« 2010年1月 | トップページ | 2010年3月 »

2010年2月

暗渠ハンター 京王線代田橋付近の玉川上水とちょっとだけ沖縄タウン

京王線・代田橋付近にある玉川上水の開渠を見にきました。

玉川上水は、代田橋駅付近の甲州街道から南下するところで一時開渠となっています。
開渠のはじまりあたりから甲州街道を見たのがこれ。
ぱっくりと大きな暗渠から玉川上水が流れきています。
流路の横は歩道が整備されています。

Imgp5739

流れは遅いですが、たっぷりと水を湛えた水路を拝むことができます。
これがあの取水口から来た水かあ・・・w

Imgp5738

甲州街道のすぐ南は京王線の高架が掛かっているので、これをくぐるために歩道もちょっと低い位置を通ります。

Imgp5740

高架をくぐり終えたところで、もう一度甲州街道方面を振り返って見ましょう。
橋裏もチラ見できるショットでどうぞw

Imgp5741

歩道の突き当りには、ふっとい青色の導水管が見えます。

Imgp5742

もちっとアップで。すぐ近くにある和田掘給水所からの水を伝わす水道管。玉川上水を横切る格好になっているので、まあ新旧の上水交差点、というわけですなー。

Imgp5743

この水道管と共に架かる橋は、「ゆずり橋」。どこか情緒のある名前ですね。

Imgp5744

ゆずり橋を越えた玉川上水は、上水上に作られたこの公園の下に再び潜ってしまいます。

Imgp5747

開渠から暗渠への入口がこちら。

Imgp5746

さて、ちょっとこの日はさんざん世田谷の暗渠と開渠を廻ったのでもう相当に空腹・・・。せっかくだからと甲州街道を北に入って代田橋・沖縄タウンにでも行ってみることに!

日曜の昼下がりだったので、あまりお店が開いていなかったのが残念。
しかし、このあたりは神田川に合流する「和泉川」と小さなが錯綜して流れる一大暗渠パラダイスなので、ヒルメシを食べる店を探すよりもつい脇道の暗渠に目がいってしまいますw

Imgp5735

ここはなぜか猫だらけの暗渠でした。その猫を目当てに集まってきたのであろう小学生くらいの女子数名がまったりと猫と戯れている、たいへん平和で長閑な風景。なんかやさしい街だなあ。

Imgp5734

和泉1-7では遠くに西に続く(ように見える)蓋暗渠も登場!!!

Imgp5733

しかしこのへんでもう空腹が限界に・・・w

せっかく沖縄タウンに来たのですが、いちばんいい風情だったのがこの第一食堂
おじいさんとおばあさんが二人でやっている、これまたやさしい食堂ですww
トイレを借りたら、普通の居間みたいなとこの奥にあるトイレに通されましたw

Imgp5736

見た目は中華か定食屋か、って感じですが、そこは沖縄タウンの真ん中。
メニューにはしっかりゴーヤチャンプルーが!
これをビールで一気に流し込む!!
ああー、思い出して書いている今もお腹が鳴ってきました!
(あ、冷静に考えると単にいまハラへってるからかもw)

Imgp5737

美味かったです、第一食堂。
近所の酒屋さんでおみやげの泡盛も買って、「結構今日は走ったしそろそろ帰路に着こうかなあ」なんて思っていたら、自転車の後輪がパンクしてましたorz

近所の自転車やさんを検索すると、どうやら笹塚方面にあるらしい・・・。
しかたがないから、笹塚まで自転車を押して歩き、パンク修理の時間を使ってこのあと笹塚の玉川上水も見にいってしましました;;;。

あ、これは笹塚移動中にちょっとだけ眺めた甲州街道から北に伸びる蓋暗渠。
さすがに自転車曳いてたので奥には入らずじまいでしたが、またこんど!

Imgp5749

・・・今回はこんなところをうろうろしてきました。

より大きな地図で 和泉付近で を表示

| | コメント (4) | トラックバック (1)

暗渠ハンター 千歳船橋・烏山川菅刈橋支流(仮)とその周辺

小田急線・千歳船橋あたりを自転車で走っている時に、「あ!」と思ってふと見つけた暗渠。
暗渠の始まりには「菅刈橋跡」とありました。

Imgp5584

暗渠の始まり、すなわち菅刈橋がこれの模様。

Imgp5586

ここから下流の暗渠はすぐにそれとわかるものでしたが、上流はこの橋の反対側、下の写真の奥で消えています。

Imgp5588_2

よっしゃ、ただの通りすがりでござんすが、ちょっと下流を追ってみることにしやしょう。

暗渠は北に向かってこんなふうに進みます。ずっと北には烏山川が通っています。やがてそこに合流するのでしょう。
・・・どこまで追えるかな・・・。

Imgp5590

一旦普通の道と交差。小さな交差点手前には、こんなぬりかべみたいな防波堤みたいな車止めがありました。

Imgp5592

さらに進みます。団地の横をすり抜けて・・・

Imgp5593

千歳船橋駅前から小田急線にほぼ並行して走る2車線道路・城山通りに出る手前にはなんとなく西欧庭園風(?w)のアーチがかかっています。

   Imgp5594

この先、城山通りを越えると、小田急線との間の広く細長い土地を使った駐車場に。
うーん、一瞬流路が見えなくなります・・・。

駐車場の敷地の周りをうろうろして、やっと一本のそれらしいものを見つけました。
うん。谷が続いているし、ここがさっきの続きの流路にちげえねえ。

Imgp5595

先に進んでみます。車道と歩道を別れている道ですが、その歩道にも車止めが。
慎重すぎるだろw
Imgp5596

やがて流路は大きくカーブを描いて小田急線(写真の高架部分)を北に越えていきます。

Imgp5598

しかし、経堂4丁目の天祖神社を過ぎたあたりから明らかな流路は姿を消してしまいます。
でももう烏山緑道(烏山川)は目と鼻の先おおまかな流路は想定できます。
おっと、天祖神社の向いには暗渠サインと思しき豆腐屋さんがw
クリーニング屋さん、材木屋さん、銭湯などがあるとちょっと安心しますねww

正式な名前はわかりませんが、まあ烏山川菅刈橋支流(仮)とでも呼ぶことにしましょう。

Imgp5605

さてさて、寄り道はここまで。もう一度小田急線を南に渡り、さきの菅刈橋支流(仮)が作ったであろう谷底から南側の台地を登っていきます。

台地を登りきる手前・経堂5丁目交差点付近にはこんな暗渠も。残念ながらしっかり閉ざされていて入ることはできません。しっかりした暗渠なのになー、もったいないなー。

Imgp5607

世田谷区桜方面に向かおうとすると、途中で「垂直に交わる大きな道と道との間を、三角形を作るようにショートカット」している、車止めのある30mほどの道を見つけました。うーん、この不自然な道も暗渠なのかなあ・・・

Imgp5609

その付近には、地図上で見るとクランク型ですが、実際はこんなふうに蛇行する道もあり。・・・ただしこれら以外にはどうも暗渠サインが見つかりません。
いかんいかん、予定もあるのでここまでw

Imgp5611

先をいぞがねば・・・。

と、ほどなく行くとまた強制道草物件がw

経堂5丁目17にある「大榎公園」。

Imgp5616

この斜向かいにあった「池の台マンション」。
ん?地名と無関係なこのマンションの名前はなんだw?

Imgp5617

実はほんとに「池のほとりの台地」に建つマンションなのです。
この敷地の裏側には、こんな見事な池がありました。
なんと!!!

Imgp5619         

しかし金網フェンスに囲まれて中には入れません。一般公開は年に2回ほどされるだけのようです。長島さんという方の私有地らしく、それが世田谷区の特別保護区に選ばれているようでした。
なんだか囲まれているとちょっと神秘的な雰囲気がしてきますね。

さて、たくさん寄り道してしまいましたが(すごく楽しかったけどw)、実はこのあとに、先に連載した「桜の開渠」を辿りにいってきたのでした

では今回の行程です。

より大きな地図で 千歳船橋菅刈橋から を表示

| | コメント (2) | トラックバック (0)

暗渠ハンター 暗渠ムック発売!

とうとう発売されましたね。これ!

東京ぶらり暗渠(あんきょ)探検 消えた川をたどる! (洋泉社MOOK) 東京ぶらり暗渠(あんきょ)探検 消えた川をたどる! (洋泉社MOOK)

販売元:洋泉社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

私は暗渠のブログを書き始めてまだ1年も経っておりませんが、それよりはるか前から暗渠の話題を世に問うていた偉大な暗渠先輩、庵魚堂さんHONDAさん、それに廃墟を中心に守備範囲広くニッチな萌えモノを語るweb「廃墟徒然草」の黒沢さんが執筆されている、とあって発売が楽しみでした。

さっそく発売日に本やさんでゲト。ちなみに私が買った銀座の本やさんではエリアガイドのコーナーに平積み&レジに見本が飾られているというプッシュぶりw
嬉しいですね♪

内容は、「暗渠ワールドへの誘い」という感じがテーマなのでしょうが、目黒川や渋谷川あたりの記述・特に流路は相当に気合が入っています!一般に売られている本でここまでの記述は見たことがありません。やはり執筆されたみなさんの長いフィールドワークの結晶、なのでしょうね。頭が下がる思いです・・・。

これは暗渠をいままで知らなかったかたにも面白く読めるのではないかな・・・強力お勧めいたします!すごく面白ですよ!!

| | コメント (4) | トラックバック (0)

暗渠ハンター 音羽川⑤今宮神社橋跡から石垣崖地帯、そして三好弥連合のことなど

流路を歩いていくと、道にこんなものが現れます。
もしかして、橋跡?

Imgp5916

今宮神社にかかる石橋です。

Imgp5918

境内に上る階段から橋を眺めたところ。
この不ぞろいな感じが素敵です。

Imgp5920

石橋を過ぎると再び崖が続きます。
んでは崖の雄大?な景色をパノラマ写真でどうぞ。
左は駐車場スペース。右手の正面が音羽川の下流です。

Imgp5921_2

いつの間にか崖は石垣でしっかりと固められています。
石垣がなにかの要塞のようにも見えてきます。

Imgp5928

石垣の下に、湧き水がありました。

Imgp5930

なんか、可愛らしく草が生けられています。
(自然にこうなったんじゃなくて、やっぱ誰かが生けたんですよねえ・・・)
なんだかこころ温まる風景w

Imgp5929

この四つ角で、やっと石垣要塞地帯おわり。
このあたりで音羽川もおしまい。

Imgp5932

石垣のおわりのちょっと先にあるこの交差点で、音羽川は神田上水と合流します。

Imgp5933

さらにその数10m南には神田川の江戸橋。
神田川を渡って念のため音羽川のほうを眺めてみました。
あ、でかい穴がある!!!

Imgp5938

ちょうど音羽川と弦巻川の中間あたりの位置に、大きな合流口が開いていました。
神田上水が増水した時に、こちらに流すバイパスなのでは?
というのが第1仮説です。

さて、お腹も空いたのでどこかでヒルメシを・・・
と思いましたが江戸橋の店なんて全然知らないし調べても来ませんでした・・・。
どっかいいとこないかなーと駅前を歩くと、キター!いい店構え!!!

三好弥という洋食屋さん。ショウケースには山田五郎が載ってる雑誌記事も。
うーん、彼が言うなら間違いあるまいw
というわけで入店!

Imgp5939

当たり!でした。ビールも美味かったけど、フライも美味かった!!!

Imgp5940 

あとで調べてわかったのですが、
どうやら「三好弥」というお店は都内のあちこちにありますね・・。
知りませんでした。
チェーンでも暖簾分けでもない、なんとなく緩い連合体みたいな・・・?
うなぎ屋さんの「宮川」みたいな感じなんですかねえ・・・。
各三好弥の共通点は、「洋食・みそかつ的名古屋テイスト・昭和っぽい」といったところです。うーん、どんな組織体を持つのか気にかかりますねーw

というわけで、水窪川・音羽川めぐりはこれにて完結、です!

| | コメント (8) | トラックバック (0)

暗渠ハンター 音羽川④崖の穴

さて音羽川。依然として崖が続いておますw

Imgp5880

地形鑑賞好きな私ですが、決して「崖萌え」にセグメントされるほどの崖好きではありません。しかしこんだけいろんな崖がいっぺんに見られて、なんだか楽しくなってきましたーw

Imgp5881

ではしばし崖のバリエーションをお楽しみくださいww

Imgp5886

Imgp5887

Imgp5888

お、なんかたくさん崖から水が染み出てきています。

Imgp5895

こんなこんな。

Imgp5884

もっと寄ってみましょう。

崖のコンクリの隙間から、水が流れ出しているのですね。
いたるところこんなです。
プチ湧水地帯かw

Imgp5894

なかにはこんなのもありました。
この茶色いの、棒でつついてみましたがどうやらコンクリの向こうの赤土が水といっしょに流れ出してきているようです。

Imgp5892

しかしコンクリ壁の一部をきれっぱし枝で熱心につっつくオトナの姿はちょっと傍目には奇異だったかも知れませんw
さらに、調子にのって勢いよく突っついたら「ぶちゃん!」と湿気をふんだんに含んだ赤土のかたまりが足元に落ちてきて、あやうくGパンにその飛沫を浴びるところでした。あぶねー、帰りも電車なんだからw

それはともかく、赤土まで流れ出しているとは・・・
コンクリの裏側には、何層もの地層が重なる見事な「地層図」が描かれているんだろうなぁ・・・としばし想像にふけります。

やや下流に行くと、鳩山会館。
いまやおばちゃんたちの人気観光スポットのようで、団体さんが次から次へと観光バスから降りて会館に入っていきます。

その波にさらわれるかのようにして、とりあえず鳩山会館の入口まで行ってみました。
この崖地帯の上にあるので、音羽川までのものすごい高低差を感じることができます。
その意味で、暗渠好きにもおすすめスポット、と言えなくもない感じですw

Imgp5899

さて、流路は鳩山会館前を過ぎるところだけ一瞬わからなくなりますが、会館を過ぎるとこの通りまた露わになります。
この写真の、行き止まりの向こう側が鳩山会館敷地です。

Imgp5900

回れ右をして下流に向かいましょう。

Imgp5902

やはり左岸を見ると急な崖が続いています。

Imgp5903

あ、なんか細い流れが崖から降りてきてる!!

Imgp5908

足元をアップで写してみましょう。

Imgp5905

なんか、結構キレイな水でした。飲みやしませんでしたがw

また少し進むと、池!!!

Imgp5910

ってこれはフェイクですけどねww

さて、いよいよ次回で音羽川はおしまい。もう1回だけおつきあいください。

行程は例によって、「暗渠ハンター 音羽川①」をご参照ください。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

暗渠ハンター 音羽川③東青柳町の池から岸壁地帯へ

さあ、寄り道から戻って本編へ!
不忍通りを南に渡ります。
こんな道が続いているのですが、道はこの先で民家に突き当たり、
流路は追えなくなってしまいます。

Imgp5846

せめてと思い、突き当たりの民家をフェンス越しにじろじろ見てしまいました。
どうも廃屋のようです。
道の突き当たりとこの民家敷地を隔てる塀の向こうは、急に土地が低くなりまさに川の流れの窪みを思わせます。民家には、「川底」に降りる古い階段がありました。

Imgp5851

ぐるっと道を回りこんで流路を追います。
すると流路上と思しき場所に、いきなり開けた庭(やはり民家)があり、
そこに池があるではないですか!!!

Imgp5853

民家は1mないくらいの低い垣根がかかっているだけで、まるで「ほらほら、うちのお庭のしっぱな池をみてー!!!」といわんばかりだったので、撮影させていただきましたw

池を囲む庭自体がとっても広くてこれはほんとに個人の所有なのだろうか?と疑いたくなります。

Imgp5854

付近は昔からの名家!みたいな風情のお家がたくさんあります。

Imgp5857

このあたりは東青柳町、という旧名があります。近くにあった文京区のプレートには、

「昭和41年までの町名 もと小石川村の内であった。5代将軍綱吉が、護国寺を建立して元禄10年(1697年)護国寺領となった。幕府は奥女中の青柳という者に家作を与えた。それで、町名を青柳町としたという。」

とあります、青柳とは人の名前だったのですね。
水窪川は別名東青柳下水、ともいいますが、それはこの町名から来ているのですねー。

さて、さっきの池からの流路も今の道路沿いではないので、痕跡を辺りから探ります。

あ、ここだ。
台地の上の御茶ノ水女子大崖下と、とある民家との間に不思議スペース発見。
(写真がナナメっててよくわかんないけど、右の白いところが御茶大崖;;;;)

Imgp5859

ここから先は、御茶ノ水女子大の台地に沿って崖下を流れていきます。

Imgp5865

左岸には岸壁が続くようになりました。

Imgp5866

まだまだ続くw

Imgp5869

崖の上にも登ってみました。
(あ、女子大に不法に潜入したわけではなく、隣接する住宅に通じるちゃんとした公道もあるのですよw)

下に見えるのが音羽川。
かなーり切り立ってます!

Imgp5872

さらに崖下道が続きます。

Imgp5876

どんだけ行っても崖下ww

都内でもこれだけ崖続きの道って、かなり珍しいんではないでしょか・・・

Imgp5877

この東の音羽川の崖と、すぐ西に流れる弦巻川の崖に挟まれたところ一帯が、以前和紙作りが盛んだったところです。
この地形から吹く風が和紙作りにとても適していたとのこと。その名残か今は講談社、光文社はじめ名だたる出版社が多く集まるエリアとなっています。
この辺りは雑誌社の人だけでなく、広告会社の雑誌媒体担当者がしょっちゅううろうろしているエリアとしても有名なところw。

今回の行程も、「暗渠ハンター 音羽川①」をご参照ください。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

暗渠ハンター 音羽川②護国寺の横を抜けて

では、前回の振り返りをおえていよいよ水窪川下流、音羽川へと乗り込みます。
今回は丸の内線・新大塚駅からのアプローチ。

新大塚駅を出ると、こんな看板が目に付いたので記念に1枚w

Imgp5818

「リフレックスサロン・ロータス」w 親近感が湧きます。

ここから南に坂を下りたところが流路になります。
こんなくねくね道を下っていくことになります。

Imgp5826

家並みはあちこちに流路の風情が。

Imgp5821

この塀?石垣?昔の護岸でしょうか。
ミルフィーユみたいですね。

Imgp5822

流路の左岸はものすごい落差の谷底になっています。
左岸に上ろうとすると、こんな階段をあがらなければなりません。

Imgp5823_2

この突き当たりの白い壁はその上に建つマンションの土台です。
土台だけでこの高さ。

Imgp5827

やがて坂下通りと交差し、反対側の吹き上げ稲荷神社の敷地を掠める前後で一旦流路は消えてしまいます。

Imgp5828

しかし神社の境内を越えたところで再び流路があらわに。

Imgp5832

道なりに行くと、小さな「井戸スペース」がひょっこり現れます。

Imgp5833

スペースにあるプレートには「防災協定井戸」とかかれていました。

Imgp5834

そのあとは石垣が続きます。石垣の向こうは宮内庁豊島が岡御陵と護国寺の敷地。

Imgp5837

流路は不忍通りを越えて南に進みますが、ちょっと右に折れて護国寺で一休み。
立派な門ですねえ。

Imgp5839

護国寺の中にはこんな池が。
しかしこれはどう見ても天然の池ではないですねw

Imgp5840

池のそばには、どこからか移してきた橋の遺構がありました。

Imgp5841

音羽川と護国寺の間には、豊島が岡御陵が立派な門構えで置かれています。

Imgp5845

豊島が岡御陵とは、まあ皇族専用の墓地スペース。
ちなみに、皇室のきまりでは天皇・皇后のお墓は陵(みささぎ)、その他皇族のお墓はそのまんま墓、というらしいので、この場所は正式には「豊島が岡墓地」というんですって(by Wiki.)。中のお墓は60基お世話さまですほどあって、それぞれがちいさな前方後円墳らしいです。なんかすごい。

実はこの敷地に、池があるらしいのですがもちろんこの日は確認できず;;;
こんな雰囲気の、都心にしては鬱蒼とした森が広がる謎のエリアとなっております。

Imgp5843

行程は前回のトピックでご確認ください。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

暗渠ハンター 音羽川①水窪川アゲイン!

この間行ってきた東池袋の水窪川ですが、日を改めてその下流の音羽川にも行ってきました。
これから数回に分けて音羽川のご紹介をしていきますが、
今回は水窪川についても少々調べてわかったことがあるのでまずは
「水窪川アゲイン」としてわかったことを整理します。

事前の調査もあまりせず、「地形が面白そうだから」と水窪川に行ったあと、
もっといろいろ知りたくて資料を探してみました
ところが、意外と水窪川に関する資料が見当たらず、あきらめかけていました。
その果てに出会った一番の収穫である参考資料は、
図書館の書庫にあった「坂まち通信」という地域雑誌の第1号(1992年発行)。
水窪川と、その「ふたご川」と呼ばれお隣を仲良く流れる弦巻川の特集でした。

これには興味深いことがたくさん書いてありました。
●源流の美久仁小路は池だった!
源流といわれているのがここ。

Imgp5085
今は水の匂いも跡形もないところでしたが、実は元々蟹窪と呼ばれる湿地だったとのこと。
とくにこの小路は谷あいの池になっていたのだが、巣鴨プリズン勤務の米兵のフットボール場を造成するために隣にあった山(根津山)を切り崩して埋めてしまったそうです。

●サンシャインの近くに建ててる大マンションは、付近に紙漉きを伝えたひとのお屋敷だった!
Imgp5089

ここに元々あったおうちが、望月家。山梨(長野の飯田?)からやってきて和紙作りの技を引っさげてきて、昭和30年代まで操業していたとのこと。(下流の音羽川・弦巻川はその地形から紙づくりに適した風が吹くようで、和紙業が盛んでした)

●勝手に「ルパン穴」と呼んだ穴は巣鴨プリズンからの下水口だった!
造幣局を狙ったルパンが作ったみたい、と評したこの穴。

Imgp5182

Imgp5183

これはやはり巣鴨プリズンからの下水口で、ここで水窪川に落とされていたそうです。

●君の湯横の駐車場は、木造のラムネ工場だった!
水窪川の流路に沿っていかにも何かの跡地、といった風情の駐車場がありましたが、これはラムネ工場の跡。

Imgp5207

1990年すぎころ取り壊されてしまってそのまま駐車場に・・・。ただし製造に使った水は川の水ではなく地下水だったとのことw
ここはすでに暗渠先輩のHONDAさんが取り上げてらっしゃいました。さすが・・・。

さて、というわけで、水窪川の流路も全面的に見直し、改めて新大塚の南の坂の下あたりから音羽川(水窪川下流)を次回から辿っていきたいと思います!
これからの音羽川の見所はですね、
・護国寺のすぐそばに池がある?
・民家にあった巨大池
・水が染み出す崖の下の流路
・今宮神社の石橋跡

・・・・ってな感じ。あ、いちおう「鳩山会館」も掠りますw
では、お楽しみに!

今回含めて、今後のシリーズでご紹介する水窪川(音羽川)の地図はこちら。

より大きな地図で 水窪川訂正流路と音羽川 を表示

| | コメント (2) | トラックバック (0)

暗渠ハンター 北沢川東松原支流③もいっかい井の頭線を越えて

東松原支流の最終回です。

井の頭線東松原駅の西から北上する支流は、一旦井の頭線の東に向かい、また西側に戻ってきます。その戻り口から。

井の頭線東側のどんつき、金網フェンスから線路を眺めると、線路の下を流路が通っているのが見えます。

Imgp5714

もうすこし上流に踏み切りがありました。

そこから、下流であるさっきの流路が確認できます。

Imgp5715

おお、井の頭線を悠々と横断!

そして私の足元がこれ。橋スペースの舗装がちょっと他と違う色になってますね。

Imgp5716

橋からさらに上流は・・・

Imgp5718

おお!開渠が続いています!っつか水もないので単なる溝となっておりますww

Imgp5717

次にこの流路が確認できるポイントは、駅からちょっと離れた駐輪場です。
駐輪場のおじさんにお許しを得て、中に入れていただきました。

「すみませーん、ちょっと入っていいですかー?(はきはき)」

「なんの用?(だるーん)」

「はい、川を見にきたんです!(あくまではきはき)」

「あ、区役所の人?(ぼよーん)」

「いえ、プライベートでw(はきはき&思いっきり笑顔)」

「・・・・かまわないよ(もわーん)」

というやりとりの成果がこれ。
駐輪場からさっきの踏み切り方向を望みます。

Imgp5719

そしてこのあと流路は駐輪場敷地内を潜ります。
蓋暗渠が駐輪場のはしっこを通っています。

Imgp5720

いつのまにか駐輪場の敷地の外側を流れ、
(この草ぼうぼうゴミの山の下が暗渠w)

Imgp5721

90度曲がって駐輪場の外側へと流れを変えていきます。

Imgp5723

では、上の写真の奥に廻ってこの流れを見てみましょう。

Imgp5725

下流には水がないのに、ここには溜りができています。
駐輪場下で他の下水と接続しているのでしょうか・・・。

このまま立ち位置を10mほど上流にずらすと・・・

Imgp5724

蓋暗渠となります。

では回れ右。

Imgp5726

残念ながら流路はこの先のコンビニで途絶えてしまいます。
この続きを付近で探しましたが、明確な流路は特定できませんでした。

緩い登り道をたどってやや坂上にある駐車場スペースに入ってみると、横の空き地(民家?うーんどちらともいえない感じのアンビバレンツなスペースw)に屋根つきのいい味出してる井戸発見。

Imgp5727

ここから緩い下りとともに、こんな細長スペースが続いていました。
その昔、何か水の流れが、あったのかもしれません。

Imgp5728

と、ここで本格的に上流探索を断念。
以上、北沢川東松原支流の探索記でした。
開渠あり蓋暗渠あり舗装あり橋あり線路横断ありの、エキサイティング流れでした!!満足!

もうすでに明大前駅に程近い線路を眺めていると、線路傍にこんなものが。

Imgp5729

左の四角い穴から側溝が続いています。

Imgp5731

うーん、何なんでしょう。線路の水を逃がす下水路のようにも見えます。
そもそもそんなにまじまじと線路を眺めることがなかったので、この溝が「線路にはフツーに存在するもの」なのかどうか、今の私にはわかりません・・・。

明大前といえば甲州街道のすぐ近く、甲州街道といえば玉川上水。
玉川上水からつながる水路だと、ちょっとおもしろいんだけどなあ。
なんて勘ぐりたくなるような水路でした。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

暗渠ハンター 北沢川東松原支流②井の頭線東側

東松原支流は井の頭線近くまで北上し、一旦ぷつんと途絶えてしまいます。
しかしその進入角度から言って井の頭線を跨ぐことは間違いないはず。近くの踏み切りを渡って反対側の東側に移動します。

Imgp5692

すぐに流路の続きが見つからずちょっとうろうろ。
すると道端の低い石垣にアジアンタムが。

Imgp5697

あ。線路の反対側で見た石垣です。

Imgp5696

煉瓦の積み方もおんなじ。ってことはやはり西側とこのへんはもともと道や流路つながっていて、そこを後から井の頭線が分断したものと思われ・・・・

Imgp5689_2

よし、確信もって続きを探すぞ!
と気合充分でしたが意外とあっけなく流路発見w

線路を東側に沿うように開渠出現です!!
ばーん!

Imgp5701

線路を越えたこの開渠の始まり部分はここ。

Imgp5702

いまいち不明瞭ですがw下に四角い囲いが見えるかと思います・・・。

Imgp5703

すこし上流に遡ってみても、こんな風にまっすぐは悠々とした開渠が続きます。
これは少し上流から今きたところを振り返る、の図。

Imgp5698

そしてこちらは同じ地点からさらに上流を望むの図。

Imgp5699

しばらく鑑賞ポイントはありませんが、例によって「有髄神経式」に進むと
つぎの踏み切りから開渠が確認できます。
これはそこから今きた下流を振り返るの図。

Imgp5705

この先は・・・。
井の頭線とは離れて東に寄り、
またまたコンクリ蓋暗渠が続きます!

Imgp5706
ほら。こんな。

Imgp5707
車道と、それに沿う暗渠歩道が上流に続きますが
やがて暗渠歩道だけの道になります。

Imgp5708
あ、も1回車道とセットの暗渠。

Imgp5709 Imgp5710

さらにもう一度暗渠歩道だけになります。
こうなるとなんか終末感というか終息感というか、
もうこの先消滅か、なんてちょっと頼りない気持ちになってきます・・・。

Imgp5711

あがー。案の定行き止まり。
一旦井の頭線と離れ右(東)に行き先を変えた暗渠は、
また左(西)に寄って寄って、とうとうまた井の頭線にくっついてしまったわけです。
線路にぶつかるところで金網フェンス・・・。むーん。

Imgp5712

しかし・・・金網越しに線路の向こうを見ると・・・・。

よりいっそう見ごたえのあるものがしっかり続いていたのです。

ってことでこの続きはまた次回!!!

| | コメント (2) | トラックバック (0)

工場萌え BOSSブラックのCMに拍手!

暗渠ハンター・東松原支流のシリーズ中ですが、急遽別ジャンルのトピを。

現在オンエアされているサントリーBOSSブラックのCMは、工場好きなら思わず目が釘付けになってしまう秀作です。

これこれ。

いやー、思い切った!よくこの企画通した!サントリーさんと広告会社のご担当に拍手!
美しいです、ほんとに美しい!!
京浜工業地帯の夜景は、ほんとに美しい!それをこんなキレイに撮影・画像処理してくれてるところがまたすばらしい!きっとスタッフは相当な工場愛好者に違いありません。
これで工場好きの方がひとりでも増えてくれたら、嬉しいですねー。

缶コーヒーはほとんど飲みませんが、その代わりこのCMの周知にお力添えさせていただいてご苦労に報いたいと思いますww

広告屋の立場から言うと、こうやって「一般生活者が、だれにも頼まれなくてもだれかに広めたくなる」コミュニケーションこそが「新しいコミュニケーションのかたち」なのですねー。・・・ただし。私みたいな工場萌えのパイがそんなに大きいとは思えないので、このCMを中心にしたコミュニケーションがどれほどの広がりを見せるのか、ちょっと注目していきたいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

暗渠ハンター 北沢川東松原支流①羽根木田圃から井の頭線へ

「世田谷・開渠まつりシリーズ」の仕上げはここ!

北沢川には、羽根木公園の西を抜けて梅が丘の南で合流する東松原の支流があります。これは昭和4年の地図で確認できます。

羽根木公園の北口から現・税務署あたりは広い湿地帯があったそうで、ここを当時羽根木田圃(または羽根木谷戸)と言っていました。泥深い田圃だったそうです。(「昔の代田」より)

そんな当時を伝える石碑が、羽根木公園の北西端にありました。

Imgp5682

石碑の文字は飛び飛びにしか読めませんが、要約すると

・この付近は羽根木谷戸と呼ばれ、昔から水路が入り乱れ泥深いところだった。
・昭和15年、都の区画整理地区に羽根木公園と共に指定された。
・その後整理は難航。昭和23年に住民による整理のための組合ができた。
・昭和27年、都や区にもたくさんお世話になり、組合はやっと整理を達成した。
・東松原土地区画整理組合の芹澤(※lotus62注:この付近の大地主のひとりです)が記す。

とのこと。よっぽど難航したのですね・・・。ここに東松原支流が通っています。

この石碑のある道路の反対側・北側すなわち上流側には、こんな道が続きます。

Imgp5680

これをもう一区画進むと、柵に囲まれ進入できない暗渠になります。

Imgp5679

さらにもう一区画進んで、反対側がこれ。

Imgp5671

ここからさらに道路を越えた反対側がこの風景。
よーく見てください。

Imgp5672

なんと、民家の敷地に入り組んでますw
金網の向こうが蓋暗渠。その蓋暗渠が、左にある民家の玄関へのアプローチになっています。
にじり寄りますw
流路が奥に続いているのがわかります。

Imgp5673

奥の横手は辛うじて個人所有の敷地ではないようなので、近づいてみました。
おお!ちょっとだけ開渠出現!

Imgp5674

宇山の暗渠で習得したアクロバティック撮法で、開渠の中をのぞいてみましょうw。

Imgp5676

うーん、もちょっと写んないかな。
少し露出を上げて、底のほうから上を覗き込んでみました。

Imgp5678

ほえー。ちょっと「橋裏の美しさ」と似てる!!!!

さて、ここからまた「有髄神経式」に上流を追いかけてみましょう。
次の鑑賞ポイントはここ。開渠は右の金網から、左に道をくぐって続いています。

Imgp5683

よく見りゃそこには橋跡が!!

Imgp5685

まずは橋の上から下流方向を望みます。
まだこちらは蓋がかかっていますね。木の蓋のようです。
まるでウッドデッキw

Imgp5684

そして上流方向がこちら。

Imgp5687

美しい開渠がどーんと広がっています!
うーん、見事!!!

次の鑑賞ポイントは、コナミスポーツクラブの裏手です。
まだまだ全開!!!
スポーツクラブの施設に挟まれて開渠が続いています。

Imgp5688

しかし開渠が拝めるのもここまで・・・?
コナミスポーツクラブを過ぎると、再び蓋がされてしまいます。
次の鑑賞ポイントは少し上流の駐車場の裏手になるのですが、
ここでは金属板が被されてしまっています。
しかし単なる鉄板でなく、見慣れない素材。
なんかそこいらの工事資材置き場にあったテキトウなものを使って
とりあえずふさいどくか、みたいな一時しのぎ感満載の蓋暗渠です。

Imgp5690

これが、鑑賞ポイントである橋跡と「一時しのぎ鉄板暗渠」との境目。

ちょっとだけ中が見えますね。

Imgp5691

ここで東松原支流は一旦流路が見えなくなってしまいます。
そしてすぐ近くの井の頭線を越えた反対側に、
さらにパワーアップした姿で現れるのですが、それはまた次回。

・・・この支流だけではなく、昔からの道(や文化圏?)も井の頭線によって東西に分断されてしまったようです。その仮説の証拠がこちら。

Imgp5689

この流路の一本外側(西側)に続いていた古い石垣です。
よく見ると、煉瓦をナナメ交互に積上げている繊細なつくり。
そこに、たぶん観葉植物としてよく売られているシダに似たアジアンタムが群生していました。素朴ですが、とても美しい風景です。
それにしてもアジアンタムって育てるの難しいんですよねー。いつも湿り気を与えてあげないと枯れちゃうし、湿らせすぎても腐っちゃうし・・・。

ずいぶん前、「マイルームおしゃれ化計画」に則って鉢植えを購入し育てようとしたことがありましたが、すぐにダメにしてしまいました;;;;。はっぱがすごく可愛いんですけどねー。

というわけで、つづきは次回に!

今回の東支流、地図はこちら。

より大きな地図で 東松原から明大前への暗渠 を表示

| | コメント (10) | トラックバック (0)

暗渠ハンター 桜に流れる2つの開渠②畑を通ってくる田舎開渠

さて、前回のつづきです。
前回の道をまっすぐ進んで谷底道を行くと、台地に上る坂にたどりつきます。

その坂の手前を左手に曲がると。
行き止まり表示のある道がありますが、気にせず進みます。

Imgp5637

行き止まりは駐車場ですが、その脇にまた金網フェンスに囲まれた「聖地」が!

Imgp5638

ここはまだ開渠ではありませんが、立派な川筋です。ここを遡りたいのですが、前回同様ここには入っていけないし側道もないので、「有髄神経式」でこれを追いかけることにしましょう。
まずはさきほどの坂道を登って、台地側からぐるっと回り込んで先を確認しましょう。

と思って上った坂の中腹の道に、こんな車止めのある道が横から合流。しかも隣は公園です。

Imgp5640

いったんこの奥を進んで見なければ気がすまなくなりましたw
この道の奥まで行って下を眺めます。

Imgp5641

うん、間違いないですね。地形からいって、この坂の上からさっきの川筋に降りていく暗渠があるのでしょう。

しかしここはまだ坂の途中。もしかしたらこの坂の上にもっと暗渠があるのかも・・・
と思って坂の上をぐるぐる探してみましたが・・・

どうもこれだ!というのは見つかりません。
唯一怪しいのがこれ!

Imgp5642

しかしよくよく回りを見ると、その隣はこんな風景。

Imgp5643

この道路とその先の桜木中学校との地下に大きな道路を通す、とかで大工事中です。
暗渠というよりは、単なる「道路工事のために金網フェンスで囲った細い歩道」のようでした・・・。うーん、もとの姿がわからないのでなんとも・・・。

空振り気味でしたが、気を取り直してもとの開渠探検を再開。

少し先のほうでこの開渠と再会できるポイントはいくつかありました。
まずはこれ。
右が小さな運動場、左は畑です。世田谷って結構「ホンキ畑」が多いんですよねー。
しかしここでは開渠には水は見られませんでした。
っつかもう農業グッズ置き場みたいになってますw

Imgp5646

私のいる位置には、右の運動場につながる小さな橋が架かっているのですが、それがこれ。

Imgp5647

開渠!と思っていましたが堂々と川底(?)にマンホールがあるじゃないですかw
ってことはこの下に「昔の開渠筋を活かした暗渠」が通っているのでしょう。

橋の向こうはこんな。

Imgp5648

雑草が生い茂る、水の流れがなくなった開渠ですね。
このままずっと水面は見られないんでしょうか・・・

と思って進んだ次の鑑賞ポイントでは。
じゃん!やっとホンモノの開渠登場です。

Imgp5650

住宅の間を見事にするりと抜けていく、颯爽とした開渠!

ところが、次の鑑賞ポイントでは・・・

Imgp5653

この反対側を見るととうとう「蓋」が被せられてしまいます。むーん。

Imgp5654

しかぁーし。さらに次の鑑賞ポイントでは、また半開きw!
晴れたり曇ったり、というなんとも変化に富んだ川筋です。

Imgp5655

このポイントには、足元に辛うじて橋跡が残っています。

Imgp5656
上の写真の右から左にこの開渠が通っており、私は右から鑑賞してきてどんどん左に進んでいく、という行程を採っていますが、とうとう左はしっかりした蓋が被され、
そればかりかもう民家敷地と同化しているではありませんか・・・。

Imgp5657

もう開渠もここまでかなあ・・・

と思って次の鑑賞ポイントを探していると・・・
開渠復活ー!!!
しかもなんか材木が渡してあったりして、必要以上にラフな感じになりましたw

Imgp5660_2

そして私の足元からなんと・・・

Imgp5661

鉄板暗渠に変わりますw

Imgp5662

そのまま鉄板で民家に突入!

Imgp5663

Imgp5664

ようやくここでこの開渠&暗渠の終りを迎えます。
いやー、鑑賞ポイントを探しながらのチラ見&開いたりふさがったりの七変化で
なんか一本の映画を見終わったような気持ちですww

さて、トピックの最初に紹介した、この開渠のはじまりのところに戻って考えます。
「この川筋は、どっちが上流なんだ???」

実は開渠の水面はほとんど流れがないし、川筋を辿ってもどっちが低い&高いがわかりづらい平坦な流路なので、しかもイマイチここ近辺は土地勘もないのでどこからどこへ流れていくのかわからん・・・
そこで地形が載っているマイ地図を取り出して付近の谷と台地を検分・・・

地形からすると、今ここがこの開渠の下流で、さっきまで私は上流に遡って鑑賞ポイントを探して辿っていった、ということがわかりました。
すなわち、この川筋は道の向こうのちょっと先、烏山川に流れ込んでいるようです。

Imgp5665

(あ、見えませんがこの道をずっと辿っていくと烏山川に出ますww)

この道の途中で、前回辿った開渠&暗渠と合流して烏山川に注ぎ込んでいる模様。
今回の二つの支流、正式な名前があるのかも知れませんがわかりません・・・。勝手につけちゃおうかとも思いましたが、気の利いたネーミングが浮かんでこないので、とりあえず「桜支流(仮称)」と呼ぶことにしますww

烏山川まではこんな道が続きます。道の脇に植えられた大きな桜の木が、昔の流路を物語りますねぇ・・・。

Imgp5668

今回の行程は、前回の地図をご参照ください。

次回は東松原まで一気に移動、そこでの開渠をご紹介します。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

暗渠ハンター 桜に流れる2つの開渠①農大一校前から姿を現す開渠

前回に続く世田谷開渠まつり(だったんだっけw)、第2回目は桜(小田急線・経堂駅、田園都市線・桜新町駅のまんなかへん)に記される二つの開渠を2回に分けて紹介します。

今回は、東京農大第一校の前から続く開渠を。

まずは今回のスタート地点。道端に置かれる一つの車止め。
お。奥に金網フェンスが見えますね。

Imgp5629

フェンスに近づき、その向こうを覗いてみると・・・
キター!開渠(水ありw)です!

Imgp5630

ってことは今私が立っているのは川の上?
振り返ってさっきの車止め方面を見てみると。
黄色い車止めの左手に、橋の欄干の遺構がありました。
あ、ここは橋の上ですよー!

Imgp5631

さらに道路の向こうに続きがあるかと見てみます。
向こう側には農大一校の通用門。この門の下に入っていくようです。
もしかして、都立園芸高校みたいにまたここに潜入しなければならないのか・・・?
来秋の文化祭シーズンにはここに来ねばなりませんねww

Imgp5632

警備員さんに咎められない範囲でこの門の間から中を覗き込んでみます。
なんか奥にはコンクリートで囲まれた池的なものが見えます!

Imgp5633

あとで調べると、これはビオトープだそうで。ここから湧いている、というのも考えられなくはないですが、まあここの排水路と繋がっている、ということだけはありえますね。

さて、ではさきほどの開渠を追いかけてみましょう。
この開渠沿いには道はなく、完全に建物の間をしばらく走ります。
こういうときはしかたがないから「有髄神経式」(ほら、生物で習ったでしょう。節目のある神経を信号が流れるときにまっすぐ流れずにぴょんぴょんショートカットして流れていくアレ。一方の「無髄神経式」というのは、流路上や流路脇をずっと辿っていけるヤツですね。・・・ただしこの比喩と説明における致命的な欠点は、本来、有髄神経の伝達速度のほうが無髄よりスピードが格段に速いのですが、暗渠めぐりにおける「有髄神経式」は回り道を余儀なくされるためスピードが格段に遅い、ということです;;;)

有髄神経式で辿りついたのがここ。
金網フェンスの向こうが、追いかけてきた開渠です。

Imgp5623

さあお待ちかね。覗いてみましょう!

Imgp5620

ばーん!ここもまた水面が健在w!!!

そして道をはさんだ反対側は!?

Imgp5621

あれれ、開渠終っちゃいましたよw

しかしこの金網の向こうには・・・。

蓋暗渠になってました。

Imgp5622

これが、左にある物置風のボックスの下を通って直角に曲がり、
ぐぐぐっと続いているではありませんか!

Imgp5624

金網に守られたコンクリ蓋暗渠は、道にそってカーブします。
うーん、コンクリは比較的新しいので最近までは開渠だったのかも・・・。

Imgp5625

んー!杉並のカーブ蓋暗渠(namaさんの「暗渠さんぽ」より)を思わせるような流麗なつくり!
世田谷区もいい仕事してます!!

このカーブを越えるとあとはストレート。

Imgp5626_2

このストレートの奥で暗渠は消滅してしまいます。
その消滅地点から先はこの左側の道か・・・右の道か・・・。
・・・わかりませんorz

Imgp5634

ストレートの終了地点の蓋はこんなふうに「くにっ」と微妙にカーブして終っていますww
この曲がり方を見ると、やはり上の写真のどちらかに行っているはずなのですが・・・。

Imgp5635

まあここはちょっと距離を置いて、あとで大局的な判断をすることにしましょう。
とりあえずこの左の道を少し行くと、もうひとつの開渠に行き当たるはずです。
よっしゃ、歩き出しましょう!。

Imgp5636

ってことで次回!

今回の行程は緑色のラインです。また、次回ご紹介するラインは紫色で示しました。

より大きな地図で 桜の二本の開渠から を表示

| | コメント (0) | トラックバック (1)

暗渠ハンター 駒沢緑泉公園からの川跡

「この地図にある、ここの開渠はまだ残ってるの?」と知人に訊かれ、
慌てました。

私は地図を眺めるのが大好きなので、世田谷区の地図はもう充分すぎるくらい見ていたつもりなのですが、目に入っていなかった水色のラインが数箇所・・・。
えーこんなとこに開渠があるのですかー?!!! しらんかったorz
・・・もちろんそれらを廻っていないし、暗渠をたどってそばまで行っているのに見過ごしていた箇所ばかりで甚だ口惜しい限り・・・。

というわけで、自分まだまだやのうという思いと、まだまだたくさん楽しいところが山ほど身近にある♪という嬉しい思いとを激しく交錯させながら、いくつかの開渠を中心に集中的に廻ってきました。
今回はその一つ、駒沢緑泉公園あたりから繋がる開渠(?)をご紹介します。

まずは、おなじみ駒沢緑泉公園。ここは去年の夏に湧水地を見るという目的で来たことがあります。(今読み返してみるとなんと稚拙な記事でしょうw 手掛かりがなくてあっさりスルーしてるしw)

Imgp5564_2

隣接して西側にはプレイパークがあります。世田谷には、羽根木など数箇所にNPOが推し進める「プレイパーク」が置かれています。子どもがどろんこになって遊べるようなとても楽しそうな場所で、オトナの私が見てもかなり魅力的w

Imgp5533

このプレイパーク(っつか山w)のさらに西側には、すぐ南を通る品川用水から落ちてくる流路が見られます。

Imgp5540

この流路は民家と道路の境を通っており、中にはこんな「玄関橋」がいまだに活用されていますw

Imgp5538

こちらは自宅駐車場として活用する例w

Imgp5537

この品川用水からの流れはプレイパーク(&緑泉公園)の西側から北側へと回り込んで進みます。
こちらは、西側から北側に沿う、沿い始めのあたりです。道全体に暗渠色が漂うようになってきます。

Imgp5541

プレイパーク(&緑泉公園)は小高い丘になっています。その丘側からはこんな大きな排水口が突き出ています。この暗渠が開渠時代には、どぼどぼと水が流れ込んでいたのでしょう・・・。

Imgp5542

少し奥に進むと、いよいよ本格的な暗渠が見られます。

Imgp5548

さらに進むと、これはもう暗渠というより「川跡」と呼ぶにふさわしい状況になります。
そう、冒頭の地図で開渠区間として水色で描かれていたところがこれ。

Imgp5557

もうアスファルトの舗装がありません。両側こそ石垣やコンクリで護岸処理がされていますが、地面は砂利と土です。

Imgp5556

雑草、残雪、突き出るパイプ。

Imgp5555

ちょっとした廃墟感さえ漂います。

Imgp5551

ずんずん行くと、「橋」に突き当たります。
下は、この川跡を橋(ガードレールの部分)の上から見下ろしたところ。
この高低差自体、やっぱりこれは川跡そのものという感じがします。
そりゃ地図で開渠扱いされるのも尤もでしょう。
ただし、もうすでに水が流れる痕跡はありません。

Imgp5529

橋の上から、さらに「足元」を覗き込んでみます。
もちろん、水が橋をくぐるようなつくりにはなっておらず・・・。

Imgp5523

さて、この橋から先はどうなっているのか・・・

道の向こう側には、さっきとは打って変わって「世田谷区然とした暗渠」(過剰なまでの作りこみをする暗渠w)が続いていました。
ほら、こんなww

  Imgp5525

なんか、小さい頃、お金持ちのお友達の家に遊びにいくと応接間wとかのインテリアがこういう雰囲気だったよなあww

暗渠は奥に奥にと続きます。
まだこのクルマ止めあんのかよw

Imgp5527

暗渠は駒沢中学校にあたったところで消えてしまいます。が、この駒沢中の北、すぐのところには蛇崩川(緑道)。おそらくこれに合流しているのでしょうね。

Imgp5528

プレイパークまで戻って、次の開渠を探しに行きます。
プレイパーク横の谷を西に上がると、駒沢給水塔が見えました。

Imgp5565   

今回の行程はこちら。

より大きな地図で 駒沢緑泉公園からの暗渠 を表示

 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

暗渠ハンター 宇山付近の蓋暗渠の中を覗く!

HONDAさんから「蓋暗渠の付け替えをしてる!」との情報をいただき、さっそく見に行ってきました!

まずは世田谷通りから宇山緑道につながる前の開渠。

Imgp5567_2

うーん、秋よりちょっと水が多いような気もします。

そしてHONDAさんご指摘の工事区間に接近!

Imgp5569

Imgp5583

あ、今日は日曜だから工事の人誰もいないんだ・・・w

よっしゃと思って思い切って、立ち入り禁止区間には入らないように配慮しつつ蓋の下を覗いてみました(カメラで)!

Imgp5582

うわー、美しい!!!きれいな流れ!きれいな護岸!!!

ほんと、蓋する意味ないっすよ!!!
もったいないなあー。

ついでに反対方向、しっかり蓋が閉まってる未工事区間の写真も。
上は蓋暗渠の裏側、下が元の流れです。

Imgp5579

・・・かなりアクロバティックな体制で撮ったので服は汚れるは体痛いわw

でも貴重な瞬間に立ち会えてよかった・・・。

HONDAさんほんとに情報ありがとうございました!!!

| | コメント (5) | トラックバック (0)

暗渠ハンター 北沢川、烏山川のまわり抄録

今回は、北沢川、烏山川の南側あたりをうろうろしてみましょう。

北沢川のちょい南、246方面に向かっての上り坂に向かう手前に、「まんだらけ」の配送センターらしきものが。しかしいまや世界のまんだらけですねー。HPには日本語のほか4ヶ国語で作られてるし・・・。

Imgp5406

このまんだらけの向い側に、台地に上っていく階段があります。

Imgp5417

この階段、よく見ると・・・

Imgp5416

ツートン階段wですね。片方は後から埋めたみたい。坂上からの流路があったのかもしれない!!
と思って上っていくと・・・

車止めキター!暗渠疑惑wがぐっと高まります。

Imgp5408

奥に進んでみましょう。

どうやらここをまっすぐに進んでいく流路と、

Imgp5411

途中で左に曲がって続く流路がある模様。
こちらの曲がっていく流路を追いかけてみましょう。

Imgp5410

程なく右に曲がり、さっきのまっすぐ流路と同じ方向に続いています。

Imgp5415

2車線道路にぶつかり、流れは消えます。
まあこの辺りが台地のいちばん高いところ。
道の向こうには世田谷区役所のデポ、アンドそれに隣接する公園があります。

Imgp5412

ってことで、まんだらけのそばで烏山川に合流するから、これは「まんだらけ支流(仮)」と呼ばせていただくことに私的に決まりww

さて、もうしばらくぶらぶら。
北沢川に戻って遡ると、すぐに烏山川との合流地点にたどり着きます。
今度はこの烏山川の南側、つまり三宿・太子堂あたりの登り斜面をうろついてみます。

しかしこちらはあまりはっきりした支流の流路が確認できません。

あ、へんなカタチの公園だ。

Imgp5427

三宿イチイ公園。イチイというのはもみの木に似た木です。
豊島区の「辻広場」、杉並区の「遊び場」にもちょっと似た感じの、
「ヘタ地を使った公共広場」ですね。

「暗渠さんぽ」のnamaさんが最近「遊び場」の記事をアップされていましたが、ここでのコメントで庵魚堂さんおっしゃるところの「土地の遊び場」でしょうかw

Imgp5426

付近には銭湯、「三宿浴場」がありました。暗渠サインはあるのですが、どうも決め手に欠けますね・・・。

Imgp5419

三宿浴場の前にはこんな、川の蛇行をイメージさせる道路があるのに・・・。

Imgp5420

このあたりをうろうろしていると、さっきのイチイ広場に似た佇まいの「ヘタ地公園」にいくつか出会います。こちらは「えのき」!
樹木シリーズかw さすが世田谷、豊島区の辻広場みたいなポップでファンキーなモチーフ群とは一線を画していますなww

Imgp5425

もういっこありました。
あれ。これは「てんとうむし公園」です。いきなり昆虫かよw
もしかしたら「広場」フォーマットは樹木、「公園」フォーマットは昆虫なのかも・・・?
いえ、特にこの仮説については深追いはしないことにしますww

Imgp5422

なかなか「これぞ暗渠!」には出会えずにいました。
少し離れた三宿1-20-13でやっと見つけたのがこれ。

Imgp5429_2

最近の私好みのモダンアート風ツートン暗渠です。
うん、額に入れて飾りたいww

図らずも、ツートン階段に始まってツートン暗渠で終った短い旅でございました。

より大きな地図で 三宿・太子堂246北側の斜面 を表示

| | コメント (0) | トラックバック (0)

暗渠ハンター 池尻・淡島湯付近の暗渠

池尻、淡島交差点から淡島通りをちょっと東に向かい、二つ目の信号を右に曲がると現れるのが、この天然温泉・淡島湯です。(ちょっと前までは「第二淡島湯」って名前だったと思ったんですが・・・w)

Imgp5383

その横から現れ、北沢川緑道に注ぐ暗渠があります。

Imgp5384

私が暗渠駆け出しの頃、暗渠大先輩のHONDAさんが取り上げてらっしゃいました
今回はここをレポート。

上の蓋暗渠をいちばん上流から下流を眺めると、こんな景色です。

Imgp5386

北沢川緑道の北側は、駒場に繋がる台地。その台地の反対側に空川があります。
駒場に繋がる台地はこの近辺でその西側の崖(または坂)となりますが、その坂の下の谷を東北沢方面から貫いているのが北沢川・溝が谷支流です。
すごい。「溝が谷」ですってw いかにもなネーミングですww

さて、蓋暗渠は淡島湯の前の通りを横切ってその先へと繋がっています。
横切ったあとはマンション敷地の横をほそーく流れています。

Imgp5387

かくっと曲がってまだ続く。

Imgp5388

もう一度、違う道を横切ります。その後正面の建物の間を縫って、まだ続く・・・。

Imgp5391

もうほとんどどなたかの私有地を通っているかの細さですね・・・蓋暗渠復活!

Imgp5393

どんどん続く・・・。ほんとケモノ道みたいな細さです。

Imgp5395

お。やっと普通のアスファルト舗装に。

Imgp5396

今来た蓋暗渠を振り返って見ましょう。
うーん、いい眺め!!! わくわくしますねー

Imgp5398

アスファルトとはいえ、その先も「いかにも」な道が続き、楽しませてくれますw

Imgp5400

かくんと曲がって、公園(もちろん防火水槽仕込みです)の横を通って。

Imgp5401

この公園は北沢川緑道に隣接。
すなわちここで北沢川に合流となります。

Imgp5397

短いけど結構美しくてスリリングな暗渠でした!

より大きな地図で 淡島湯近くの暗渠 を表示

| | コメント (0) | トラックバック (0)

暗渠ハンター 神泉方面の宇田川源流を探る

もう夕方になっていましたが、思い立って井の頭線・神泉に来てみました。

昔・明治の時代。この駅の近くに「弘法湯」というお風呂のレジャーランドがあったそうです。なんでも弘法大師が杖をぐさっと刺したら湧き出た水で、その水には諸々ご利益があったとのこと。これは神の泉である、と。

そしてここからの流れが、
①もうちょい南の旧山手通り・神泉交差点付近からの流れを駅前であわせて、
②さらに北にある鍋島松涛公園の池からの流れをあわせて
宇田川に合流していた、とのこと。

何度も渋谷から神泉を抜けて淡島や駒場に出る道を歩いているのですが、実はきちんとこれらの流路を探してみたりはしていなかったのです。大抵このルートを通るのは早朝か、終電がなくなった後の深夜でしたからw そこでその神泉近辺を確認してみよう、と唐突に思い立ったわけです。

弘法湯の住所はあらかた資料で探っていたので見当がついていたのですが、残念ながら跡形もなくなっておりました。

・・・仕方がない。と、南を走る、旧山手通りから神泉駅に向かって降りてくる流路を探すか、と思って神泉駅の南~西をうろうろしてみます。

しかし、どこにも流路はないなあ・・・。古地図で調べたところによると、現在道路になっていないところも過激に突っ切っているみたいだし・・・
というわけで結構迷いました。
このあたりは細い谷になっているところがあり、おそらくそこが流路なのでしょうけど、なにしろ道になっていないのでなかなか近づけません・・・。

流路と思しき地点にある駐車場スペースの壁。

Imgp5431

ちょっとした谷地にこの駐車場は作られています。この壁もなんか怪しいですねー。
と無理やり思い込んで自分を鼓舞しながら歩きます。

ちょっと想定流路とは外れてしまいますが、暗渠サインのひとつである氷室もみっけ!

Imgp5433

しかし全然決定打に欠けるまま、旧山手通り・神泉交差点まで来てしまいました。
うーん。わかんねっす。

途方に暮れつつ、神泉交差点の東側ブロックに迷い込みます。
すると大きな駐車場・・・。この下を流れていたのかも知れないよなー・・・なんてぼんやり考えながら過ぎ去ろうとすると・・・・

Imgp5434

なんと!!!この駐車場のすぐ隣にあるじゃないですか!!!!!
これは間違いあるまい!方向的にも神泉交差点につながりそうです!

Imgp5436

というわけで、駐車場を過ぎさらにビルの隙間を通って旧山手通りに出ました。下調べした流路の通りです!うわぁ、こんなカタチで残っていたんだ!!!!
旧山手通りに出てから、今来た流路を振り返って撮ったのがこれ。

Imgp5437

ここがこの流れの最先端!

・・・ここは至近距離で三田用水の流れがあります。そことくっついていたかどうか、はちょっと現時点ではわかりません。調べてみます。

しかしなあ。この前なんか何十回も通ってるのになあ;;;;;。なんで今まで気付かなかったんでしょう。
ちなみにここは、「おしゃれ立飲み」である筋には有名な「Buchi」のすぐ横です。

Imgp5438

うれしくて一杯やっていきたいところでしたが、この後予定があるのでここはガマンw
こんど来て、この暗渠見ながらスパークリングワインでも飲ったろww

この後神泉駅まで慎重にもどりましたが、さきの流路以外はほとんど痕跡は見つかりません。

道なき流路を通って神泉の駅前で弘法湯からの流れと合流するはずなので、せめて駅前に何か痕跡がのこってるといいんだが・・・と思いつつ駅に近づいていくと。
左手に大きなマンション。大きな半地下スペースがあって、ここが駐車場に使われているようでした。
・・・ん?半地下???

Imgp5444

中央の階段の右手から、谷底に下りられる模様。
近づいてみます。

Imgp5445

進んでみましょう・・・うお!!!
谷底です!しかもこれ、神泉駅までのショートカットになってる!!!!

Imgp5446 Imgp5442

上の写真の右側、タテに延びているのが駅前までのショートカット通路です。
そして左一帯は谷底に作られた駐車場スペース!!!
こんな道があったのかーーーー!

ちなみにこの通路の反対側・上流側はこんな感じ。
暗くて見えづらいですが、暗渠となって上流に繋がっているのですね!

Imgp5443

ここを通って駅前に出てきました。
しならなかったなあーこんな通路があったなんて・・・。
コンビニの向こうが神泉駅です。

Imgp5450

ん?コンビニの手前になんか石柱が立ってますね・・・。
これも今まで気付きませんでしたが・・・

なんか書いてあります。

Imgp5448

「弘法大師 右 神泉湯江」ですと!!!

Imgp5449_2

弘法湯(神泉湯)への案内表示柱、が今でも残っています!
たしかに、この右(コンビニの横)の坂を上がっていくと、かつて神泉湯があったところに・・・。あー、これも今までずっと見逃していたんだorz

ま、思いつきで突然行った割には大きな収穫でした;;。

赤が今回確認した流路、水色はたぶん弘法湯(神泉湯)からあったはずの流路です。

より大きな地図で 神泉から宇田川へ 1 を表示

| | コメント (7) | トラックバック (0)

暗渠ハンター とつぜんの獲物・東松原から井の頭線につながる暗渠

先日のトピックでは「おしくらマンホール」について書きましたが、今日はその物件があった暗渠について書きます。

環7の「羽根木」交差点から井の頭線東松原駅にナナメに抜ける道があるのですが、そのちょうどまんなかへんから、南に向かって延びる暗渠がありました。

住所でいうと羽根木1丁目。
環7・新代田の北はちょっとした台地になっており、そこから西側に向けては谷になっています。その谷筋を南下している暗渠ですね。

入っていくと、さっそくこんな護岸(?)が!
こりゃ一気にヒートアッーーープ!!!

Imgp5324

いいですねー。ちょっと入口のほうを振り返ってみます。

Imgp5325

この日はまさか暗渠を歩くとは思わなかったので、下調べは皆無。
しかしこういうときこそ初心の、
「いったいどこまで続くんだろう」「なにが現れるんだろう」的な
どきどき感を思い出させてくれます。
下調べしていく暗渠もいいけど、
不意にこんな獲物に遭遇するのもたまらなくいいなあ・・・。
などと考えては頬を紅潮させつつ進んでいきます。

Imgp5327

うーん、左(東)側の崖が牙を剥くようにw切り立ってきましたねー。

Imgp5329

崖上からこの暗渠に降りる階段もありました。
左の暗いところはいま来た暗渠です。振り返って撮りました。

Imgp5333

お。棒状車止めの向こうは行き止まり・・・
井の頭線の線路ですね。

Imgp5338

ここがその、井の頭線線路にぶち当たるところです。

Imgp5341
うーん、この金網の向こうになんか流路でもないかな・・・
果たして。ありました。四角い口をぽっかり開けています。

Imgp5343

これは線路に並行して東(新代田方面)から流れてくる流路でした。
地形から推察すると、今来た暗渠はここでこの井の頭線に並行する流れをあわせて線路の向こうに繋がっているようです。

Imgp5344

しかし残念ながら今日は違う目的があるので、線路の向こうで待っているであろう暗渠まではリーチできませんでした。
うーん、心残りですが仕方なし・・・。

Imgp5345

あとで梅が丘図書館で調べた「昔の代田」によれば、
和田掘給水所の南にある羽根木神社に湧水があり、
それが東松原を通って羽根木公園の西を流れ、
梅が丘駅の南から北沢川に合流していた、
ということです。残念ながら正確な流路はこの資料から読み取れませんが
(印刷が粗くって判別不能;)、

もしかしたらここは羽根木神社の湧水を北沢川に運んでいた川だった、のかも知れません。

北沢川に注ぐ途中の羽根木公園では、もう梅が咲きはじめていました。

Imgp5357

より大きな地図で 東松原から井の頭線に続く暗渠 を表示

| | コメント (0) | トラックバック (0)

暗渠ハンター 東松原でみつけた「おしくらマンホール」

以前、目黒区原町の暗渠でみつけた「おしくらマンホール」(暗渠仲間のnamaさん命名)。

おしくらマンホールとは、
マンホールどうしが異常にくっつきあってお互いの外郭を侵食し合っている形状のものを言います。
めがねみたいに二つ並んでるマンホールマンホールは暗渠上で結構見かけるんですが、この「侵食しあってる」のがなかなか見つからないんですねー。

先日偶然道を歩いていたら暗渠の入口を見つけて、ちょっと入ってみたら見つけちゃいました!

Imgp5322

Imgp5323

やった!
なんかいいコトある!!!・・・のかw?

より大きな地図で 東松原から井の頭線に続く暗渠 を表示

| | コメント (4) | トラックバック (0)

« 2010年1月 | トップページ | 2010年3月 »