠。ここも清々しい水が滔々と流れています。紫陽花が似あうなあ・・・。

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これは・・・ツッコミどころ満載のショットw
ゴミ籠の向こうに水路が延びています。
なんかこのあたりは、「水路の端っこにゴミ籠」がデフォルトのようで、あちこちこんな光景を目にしました。
それと、ゴミ籠の下なんですが、板っきれで暗渠に蓋がしてありますね。その板っきれが「ついでにこっちも蓋しとくか、ぬかるむからね」ってな具合に左のほうまで敷いてあります。なんかそのテキトーさがいいなあ。
それと、 右の自転車がおいてあるマンションの一角ですが、写真ではよくわからないですけどここ、浸水してますw 膝下くらいまでどっぷりと。そもそも真ん中の水路はいまたっぷり水を湛えてるので、水面より低くなっているようですね。そんでどっかから水路の水が漏れてきたんでしょう・・・それにしても。あんまりにもフツーに浸水してるので、「澄ました顔してるけど実はチャック全開」的なおかしさがありました。
(あ、住人の方、ご気分を害されたらごめんなさい。人の災いを楽しむみたいで良くなかったですね・・・)

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そのゴミ籠の先は、こんな長閑な開渠になっています。

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ここにも。
遠くの高架は京王線です。右の道はどう考えても水路チック。

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追いかけていくと、これまた暗渠上に佇むゴミ籠に進路を阻まれてしまいます。
やっぱりここではゴミ籠がクルマ止め代わりなんだなあ・・・。

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多摩川直前では、こんな立派な開渠がありました。
幅広ででっかいはしご状開渠。

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右から左へとこの道路を貫いています。
道路と交差するところには、ゴミ籠はないけどゴミの集積場になっていました;;;。
要するに「誰の土地でもないマージナルな場所」なので、ゴミ置き場として落ち着きがいいんでしょうね・・・。

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さあ、多摩川の土手は目の前。
土手を登ってすぐ右に見えるのは・・・
(赤い小さな幟に注目!)

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これ!知る人ぞ知る多摩川土手の名店「たぬきや」です。
要するに、二ヶ領用水を歩く前に、稲田堤で降りてこの店に来たかったわけですw
そしたら思いのほかこの店までの間に水路が多くって、
そんで前回と今回とで「二ヶ領用水プロローグ」を書いた、というワケでした。

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暑かったからビールがうまい!

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多摩川を眺めながらオープンエア(笑)で美味しいビールが飲める店!
ご希望であれば鉄橋を渡る京王線の電車もまじまじと見ることもできます!

この日は枝豆に煮込みにヤキソバに・・・と川面を渡ってくる涼しい風とともにB級なうまいもんを堪能しました。
あー、もう二ヶ領用水行かなくて帰ってもいいやぁ・・・ってくらいの満足度ですw

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こちらは看板猫。
風の通りがよさげな畳敷きでごろごろしてました。

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休憩のつもりが結構ホンキで飲み食いしてしまった;;;;
そろそろ出かけましょう、二ヶ領用水に!

川下に見えるこの堰こそが、二ヶ領用水の出発点・上河原堰提です。
そんじゃ、次回から二ヶ領用水の中野島付近をご紹介しましょう!

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暗渠ハンター 二ヶ領用水プロローグ①稲田堤から多摩川へ

今回も東京を外れます。

京王線京王稲田堤駅&南武線稲田堤駅にいってきました。
多摩川を越えたすぐそこの川崎市にある駅です。ここから多摩川に歩いて出て、ちょっと下流に行くとあるのが、二ヶ領用水上川原堰。ここから登戸あたりまでぶらっと開渠&暗渠を探してみよう!というのが今回の主旨。

二ヶ領用水とは、400年前に川崎市の農地を潤すために多摩川から引いた水で作られた農業用水です。これによって川崎の作物量は飛躍的に伸びたとのこと。
その用水の、最上流部の取水堰がこの南武線稲田堤駅と中野島駅の間にあるのです。ここからの用水は二ヶ領本川と呼ばれ、さらに下流登戸付近の宿河原堰で取水された宿河原用水と2本の用水をメインストリームとしながら、組んずほぐれつたくさんの支流を行き交わせ川崎一帯を潤わせていました。いまでもたくさんの開渠や暗渠が残っているそうです(参考資料:"二ヶ領用水400年〜よみがえる水と緑"神奈川新聞社)。

完成は1611年。来年でほんとに完成400年ですね。作るのには14年もかかったそうです。
当時の稲毛領と川崎領、二つの領60村の村が潤ったから、「二ヶ領」。

これから数回にわたってこの上河原取水堰から登戸までの間をご紹介しますが、
今回はそのプロローグとして堰まで行く過程をレポート。

南武線稲田堤からまっすぐに多摩川に延びる道があるのですが、多摩川川原のある店を目指してまずはこの道から多摩川にアプローチ。
しかし。そこはまだ二ヶ領用水が始まっていないにもかかわらずたっくさんの水路がぎっしり詰まったエリアだったのです。

この多摩川に延びる300メートル程度(たぶん)の道を左右に横切る開渠暗渠の水路は、ほんとうにこれでもかこれでもかってほど何本もあるのです。そのうちいくつかをあげますと、まずこれ。

都内でもよくみられるはしご状開渠。途中から、これまた都内でも一部でおなじみの赤鉄板暗渠になってますね。

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南武線稲田堤から京王稲田堤までの短い間にはゴルフ練習場があるのですが、その横をこの開渠が通っていました。

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その近く。これはゼッタイ暗渠ですね。

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もう一本左右に横切る道が。
これもぷんぷん匂います。ちょっと奥まで追ってみましょうね。

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少し入っていくと、畑や田圃が目立ってきます。
元気に育つトマト。

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そしてもうちょっと奥には田圃。

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田圃に行くまでの道をもう少し見てみましょう。

蓋のあるU字溝。気になるのは、その横に並んだ石のアイロンみたいなやつです。
モアイ像みたいに整然と並んでいますが、なんだコレ?
U字溝になる前に用水に仕掛けられていた何か、のようですが。
結局正体わからず。

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この水路はコンクリでびしっと塞がれて奥へと延びていきます。

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途中から、角材蓋暗渠になりました。

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そしてまもなく開渠!
水路と道路が交差するところには、川崎市の設置した「ごみ籠」が設置されています。

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さらに上流。
信じられないほどきれいな心和む流れになっていました。
「はしご式開渠」でなく、そのまんまの天真爛漫な開渠になっています!

すぐそこで水が小さくせき止められているおかげで、向こうに見える水面はまるで鏡のようでした。

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この小さな堰は、どうやら右横から始まる支流に水を安定的に流す役割があったようです。
下の写真が、この堰から横の支流(写真の上部)に水を送り込んでいるところ。
こんなちいさな仕掛けも、なんだか見ていると嬉しくなります。

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水路は縦横無尽に続きます。
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あちこちに無人野菜販売所もありました。
この水で育った素朴な野菜、キュウリ、トマト、茄子、いんげん、じゃがいもなんかが売られています。4本で100円の、小気味よくひん曲がったキュウリを買って帰りましたw

今回と次会、プロローグ分の地図はこちら。

より大きな地図で 稲田堤 を表示

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