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暗渠ハンター 下末吉のスリバチに

タモリ倶楽部でも紹介された、日本スリバチ学会さん。
以前から興味のあったスリバチ学会さん主催の下末吉でのフィールドワークに参加してきました。

鶴見駅に集合し、初対面である会長さんにまずはご挨拶。会長さん、初めてなのにこんなに温かくお迎えいただいて感謝いたします;;;

総勢30~40名で、駅の西の持総寺(曹洞宗の東の本山で、石原裕次郎さんのお墓のあることで有名)を抜けて2国を越え、三つ池公園あたりまで続くたくさんのアップダウンを体験するウォーキングツアーです。

だいたいこんな感じでのんびりと歩いていきます。

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スリバチ学会、ですから当然スリバチビューの堪能がメインです。
私もアップダウンのある地形は大好きですから、当然スリバチビューも萌え。
以前このブログで取り上げた新宿荒木町、上大崎、横浜西口、生麦などのように「暗渠目的で現地を歩いていたらたまたまスリバチビューが見えた」というのがこれまでの常でしたが、今回は「スリバチ目的で出かけて、たまたま暗渠が見つかったらうれしいな」という動機で出かけて行きました。

下末吉一帯はほんと谷と台地が入り組んでいて、こんな眺めをあちこちで見ることができます。

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ほんと、この日もいくつ長い階段を上り下りしたかわかりません・・・。

で、このへんの 階段でちょっとおもしろいなと思ったこと。
ほとんどどの階段にももれなくたくさんのマンホールがあるんですねー。

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都心の階段って、こんなにマンホールありましたっけ・・・?
なかにはあるのもあるけど、そんなに「マンホール付き階段」ってないですよね?
このへん一帯は本当に道が険しく、台地から谷に下りる道がこの階段だけ、的な場所がたくさんあります。都心ならわざわざ階段に下水施設を埋め込まなくても「う回路」はいっぱいあるのでしょうが、このあたりはそれがないのでは・・・?つまり上と下を結ぶ通路がほとんどこれら階段しかないから、もうここに下水も埋め込むしかないっしょ、的な。
とにかく、たくさんありましたw

さて、肝心の暗渠ですが・・・。
一応事前に古地図含めてざっと川筋を眺めてはみましたが・・・。
ほとんどなさそうですw
ただ、三つ池公園というデカい池から低いほう(鶴見川)にかけては大きく田んぼが広がっていたようなので、きっとここは錯綜する用水路がたくさん張り巡らされていたはずです。
都内の川跡なら結構資料も充実しているのでちょっと調べるといろいろ出てくるのですが、この下末吉についてはもうそれくらいしか事前にわかりませんでした・・・。
が、もう出たとこ勝負!谷があればきっと暗渠もある!と勇んで出かけて行ったわけであります。

なかなか「これ、100パー暗渠ね!」という物件はありませんでしたが、
「これはたぶん、暗渠」 物件はいくつか。

まずはこれ。右側の白コンクリで側溝を埋めたと思われるツートン暗渠。

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熊野神社南のスリバチ底にあった同じくツートン暗渠。
左側がそうなんですが、途中からさらに左側に寄って短い鉄板暗渠となります。

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そしてこちらは熊野神社。
右の階段が「正式なアプローチ」ですが、左はしのちいさな空間に注目!

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入っていくと、突き当りでかくんと左にまがってこんなふうに続きます。

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たぶん神社を囲む水路だったのでしょう。ワイルドな暗渠になっています。
ちなみにこの突き当りは墓地っす。

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そして、寺谷あたりの脇道に見つけた、おそらく土の暗渠。

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佃野商店街でお昼ごはん、となりましたが、
商店街の横丁を入るとこんな生活排水暗渠も。

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2国を挟む見晴らしのいい斜面では、こんなところも。
不自然に歩道(らしいスペース)を守ろうとする縦列車止め。
そしてそこには斜面からたくさんお排水パイプが突き刺さっています。
これもたぶん暗渠でしょう。

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下末吉5丁目あたり。
階段横にちいさなかわいい開渠。
これ、都心にあったらものすごい喜んじゃう私好みの物件ですw

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末吉中学校横にある「誰も通っていない様子のゴミのある短い歩道」。
ほんの10数メートルだけでおわっちゃう、意味不明の歩道。
これもたぶん暗渠でしょう。
しかしじぶんの頭の中に「おおまかに近辺の水系が描ける」東京での暗渠と違って、
暗渠ハンティングが非常に難しいです。始終ぶつ切れの暗渠しかわからずじまいでした。
複雑に入り組んだたくさんの谷地形と、メインの鶴見川以外の川がみあたらないことがその原因と思われ・・・(それといちばんの原因は私の実力不足です、はい、そのとおりですw)

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テレビ無線中継塔から三つ池公園のグラウンドに向かう谷底の農地に、やっと1本水路を見つけました!
暗渠でなく開渠の、リアル水路です!
奥の谷頭から湧いてきて、この辺りに広がる畑を潤しているようです。

美しい流れ!!! やっとあえたねキミー!!!

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しかし。
下流を振り返るとすぐに暗渠の入り口。この流路は地下を通って進むようです。

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反対側に回り込んでみると・・・。
はたして小さな暗渠スペースとなって三つ池公園の横につながるようでした。

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さてこの日、一番確かで暗渠暗渠した暗渠wがこちら。

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三つ池公園の池の水は、谷間を通って鶴見川に注ぎますが、三つ池公園の出口あたりは古地図でみると一面田んぼです。
おそらくこの谷間のあちこちに用水路が張り巡らされていたはずです。
現在の地図にも、「これは暗渠だろう」とわかるくねっとした道があったのですが、
それがまさにこの道でした。

ちいさく護岸も残っています。

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だれの仕業か知らないが・・・・w
ハンドホールがくり抜かれて放置されていましたww
あの、問題なければこれ持って帰りたいんですけどww

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数百メートル、この暗渠は続きます。

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やぱり「これ絶対暗渠!」物件を見つけられるとちょっと安心しますねw

フィールドワークはここから末吉神社に向かいます。
その途中の路地裏暗渠。これも生活排水でしょうね・・・。

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そして末吉不動に最後の目的地として向かって、17時すぎに解散、となります。
お昼の休憩をはさんで、都合5時間ほど歩きっぱなし。しかもほとんでアップダウンw
たいへんいい運動になりますたww

日本スリバチ学会会長さま、そしてこの日出会えたたくさんの方々、
たいへんお世話になりました。こころからお礼申し上げます。
みなさんのおかげで大変楽しい時間が過ごせました。
またお会いできることを楽しみにしております!!!!   

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コメント

お疲れさまでした~。
さすが、暗渠ネタをすべておさえていらっしゃいますww
暗渠を探すとどうしても下へ下へと向かってしまうところ、
スリバチ探しはアップダウンが非常に多くて違う筋肉を使うようでしたね。
わたしは早々に体力切れてましたが・・・それもまた面白し!

投稿: nama | 2010年5月31日 (月) 09時50分

namaさん、おつかれさまでしたw
楽しかったですね!
スリバチ愛好家のみなさんの体力、ほんとすごいですねー。
上り坂ダッシュをあんなに嬉々としてやられているしww
ほんと、暖かく迎え入れていただいたみなさまには感謝ですね。

投稿: lotus62 | 2010年5月31日 (月) 14時53分

熊野神社を囲む水路跡に食いつきました。
山や森のイメージが強い熊野神社ですが、意外と水とも関わり深いかも。
先日訪れた和泉熊野神社は神田川沿い。善福寺沿いにも熊野神社2つ。
我が十二社熊野神社はかつて十二社の滝があった神田上水助水路の脇。
そして何といっても紀州、熊野本宮大社は元々熊野川、音無川の合流地「大斎原(おおゆのはら)」にあったのですが、明治期の洪水で流され、現在の高台に移転しました。
この旧社地「大斎原」、今は単なる原っぱてすが、スゴイですよ。
パワースポットなんて安っぽい言葉は勘弁ってくらい、ビンビン来ます。

投稿: えいはち | 2010年5月31日 (月) 17時42分

えいはちさん、ほんと神社にお詳しいですね!たしかに訪ねられた熊の神社は水との因縁が強そうですね。
「アースダイバー」によると聖地と地形の関係も深いようですし、また「水と利権と寺社仏閣による統治」という説もありますし。
しかしその中でも特に「熊野神社」と水、というところがキモなわけですね!
大斎原、知りませんでしたー。そんな体験をしてみたい!

投稿: lotus62 | 2010年5月31日 (月) 19時42分

lotusさま、下末吉お疲れさまでした。「下を向いて歩こう」をスリバチ学会の合言葉にしてますが、
イヤ~、lotusさん、上を、否、下をいきますね!下向き過ぎです!!
あの移動中に、こんなにもマンホールを収集されていたなんて、恐れ入ります。
下末吉の高低差に浮かれてしまい、調子にのって走ったりしましたが、末吉神社へ至る坂道で肉離れ。。
いつものフィールドワークでは、あんなに走ることはありませんのでご安心を。
東京の台地が憧れる下末吉台、やっぱり侮れません。
そうそう、学会名は「東京スリバチ学会」、まだまだローカルな活動です。

投稿: スリバチ会長 | 2010年5月31日 (月) 21時26分

下末吉は、都内の川や湧水に深く関係する下末吉面の由来の場所なので押さえておかなくては
と思っていた場所。詳細なレポを見てますます行きたくなりました。

投稿: HONDA | 2010年5月31日 (月) 23時57分

>スリバチ会長さま
フィールドワーク、いろいろな興味範囲をもたれている方がたくさんいらして刺激的でしたし、それを受け入れる会長さまの懐の深さを実感しました。ほんとうにありがとうございました。
肉離れとは一大事;;;;どうぞご自愛くださいませ。

>HONDAさま
いえいえ、ちっとも詳細ではないんです;;;;;
でも東京の暗渠と比べると、言語が違うというかコードが違うというか・・・(たとえば東京で観察するときの暗渠サインがあまり通用しないとか)。そんな印象を受けました。ま、率直にいうと自分の勉強不足を感じたわけですがw ぜひHONDAさんのレポートも拝見してみたいです!

投稿: lotus62 | 2010年6月 1日 (火) 09時47分

今更ですが、こんにちは。
スリバチ&暗渠イベントに居たヤツです。

地図を見ながら、川の筋と地形を照らし合わせてお散歩・・って、楽しいです(この学会、体育会系な一面もありますが)。
土地の形成と違って、”暗渠”ってのは、開発の歴史でもありますからね、その時代時代の背景を見ることができるってのも興味があります。

暗渠とか、地下に潜った水路とか、探すのは自分も大好きです。

投稿: まさ | 2010年6月 7日 (月) 23時14分

まささま
コメントありがとうございます。とても嬉しいです!!
(ですが、当日ごあいさつさっせていただく機会がなかったのか、残念ながらどの方だったのかお顔とお名前が一致しません;;;;ごめんなさい!!!)
まさんも暗渠や地下水路、お好きなんですね。是非今後ともいろいろ教えてください!
そうですね、暗渠に目を向けると、地形の3次元的楽しさに時間軸が加わるようなおもしろさがありますね。
(これは自分でもはっきり自覚していなかったかも知れませんw)
ぜひまたコメント、お待ちしております!

投稿: lotus62 | 2010年6月 8日 (火) 20時02分

こんにちは。
はい、あのときご挨拶して(モアイの名刺)いました。

地方の山ん中では、暗渠化されるってのは、開発云々よりも安全面を前面に謳って蓋しちゃう、ってのが多そうですよね。
うちの場所が正にそうなわけですが(あまりこういう経緯を辿ったモノは面白くない。マンホールとか無いし)。

”鶴見”って、水路沿いの地、って意味のようですね。まだまだ水路跡とか、残ってるかもしれません。

投稿: まさ | 2010年6月 9日 (水) 22時04分

Σ 神社の井戸端wでご挨拶させていただいたまささんでしたか!
たいへん失礼いたしました;;;;;
>”鶴見”って、水路沿いの地、って意味
おお、これは知りませんでした!!!
その一端かどうかわかりませんが、確かに鶴見は駅から反対側に行くとすぐに鶴見川をはじめとした運河にいくつも区切られる街のようです。
まささんのお近くの「安全面から」の暗渠も、やっぱり「しらなかったが実は昔川だった」的なところがたくさんありそうで、おもしろそうじゃありませんかw!?

投稿: lotus62 | 2010年6月10日 (木) 09時24分

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